メインログ | 雑談

GM:PC1:氷室 錬
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GM:PC2:姫都 幹久
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GM:PC3:喜多川 美知留
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PC紹介

GM:早速スピーディーに自己紹介から参りましょう!
GM:各自5分以内目処で!
GM:まずはPC1氷室さんから!!
氷室錬:了解。
氷室錬:「…飛天セル量産体、シリアルコード”LーEN?417”。人の名前は、氷室錬」
氷室錬:「いっておくけれど。シリアルで呼んだ場合、扱いは今後酷いものにするわ」
氷室錬:飛天セル残党がなんか拾ってたリーダーコピー型の量産体です。
氷室錬:で、当然碌でもない扱いされたんで逃げました。
氷室錬:名前をくれた姉は死に!そして今はホームレスでこのざまよ!!
GM:OPから壮絶なろくでもなさで行く予定なので
GM:お楽しみに!
氷室錬:くそっ、あいつら全員隕石振って死ねばいいのに。
氷室錬:データ的には、光学迷彩と夜の小鳥による、DTさん考案のノーコスト隠密の劣化版
氷室錬:トラッパーとデスストーカーと死神で射撃殺します。
氷室錬:あと、だれか真っ当な主がいたらなあって思ってるので
氷室錬:ミミーシャさんのメイドか執事ポジになりたいです。
氷室錬:あとまあ、夜の小鳥のデメリットがありますね?まあそういうことだ。
GM:直球!
GM:こんなのが主でいいのか…?
氷室錬:ミミ様好きだよ!!
氷室錬:以上。
GM:では次!
GM:PC2、おなじみ姫都くん!!
姫都幹久:はい!
姫都幹久:ええ、コーポなみかぜ在住、UGNイリーガルの姫都幹久です。改めて、ミミーシャさんと同居中。
姫都幹久:なんかいろいろありましたけど……まあ、この夏は旅行あたって皆なと思いでも作れたし、いい人ともたくさん会えたし、良かったかな……
姫都幹久:とかいうところです。女運がかなりおかしい普通の高校生。攻撃能力なし、死ににくいだけが取り柄です。
GM:タフって言葉は姫都のためにある
姫都幹久:触媒持ちでぼんやり支援入れます。きょうはがんばりますよ。なんかまた大事になりそうですけど!
GM:コモドドラゴンを放てっ
姫都幹久:!?
GM:今回も例のごとくトラブルだ!!
姫都幹久:やれることやりますよ! 全力で!
GM:いつもの如くに!
GM:よろしくおねがいします!では次!
GM:PC3喜多川さんどうぞ!
喜多川未知留:きたがわ みちる 第2地区の魔境コーポなみかぜに生息する7人の姫都ヒロインの一人。もっと多い?まあ一人。身長145cm、体重34kg。そして22歳!
喜多川未知留:アルビノ、自己肯定感が低い、臆病、寂しがり屋、大人ぶる。そんな感じの難儀な生物。
喜多川未知留:長い入院生活の間に、スタントマンの叔父が持ち込んだアクション映画や特撮ばかり見てヒーロー好きになったし、責任感だけは一端のものだ。
喜多川未知留(偽):能力は光を操ることで、身にまとった小型自作ドローンを介して行使可能!《天使の外套》で日常的に色黒高身長女性へ擬態してる。こんな風にね!
喜多川未知留(偽):ちなみにドローンは自分で作った。アレよ、ピーターがクモ糸射出機を作ったぞ!とか言い出すようなノリで。作れたんです。
喜多川未知留:データ的にはピュアエンハイ。フォールンスプライトで判定支援したり、《黒き明かり》で達成値を後出しで減らせる。《マスヴィジョン》があるので、クライマックスではそこそこの火力です。
喜多川未知留:最近姫都くんへの感情は恋だね!初恋!と自覚したけど、自分より優先すべき娘がいる&増えそうなのは相変わらず。
喜多川未知留:コミュLVを上げても良いし、しばらく寝かせても良い。お好きにどうぞだ!
喜多川未知留:以上です!
GM:オーケー!今回こそ頼りになれ!!

OP:氷室錬

GM:では早速参りましょう、PC1のOPから!
氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:34->37)
GM:---
GM:???
GM:N市のどこか
GM:---
GM:君には一人の姉と、一人の父親がいる。
GM:母親はいない。
GM:オーヴァードだらけのこの町の片隅で、君たち家族三人は
GM:様々な組織や個人から能力で盗みを働き、僅かな金を稼いで暮らしていた。
GM:貧しいながらも家族は優しく、
氷室笙:「お前たちをにもっといい暮らしをさせてやれなくてすまない」
氷室笙:というのが父親の口癖だった。
氷室錬:その日暮らしで、食べ物や服に困ることだって、よくあったけれど。
氷室錬:気にしていないと、ねえさまとふたりして言ってあげたものだった。
GM:……しかし、その日常は
GM:本当になんの前触れもなく崩れ落ちた。
GM:今、君の目の前には信じがたい光景が広がっている。
氷室銘:「…………。」
氷室銘:「か……は……」
氷室錬:「……………ぇ」
氷室銘:血溜まりの中で
氷室銘:君と同じ顔をした姉がぐったりと倒れ込んでいる。
氷室笙:ぽたり、ぽたり。
氷室笙:無表情な父親の手には、ナイフが握られている。
氷室錬:「………ねえ、さま?とうさま?え、え」
氷室錬:呆然と。優しかった父の凶行を見ている。
氷室笙:「ああ、錬……」
氷室笙:「参ったな。本当に参った」
氷室笙:「こんなのどう処分すればいいんだ」
氷室笙:「家を変えないといけないかもしれない。荷物をまとめないと」
氷室錬:「ねえさま。ねえさま!やだ…!」必死に傷口を抑える。
氷室銘:「うぐっ……ごほっ……」
氷室銘:ただ夥しい血が君の指の間から流れ落ち
氷室銘:体温は消えていく。
氷室錬:その感触が、余りにも恐ろしい。
氷室錬:「やめて」
氷室錬:「ねえさま!目を開けて!」
氷室錬:「銘ねえさま!!」
氷室錬:「救急車…救急車を呼べば…」混乱している。
氷室笙:「救急車なんていらない」
氷室笙:「錬、落ち着いて聞いてくれ。大丈夫だ錬」
氷室笙:「それはお前の姉さんじゃなかったんだ」
氷室錬:その言葉に、呆然と父の方を向く。
氷室錬:「とうさま。とうさま!怪我をしてるのよ…!どうして」
氷室笙:君の肩に、そっと手を置く
氷室笙:「……指を、切ったんだ」
氷室笙:「割れたガラスの先で、指を」
氷室錬:銘ねえさまの指を見る。
氷室銘:微かに曲がったその指先に、小さなキズがある。
氷室錬:「………………」
氷室錬:「……なに、いってるの」
氷室笙:「そんな事、彼女はしない。絶対にしない。あり得ない」
氷室笙:君の父は震えている
氷室笙:その表情は、今まで見たことのない
氷室笙:深い怒りだ。
氷室錬:「………」呆然と。姉の傷を抑えながら、指を血に濡らしながら。
氷室錬:その顔を見上げている。
氷室笙:「我慢してきたんだ。これまでも、これまでもずっと。お前たちの面倒を見ながら」
氷室笙:「俺は我慢してきた……こいつは!それを!!」
氷室笙:ドスッ!!
氷室笙:立ち上がって、銘の体を蹴り飛ばす
氷室錬:「………」
氷室笙:「なんで!!こんなに!!醜いんだ!!!」
氷室笙:ドスッ ドスッドスッ!!
氷室笙:「醜い醜い醜い醜い!!あの人と同じ顔なのに、体なのに!!」
氷室笙:「どうしてそんなに醜い所作でいられる!!??おぞましいゴミクズがっ!!」
氷室錬:「………て」
氷室錬:「………めて」
氷室錬:「やめて…!そんなこと言わないで!!」
氷室錬:銘ねえさまは。
氷室錬:わたしに、名前をくれた。色々なことを教えてくれた。
氷室錬:「…………止めてぇ!!」
氷室錬:父を突き飛ばそうとする。
氷室笙:ガッ!!
氷室笙:目も向けず、君の首筋を片手で掴む。
氷室錬:「ァ、……ぐ……」
氷室錬:「や、めて………ねえさまに、ひどいこと、しないで……」涙を零している。
氷室笙:「錬?どうしたんだ?」
氷室笙:「泣きそうで、混乱して、途方に暮れたみたいな」
氷室笙:「あの人は」
氷室笙:「そんな顔、しないはずだ」
氷室錬:――ああ。
氷室錬:盗みに入った時。それが誰かに知られたとき。
氷室錬:その時の、失望の眼。汚らわしいものと、蔑む眼。
氷室錬:この人の眼は、それだ。
氷室笙:メキメキメキメキッ
氷室笙:首にかかる力が強くなっていく。
氷室笙:君の意識も遠のいていく。
氷室錬:「………ぁ、」呆然としてそのまま。
GM:渦のような混乱の中で
GM:全てを手放そうとしたその時。
氷室銘:ば しゅ っ
氷室銘:肘の辺りから、氷室笙の腕を切断する。
氷室笙:「……!」
氷室笙:君の体が自由になる。
氷室錬:「………ねえさま!」よかった。無事だったんだと。目を輝かせて。
氷室錬:息を何とか取り戻して。姉に駆け寄る。
氷室銘:「れ……ん……錬」
氷室銘:「逃げて……早く……!!」
氷室錬:「ねえさま。ねえさまもよ!一緒に…!」
氷室銘:腕を振るって、君を窓の方に
氷室銘:「大丈夫……追いつくから……」
氷室銘:「ごほ……がっ……」
氷室銘:「錬!!」
氷室銘:君の目を見て、それだけ叫ぶ。
氷室錬:「ダメよ!放っておけない…!ねえさま!」
氷室錬:いっつもそうだ。
氷室錬:このひとは。何時も――わたしのことを考えて。
氷室錬:「嫌……!嫌よ!ねえさまと離れるのは。それだけは――!」
GM:ガラス窓の先に、小さな庭。
GM:君と姉がいつも遊んでいた場所が広がっている。
氷室錬:無邪気に、ふたりでいるときだけは。
氷室錬:何も想わずに、ただ安らいでいられた。
氷室笙:ぶちゅ ぐちゅ ぐちゅ
氷室笙:片腕はすでに癒合されつつある。
氷室笙:怒りに震える瞳が、君たちを捉えている。
氷室錬:「――ねえさま!」手を伸ばす。
氷室錬:お願いだから。
氷室錬:この手を取って。わたしと一緒にいて。
氷室錬:「錬を、独りにしないで…!」
氷室銘:……その手を掴んで
氷室銘:ぐおん。倒れたまま転がるように、遠心力を乗せて
氷室銘:君を投げ飛ばす。致命傷を負った人間のものとは思えない膂力。
氷室錬:「――銘ねえさま!!」遠心力で、指が離れていく。
氷室錬:くしゃりと顔が泣きそうに歪む。
氷室錬:知っていた。このひとは、そうするひとだ。
GM:天地が逆転し、背中がガラスを割る感覚がある。
GM:粉砕の音は、一拍遅れて。
氷室錬:それでも、その少女の背中だけをずっと見続けようとして。
氷室銘:君の方を見て
氷室銘:君に微笑む。
氷室銘:『ごめんね』
氷室銘:唇の動きだけが見えて、そして――
氷室錬:「――――ばか!絶対に…絶対に」
氷室錬:「一緒にいるって、言ったのに…………!」
氷室笙:どぐしゃっ!!
氷室笙:その頭蓋を叩き潰す。
氷室錬:ぼろぼろと涙が零れる。
氷室錬:泣いて。身体はガラス片で切り傷だらけ。
氷室錬:それでも。
氷室錬:立ち上がる。這うように、それからゆっくりと速度を上げて。
氷室錬:その、かつての暖かさがあって、無惨に割れたその場所から。
氷室錬:たった独りで、少女は逃げ出した。
GM:---
GM:OP終了。ロイス取得が可能です。
氷室錬:固定ロイスの、姉の名前を確定させます。
氷室錬:姉:氷室銘:慕情/後悔〇へ。
氷室錬:そして、仇:氷室笙 〇憎悪/憧憬へ。
氷室錬:以上。

OP:喜多川美知留

GM:では次のシーンは…
GM:喜多川さんのOPへ!
GM:侵蝕どうぞ!
喜多川未知留:36+1d10
DoubleCross : (36+1D10) → 36+3[3] → 39

GM:---
GM:第2地区・廃墟
GM:---
GM:夕暮れ時、君はとある取引のため
GM:この町外れの廃墟へとやってきていた。
喜多川未知留(偽):身長は175cmほどで短い黒髪、黒瞳、黒い肌。緊張感のある面持ち。つまりは仕事の顔。"オズサイト"の姿。
GM:情報の取引相手曰く、君の知る事実を少し確認したいだけ、との事で
GM:報酬はかなり羽振りがいい。
GM:とはいえ、簡単に思える依頼ほど裏があるもの、特にこの町では。
GM:警戒の度合いは、キミ次第だ。
氷室笙:「……あなたが、オズサイトですか?」
氷室笙:現れたのは、清潔感のある優しげな男。
氷室笙:家庭を重んじる中小企業のサラリーマンといった風情だ。
喜多川未知留:(周囲には既に"イエローブリック"を張り巡らせている。自己欺瞞・武装、共に先日の経験を生かして修正済み)
喜多川未知留:(見せかけなんか参考になりはしない。場所も安上がりな防諜か、こんな所までやってきてるんだ)
喜多川未知留:(いつでも、対応できるようにしないとね……久しぶりに一人だと、ちょっと不安だな)
喜多川未知留(偽):「ええ。フリーランス、"金緑眼鏡"です。あなたが……」
氷室笙:「よろしくおねがいします。私は……そうですね」
氷室笙:「”黒欧泊”(ブラックトパーズ)、とでもしておきましょう」
”黒欧泊”:「あなたにお願いしたいのは、依頼というほど大仰なことでもなく」
”黒欧泊”:「……ある『確認』を、お願いしたいのです」
喜多川未知留(偽):「確認」視線をまっすぐ返す。同時にあらゆる角度から観察する。
”黒欧泊”:「先ごろ、貴方はUGNと共に『変成王』というジャームを打倒したとか」
”黒欧泊”:「……その折に、UGNへ『回収物』があったと聞き及んでいます」
”黒欧泊”:「恐らくですが、それは」
”黒欧泊”:「人間の形をしていたはず」
”黒欧泊”:「今、どこにいますか。それは」
喜多川未知留(偽):「……ふむ。果たして私の力を必要としているのか、いささか自信が無くなってくる情報力ですね」
”黒欧泊”:「とんでもない!全て貴方が成し遂げた功績あってのことです!」
”黒欧泊”:「そして『変成王』については」
”黒欧泊”:「私も以前から調べていましたので。事態の結果を知れたというだけのこと。ほとんど偶然です」
喜多川未知留(偽):「そう褒められては調子に乗ってしまいますね」照れくさそうに笑みを浮かべる。
喜多川未知留:(なるほどなるほど?)
喜多川未知留:(この人は、あれだ。黒欧泊っていうのはつまり……)
喜多川未知留:(ざ、変成王の同類では……?)
喜多川未知留:(事後調査によると、変成王以外にもああいうアプローチをしてる連中が居て)
喜多川未知留:(横殴りにしてデータとか奪取してたじゃん……こいつも同じ穴の貉では……あわわ)
喜多川未知留:中身はこの通り、若干の恐慌状態に至っていた。
”黒欧泊”:「どうか、教えて下さい」
”黒欧泊”:深々と頭を下げる
”黒欧泊”:「報酬はお支払いします。彼女の行方を、どうか……」
”黒欧泊”:その目には、涙が潤んでいる。
喜多川未知留(偽):「……"オズサイト"、子どもを家に帰す者を名乗るぼくとして、あなたの依頼に応えましょう」
”黒欧泊”:「本当ですか!」
”黒欧泊”:「今彼女はどうしていますか!?」
喜多川未知留(偽):「まず、彼女とは私も、あれ以来会えておりません」
喜多川未知留(偽):「故に現在どのような状況にあるかをお答えすることはできません」申し訳なさそうに伏し目がち。
”黒欧泊”:「……」
”黒欧泊”:顔を上げる。無表情。
”黒欧泊”:「……はあ」
”黒欧泊”:「嘘は、やめてくださいね」
”黒欧泊”:「少なくとも貴方は『それ』に接触している」
”黒欧泊”:「明確に分からなくても、見当くらいは付くはずだ」
”黒欧泊”:「覚え、程度でいいんです。話してくれませんか?」
喜多川未知留(偽):「はあ、ぼくは誠実に対応しているつもりですが」目の前の相手に対してではないが。
”黒欧泊”:「……彼女を現状保護している、組織、もしくは」
”黒欧泊”:「『個人』に」
”黒欧泊”:「覚え、本当にないですか?」
”黒欧泊”:目の奥に、微かな苛立ち、そして
”黒欧泊”:それを超えた『殺意』の影が浮かんでいる。
喜多川未知留:(うわあ見覚えがある)
喜多川未知留:(こういうの、この前も見たよね、うん)
喜多川未知留:(この、別のものを見てる狂人の目、本当にそっくりだよね)
喜多川未知留:(あるいは、同じものを見ているから、なのかな)詳しくは知らないが、何かに憧れる気持ちはわかる。断じて一緒のものではないが
”黒欧泊”:「どうか……しましたか?」
”黒欧泊”:「黙り込まないでくれませんか?」
”黒欧泊”:「ねえ、”喜多川未知留”さん」
”黒欧泊”:「聞いてますか?ねえ?」
”黒欧泊”:もはや殺意を隠そうともしない。
”黒欧泊”:既に『交渉』ではなく、『恫喝』の段階へと移っている。
喜多川未知留(偽):「ええ、もちろん」
喜多川未知留(偽):「しっかり見てますし、聞いています」
喜多川未知留(偽):「実際にお会いしていれば、殺気も肌で感じ取れたかと思いますね」
喜多川未知留(偽):「何しろ映像と音声しか来ないもので」
”黒欧泊”:「お前の首には手がかかっている」
”黒欧泊”:「逃げられないぞ」
”黒欧泊”:「答える以外には」
”黒欧泊”:「言え。『子供』の名前を」
喜多川未知留(偽):「断ります」
喜多川未知留(偽):「あなたの用意した答えに、乗るつもりはありません」
”黒欧泊”:「何故だ」
喜多川未知留(偽):「オズサイト、子どもを行くべき所へ送る者と名乗るぼくだからだ」
”黒欧泊”:「……はは、は」
”黒欧泊”:「渾名などという下らないものに拘った事」
”黒欧泊”:「後悔するぞ」
GM:グシャッ!!
GM:破壊音。そして映像が途切れる。
GM:---
GM:第2地区・コーポなみかぜ
GM:---
喜多川未知留:「死ぬ,,,ぼく、今度こそ死ぬ……」白髪、赫瞳、青ざめた肌。
喜多川未知留:惨めったらしい呻き声を上げながら、無地のベッドにて頭を抱える矮躯の少女。
喜多川未知留:「何が子どもを導くだよ10年前に考えた名前のネタをこれ見よがしに引っ張り出して……」
喜多川未知留:「辛い……」
喜多川未知留:あー、とかうー、とか喉を鳴らしてしばらく身もだえしている。
喜多川未知留:「……でもまあ、うん」
喜多川未知留:「鷺谷くんとかじゃなく、ぼくに来たならそれも良し、うん」
喜多川未知留:「多分ぼくが舐められてるってことだけど、まあプライドとか無いしね」
喜多川未知留:「UGNから距離を置いてる脇の甘い情報屋、ちょろそうだもんね」
喜多川未知留:「うー、よし」気持ちを切り替える。既にドローン群は帰還済み、あるいは地区内でスリープ状態。
喜多川未知留:つまりぼくはともかく、"オズサイト"は万全の状態。いつでも動ける。
喜多川未知留:「……とくれば次は、うん。ぼくの身の回りだよね」
喜多川未知留:ちょっと前のぼくなら、何も言わずにさっさととんずらこいて、そのまま追い詰められて叩き殺されてたところだろうけど
喜多川未知留:「非常に気は進まないけど、ここはちゃんと説明して、うん。頼らせてもらおうかな」
喜多川未知留:「愛音さんあたりには怒られるかもしれないけど、ね……」
GM:---
GM:シーン終了。ロイス取得が可能です。
喜多川未知留:狂人:黒欧泊/P立ち向かう〇:N投げ出したい これで取得します。
GM:かっこいい~~~

OP:氷室錬2

GM:では次のシーンへ!姫都くん……ではなく!!
GM:もう一丁氷室さん!参りましょう!!
氷室錬:なにっ
氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:37->43)
GM:---
GM:第2地区・路地裏
GM:---
GM:……『あの日』。全てが崩れ去った日から数日。
GM:君は追われていた。
屍犬:「がうふ!ぐぁ!!」
屍犬:氷室笙が能力で操る野良犬の死体が、獰猛に君に迫る。
氷室錬:ただ。ただ、走り。息を顰め。
氷室錬:「……この」
氷室錬:手には硝子の破片。あのときに拾ったもの。
氷室錬:「……うざったい」この程度で。わたしが殺せると思ってはいないだろう。
氷室錬:埋め込まれた遺産の効果を起動する。
氷室錬:コンボ:アレキサンダーの暗帯。
氷室錬:ふつりと。
氷室錬:犬の認識から、氷室錬が消える。
氷室錬:そうして、見失った首筋に、ガラスの破片を叩き込んだ。
屍犬:「げ……ぼ……」
屍犬:屍体は動かなくなる。
GM:君は知っている。この能力で操られる父の「従者」。出力はそう高くはない。
GM:しかしどこまでも追ってくる。標的を仕留めるまで。
氷室錬:「……面倒だな」ぼそりとつぶやく。
氷室錬:口調も、前の無邪気なものから掠れたものに。
氷室錬:そのまま見向きもせず、またふつりと焼失し。
氷室錬:なんども消失を繰り返しながら、警戒しつつ歩いていく。
GM:では歩きだそうとしたその時
GM:かちり。
GM:背後から引き金を起こすような音。
氷室錬:消失。
氷室錬:その音から、遮蔽のところに再出現するように。
GM:では完全に姿を消すよりも早く
GM:ドッ ゴォオッ!!
GM:爆風が君を吹き飛ばし、路地裏から弾き出す!
GM:屍骸に爆弾が仕込まれていた。
氷室錬:「……がっ」
氷室錬:ごろごろと転がって受け流し、なんとか立ち上がってそちらを。
氷室錬:「くそ……」そんな金があるなら。
氷室錬:どうして。ねえさまとわたしに…
???:「おーおーおー」
???:君をビルの上から見下ろす者がいる。
???:「思ったより可愛いじゃんかよぉ!もったいねえなあ」
???:「ぶち殺しちまうなんて!げははは!!」
氷室錬:「……誰?」
氷室錬:「今、忙しいの。用事なら後にして」
氷室錬:顔を顰める。姉と歩くと、いつもこういう手合いに絡まれたものだ。
???:側頭部に剃り込みを入れた、金髪の男が
???:長大な機関銃を担いでニヤついている。
???:「確か姉だか妹だかもいたんだろ?」
???:「ああもったいねえもったいねぇ!まとめてぽっくり死んじまうなんてもったいねぇ!げはははははは!!」
氷室錬:「ねえ」
氷室錬:「あんまりうるさいと、黙らせたくなるわ。止めてもらえる」
???:「おおっははは!言うね言うね!」
???:「……黙らせて見てくれよ」
???:挑発的に舌なめずりする。
氷室錬:手には硝子の破片だけ。
氷室錬:「じゃあ、やってみましょうか」ゆっくりとその硝子を構える。
氷室錬:だが。
氷室錬:十分だ。だってわたしは、氷室銘の妹なのだ。
GM:君の体力は、限界へと近づいている。
GM:感じるのは、死の気配。
氷室錬:それがどうした。
氷室錬:姉を笑うようなものは。
氷室錬:ここで死のうが、
氷室錬:殺してやる。
氷室錬:冷静さが保てていない自覚はある。
氷室錬:それでも。
氷室錬:あの日々を。あの、自分のことを最後まで守ってくれた姉のことを。
氷室錬:嗤われている気がして、もう。我慢の限界だった。
氷室錬:ふつり。
氷室錬:対手の認識から、氷室錬が消える。
???:「……」
???:銃を構え、一呼吸。
???:ガ ン!!
氷室錬:遮蔽を取りながら間合いを詰めようとして。
GM:響いた銃声は一発、そして
GM:君の脚は、弾丸で貫かれる。
GM:激痛。血が吹き出し、立ち上がる事が出来ない。
氷室錬:「……っ」
氷室錬:物理的に立てず、膝が居れる。
氷室錬:「くそ……」
氷室錬:脚の力は使えない――
氷室錬:投擲で届くか。
???:「根性見せたなあ、ええ?」
???:「……冥土の土産に教えてやるよ」
???:「俺は”デュシーカ”」
”デュシーカ”:「てめーの頭を弾き飛ばしたのは、この俺だ!クソガキ!」
”デュシーカ”:ジャキン!!
”デュシーカ”:照準が君の眉間へと向けられる。
氷室錬:「――そう。わたしは、氷室錬よ」
氷室錬:「クソガキなんて名前じゃない。ようく」
氷室錬:「憶えておきなさい、このすかぽんたん」
”デュシーカ”:「……ヒュゥ」
”デュシーカ”:にたりと笑って、指がトリガーにかかる。
氷室錬:痛みはある。
氷室錬:だが、これで相手が此方に近づく動きでも見せれば――投擲で殺すつもりだった。
氷室錬:「チッ」
氷室錬:ここまでか。
氷室錬:「……ごめんなさい。銘ねえさま」
氷室錬:貴方が、助けてくれたのに。
GM:その時。
GM:君の視界の端、建物と建物の間から
GM:ふわり、と何かが舞い込んでくる。
氷室錬:「――?」
GM:それは赤くルビーのような輝きを放ち、忙しなく羽ばたいている。
GM:蝶……ではない。
氷室錬:「……なにあれ」
GM:掌ほどの大きさしかないが、そのフォルムは、確かに
GM:コウモリだ。
”デュシーカ”:「ああ?」
”デュシーカ”:目を向けた瞬間。
GM: カ ッ  
GM:赤い閃光が、男の目の前で炸裂する!!
氷室錬:ぽかんと目を見開いて。
GM:強烈な光で、空間が満たされ
GM:ぐおん!!
GM:君の体は、何かに持ち上げられるように
GM:急上昇する!!
氷室錬:「ぇ、え、ええ?」
氷室錬:困惑。
氷室錬:まるで意味が分からなくて。
GM:……どさり。
GM:ビルの屋上。君は着地する。
GM:ばさばさばさっ。
GM:けたたましい羽音、君を掴んでいたものが、離れていく。
GM:それはさっきのものよりも数倍大きい真紅の蝙蝠だ。
氷室錬:その光景を見詰めている。
氷室錬:脚から血を流したまま、呆然と。
???:「……裏通りが喧しいと思ってきてみれば」
???:「一体何がなんなんですの、このザマは」
???:しゅるり、と掌にコウモリが吸い込まれていく。
氷室錬:「――――!」
氷室錬:ぽかんと口を開けたまま。その人のことを見詰めて。
???:青白い髪の色をした、西洋人形のように見目麗しい少女だ。
???:ルビーのように、紅く煌めく瞳をしている。
氷室錬:見たこともないもの。
氷室錬:――いままで、生きてきて。
氷室錬:いちばん、きれいなものをみた。
???:「ぼさっと!しない!」
???:「名前くらい、ありませんの!?名乗りなさいな!」
氷室錬:「あ、え………」
氷室錬:「わた、わたし、は」
氷室錬:「氷室、氷室錬です…」
氷室錬:その少女の姿に、見惚れたままなんとか答える。
???:「ふぅん。では、錬」
???:「わたくしはミミーシャ・アイゼンベルグ・エルン・オルタ―レ」
ミミーシャ:「誇り高き吸血貴族です」
氷室錬:「は、はい」
氷室錬:その異国情緒に溢れた長い名前も。彼女がそう名乗るなら、どうしようもなく似合っている。
ミミーシャ:「嫌いなものは、生臭い料理と」
ミミーシャ:「諦め顔の阿呆です」
ミミーシャ:「……覚えておきなさいな?」
GM:---
GM:シーン終了。ロイス取得が可能です。
氷室錬:ミミ様ーー!!
氷室錬:こんなの取るしかないでしょ!!!!
氷室錬:”きれいなもの”ミミーシャ・アイゼンベルグ・エルン・オルターレ 〇いちばんきれい/なんで嫌いなもの急にいったんだろう で。
GM:www
氷室錬:Nこれくらいしか思いつかないじゃん!!!

OP:姫都幹久

GM:では続いていよいよ
GM:姫都くんのOPへ!ヒーローは遅れてやってくる!
GM:侵食どうぞ!
姫都幹久:1d10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 10[10]+38 → 48

GM:---
GM:第2地区・コーポなみかぜ
GM:XX号室
GM:---
アリサ・ブラックモア:「よっしゃーーーー」
アリサ・ブラックモア:「こいつでコールだ!!ひゃははははーっ!!」
アリサ・ブラックモア:手元のカードを開く。
アリサ・ブラックモア:「キングのフォーカード、んでまたアタシ様の勝ち!!」
アリサ・ブラックモア:「いやーーー4回連続フォーカードとか」
アリサ・ブラックモア:「今日メチャクチャついてんなぁ~~恐ろしい偶然だぜ!!」
姫都幹久:「見抜けないほうが悪いっていってもそりゃないだろお前!?」
アリサ・ブラックモア:「み……ぬく……?」
アリサ・ブラックモア:「ちょっと何言ってるのかわからないですね」
姫都幹久:「どっから出したその眼鏡」
アリサ・ブラックモア:わしゃわしゃと君から巻き上げた千円札をかき集め
アリサ・ブラックモア:ホクホク顔で数えている。
アリサ・ブラックモア:「ひーふーみーよ……でへへへへ」
姫都幹久:「はー……ったく。いいけどな。もうバス停で寝てるなよ?」
アリサ・ブラックモア:「わーってるわーってるって。いやーお優しいよなあ姫都クンは~~」
姫都幹久:「お前そう思うならもう少しなあ!」
アリサ・ブラックモア:「な、チュ~してやろうか?チュ~~」
アリサ・ブラックモア:無視してグイグイのしかかってくる
姫都幹久:「い・ら・な・い・よ!」顔面抑えてぐいぐい押しかえす。
アリサ・ブラックモア:「なんだよ遠慮すんなよぉ!今更童貞ぶってんじゃねーぞこの性欲魔神!」
姫都幹久:「誰が性欲魔神だ誰が! 壁薄いんだから人聞き悪いこと言うなよ!?」
姫都幹久:揉み合っている間に視界がずれて。
姫都幹久:「しかし、ミミさん、ちょっと遅いな」時計が目に入る。
姫都幹久:「喜多川さん待ちっていっても、やっぱおれが行っとけば……」
GM:と、アリサの袖口からトランプがバラバラ落ちたところで
GM:がちゃり、と玄関扉が開く。
ミミーシャ:「はー……はー……」
ミミーシャ:「ただいま戻りましたわ……」
アリサ・ブラックモア:「おっせーぞアニメキャラ!アタシのガリガリくんはどーなったんだよ!!」
ミミーシャ:どす。
ミミーシャ:目突き。
アリサ・ブラックモア:「ウギャアーーーッ」
姫都幹久:おら、っとアリサを座布団に押し付けて。
姫都幹久:「ミミさん、おかえりなさい。ずいぶん……誰です?」
ミミーシャ:「ええ……この子は」
ミミーシャ:その肩には、ぐったりと
ミミーシャ:気を失った少女が担がれている。
ミミーシャ:「傷はわたくしの血で塞ぎました」
ミミーシャ:「ミキヒサ、布団と包帯」
ミミーシャ:「あと着替え」
姫都幹久:「ミミさんは怪我ないですか!?」
ミミーシャ:「それは心配及びませんから!」
ミミーシャ:「見てのとおりですわ……もう」
ミミーシャ:どこか嬉しそうに。
姫都幹久:「はあ……ですよね。ミミさん、強いから」弱めの笑い。さっき一瞬浮かんだシリアスめの表情はない
姫都幹久:立ち上がって、タンスや戸棚から手際よく包帯と替えの服など引っ張り出してきます。
姫都幹久:応急手当の道具だけはたくさんあるんだこの家。
GM:と、君たちは手狭な寝室に移り
GM:少女を横たわらせる。
ミミーシャ:「何者かに追われているようでしたの」
ミミーシャ:濡れタオルを額に当てつつ。
アリサ・ブラックモア:「つーかアレだな」
アリサ・ブラックモア:「ぼんくらが拾ってくるパターンはしょっちゅうだけど」
アリサ・ブラックモア:「アニメキャラが引っ掛けてくんのは初じゃね?」
姫都幹久:「誰がぼんくらだ誰が! ……でも、たしかに。」
姫都幹久:「ミミさんの知り合いだ、ってわけじゃないですよね?」
アリサ・ブラックモア:「そうだぜ!いつもウキャーーー!みたいに言ってんのによぉ!」
ミミーシャ:「黙らっしゃい!」
ミミーシャ:「逆に聞きます」
ミミーシャ:「……知り合いでないとしても」
ミミーシャ:「ミキヒサがその場に立ち会っていたら、どうします」
姫都幹久:「飛び込みますね」弱めの笑い。
ミミーシャ:「……はぁ」
ミミーシャ:ため息1つ。
姫都幹久:「わかりました」
ミミーシャ:「そういう事です。ミキヒサが『偶々』わたくしの側にいなかっただけで」
ミミーシャ:「それを代行しただけですわ」
ミミーシャ:ずびし、と君の頬に指を突き立てる。
ミミーシャ:「あくまで!わたくしとしては!不本意な判断ですから!」
姫都幹久:「あー……」
姫都幹久:絞った布を洗面器の横にひっかけて。困ったように笑って。
姫都幹久:「ありがとう。ミミーシャ」
ミミーシャ:「ふん……バカミキヒサ」
ミミーシャ:髪をいじり、唇を尖らせる。
アリサ・ブラックモア:「くっさ」
アリサ・ブラックモア:「しにそう」
ミミーシャ:ドボァッ!!
ミミーシャ:深々と突き刺さるボディブロー!!
アリサ・ブラックモア:「どぶえ!」
姫都幹久:「はは。……着替え、ここおいときますね。おれ、一度出ますから……」
アリサ・ブラックモア:「おごごごご……つーかな、待てコラ」
アリサ・ブラックモア:「ぼんくら、話は全く済んでね―だろーが」
アリサ・ブラックモア:「だからテメーはぼんくらなんだよ」
ミミーシャ:「……なんですの」
アリサ・ブラックモア:「アニメキャラ、そいつの脚のそれ銃創だろ。口径もクッソでけえし」
アリサ・ブラックモア:「野良犬だのトビトカゲに襲われてんなことになんねーっつーの」
アリサ・ブラックモア:「何に襲われたんだよ。ハッキリ言っとけボケ」
ミミーシャ:「ええ……名前は分かっています。確か」
ミミーシャ:「”デュシーカ”、と。そう名乗っていましたわ」
アリサ・ブラックモア:「……」
アリサ・ブラックモア:ごろんと、大の字に寝転がって
姫都幹久:「コードネームっぽいですけど……ん?」
アリサ・ブラックモア:「傭兵だよ、めんどくせー」
アリサ・ブラックモア:「アタシ、パース」
アリサ・ブラックモア:「アニメキャラが拾ってきたモンなら」
アリサ・ブラックモア:「アニメキャラが片つけんのがスジだろーがよ」
アリサ・ブラックモア:「成り行きで巻き込まれんのもクッソだりぃし~~」
姫都幹久:苦笑。「邪魔しなきゃそれでいいよお前は」抱えた毛布ごとアリサを部屋の隅に足で転がして。
ミミーシャ:「……無論ですわ」
ミミーシャ:「この一件、責任を持ってわたくしが預かります」
ミミーシャ:「どうせミキヒサは、着いてくるなと言っても無駄ですから」
ミミーシャ:「言いませんけれど」
姫都幹久:ミミさんのにぎった手に、手のひらをかさねて。ちょっと困った感じで笑って。
姫都幹久:「一人で無茶させられませんよ。……って、おれがいうのはじめてじゃないですか? これ」
ミミーシャ:「あべこべですわね。わたくしとしたことが」
ミミーシャ:視線を合わせて、目を細め。
姫都幹久:「やっと一回だけ、おたがいさまってことで」頷く。
姫都幹久:「あー……UGNに話は持ってかないほうがいいですね」
ミミーシャ:「ええ。この子の素性がまず分かりませんと」
ミミーシャ:「後のことは内々にします。アリサ、あなたもペラペラ人に喋るんじゃありませんわよ」
アリサ・ブラックモア:「……うわー」
姫都幹久:「だからなんだよお前。その顔」
アリサ・ブラックモア:「お前らマジでバカな」
ミミーシャ:「ああん!?」
姫都幹久:「ミミさん、抑えて抑えて。この子叩き起こすのもちょっと」
アリサ・ブラックモア:「ケツの毛むしった分はヒント出してやるけどよォ」
アリサ・ブラックモア:「傭兵だぞ。おいぼんくら」
アリサ・ブラックモア:「よーへい。意味わかるか?」
姫都幹久:「あー……」考えている顔。
アリサ・ブラックモア:呆れ顔で指をキュッと丸める
アリサ・ブラックモア:「カネがかかってんだよ」
アリサ・ブラックモア:「こいつを殺そうとしてることに」
姫都幹久:「雇ってる相手がいて、それくらい必死だってことだよな」
アリサ・ブラックモア:「必死つーか、なあなあじゃ絶対すまねーってコト」
アリサ・ブラックモア:「お前」
アリサ・ブラックモア:「こいつ殺そうとしてるやつのとこまで行って、殺せるか?」
ミミーシャ:「極論ですわ」
ミミーシャ:「単純バカの言いそうなこと」
アリサ・ブラックモア:「寝惚けてんじゃねえぞお利口さん。キューキョク的にはそういう話だろ」
アリサ・ブラックモア:「どー思うんだよ。コラ、ぼんくら」
姫都幹久:「……たまに痛いとこつくよな。お前」
姫都幹久:相手がもしオーヴァードなら。やる気とか、覚悟とか、そういう問題以前の話だ。
姫都幹久:「できないよ。もし、どうしてもそうしなきゃならなくなったら……」
姫都幹久:「あー……」うめく。ミミさんを見て、アリサを見て。なにか言葉を飲み込んだようで。
姫都幹久:「……そのとき考える」
ミミーシャ:「その時になれば」
ミミーシャ:「わたくしも一緒に考えますから、きっと大丈夫です」
姫都幹久:「ありがとうございます。ミミさん」
アリサ・ブラックモア:「……付き合いきれね―」
アリサ・ブラックモア:毛布にくるまって不貞寝の姿勢。
GM:……そこで君はようやく
GM:あることに気づく。
姫都幹久:「……ん?」
GM:眠る少女の横顔。
GM:どこかで、見覚えがあるような。
GM:もっともっと幼い面影を、君は想起するかもしれない。
姫都幹久:「……」
姫都幹久:ほんの少し前の思い出だ。こんなすっとんきょうな髪の色だったりはしなかったけど。
姫都幹久:だいたい、赤ん坊の顔と人の顔が似ているなんてわかるはずもない。だからきっと錯覚に違いない。
姫都幹久:でも。
姫都幹久:かぶりをふる。
姫都幹久:「……まさか、だよな」
GM:---
GM:シーン終了。ロイス取得が可能。
姫都幹久:「幼子:氷室錬:幸福感/○悔悟」でロイスを。名前出てないですけど、まずいなら不確定名で取ります。

合流

GM:オーケー!では次!
GM:合流シーン!全員集合!
喜多川未知留:39+1d10
DoubleCross : (39+1D10) → 39+6[6] → 45

氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:43->53)
氷室錬:うぎゃっ
姫都幹久:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 10[10]+48 → 58

姫都幹久:うーん。まっすぐ伸びてくなあ。
氷室錬:アッ姫都くんと一緒の出目
姫都幹久:はは。縁起いいですかね?
喜多川未知留:ぼくは上がりたいのに
GM:---
GM:コーポなみかぜ
GM:XX号室
GM:---
GM:謎の少女の手当を終え、君が実家から送られてきた麦茶なんかを入れて一息ついていると
GM:ぴんぽ――ん
GM:とチャイムが鳴る。
姫都幹久:「はーい……どなたですか?」一応開ける前に確認。
喜多川未知留(偽):「ぼくだ。ちょっと、いいかな?」
喜多川未知留(偽):どことなく緊張した声色。コーポ内なのに幻像を纏っている。
姫都幹久:のぞき穴から確認して。
姫都幹久:「はい。待ってましたよ、話って……」
姫都幹久:細く、"喜多川さんが通れる程度に"ドアを開けて。
姫都幹久:「何です?」
喜多川未知留:自分の状態を理解されて、対応される感覚。
喜多川未知留:(ちょっとこそばゆいね)姫都くんなら、うん。悪くない。
喜多川未知留(偽):一瞬消えながら、中に入れてもらう。
姫都幹久:気配が腕の下を通過したあとに、ドアを締めて。ひとつうなずいて施錠。
姫都幹久:部屋の中に、消毒液と、なにか料理しているようなにおいが微妙に漂ってます。
姫都幹久:「すいません。ちょっとまた、怪我人が寝てて」麦茶を出して、座布団を勧めながら。
喜多川未知留(偽):「ありがとう。うん、良い匂いだ。それから嗅ぎ慣れた匂い」ありがたく頂戴して座り込む。
姫都幹久:「はは。あとでおすそ分け……じゃないな、これなら頼んでもらえれば大体いつでも用意できますけど」弱めの笑い。
喜多川未知留(偽):「またぞろ何か、面倒事をひっかけたのかな?」
姫都幹久:「ええ。また。だもんで、ちょっとそういう空気です。……あー」
姫都幹久:「……喜多川さんのほうも、ちょっと、大変そうですね」
喜多川未知留(偽):「ああうん、いやそうなんだけどさ」分かりやすく目を逸らす。
喜多川未知留:(これ以上姫都くんのタスクを増やすわけにはいかないのでは?)
喜多川未知留(偽):「ちょっとその、この前の仕事が後を引いてね」
喜多川未知留(偽):「例の飛天セルってやつに関する案件」
喜多川未知留(偽):「それでしばらく留守になるんじゃないかなって伝えに……うん」
喜多川未知留(偽):「だからさ、うん。そういうことで……」
喜多川未知留(偽):「……」演技をする余裕が薄れ、不安に満ちた表情。顔色こそ変わりはしないが。
姫都幹久:「飛天?」
姫都幹久:酢でも飲んだようなかおをする。
喜多川未知留(偽):「……うん?」
姫都幹久:「ああ。すいません、こっちもちょっと」弱めに笑って。
姫都幹久:「なんというか、気になってた名前で」
姫都幹久:「……もし、仕事として差し障りなかったら、なんですけど」
姫都幹久:「喜多川さんのほうの話、少しだけ聞かせてもらってもいいですか」
喜多川未知留(偽):「……少し前なら守秘義務が発生してたところだけど」
喜多川未知留(偽):「ちょうど仕事がおじゃんになってね。腹をくくって打ち明けさせてもらうよ」
姫都幹久:「お願いします」うなずいて。
喜多川未知留:(ごめんね)
喜多川未知留:~かくかくしかじか~
喜多川未知留(偽):「ということで、飛天被害者の子がピンチなんだ」
GM:ということで
GM:姫都くんは前回の依頼の結果、喜多川さんが危険なオーヴァードらしい人物に狙われていること。
GM:それはその依頼に係る情報提供を彼女が拒否したからだと言うことなどを知ります。
姫都幹久:ひととおり聞いた後。
姫都幹久:「このあいだ……飛天セルと、おれもちょっと関わりがあって。」
姫都幹久:「あー、ほら、あの……ロビーの箱の」
姫都幹久:「まさかと思ってたんですけど……奥で寝てる子が、ちょっとだけ……あー」
姫都幹久:「なんていうか」頷いて。
姫都幹久:「似てる気がするんです」
喜多川未知留(偽):「え、赤ちゃんと……?」
喜多川未知留(偽):「見分けとかつくものなのかな……」
喜多川未知留(偽):「というか、そんな偶然あるかな」
姫都幹久:「ですよね」苦笑い。
姫都幹久:「印象です。だから気のせいかと思ったんですが」
喜多川未知留(偽):「飛天セルのクローンが次々このアパートに集中するとか」
喜多川未知留(偽):「すごく嘘くさいぞ……ラノベじゃあるまいし……」
姫都幹久:「事実は小説より、とか、言いますけど、それにしたって、ですよね」
姫都幹久:「……でも、時期がまったく同じっていうと、ちょっと気になるじゃないですか」
姫都幹久:「もしこっちと、そっち、話が繋がってるなら……ああ。」
姫都幹久:「そう、喜多川さんも……大丈夫かもしれない」
姫都幹久:「あー……こっちに巻き込むとか、そっちに巻き込むとか、そういうんじゃなくですね。なんというか」
姫都幹久:「協力してもらえるかな、と。ああ、これでいいですよね……うん」
喜多川未知留:きょとんとした顔つきで見つめている。
姫都幹久:「……ええと、まずかったですか?」情けない顔。
喜多川未知留(偽):「ああいや、全然まずいことなんかないんだ」
喜多川未知留(偽):「単に都合の良いことが立て続けに起きると不安になるってだけでね」へにゃりと情けない笑みを浮かべる。
姫都幹久:「はは。おれのほうもお祈りですから。」
姫都幹久:「ちょっと、彼女に面通しだけ。お願いできますか。喜多川さん」よいしょ、と立ち上がる。
喜多川未知留:(結局巻き込んじゃった、という気持ちが消えるわけもなく)立ち上がりながら考える。
喜多川未知留:(ぼくの負担を抑えるために適当言ってるんじゃないか、なんて)
喜多川未知留:(思いつく自分が醜くて困るね)
姫都幹久:寝室側のふすまを開けます。
氷室錬:そうすると、そこにある布団はもぬけの殻だ。
GM:ミミーシャは薬の買い出しに出かけていない。
GM:君たちの目に飛び込んでくるのは、部屋の隅でぐーぐーいびきを立てるアリサと……。
喜多川未知留(偽):「?」
姫都幹久:「あれ?」阿呆面。
氷室錬:「動くな」姫都くんの喉元に、暖かい光が灯った硝子片。
氷室錬:薄い青の髪。今は開かれている瞳は、赤色を灯して。
喜多川未知留(偽):「ッ!姫都くん!」思わず身体が固まる。
氷室錬:「そっちも。動くなよ」
姫都幹久:「あー、ええと……」小さく手を上げている。
氷室錬:「……聞いていれば、こっちの事情に随分詳しいみたいじゃないか?」
氷室錬:「不躾だろうが、聞き捨てならない。知ってることを話してもらう」
姫都幹久:「おはようございます。あの……」
姫都幹久:首に押し付けてるのでわかりますが、震えたりとかの反応があんまりない。
氷室錬:「……ち。オーヴァードか、お前」
姫都幹久:「姫都です」
喜多川未知留(偽):「えっ」
氷室錬:「……は?」
氷室錬:何言ってるんだ此奴、という声。
姫都幹久:「姫都幹久。おれの名前です」
氷室錬:「いやいやいや」
喜多川未知留(偽):「あっ、じゃあ喜多川です」
氷室錬:「オマエも乗るなよ!」
氷室錬:「……今の状況、分かってる?」
氷室錬:「硝子でも、わたしの能力なら首くらい簡単に落とせるぞ」
姫都幹久:「……あの、話しにくいんで……名前聞いてもいいですか」むりやり浮かべる感じのぎこちない笑顔。
氷室錬:「経験は何回もある。躊躇いとかそう言うのを期待してるなら無駄だ」事実、彼女の声色も身体も、自然体だ。
姫都幹久:「わかって……わかってます。けど、ミミさんのお客さんですから」
姫都幹久:息をする、少しつばをのむだけで硝子が肌に触れる。薄く血が流れる。
氷室錬:「……っ」その名前に動揺して。刃が切らないように動かす。
氷室錬:「……本物の馬鹿なの?」
喜多川未知留(偽):「ぼくも気が気でないんだけど、姫都くんはそういう奴なんだ」
喜多川未知留(偽):「説得のために銃口を自分の体に向けさせたり、そういうことする奴なんだよ」
喜多川未知留:(改めて見ると、本当に不安で仕方がないな姫都くんのこういうところ……)
姫都幹久:「よく言われますし、自分でも……あー。あんまり頭良くないとは思いますが」痛みに軽く顔をしかめて。
氷室錬:「……」ものすごいイラついた顔をする。
氷室錬:なんだそれ。
氷室錬:そんなの、まるで。
氷室錬:わたしを、助けたあのひとみたいで――
姫都幹久:くびと刃の間に隙間があいたので、深呼吸。
姫都幹久:「……話、してくれますか?」
氷室錬:ふつりと消失し。
氷室錬:2メートルほど離れた地点で再出現する。
氷室錬:「しょうがないから、乗ってやる」
氷室錬:「……このままじゃ、話が進まない」
氷室錬:ものすごい苛々した声。
氷室錬:よくいる学生くらいの男にしか見えない。
氷室錬:「……くそっ、わたしもどうかしてる……」
姫都幹久:まあ、修羅場慣れしているようにはとても見えない。身のこなしからしてド素人だ。
姫都幹久:「ありがとうございます……ええと……」
姫都幹久:「すいません。なんて呼んだら、だけでも。いいですか」
氷室錬:「……氷室。氷室、錬。錬って呼べ」
氷室錬:姉のように修練が伺える姿でもない。あのひとのように、流麗さがあるわけでもない。
氷室錬:なのにどうして、わたしは連想したのか。
氷室錬:「……くそっ、苛々する!」
姫都幹久:「ああ」嘆息。弱気な笑顔。
姫都幹久:「ありがとうございます、錬さん」
喜多川未知留(偽):ほっと一息吐きながら、燐光で偽装したドローンを用いて麦茶を浮かべる。3人それぞれに。
ミミーシャ:「また、バカな事をしてますわね。」
ミミーシャ:その後ろから、歩いて前に出る。
ミミーシャ:片手にはドラッグストアの袋。
氷室錬:「……ありがとう、って」その姿に動揺。
姫都幹久:「おかえりなさい。ミミさん」
ミミーシャ:「目が覚めましたのね、錬」
氷室錬:「ぁ………、はい」急に落ち込んだように。
氷室錬:いくら。まるで量産体のように扱われたからといって、非常に失礼なことには違いない。
ミミーシャ:部屋の対角線上の君に向かって、片手のガラス片など無いかのように
ミミーシャ:すたすたと近づき。
ミミーシャ:ぐっと、その手に握ったガラス片の尖ったほうを掴む。
氷室錬:「だ、ダメです!」
氷室錬:光はすぐに消したが…
ミミーシャ:「何がダメですか。怪我人が持つものではありませんわ」
氷室錬:「う」
ミミーシャ:掌に血を滲ませたまま、座って床にガラス片を置く。
氷室錬:「……ご」消えそうなくらい小さいこえ。
氷室錬:「ごめん、なさい」
ミミーシャ:「……」
ミミーシャ:崩れ落ちた君を、キュッと抱きしめる
氷室錬:触れる際、一瞬びくりと震えて。
ミミーシャ:「大丈夫ですわ。混乱していたのは分かります」
ミミーシャ:「言葉足らずだったわたくしのせいです」
氷室錬:ミミーシャさんの言葉で、ゆっくりと強張りが融けていく。
氷室錬:「で、でも……」叱られた子供のように縮こまった声。
ミミーシャ:「……よく生きてくれました」
ミミーシャ:「錬」
氷室錬:「………………う」その体温の熱。
氷室錬:かつて、よく見た髪色と目の色。
氷室錬:そのやさしいこえで。じわりと、涙が眦から溢れてくる。
氷室錬:「う………ぅ、ぅうぅうううう…!」
氷室錬:――このひとは。銘ねえさまじゃない。
氷室錬:ちがうのに。その優しさが、どうしようもなくあのひとみたいで。
氷室錬:「ごめ、ごめん、なさい……!」
ミミーシャ:「……ん」
ミミーシャ:髪を撫でる。血のついていない方のてのひら。
姫都幹久:少し様子を見ている感じで、あたまをかいて。
姫都幹久:(……こういう人だったよな。ミミーシャ)
姫都幹久:(ほんと、いつまで経ってもこりゃ)(敵わないや)
姫都幹久:「ちょっと、おれたちも座って話しましょうか。喜多川さんも」ドローンからコップを取って。
ミミーシャ:「ええ。ミキヒサ、ミチルも」
ミミーシャ:「ぼんやりしていないで座りなさいな」
喜多川未知留:(……すごい人だなあ)
喜多川未知留(偽):「お邪魔しています、アイゼンベルグさん」手元には救急箱がふわふわと浮かんでいる。
ミミーシャ:「あら、助かりますわ。ありがとう」救急箱を受け取って。
ミミーシャ:「あと、そこのバカ」
ミミーシャ:「引っ込めなさいな。そんな物は」
ミミーシャ:じろりと部屋の隅を一瞥。
アリサ・ブラックモア:「……」
アリサ・ブラックモア:ハンドアップ。
アリサ・ブラックモア:ベレッタを床に置く。
アリサ・ブラックモア:「アタシのは親切心だろーがよ~」
アリサ・ブラックモア:「誰もその辺わかってねえと思わねえ?な?Vチューバー」
アリサ・ブラックモア:胡座かいて喜多川さんを見上げて。
喜多川未知留(偽):「実はぼくもさっきまで、銃口向けてたんだよね」
喜多川未知留:射線上にドローンは配置していたが、杞憂に終わったことは嬉しい。修理費もかかるし
アリサ・ブラックモア:「へへっへ」
アリサ・ブラックモア:「アンタは、そう言ってくれるよな?」
喜多川未知留(偽):「顔を見た途端、撃てる気が失せたけどさ」
姫都幹久:「はは。……すいません。ありがとうな」困ったような弱々しい笑顔。
アリサ・ブラックモア:「ちゃー……ヌルいよな~」
アリサ・ブラックモア:「どいつも、こいつも」
氷室錬:泣いて泣いて。少女の泣き声が響いている。
GM:---
GM:シーン終了。購入とロイスが可能です。
氷室錬:ハンドグレネードか、ショットガンを持ちたいなあ
氷室錬:フラググレネード挑戦。
氷室錬:マイナーで熱光学迷彩起動、隠密。ダイス+3.
氷室錬:4dx+1=>12
DoubleCross : (4R10+1[10]>=12) → 7[2,4,6,7]+1 → 8 → 失敗

氷室錬:くっ
氷室錬:ロイス……姫都くんに取ろうかな
氷室錬:”なんだこいつ”姫都幹久 有為/反感〇 で。
氷室錬:以上で。
姫都幹久:何言われても仕方ないなと……あ、ロイスは喜多川さんに。「お隣さん:喜多川未知瑠:○信頼/罪悪感」。
姫都幹久:で、購入は……とりあえず自分用のボディアーマー買いますね。コネは使わない。
姫都幹久:4dx>=12
DoubleCross : (4R10[10]>=12) → 9[1,4,9,9] → 9 → 失敗

姫都幹久:ん、ここは……財産切りますか。ふつうに。3使って成功。
喜多川未知留:大先輩:アイゼンベルグさん/P尊敬〇:N邪魔しちゃってごめんなさい でロイス取得
喜多川未知留:調達はフラググレネード、フォールンスプライトの効果発動して+3D。
喜多川未知留:4dx>=12
DoubleCross : (4R10[10]>=12) → 10[1,3,6,10]+9[9] → 19 → 成功

喜多川未知留:成功!錬ちゃんにプレゼント
喜多川未知留:以上です
氷室錬:ありがとう!!!
氷室錬:じゃあ装備しておこう
氷室錬:以上

ミドル:1

GM:では次のシーン!
GM:情報収集と参りましょう!プライズ制!
喜多川未知留:いえー!
姫都幹久:はーい
GM:情報:裏社会/噂話
GM:難易度:9
GM:プライズ:0/10
GM:シーンプレイヤーは喜多川さん!
GM:他全員登場可能!
喜多川未知留:46+1d10
DoubleCross : (46+1D10) → 46+8[8] → 54

氷室錬:出ます!
氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:53->55)
姫都幹久:1d10+58 出ますー
DoubleCross : (1D10+58) → 3[3]+58 → 61

姫都幹久:いいとこ振った。さて……
GM:そしてレッツトライだ!
喜多川未知留:自分は技能ないので素でふります
喜多川未知留:1dx>=9
DoubleCross : (1R10[10]>=9) → 5[5] → 5 → 失敗

氷室錬:情報収集チーム起動してマイナー隠密。
氷室錬:裏社会で、と。
氷室錬:4dx+3=>9
DoubleCross : (4R10+3[10]>=9) → 10[1,5,10,10]+10[2,10]+10[10]+6[6]+3 → 39 → 成功

氷室錬:どうしたお前???
喜多川未知留:すごい
姫都幹久:おお。完璧
氷室錬:こんなのある??
喜多川未知留:偉い!
喜多川未知留:執念が足りている
氷室錬:姫都くんに頼らない女になれそうだ
GM:ヒエッ
GM:例によって最大値30なので
GM:天井!一気にプライズ4まで!
GM:プライズ:4/10
GM:進行によって2つ情報が開示されます。
GM:【氷室錬について】
GM:第2地区で家族とともに窃盗で生計を立てていたオーヴァード。
GM:FH”飛天”セルにより生産されたクローンの一人であり、生産時期としては後発ナンバー。
GM:錬という名前は姉として暮らしていた別のクローンから名付けられたもの。
GM:UGNからも物資を盗み出していた経歴があるため、そちらに助けを求めるのは難しいだろう。
GM:【氷室笙/”黒欧泊”について①】
GM:氷室銘、錬の父親として市内に潜伏していたオーヴァード。
GM:生物の屍骸を媒体にコントロール可能な従者を生み出す能力を持つ。
GM:壊滅したFHセル、”飛天”の元構成員。他のメンバー達と同じくセルリーダー”エデンズイースト”への狂信的な崇拝を捧げている。
GM:数年前、セルの壊滅とともに基地から待機中のクローン2人を回収し出奔。
GM:長年の潜伏生活とクローン元への異常な執着によるフラストレーションで精神は破綻しており
GM:現在の氷室笙は既にジャームである可能性が高い。
GM:……現在君たちにわかるのはこんなところです。
GM:---
GM:コーポなみかぜ
GM:XX号室
GM:---
GM:そうして、君たちは氷室錬の身の上を聞き終えた。
GM:からん。と麦茶の氷が鳴る。
氷室錬:ふう、と息を吐いて麦茶を飲む。
氷室錬:氷が入っていて、きれいな飲み物は久し振りだ。
氷室錬:「…なにか、分かり辛かった点とかがあったら教えて」
氷室錬:「捕捉する」
姫都幹久:「あー……」気まずげな表情で、卓袱台に座り直して。
姫都幹久:「お姉さんは、いま?」
氷室錬:「……あなた」
氷室錬:「挑発の才能があるのね」
氷室錬:すっごいイラついた声。
喜多川未知留:(ウワーッ)
アリサ・ブラックモア:「察しろや」
アリサ・ブラックモア:「ぼんくら~」げしげし
姫都幹久:「……すいません」肩を丸める。
氷室錬:「まあいいわ、説明する」
氷室錬:淡々とした声で、銘ねえさまの事を説明する。
氷室錬:自分に名前をくれたひと。
氷室錬:自分をたすけてくれたひと。
氷室錬:その最期も。
氷室錬:「……これで最後。なにか足りないところは?」
氷室錬:抑えた声。
氷室錬:その裏に、酷く荒れ狂う激情があることに、誰もが簡単に分かるだろう。
ミミーシャ:「錬……」
ミミーシャ:静かに拳を握る
氷室錬:「いいんです。説明が必要なことでした」
姫都幹久:「いえ」頭を下げる。「ありがとうございます」
氷室錬:「……ふん。謝らなかったところだけは、評価する」
ミミーシャ:「よく、話してくれましたわ」
ミミーシャ:「言葉にするだけでも苦しいでしょうに」
氷室錬:「……いえ。必要なことでしたから」ミミーシャさんにだけ、あからさまに柔らかい。
喜多川未知留(偽):「うん……。本当に、強い子だね」
氷室錬:「やめて」
氷室錬:「わたしが、本当に強かったり、頭が良かったら」
氷室錬:「ねえさまは、今も生きていたのよ」
ミミーシャ:「……」
ミミーシャ:俯くことしか出来ない。
姫都幹久:じっと、錬さんの顔を見ています。
姫都幹久:「(強くても……)」霧の事件であったことを、思い出す。
姫都幹久:「(……間に合わないことだってあるよな。それは)」
姫都幹久:自分は、たまたま。運が良かっただけだ。今までは。
喜多川未知留(偽):「……どうにもならないことはあるよ」
氷室錬:「有ったとしても」
氷室錬:「このわたしは、わたしを許さない。死んでもね」
喜多川未知留(偽):「……そっか。ただ、ぼくも大事な家族は一人しかいなくてね」
喜多川未知留(偽):「その人が死んでたら、もっと無様に取り乱していただろう」
氷室錬:「……」気まずそうに聞く。自分も激情に飲まれていることはわかっているからだ。
喜多川未知留(偽):「だから、錬くんが今落ち着いていられるのはとても凄いことだと思う。」
喜多川未知留(偽):「アイゼンベルグさんに感謝しないとね」
氷室錬:「落ち着いてるように見える?わたし、は……」ミミーシャさんの名前を出されて黙る。
氷室錬:「こほん」
氷室錬:「とにかく。助けてもらったことは感謝します。ですが、これはわたしの私戦です」
氷室錬:「わたしの、復讐です」
氷室錬:「わたしがやります。あなた方は、手を出さなくていい」
氷室錬:燃えるような声と瞳。
姫都幹久:「あー……」後頭部をかく。
姫都幹久:「いや。そうはいかんです」
氷室錬:「……なに?そっちも喧嘩吹っかけてたりするの?あの男に」
喜多川未知留(偽):「そういう感じ。実のところぼくも必死でね。協力できる人が欲しいんだ」大きく広げた掌を、上に向ける、
喜多川未知留(偽):手元に浮かぶ小さな魔法陣、そのまた上に浮かび上がるホログラム像。
喜多川未知留(偽):「これが件の女の子、ぼくが逢った、そして"黒欧泊"と呼ばれる人物に狙われている子だ」
GM:フェイと呼ばれていた、以前喜多川未知留が守った少女。
GM:その容姿は、眼の前の氷室錬と瓜二つだ。
氷室錬:「……?後期型?いや、なんか違うな」
氷室錬:「津島タイプじゃない。わたしのライトモデルでもない」
喜多川未知留(偽):「それからこっちが、協力を断ったぼくを狙ってきている"黒欧泊"その人」
喜多川未知留:(ホログラム出力するだけで怖くなってきた)
GM:浮かび上がるのは、君と数年間共に暮らした――
GM:『父親』と呼んでいた男。
氷室錬:「――なるほど?」
姫都幹久:「……見覚え、ありそうですね」
氷室錬:「ええ、理解しました。ええ、本当に」
氷室錬:「これが、銘ねえさまの仇ですよ」
氷室錬:「100回殺してやる」
ミミーシャ:「つまり……この男」
アリサ・ブラックモア:「要するにアレか」
アリサ・ブラックモア:「スペアがほしいわけだ。このオッサン」
アリサ・ブラックモア:「おままごとにはまだまだ飽きてねーってことな」
氷室錬:「はは」
氷室錬:「ははは」
氷室錬:「なるほど。なるほど?」
ミミーシャ:「アリサ!!」
アリサ・ブラックモア:「そーとしか思えねーじゃん」
氷室錬:「いいえ、よく言ってくれました。アレを殺す理由が、二つくらい増えましたね」
氷室錬:冷静な声のまま。完璧に怒りを通り越してもはや冷徹な殺意になっている。
姫都幹久:「(もし、相手を殺さなきゃいけないなら、か)」錬を見る。
氷室錬:「ええ――そういう理由があるなら。協力、出来そうですね」
氷室錬:言葉は丁寧になった分。のった感情がより浮き彫りになる。
ミミーシャ:「それに」
ミミーシャ:錬の手を取る。
ミミーシャ:「貴女を独りにはしておけません」
氷室錬:「……わ、わわっ」
氷室錬:「だ、だいじょうぶです!こういう活動は慣れて……」
姫都幹久:「そういうわけなので」弱めの笑み。
姫都幹久:「嫌だって言ってもついてきますよ。おれも」
氷室錬:「……ド素人が何するの?」
姫都幹久:「それ言われると辛いんですけどね……」
アリサ・ブラックモア:「肉盾」
姫都幹久:「お前もうちょっと言い方……いやそうです」
アリサ・ブラックモア:「ゴキブリ並みに死ににくいからな~こいつ」
氷室錬:「……それだけなら猶更でしょう!」
氷室錬:「痛みはあるはずです。わたしの硝子で切れてたから!何言ってるんですか貴方達は!」
ミミーシャ:「錬」
ミミーシャ:静かに、言い含めるように
氷室錬:「むぐっ」
ミミーシャ:「わたくしたちに利害の一致があるのなら」
ミミーシャ:「今の貴女の頑なさは、ただの我儘です」
氷室錬:「む、ぐ、ぐ」
ミミーシャ:「……わたくしたちの都合はともかく」
ミミーシャ:「貴女には、命の他にもう一つ背負った物があります」
ミミーシャ:「姉君の遺志まで無視しようとすること、このわたくしが許しません」
氷室錬:「う」
氷室錬:「…………それ、は」
ミミーシャ:「彼女の言葉。貴女の命を拾った者として、今はわたくしにも責があります」
ミミーシャ:「いいですこと?」
氷室錬:「……わかり、ました。確かに、わたしは貴方様に恩義があります」
氷室錬:「私情で話を乱して、申し訳ありません」
氷室錬:このひとに、こう言われると。抗えない。
氷室錬:まるで、銘ねえさまに言われてるみたいで…。
ミミーシャ:「恩義など感じなくても結構です。ただ……」
ミミーシャ:「生き延びるために利用なさいな。このお人好し共を」
氷室錬:すっごい苦い顔になって。
氷室錬:「貴方が、そう言うなら」
氷室錬:ものすごく嫌そうに頷いた。
ミミーシャ:「よろしい」
ミミーシャ:優しく微笑む。
姫都幹久:「(ミミさんだよな)」
姫都幹久:そんな場合じゃないけど、少しだけ見惚れてしまった。
姫都幹久:「(ああ。そりゃそうだ)」
喜多川未知留:やり取りを目に収めながら、今後のことを考える。これまでこことを考える。
喜多川未知留:思い出す。変成王、生き方を押し付けられた子どもたち。
喜多川未知留:思い出す。黒欧泊、生き方を押し付けられた子どもたち。
喜多川未知留:(最悪だ。飛天の連中も、それに保身のために子どもを戦わせるぼくも)
喜多川未知留:(本当に嫌になるよね。力が足りないってのは)
GM:---
GM:シーン終了。ロイス取得が可能です。
氷室錬:あと一個しかねえ!!喜多川さんに後で絡みに行こう
氷室錬:購入はスラッグショットガン狙っておこう。
氷室錬:隠密しダイス+3.
氷室錬:4dx+1=>11
DoubleCross : (4R10+1[10]>=11) → 9[1,3,6,9]+1 → 10 → 失敗

氷室錬:一足りない…以上で
氷室錬:あ、一応手裏剣は有るんで
氷室錬:もしアレなら、防具優先で大丈夫です!
姫都幹久:ロイス残り2枠ですが……一度保持! 購入はー、じゃあこっちで買っときますかスラッグ。
姫都幹久:あ。了解です、でしたらこっちはローラーブーツを。
姫都幹久:4dx>=11 ローラーブーツ狙い。
DoubleCross : (4R10[10]>=11) → 10[3,3,4,10]+2[2] → 12 → 成功

姫都幹久:通しました。履いときます。
喜多川未知留:幼子:氷室錬/P庇護:N面目なさ〇 で取得
喜多川未知留:フォールンスプライトの効果発動。スラッグショットガンへの調達判定に+3D。
喜多川未知留:4dx>=11
DoubleCross : (4R10[10]>=11) → 10[6,9,10,10]+9[1,9] → 19 → 成功

氷室錬:ヒエーッ
喜多川未知留:あげちゃう!
氷室錬:神……!ありがとうございます!もっておく!
氷室錬:以上で!
喜多川未知留:子どもに武器を渡して自己嫌悪……
喜多川未知留:以上です!

ミドル:2

GM:ミドル続き!全員登場!
氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:58->65)
氷室錬:ぎゃーっ
喜多川未知留:54+1d10
DoubleCross : (54+1D10) → 54+7[7] → 61

喜多川未知留:よし
姫都幹久:1d10+61
DoubleCross : (1D10+61) → 4[4]+61 → 65

GM:---
GM:情報:裏社会/噂話
難易度:9
プライズ:4/10

GM:ではここで1つイベントが起きます。
姫都幹久:おお?
氷室錬:むむ
GM:---
GM:第2地区・コーポなみかぜ
GM:XX号室
GM:---
GM:~~~♪♪
ミミーシャ:手元のスマホを取る。
ミミーシャ:「……はい、ええ。承知しましたわ」
ミミーシャ:ピッと通話を切って
姫都幹久:「あれ。この時間帯に電話って、珍しいですが……」
ミミーシャ:「出ますわよ。案の定、例の『屍犬』が錬とミチルを探し回っているようです」
ミミーシャ:「ここを荒らされたら、溜まったものじゃありませんもの」
喜多川未知留(偽):「……ぼくについては場所も割れてるだろうしね。うん」
氷室錬:「……数だけはとにかく多いのと、爆弾埋め込んであるタイプもある。注意して」
姫都幹久:「爆弾はさすがにたまらんですね。……了解です」
GM:ミミーシャはてきぱきと準備をする。その横で
GM:きみ……姫都幹久には当然ひとつの疑問が浮かぶだろう。
GM:誰から、どうやって市内での”黒欧泊”の動きを掴んでいるのか
GM:その疑問をこの場で口にしてもいいし
GM:ここは黙っていてもいい。
姫都幹久:「……ところで、ミミさん、そういうのに詳しい知り合いっていましたっけ?」
姫都幹久:こちらも最低限荷物などまとめながら。
ミミーシャ:「……情報筋の一つや二つ、用意してあります」
ミミーシャ:「わたくしが元々なんであったか、忘れていますの?」
姫都幹久:「みんなのリーダー、ですよね」頷く。
GM:本来の彼女の立場を考えれば、それ自体は不思議でもない。
GM:しかし、コネにせよ何らかの能力にせよ、彼女がそれを発揮するということは
GM:UGNからの注意を引くことになるだろう。
姫都幹久:「(UGNにしろ、FHにしろ)」
姫都幹久:「(いまの居場所を知らせる、ってことだよな)」
姫都幹久:「(……くそ)」だめだ。考えちゃいけないことを考えそうになった。
ミミーシャ:その頬にそっと手を伸ばして
姫都幹久:「あっ」
ミミーシャ:「しかめっ面をしない」
ミミーシャ:「余計な事を考えず、もう少しぽけっとしていなさい。ミキヒサなんですもの」
姫都幹久:「……はい」無理矢理、不器用な笑顔。
姫都幹久:ぴしゃんと自分の顔を平手ではたいて。
ミミーシャ:「……無茶な手は使いません。わたくしも」
ミミーシャ:「まだまだ、ここを出ていくつもりはありませんもの」
氷室錬:マトモな、用立ててもらった武器を調整しながら。そのふたりを見詰めている。
氷室錬:(……姫都は普通の学生だ。精々イリーガルだろう)
氷室錬:(この人は)UGNじゃない。わたしをそのまま動かしている時点で、それはない。
氷室錬:(FH、というにも……)喜多川さんやアリサさんを見れば。
姫都幹久:「じゃ、ちょうどいいから、用意しといたやつは持ち出しますかね」
ミミーシャ:「ええ。アリサも手を貸しなさいな」
アリサ・ブラックモア:「アタシもかよ!てめー、後でバイト代請求すっからな」
姫都幹久:「わかったよ。そっちはなんとかするから!」
喜多川未知留(偽):「ぼくからも払うから、その分頼りにさせてもらおう」
アリサ・ブラックモア:「マジかよ!ってことは収入3倍じゃん!サイコー!」
姫都幹久:「いやなんでそうなる!?」
氷室錬:その陽性の騒がしさに。少し目を細めた。
氷室錬:(FHにしては方向性にまとまりがない。”統一”がない)
ミミーシャ:「錬、傷の具合はわたくしにいつでも知らせなさい」
ミミーシャ:「我慢される方が困ります。いいですこと?」
氷室錬:「あ、はい!大丈夫です!」急にぴしっと背筋を伸ばして。
姫都幹久:「……錬さん? 大丈夫ですか? なんか……やけに……」なんだろう。
氷室錬:「なんだよ。何かおかしいか?」一応ボロみたいな服の替えを着ている。
氷室錬:だから、そこまでおかしくないはずだが。
姫都幹久:「あー」あらためて着てるものの様子に気づく。
姫都幹久:「ミミさんのだとサイズ合わなかったし……錬さん、身長どれくらいあります?」
氷室錬:「153のはずだ。ひと月くらい前に計ったから」
氷室錬:「……スリーサイズまで知りたいとかは言わないよな?」
姫都幹久:「まさか!」
姫都幹久:「おれは顔知られてないはずですし、あとでちょっと調達してきますよ」
氷室錬:むっとして。「そこまで世話にはなれない。それに、今は時間の方が大事だろ」
姫都幹久:「あー、いや、大丈夫です……そんなに時間はかからないと思うんで」
喜多川未知留:(見た目だけなら変えられるけど、それで外歩き回れるのはぼくだけだよねえ)
氷室錬:「あのなー!今どういう状況か、本当に分かってるか?!」
氷室錬:「誤魔化すだけなら」《天使の外套》。「こっちでいいだろ」
喜多川未知留:(居たよご同類)
姫都幹久:「わかってます」くしゃとした顔。
アリサ・ブラックモア:「まあまあ許してやりな、こいつド変態の性欲魔神だから」
姫都幹久:「だけど……おいこらあ!?」
喜多川未知留(偽):「えっ」
氷室錬:「……じゃあまさか真面目に」ひいた顔。
アリサ・ブラックモア:「目についた女には自分の見繕ったパンツ履かせねーと気がすまないんだよなあ~~」
アリサ・ブラックモア:「N市一の異常性癖ヤバ太郎でおなじみ!彼が姫都幹久クンなのどぅあ!」
アリサ・ブラックモア:「だろ?ご主人様ぁ~~ん。ちゅっちゅ」
アリサ・ブラックモア:くねくねしている
氷室錬:「……個人の趣味嗜好には口を出すつもりはないけど」
氷室錬:「流石に、恋人かそういう相手にだけするべきじゃない?」
姫都幹久:「いや誤解ですって! こいつに下着までパシらされたことはあるけど!」
氷室錬:「え……買ったんだ」
氷室錬:顔が赤い。白い肌に、その赤はひどく目立つ。
姫都幹久:「いや変な話じゃ……あー」錬さん見て、くしゃくしゃと自分の頭をかき回して。
姫都幹久:「(……いつもの調子、かな)」
ミミーシャ:「はい!バカのバカ話に付き合わない!」
ミミーシャ:「さっさと出ますわよ!」
アリサ・ブラックモア:「へーへ。仰せのままに」
氷室錬:「いや、変じゃないところがどこに…」言いかけてミミーシャさんの言葉で区切って。
氷室錬:「はい!」
ミミーシャ:「ミキヒサ」
姫都幹久:「はい」
ミミーシャ:ぽんと肩に手を置いてニッコリ
姫都幹久:「……あの、ミミーシャ、さん?」
ミミーシャ:「事実追求は後々にさせていただきます」
ミミーシャ:「いいですわね」
ミミーシャ:ぴしゃり。
姫都幹久:「……了解です」
氷室錬:「……仲いいなあ」
GM:---
GM:ロイス購入が可能です!
喜多川未知留:プライズはなし?
GM:そうですね!
GM:イベントシーンなので、プライズはまたこの後!
喜多川未知留:了解です!
姫都幹久:はい!
氷室錬:ロイス保留!購入は、一応もう一個フラググレネード買っておくか防具かなー
氷室錬:喜多川さん用のボデマか、姫都くんのガード用品かなあ
姫都幹久:あ。おれ龍鱗型なんで、ガードはあんまり使わないです。
姫都幹久:狙いに行くなら喜多川さんのボディアーマーかと。
氷室錬:あっそっか
氷室錬:じゃあボデマ狙って、余裕あったらフラグれ二個目にしよう。マイナーで光学迷彩起動。
喜多川未知留:買ってくれるの?
氷室錬:5dx+1=>12
DoubleCross : (5R10+1[10]>=12) → 7[1,4,5,6,7]+1 → 8 → 失敗

氷室錬:ダメだった…以上で。
喜多川未知留:ロイスは保留!
喜多川未知留:フォールンスプライトの効果発動。調達判定に+3DしてUGNボディーアーマー
喜多川未知留:5dx>=12
DoubleCross : (5R10[10]>=12) → 10[1,2,6,8,10]+10[10]+10[10]+7[7] → 37 → 成功

喜多川未知留:臆病なのでめちゃくちゃ備えていた
氷室錬:スゲー!
喜多川未知留:装備して以上!
姫都幹久:さすが。じゃあ、こっちは念のためブルーゲイルを。
姫都幹久:5dx>20
DoubleCross : (5R10[10]>20) → 10[1,7,7,8,10]+4[4] → 14 → 失敗

姫都幹久:ん、届きますね。このシーンは使ってないので《夢の雫》で侵蝕68で成功。これを……錬さんに渡したいんだけど、あとでチャンスがあったらだなあ。
氷室錬:了解!イベントにしていきましょう

ミドル:3

GM:プライズ続き、シーンは喜多川さんに!
GM:他全員登場可能!
喜多川未知留:61+1d10
DoubleCross : (61+1D10) → 61+8[8] → 69

氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:65->69)
氷室錬:よっしゃ。
喜多川未知留:なかよし!
姫都幹久:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 9[9]+68 → 77

GM:---
GM:第2地区・路地裏
GM:---
GM:君たちは表通りを避けて、路地裏を進んでいく。
ミミーシャ:「……今のところは、尾行してくるものはありませんわね」
ミミーシャ:「手配している隠れ場所があります。そこに辿り着けば」
ミミーシャ:「敵を迎え撃つ事が出来るはずですわ」
姫都幹久:「迎え撃つ……か」
喜多川未知留(偽):「お世話になりっぱなしで、アイゼンベルグさんには頭が上がらないね」
喜多川未知留(偽):手元に魔法陣を浮かべ、わちゃわちゃと手を動かしている。ドローン網の配備、そして集結。
喜多川未知留(偽):敵に察知されないよう最低限の運用で、安全なルートや避難場所を探りながらの移動だ。
氷室錬:「一回あそこで見失った、のですかね。…了解です」そう言いつつ、喜多川さんの手元を興味深そうに見つめている。
氷室錬:「装備はある。やりづらいならわたしがやるから――」
姫都幹久:「大丈夫」錬さんに、気弱げに笑う。
姫都幹久:「喜多川さん、凄い人ですから」
GM:と、進む君たちの頭上。
カラス?:「ア"ァーーッ!!」
カラス?:一羽のカラスが鳴く。
氷室錬:「あのね。そういう意味じゃ」じゃきりとショットガンを抜く。
姫都幹久:「……?」
氷室錬:「――まずい」
アリサ・ブラックモア:「あんだァ?」
アリサ・ブラックモア:「ビビりすぎだろ、お前ら」
アリサ・ブラックモア:怪訝な目でカラスを一瞥し、また歩き出そうとする。
氷室錬:「違うの。小動物を従者化するのがアイツのやり口。」
氷室錬:「……下手に集まると、まずいことになる」
カラス?:『察しがいいな』
カラス?:『穀潰しのクズにしては、だが』
カラス?:でろり、とカラスの片目がこぼれ落ちる。
氷室錬:その声がした瞬間。サプレッサーをとりつけたショットガンをカラスにぶっ放す。
”黒欧泊”:ばづん!!
”黒欧泊”:頭を弾き飛ばされ、地面に落ちる。
ミミーシャ:「っ!」
ミミーシャ:「これは……!」
GM:ざざざざっ
GM:路地の奥から、無数に光る目。
GM:既に囲まれつつある。
氷室錬:「……チッ」
氷室錬:「捕捉された。」
喜多川未知留(偽):「手数の多い奴は厄介だね。ぼくが言うのもなんだけどさ」
姫都幹久:「……隠れ家まで、あとどれくらいでしたっけ?」
氷室錬:近寄るものをショットガンで吹っ飛ばしていく。
GM:野良犬たちに近づいてくる気配はない。
GM:彼らの足元のコンクリートが吹き飛ぶが
GM:身じろぐ気配さえない。
氷室錬:「……無駄遣いはしないか」近寄らないなら途中で威嚇射撃をやめる。
”黒欧泊”:『何故』
”黒欧泊”:『……逃げ出した……?』
”黒欧泊”:カラスの骸から呻くような声。
氷室錬:「その腐った頭に聞きなさい」
”黒欧泊”:『わからないな。お前に行く宛などないというのに』
”黒欧泊”:『どこに行こうと言うんだ?錬。』
氷室錬:「行く宛?」
氷室錬:「あるとも」
氷室錬:「オマエが死んだところだよ」
”黒欧泊”:『……はは』
”黒欧泊”:『ははははははははは』
”黒欧泊”:『よくもまあ、ぬけぬけと』
”黒欧泊”:『今日まで生かしてやったのは誰だと思っている』
氷室錬:「銘ねえさまよ」
”黒欧泊”:『違うな』
”黒欧泊”:『私が家を与え、食事を与え』
”黒欧泊”:『生きる価値さえ与えてやった』
氷室錬:「あは」
氷室錬:「追掛けてくるとき、随分と奮発してたじゃないか」
氷室錬:「なあ?爆弾に、オーヴァードの傭兵。あんな盗みをしながらの生活なんて、する必要なかっただろ?」
”黒欧泊”:『そうだ、金をかけている。紛い物であろうとお前にはあのお方の一部が含まれているからな』
”黒欧泊”:『生きているだけであの御方の汚点になりうる。問題はそこだ』
”黒欧泊”:『……死ね!!』
”黒欧泊”:『お前にまともな情があるのなら』
”黒欧泊”:『せめて今すぐ死んで償え!俺に対して!あの御方に対して!!』
氷室錬:「……ふ、くく」
氷室錬:「オマエがな」
氷室錬:「ええ。ええ、まともな情があるなら。お前こそ」
氷室錬:「《エデンズイースト》の元に、さっさと自殺でもして言ってくれば?」
氷室錬:「できれば、もうちょっと早くそうしてくれれば銘ねえさまも無事だったのよ?」
”黒欧泊”:『……あの御方の名前を』
”黒欧泊”:声が怒りに震えている
”黒欧泊”:『お前ごときが口にして』
”黒欧泊”:『いい、と、思っているのか?』
氷室錬:「あはは」
氷室錬:「わたしのDNAとレネゲイドは――」にやりと口を歪めて。
氷室錬:「《エデンズイースト》のものよ?ようく知ってるでしょうに」
氷室錬:「つまりは娘か双子の妹。お前なんかよりずっと近いわ」
”黒欧泊”:『……ゴミが……』
”黒欧泊”:『あの御方の血と肉を与えられておきながら』
”黒欧泊”:『たましいが!たましいだけがどうしてこれ程までに穢れているのか!!』
”黒欧泊”:『お前は俺の罪だ……』
”黒欧泊”:『シミひとつ、残さんぞ……!!』
氷室錬:「育ての親が悪かったんでしょうね。ああ、そこだけは同意する」
氷室錬:「オマエもな。この世にいた痕跡一つ」
氷室錬:「残ると思うな」
氷室錬:「喜多川さん。アリサさん。ミミーシャ様」
氷室錬:「それと、あと姫都。さっさと逃げて」
姫都幹久:「……」
姫都幹久:犬たち、動く気配あります?
GM:堰を切ったように
GM:屍犬の群れが殺到する!
屍犬:「ぐあふ!ぐあお!!」
アリサ・ブラックモア:ザ スッ !!
アリサ・ブラックモア:先頭の一頭の首が吹き飛ぶ
アリサ・ブラックモア:「ぼんくら」
アリサ・ブラックモア:「金払え」
アリサ・ブラックモア:「アタシ様はタダ働きはしねー」
アリサ・ブラックモア:「だから、後で、お前が」
アリサ・ブラックモア:「金を払え。いいな」
アリサ・ブラックモア:いつの間にか、片手にはギロチンの如き大鎌が握られている
姫都幹久:「ああ。数えとけよ」
アリサ・ブラックモア:「出来高かよ」
アリサ・ブラックモア:にやりと笑う。
アリサ・ブラックモア:「破産させてやらァ。う……ォら!!」
アリサ・ブラックモア:ザ スッ !!
アリサ・ブラックモア:包囲の一部を切り飛ばす!
姫都幹久:「頼んだ。喜多川さん、逃げ道教えて下さい!」
喜多川未知留(偽):「ナビゲートもするし、アリサくんも手伝う。情けなく逃げ回りながらでもぼくは戦えるからね」
喜多川未知留:ドローン群によって敵の規模や散開範囲を走査してある。会話中に引っ掻き回す用意は万端。
喜多川未知留:空中に浮かび上がる無数の魔法陣、大量の光弾に偽装された銃弾が降り注ぐ!
姫都幹久:「頼らせてもらいます!」だいぶほかより足遅いが、最後尾を守りながら必死で走る。
氷室錬:「……ごめんなさい、ちょっと言いたいこと言い過ぎました」恥じ入った顔。
氷室錬:こちらも、用意した手榴弾をアリサさんへ迫る一群とこちらへの一群へ放り投げつつ走る。
ミミーシャ:「そんな事は後です!いいから走りなさいな!!」
ミミーシャ:空いた包囲を抜けて、全員を先導する。
GM:爆風と血煙を巻きつつ
GM:君たちは進む!
GM:---
GM:プライズは知覚/回避に移行
GM:難易度:9
GM:進行値:4/10
GM:どうぞ!
氷室錬:知覚技能、ない…。まあマイナー光学迷彩起動していきます。
氷室錬:8dx=>9
DoubleCross : (8R10[10]>=9) → 10[2,3,3,4,5,6,7,10]+1[1] → 11 → 成功

氷室錬:アブねーっ
喜多川未知留:フォールンスプライトの効果発動。自分のの判定に+3D。知覚で振ります。
喜多川未知留:10dx>=9
DoubleCross : (10R10[10]>=9) → 8[2,2,3,4,5,5,7,8,8,8] → 8 → 失敗

姫都幹久:回避で振ります。めったに振らないやつだ。
姫都幹久:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[6,7,8,9] → 9

姫都幹久:む。財産点積めます?
GM:積めますよ!
姫都幹久:なら《夢の雫》と財産1入れて達成値20です。侵蝕率78に。
氷室錬:ぎゃーっ強い
姫都幹久:これが仕事ですから。
喜多川未知留:ハーレムメンバーはお金がない……
氷室錬:養ってもらってる…
GM:ヒエーッ
GM:では一気に進行は7に!
GM:---
GM:第2地区・セーフハウス
GM:---
GM:君たちはアリサの奮闘もあって屍犬を蹴散らしてくぐり抜け
GM:4人となってどうにか、セーフハウスに辿り着くことが出来た。
GM:改装中の民家を装った、静かな一軒家だ。
喜多川未知留:(走りすぎて吐きそう)
氷室錬:ぱたぱたと、硝煙の匂いや突いた汚れを落とす。
氷室錬:「喜多川さん、大丈夫ですか?」
喜多川未知留(偽):「えっ、いや、見ての通り全然大丈夫だよ?なんとか無事にたどり着けたね!」
姫都幹久:「これ、ゆっくり飲んで」水筒から麦茶を注いで、喜多川さんに渡して。
喜多川未知留(偽):「ありがとう姫都くん」
氷室錬:「……お気遣いありがとうございます」眉根を下げて頭を下げる。
氷室錬:「ごめんなさい、わたしが挑発するようなことをしたから」
氷室錬:「その……姫都も、迷惑かけたな」
姫都幹久:「一蓮托生ですよ。何より……うん、まあ、いいか。それは」
姫都幹久:「錬さんも。これ、よかったら」
姫都幹久:【おにぎり】
氷室錬:「……ありがと」べつの方を向きながら、受け取る。
姫都幹久:「走ったあとでこれっていうのもなんですけど、持ち出せたのがこれくらいで」弱めの笑み。
氷室錬:「……わたしなんて、武器しか持ってきてないから。こういう気遣いは、ありがたいわ」
氷室錬:ソファーの裏とか隅っこの方に行って、もくもくハムスターみたいに小さく食べている。
姫都幹久:「武器持っても、あんまり役に立ちませんから。おれ」はは。と息を吐くようにして笑って。
氷室錬:「武器なんて使えるやつが持ってればいいの。食料の方が今は大事よね」
喜多川未知留:「ごくごくごく……ゲボッ!」勢いよく飲みすぎてむせている。飛沫が僅かに浮いているドローンへ付着。
姫都幹久:「喜多川さん、大丈夫ですか、ええと……」だいたいアタリぽいあたりに替えのコップを……
氷室錬:「あ、喜多川さん大丈夫ですか?」そっと背をさすろうとして。
姫都幹久:「あれ……見えてるんですか? 錬さん」
喜多川未知留(偽):「いやあごめんごめん……あれ?」
喜多川未知留:厚めの特殊スーツの上から、それでも確かに伝わる肌の感触。
氷室錬:「え?」
氷室錬:目を丸くしつつ、喜多川さんの背中を撫でている。
喜多川未知留:「…………」
氷室錬:「あの……よく出来てるホログラムですよね。すごい精度です」
氷室錬:「常時展開してるのも、なにか理由があるのかな…って…」
喜多川未知留:「うわあい優しい対応」
喜多川未知留:「ど、どの辺りから見えてました?」
氷室錬:「……寝室の時から?」
氷室錬:そう言いながら、そっと優しくさすっている。
喜多川未知留:「orz」
喜多川未知留(偽):幻像の方は思いっきり項垂れている。
氷室錬:「ああっ大丈夫ですか!?変なとこ触っちゃった…!?」
姫都幹久:「あー……まあその、喜多川さん。麦茶、もう一杯飲みましょう。落ち着いて」
氷室錬:「え、えっとそのですねわたしの遺産というかそれ関係で光学系偽装は……!」
氷室錬:わたわたしつつ説明している。
喜多川未知留:「そっかぁ錬ちゃんはすごいね。毎回バレると自信無くなってくるなあはは……」
喜多川未知留:「触られるのが嫌ってわけじゃないかな、人と触れ合う経験がないだけ」
喜多川未知留:「割と真面目に、ほとんど初めてかな?」
氷室錬:「……そうなんですか」研究所。セル内。あのとき、姉と会うまでのこと――
姫都幹久:「おれもぜんぜんわかんないですからね、喜多川さんの居場所……」
氷室錬:「どうも、ねえさまからも、錬はすごいへんなとこで抜けてるってよく」
喜多川未知留:(寝室からってことは、ドローンでいろいろやったり無駄に魔法っぽい動きしてたのも全部)
喜多川未知留:(うん、深く考えないようにしよう。そうしよう)
氷室錬:「すごかったですよ。わたしも光学操作は習いましたけど」
氷室錬:「あんなに綺麗に出来るんですね」
氷室錬:遠くを見つめる目。
姫都幹久:「……錬さん。大丈夫ですか」
氷室錬:「大丈夫」眼を閉じる。「勿論、やるべきことがあるもの」開く。
氷室錬:ねえさま。銘ねえさま。錬は、きちんとやるべきことをこなします。
氷室錬:「……」
氷室錬:そうしたら。
氷室錬:会いに行っても、いいですか。
姫都幹久:「錬さん!」
氷室錬:「っ」
姫都幹久:「手。思いっきり握っちゃってますよ」齧りかけのおにぎりが潰れている
氷室錬:「あ、うん……ごめん、折角作ってくれたのに」開こうとして。握りこぶしが開かない。
氷室錬:「あれ……おかしいな」
氷室錬:手が震えている。
氷室錬:「……だ、だいじょうぶ。すぐ……」
氷室錬:「すぐ、こんなの……どうにか、するから…」
喜多川未知留:「……」そっと手を伸ばして、背中をさする。
姫都幹久:「すいません……。手、触ってもいいですか」
姫都幹久:「きついようなら、ミミさん呼んできます。連絡もそろそろ終わるころでしょうし」
氷室錬:「やめて」
氷室錬:「あのひとには………こんなの、みせたくない」
氷室錬:反射的に言葉が飛び出した。
姫都幹久:「あー……」くしゃり、と痛そうに顔を歪めて。
姫都幹久:「わかりました。……ごめんなさい」
氷室錬:「ううん。わたしがおかしいだけだから……」
姫都幹久:謝ったまま、錬さんの手を、ウェットティッシュでぬぐう感じで振れます。指のあたりにひやりとした感触。
氷室錬:「……ぁ」
氷室錬:がくがくと震える手。
姫都幹久:「ミミさん、すごい人ですよ。素敵な人だから」顔をしかめて、小さくうめいて。
姫都幹久:指を、不器用にほぐそうとする。
姫都幹久:「わかります。おれも」
氷室錬:「……あなたも?」
氷室錬:酷く固いそれが、ひとつひとつ。きみの手で剥がされていく。
姫都幹久:「あのひとがいたから、だから、ここにいられるんです」
氷室錬:「そうなんだ……」
氷室錬:「意外だわ。……あなたって、もっと普通で…なんにもない感じな、気がしてた」
姫都幹久:「はは。いや、そりゃそうなんですけど」困ったように笑う。
氷室錬:「……反論しなさいよ」
氷室錬:「ミミーシャ様に助けられて、そうじゃなきゃいられなかったくらいの。事情があったんでしょ」
氷室錬:「なんもないなんて、言うな」
氷室錬:「そうじゃないでしょ。あなたは、だから」
氷室錬:「反論……しなさいよ」
姫都幹久:「できないですよ。まあ、なんもないですから。おれ。だから……」
姫都幹久:「ミミさんと、まあ、あったときにですね。みんなでひどいめにあって」
姫都幹久:「……それで、ほんとにどうしようもなくなったときに、なんにもできなかったんですよ。おれ」困ったように笑う。
氷室錬:彼の能力を、肉盾だと評されて。それに、言い方はともかく訂正もなにもなかったことを思い出す。
姫都幹久:「それでも、誰よりもですね。ミミさんがいたから、あそこから帰ってこれたんですよ。だから」
姫都幹久:「あー……」考え込んで、なんとも気まずそうな顔で。
姫都幹久:「錬さんも、そうなってくれたらいいな。と」
姫都幹久:手指を綺麗に拭いて。
氷室錬:「……最後くらい、きっちり締めなさいよ」
氷室錬:彼と、仲睦まじく話すミミーシャさんとのふたりを思い出して。
姫都幹久:「すいません」困ったように笑う。
氷室錬:「謝るな、もう」
氷室錬:「……ありがとう。綺麗になった」
喜多川未知留:(ああ、やっぱり良いな)
喜多川未知留:(きみは何もできないって言うけど。ぼくはそんなきみに憧れたんだ)
喜多川未知留:どうすればいいのか分からない。人と触れ合ったことなんてほとんどない。
喜多川未知留:背中をさするぐらいしか、ぼくはこの子にしてあげられない。
氷室錬:「おまえな……」
氷室錬:「おまえは、こうして殺そうとした女にだって、気遣いができるんだから」
姫都幹久:手を離して。困った顔で、後頭部をかいて。
姫都幹久:「努力します」
氷室錬:「いいか。なにもできない、とか。謝ってばかりなの。本当どうにかしろ」
ミミーシャ:「その通り、ですけれど」
氷室錬:「ふぇっ」ミミーシャ様の声で背筋がぴんと伸びる。
姫都幹久:「……ミミさん。聞こえてました?」
ミミーシャ:「ミキヒサはそういう言い方しか出来ない人ですもの」
ミミーシャ:「自分で背筋を伸ばせないから……」
ミミーシャ:ぐいっと肩を捕まえて立たせて
ミミーシャ:「こっちでしてあげる他にありませんの」
姫都幹久:「あだっ!?」
氷室錬:「……………あはは」
氷室錬:「お似合いですね」
ミミーシャ:「何を言いますか。こっちはいい迷惑です」
ミミーシャ:「もしも……錬にこれからがあるなら」
ミミーシャ:「手を貸してもらっても、よろしいかしら」
ミミーシャ:「決めるのは今でなくて構いません。考えておいてくださいな」
氷室錬:困ったように笑って、その言葉を聞いている。
氷室錬:「……わたし、正直。凄い厄介なことしか運んできてないと思うんですけどね」
ミミーシャ:「何を」
ミミーシャ:笑って
ミミーシャ:「このぐでっとした男を見なさいな」
氷室錬:ちらりと見て。
ミミーシャ:「それでも自分が卑下出来ますの?」
姫都幹久:「ひどいなあ……でも」困ったように笑って。
姫都幹久:「そうですよ」
氷室錬:「…………くす」
氷室錬:「ごめん、姫都。ちょっと、無理かも」くすくす年頃の少女のように笑う。
ミミーシャ:「ふふ」
ミミーシャ:唇に指を当てて上品に笑う。
姫都幹久:「ああ」うなずいて。
姫都幹久:「笑った顔、はじめて見ました。錬さん」
氷室錬:「……、ばか!」顔を赤くしてそう言うのが限界だった。
GM:---
GM:ロイス購入はスキップ!そんな余裕はない!
姫都幹久:はい!

ミドル:4

GM:続いてのシーン!ゴールなるか!
GM:プライズ続き!シーンプレイヤーは氷室さん!
GM:他全員登場可能!
姫都幹久:ウオーッ!
姫都幹久:1d10+78
DoubleCross : (1D10+78) → 5[5]+78 → 83

氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:69->77)
喜多川未知留:69+1d10
DoubleCross : (69+1D10) → 69+2[2] → 71

GM:---
GM
情報:裏社会/噂話
難易度:9
プライズ:7/10

GM:では翻って情報に戻りましょう!
GM:レッツトライ!
氷室錬:あれっ知覚とかじゃなくて!?
GM:あとは情報整理タイムです
GM:もう逃げ回らなくていいのだ!
喜多川未知留:2dx>=9 情報:噂話
DoubleCross : (2R10[10]>=9) → 8[8,8] → 8 → 失敗

喜多川未知留:フォールンスプライトの効果発動。姫都くんの判定に+3D。
姫都幹久:はい、噂話で情報収集チーム起動!
姫都幹久:9dx+3 おらーっ
DoubleCross : (9R10+3[10]) → 10[3,4,5,5,7,8,8,10,10]+10[7,10]+3[3]+3 → 26

姫都幹久:よし。20超えました!
GM:まじかよ!
GM:ではプライズ満了!
氷室錬:つっよ
氷室錬:情報収集チーム起動してマイナー光学迷彩で隠密。
氷室錬:5dx+3=>9
DoubleCross : (5R10+3[10]>=9) → 10[4,5,6,9,10]+6[6]+3 → 19 → 成功

氷室錬:くそっ錬も悪くはないんだが
姫都幹久:そこではりあ……うのもいいですけどまあ満了で!
GM:最後に手に入る情報を……開示!
GM:---
GM:【”デュシーカ”について】
GM:ギルドに帰属する凄腕のオーヴァード傭兵。その腕前はUGNやFHの正規戦闘エージェントクラスとも言われている。
GM:現在は”黒欧泊”によって雇われており、氷室錬の命を狙っている。
GM:仕事に邪魔を入れた相手を決して許すことは無い主義らしく、報酬を度外視した私刑も厭わないという噂もある。
GM:---
喜多川未知留:(正規戦闘エージェント級かあ。ちょっと苦手意識のある評価付け)
ミミーシャ:「この男の気性。好都合ですわね」
ミミーシャ:「わたくしが姿を見せれば、上手く誘導出来るはず」
ミミーシャ:「分断して、そっちは”黒欧泊”とやらの相手に集中なさいな」
氷室錬:「……」眉根を下げて見つめる。言葉には出来ないが、やめてほしいという顔。
氷室錬:ちょっと喜多川さんや姫都を見てなにか言ってくれないかなあ…と視線をやっている。
姫都幹久:「大丈夫ですよ。正規エージェントくらいなら」ミミさんを見て、少し笑う。
姫都幹久:「ぜんぜんですよね」
喜多川未知留:「本当……?」
氷室錬:「姫都」
姫都幹久:「はい」
氷室錬:「それは、甘く見過ぎだ」
ミミーシャ:「その通り。一対一である以上、勝敗は常に揺蕩うもの」
ミミーシャ:「こういう時は、ミキヒサ」
姫都幹久:「……がんばってください」
ミミーシャ:「ふふん」
ミミーシャ:「よろしい」
氷室錬:「そりゃあ、他の場末田舎町の支部駐在ならともかく」
氷室錬:「ここ(N市)で活動できる正規級…ってホントに分かってます?」
ミミーシャ:「無論ですわ、錬。わたくしの方に心配は要りません」
ミミーシャ:毅然と言い切る。
氷室錬:「……あなたが強いということは、分かります」
氷室錬:「でも能力の相性や、別の要因だってある」
氷室錬:「なんの後ろ盾もない新人が、歴戦のマスターエージェントを殺すっていうジャイアントキリングだってよくあるんですよ」
氷室錬:それで、もし。万に一つだとしても……この人が、また姉のようになったとしたら。
ミミーシャ:「……錬は心配症ですのね」
ミミーシャ:「それも……ええ、無理からぬ事です」
ミミーシャ:「けれど、もう一度だけ」
ミミーシャ:「貴女のこれからを願うものを、信じてくださいまし」
ミミーシャ:「もう、一度だけ」
氷室錬:「……」
氷室錬:長い沈黙。
ミミーシャ:ルビーの瞳が、君の顔を覗き込む。
氷室錬:ああ。
氷室錬:ダメだ。こんな言葉と、この瞳――
氷室錬:見たことがある。
氷室錬:あの頑固で、どうしようもないくらいだった。あの――
ミミーシャ:「……」
ミミーシャ:この子と私は、同じ瞳の色をしている。
ミミーシャ:だから、この子の姉も、一番大切だった人も、きっと。
ミミーシャ:同じ色だったに違いない。
氷室錬:そう。いつも。
氷室錬:こんな瞳をしたひとを、わたしは止められない。
氷室錬:「わかり、ました」
氷室錬:そっと手を伸ばす。
氷室錬:「……もう、止めません。だから」
氷室錬:「せめて、約束してください。――ちゃんと、無事に戻ってくるって」
ミミーシャ:「ええ。必ず」
ミミーシャ:小指を差し出す
氷室錬:こちらも小指を。
ミミーシャ:「貴女の大切な人から継いだもの」
ミミーシャ:「わたくしが責を果たします」
氷室錬:「――勝手なひと。でも、ああ」
氷室錬:「あなたになら、委ねられます」
ミミーシャ:きゅっと、強く小指を絡めて、離す。
ミミーシャ:微笑んで、立ち上がり
氷室錬:こちらも、名残惜しそうに離して。
ミミーシャ:「支度があります」
ミミーシャ:「ミキヒサ、手を貸しなさいな」
姫都幹久:「はい」うなずいて。
喜多川未知留:「……ぼくはアイゼンベルグさんがどういう人なのか、さっきの話でしか知らないから」
喜多川未知留:「姫都くんが任せるって言うなら、それを信じるさ」
喜多川未知留:「でも、危なくなったら、いつでも手は出せる」
喜多川未知留:「手数じゃ黒欧泊にも負けないよ。そっちの援護も出来るように配置しておく」
姫都幹久:「はは。ちょっとすごい人ですよ」困った感じで笑って。
姫都幹久:「ありがとうございます、喜多川さん。おねがいします」
ミミーシャ:「言いましたでしょう」
ミミーシャ:「わたくしにだって考えがあります」
ミミーシャ:「ミチルがいることだって、わたくしの考えの一つです」
ミミーシャ:「……どうか、お願いしますわ。ミチル」
ミミーシャ:「貴女のどこまでも広く届く目と手」
ミミーシャ:「その細やかさ。頼りにさせていただきます」
喜多川未知留:「えへへ、そっかぁ…………うん」
喜多川未知留:「責任重大だね。任された」
氷室錬:その様子を、見つめて。
氷室錬:「……ねえ、喜多川さん」
喜多川未知留:「なんだい?」幻像はさっきから出していない。割と意気消沈したからだ。
喜多川未知留:ぐっさり刺さって、尾を引いている。
氷室錬:「保障なんて、なんもないのに。どうして」ああも、自分から背に負っていけたのだろう。
氷室錬:「わたしなんて放り出したっていいし。UGNに頼れば、もっと上手く進められたのに」
氷室錬:「何で……助けてくれたんだろう」
喜多川未知留:「まあ、そうだねえ」
喜多川未知留:「…………ぼくは最初、錬ちゃんの戦力が欲しいって言ったじゃない」
氷室錬:「UGNで良かったでしょ」
喜多川未知留:「今更逃げられないから話すけど、ぼくに限って言えばそうだねえ」
氷室錬:こくりと頷く。
喜多川未知留:「UGNと協力してて、黒欧泊への情報漏洩を拒絶したから追われた」
喜多川未知留:「うんうん、どう考えてもUGNに逃げ込む案件だよね。正気の沙汰じゃない」
氷室錬:「……」カーペットの上に膝を崩したまま座って、喜多川さんを見ている。
喜多川未知留:「よっぽど動揺していたのか、あるいはもっと単純にさ」
喜多川未知留:「それよりやるべきことがあるって、思っちゃったんじゃない?」
氷室錬:「……やるべきこと?」
氷室錬:生きること、大事なものを守ること以外に、あるのだろうか。
喜多川未知留:「きみを背負うよりも賢い選択があって、それでも投げ出さなかったのはさ」
喜多川未知留:「背負いたかったからなんだよ。みんな。きっとそれだけさ」
氷室錬:「…………何それ」くしゃりと顔が歪む。
氷室錬:「……勝手だよ……」
氷室錬:「いっつも、いっつもそう。勝手に決めて、勝手にどうにかして」
氷室錬:「……錬は、いっつも置いてきぼり」
氷室錬:涙が混じった声。――話していることが、別の誰かと混ざっている。
喜多川未知留:「そうだよねえ、すごい人たちだ」
喜多川未知留:「ぼくなんかじゃあとてもついていけないって、いつも思い知らされるよ」
氷室錬:「……ひぅ、ッく……、喜多川さん、は。ちがうの…?」
喜多川未知留:カーペットの上で座る錬ちゃんと、合わせるように座り込む。
氷室錬:涙を浮かべて。きみと視線を合わせる。
喜多川未知留:「全然駄目だよ。自信をはいつまでたっても持てないし、人と話せば辛い思いをさせちゃったりね」
氷室錬:「……でも。あの光は、きれいだったわ」
氷室錬:彼女が身に纏い、魔法のように使っていたその光。
氷室錬:ああ。光と言えば、傷つけることしか出来ないわたしたちに比べて――
喜多川未知留:「――それは嬉しいな」
氷室錬:「……人を傷つけないで、色々なことが出来て…。見惚れたのは、二回目よ」
喜多川未知留:「へえ、1回目が想像通りなら、うん、すごく嬉しい。元気が湧いてくるね」
氷室錬:「うん。――優しいひかりだった」幼い声。
喜多川未知留:「そっか……そっか」
喜多川未知留:「こうして褒められてもまだ大して自信を持てない、応援しがいのないぼくでよければ」
喜多川未知留:座ったまま、僅かに距離を詰める。
氷室錬:「……じゃあ、何度だって見せて」にこりと笑って。
氷室錬:「そのたびに、褒めてあげる」
喜多川未知留:「それは良いね。うん」
喜多川未知留:「流石のぼくも、少し調子に乗って来たよ」
喜多川未知留:「これからも末永くよろしくね。錬ちゃん」
氷室錬:「うん、未知留さん」ふわりと笑う。
GM:そんな2人とは、少し離れて
GM:部屋の片隅で、姫都くんとミミーシャは用意した装備を整理する。
ミミーシャ:「……少し」
ミミーシャ:「ずるい言い方をしてしまいました。あんな純粋な子に」
ミミーシャ:「断りようもない方法で、イエスと答えさせました。はしたない」
姫都幹久:「どっちがずるかったか、とか言いたくなりますけど」困ったように笑う。「でも」
姫都幹久:「本当にしちゃえば、それでいいんじゃないかな、と」
姫都幹久:「……ミミーシャ以外にはそうそう言えませんよ、こんなこと」
ミミーシャ:「ええ……」
ミミーシャ:「ミキヒサに言い続けていて、すっかり忘れていましたけれど」
ミミーシャ:「わたくしも大概、面倒事を背負う性分でしたわね」
ミミーシャ:「……そろそろ諦めて、開き直り時かもしれません」
姫都幹久:「忘れたなんて言ってたら、るうさんに怒られますよ」弱めの笑顔。
姫都幹久:「ぜったい、みんなで戻ります。だからミミさんも」
姫都幹久:「どうか無事で」
ミミーシャ:「分かっています」
ミミーシャ:「少し体を張ってでも。それでも」
ミミーシャ:「あんな優しい子がこれからを生きられないのなら、世界は闇です」
姫都幹久:「そんなんじゃないって」頷いて、
姫都幹久:「言ってやれますよ」
ミミーシャ:「……ミキヒサ」
ミミーシャ:「こうして決断する時、側に居てくれる人を見つけられて」
ミミーシャ:「幸せです。わたくしは」
ミミーシャ:頬にキスして、柔らかく笑う。
姫都幹久:「……おれもですよ。ミミーシャ」
姫都幹久:笑って、うなずいて。
GM:---
GM:シーン終了。最後のロイス購入が可能です。
氷室錬:ロイス!喜多川さんに取るよ!
氷室錬:”……”喜多川未知留 〇好意/劣等感 で。これで満杯!
氷室錬:購入は、何がいいかな
氷室錬:一応もう一個ブルゲに挑戦しておこう。マイナー光学迷彩起動で隠密。
氷室錬:6dx+1=>20
DoubleCross : (6R10+1[10]>=20) → 10[2,3,8,10,10,10]+9[5,7,9]+1 → 20 → 成功

氷室錬:マジか
GM:やりやがった!
氷室錬:ブルゲ持っておきます
氷室錬:以上で!喜多川さんとの会話でパワーを貰った!
喜多川未知留:ちょっと変なロイスですが 自負:ぼくの力/P自信〇:N緊張
喜多川未知留:へへーん
喜多川未知留:2dx>=10 調達はホローポイント弾!
DoubleCross : (2R10[10]>=10) → 9[5,9] → 9 → 失敗

喜多川未知留:お前はドローンないとだめだな。以上!
姫都幹久:地味にさっきのシーンで撮りそこねたので「戦友:アリサ:○信頼/憤懣」で取っときますね! ロイス6本で……一度はここまでだな。
姫都幹久:あ。そうだ、これこれ。ウェポンケース買いますよ。
姫都幹久:6dx>=18
DoubleCross : (6R10[10]>=18) → 10[1,2,3,6,6,10]+7[7] → 17 → 失敗

姫都幹久:よし。財産1入れて通し! ……錬さん、これ、フラググレネード入れとくといいですよ!
氷室錬:ありがとうございます!
氷室錬:では貰って入れておき、ショットガン装備しておいて、と。以上
GM:ではちょろっとだけマスターシーンへ!

マスターシーン

GM:---
GM:第2地区・裏通り
GM:---
GM:薄暗い裏通りに1人佇むのは
GM:その場に不似合いな非現実的な青白い髪の少女。
ミミーシャ:「……」
GM:そこに、凶悪な重火器を担いだ男が迫りつつある。
”デュシーカ”:「見つけたぜェ……!」
”デュシーカ”:「俺は仕事に茶々を入れた野郎は」
”デュシーカ”:「どんなクソでも許さねえ!!」
”デュシーカ”:ガガガガガガッ!!
”デュシーカ”:ビルの表面を弾丸が削り取る!
”デュシーカ”:「テメーみてえなガキや三下、いくらでもブチ殺してきた!!」
”デュシーカ”:「泣き叫べ!命乞いをしろ!!」
ミミーシャ:「……看板で戦うものではありませんけれど」
ミミーシャ:「こんな下衆に土を付けられて、この名を穢させるわけにはいきません」
ミミーシャ:「FH本部直轄遊撃部隊、”ゼノビア”セルの元リーダーとして」
ミミーシャ:「”ルビープラウド”、推して参ります!」
GM:  カ ッ  !!
GM:赤い閃光が路地を満たす!

クライマックス

GM:クライマックスへ!全員登場!
氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:77->85)
姫都幹久:1d10+83
DoubleCross : (1D10+83) → 1[1]+83 → 84

喜多川未知留:71+1d10
DoubleCross : (71+1D10) → 71+2[2] → 73

GM:---
GM:第2地区・セーフハウス前
GM:---
GM:建物を取り囲むのは、無数の屍犬の群れ
GM:その先頭に立つのは……。
”黒欧泊”:「出てきたか……」
”黒欧泊”:「往生際はわきまえているようで結構」
”黒欧泊”:「”オズサイト”」
”黒欧泊”:「君が何を思ってそのゴミクズ共を匿うのかは知らないが」
”黒欧泊”:「この際だ」
”黒欧泊”:「そこのクズを渡せば、変成王の一件」
”黒欧泊”:「手を引いてやってもいい。どうだ」
喜多川未知留(偽):「ぼくは"オズサイト"だ」
喜多川未知留(偽):「あなたには、それだけで十分だろう」
”黒欧泊”:「……ゴミクズが」
”黒欧泊”:忌々しげに唇が歪む。
”黒欧泊”:「価値を分かっていない。お前は。そのゴミじゃない」
”黒欧泊”:「あの御方の価値だ……!!」
”黒欧泊”:「お前に何がわかる!?何も理解できまい!」
”黒欧泊”:「あの御方の似姿として作られ、あの御方に至らないもの」
”黒欧泊”:「それがどんなに罪深く、醜いか!!」
”黒欧泊”:「虫唾が走る!!吐き気を催す!!」
喜多川未知留(偽):「…………わからないさ。ぼくなりに多少調べたけど」
喜多川未知留(偽):「お前たちの罪深さばかりが、目に飛び込んできたよ……!」
姫都幹久:「あの御方、って誰だか知らないですが、自分と比べて誰かがゴミだなんて言われた日には」
姫都幹久:「……比べられる方だって、きっと辛いですよ」顔をしかめて。
姫都幹久:「もしぜんぜん至らなかったとしても」
姫都幹久:「だからいちゃいけないなんて、そんな話はない」奥歯を噛む。
”黒欧泊”:「凡愚だな」
”黒欧泊”:「至上の価値を知らない者は、揃ってそう言う」
”黒欧泊”:「喪われたあの御方の存在以外に、価値あるものなど無いというのに」
氷室錬:「――そもそも。飛天の目的さえ忘れたの?」
氷室錬:「《エデンズイースト》が。あのひとが、どうして自分じゃなくて別の何かを作ろうとしたのかも」
氷室錬:「”人の身にして天に至る”。そう、あのひとは答えを知りたいと思ったから、自分では届かないからそうしたの」
氷室錬:「わたしたちは、誰もが聞いたわ。あのひとが話したことよ」
”黒欧泊”:「黙れ」
”黒欧泊”:「黙れ黙れ黙れ黙れ!!」
”黒欧泊”:「彼女なら出来た!人の身で天に至ることも!!だから彼女を呼び戻すのだ!!」
”黒欧泊”:「もう一度、あの神技を!」
”黒欧泊”:「遍く世界へ!届けるべく!万人を救済すべく!!」
氷室錬:「――ああ」
氷室錬:「今、本当にあのひとを憐れだと思うわ」
氷室錬:「誰もかれも、あのひとを崇拝したくせに」
氷室錬:「誰も、あのひとの言葉さえ理解しようとしない」
”黒欧泊”:「どォア・まァ・れェエエエエエッ!!」
”黒欧泊”:狂気に満ちたワーディング!
氷室錬:「――飛天セルライトモデル。”L-EN-417”」
氷室錬:「その名に於いて、貴様を誅殺する」
GM:衝動判定、難易度9!
喜多川未知留:3dx>=9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 7[4,6,7] → 7 → 失敗

喜多川未知留:73+2d10
DoubleCross : (73+2D10) → 73+14[7,7] → 87

姫都幹久:3dx+1>=9
DoubleCross : (3R10+1[10]>=9) → 6[1,5,6]+1 → 7 → 失敗

姫都幹久:《夢の雫》で無理やり成功させます! 侵蝕87!
姫都幹久:2d10+87
DoubleCross : (2D10+87) → 17[9,8]+87 → 104

氷室錬:4dx=>9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 8[2,4,6,8] → 8 → 失敗

氷室錬:うむ。
氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+9(2d10->2,7)した(侵蝕率:85->94)
GM
”黒欧泊”氷室笙
10m
PC

GM:”黒欧泊”の行動値は18です。
氷室錬:はっやっ!
GM:セットアップから!
姫都幹久:これは高い……ええと、ローラーブーツ起動しておきます!
氷室錬:なしで。ブルゲの意味がない!
喜多川未知留:なし!
GM:エネミーもなし
GM:そしてそのまま行動値18、”黒欧泊”の手番
”黒欧泊”氷室笙:マイナーでダークマター、メジャーでコンセ+インビジブルハンド+血の刃+血の宴
”黒欧泊”氷室笙:範囲攻撃を君たちのエンゲージへ!
”黒欧泊”氷室笙:14dx7+2
DoubleCross : (14R10+2[7]) → 10[1,1,2,2,3,4,4,6,6,7,8,8,10,10]+10[1,3,4,7,9]+10[6,9]+10[8]+10[9]+10[7]+5[5]+2 → 67

喜多川未知留:《黒き明かり》を使用。達成値を5減らしてもらおう。
”黒欧泊”氷室笙:ぐう!へらす!
喜多川未知留:侵食値を上げたいがゆえの無駄撃ち!
喜多川未知留:3上がって侵食値90
氷室錬:暴走リア不!
姫都幹久:達成値キツいですね……自分以外100超えてないので《龍鱗》のみで! 107!
喜多川未知留:暴走リア不!
”黒欧泊”氷室笙:7d10+22
DoubleCross : (7D10+22) → 27[3,2,1,3,10,5,3]+22 → 49

”黒欧泊”氷室笙:諸々有効!
氷室錬:装甲で7減らしても死ぬ!リザ!
氷室錬:氷室錬の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:94->100)
氷室錬:ぴっただ
喜多川未知留:1d10 死んでリザ!
DoubleCross : (1D10) → 8

喜多川未知留:98!
姫都幹久:弾きました
”黒欧泊”氷室笙:「死ね!死ね!死ねえ!!」
”黒欧泊”氷室笙:「あの人を騙るもの、あの人の名を穢すもの」
”黒欧泊”氷室笙:「あの人でないもの!!この世には不要なもの!!」
”黒欧泊”氷室笙:「みんな死んでしまえッ!!!!!」
”黒欧泊”氷室笙:ザシュッ!グチャッ!バシュッ!!
”黒欧泊”氷室笙:屍骸の犬や烏が君たちに襲いかかり
”黒欧泊”氷室笙:肉を裂き、骨を噛み砕いていく。
氷室錬:無言で、捌ききれないものをそのまま受ける。意思は伝えた。
氷室錬:後は、この刃でもって応えるだけだ。
姫都幹久:「っぐあっ!」抑え込まれて、牙や嘴でざくざくと肌を撃ち抜かれる。物量に阻まれて動けない!
喜多川未知留(偽):「がっ、ぐぅ!」幻像による誘導でも飽和する多重攻撃。全身を引き裂く激痛。
喜多川未知留(偽):だが構わない。ドローン群は攻撃のために配置している!
GM:そして続いてはイニシアチブ
GM:喜多川さんの手番へ移る前に
”黒欧泊”氷室笙:《さらなる絶望》
”黒欧泊”氷室笙:同エンゲージに、エネミーを出現させます。
GM:……殺到する屍犬たちの中から
GM:最後尾、もう1人。黒欧泊に寄り添って
GM:こちらに向けて歩いてくる。
首なし屍体:「……………。」
首なし屍体:それは首のない、少女の骸だ。
氷室錬:「……………」がり。
氷室錬:分かっていた。対手の能力。あの状況。
氷室錬:そうならない方が、おかしい。
首なし屍体:声を発することもなく。
首なし屍体:見ることも、聞くこともなく。
首なし屍体:君……氷室錬のよく知る、ずっと傍にいた「首から下」が。
首なし屍体:駆ける。迫る。
氷室錬:唇が噛み切られる。血が、泣くわけにはいかない少女の涙の代わりに零れる。
首なし屍体:行動値は15、手番に入ります。
首なし屍体:マイナーで陽炎の衣&氷の回廊
首なし屍体:メジャーでコンセ+見えざる死神+鮮血の一撃+ブラッドバーン
首なし屍体:対象は氷室錬
氷室錬:来なさい。
首なし屍体:10dx7+4
DoubleCross : (10R10+4[7]) → 10[1,1,2,3,4,6,8,8,8,9]+6[3,4,5,6]+4 → 20

氷室錬:暴走リア不。
姫都幹久:そこは《軍神の守り》から《龍鱗》です。
喜多川未知留:《黒き明かり》を使用。達成値を5減らしてもらおう。
喜多川未知留:侵食値がこれで101
姫都幹久:ダメージが切り下がりますね。ありがたい!
首なし屍体:2d10+28
DoubleCross : (2D10+28) → 17[10,7]+28 → 45

首なし屍体:諸々有効です
氷室錬:高いな?!
姫都幹久:弾きました。
氷室錬:ヒエッ…
喜多川未知留:さすが
首なし屍体:消失。そして出現。
首なし屍体:相対するものが何者かも知らないその刃は
首なし屍体:風を切り、無慈悲に君へと振り下ろされる。
氷室錬:「……」衝動の暴走。それで反応なんてできない――
氷室錬:いや。そもそも。躱すことを、思いついたか、どうか。
姫都幹久:息をためて、錬さんのまえに飛び出す。
首なし屍体:ド カッ !!
首なし屍体:肩口に、深々と短剣が突き立てられる!!
姫都幹久:「ぐっ……つつっ……!」肩から勢いよく血がしぶく。
氷室錬:「……!姫都!?」
氷室錬:「バカ!!何やってる!?」
氷室錬:思わず怒声が出た。……肉盾、とか言っていたが。本当にやる奴があるか!
姫都幹久:「できること……ですよ!」痛みでひきつってるけれど笑って見せて。
姫都幹久:「目。さめましたかっ……!」
氷室錬:「……おま、え」
”黒欧泊”氷室笙:「あああああああああ!!」
”黒欧泊”氷室笙:「役に立たない!役に立たない!!役に立たない!!」
”黒欧泊”氷室笙:「せめて使い途を見つけてやろうとすれば、これだ!!」
”黒欧泊”氷室笙:「ゴミゴミゴミゴミゴミ!!!!!!」
”黒欧泊”氷室笙:頭を抱え、血走った目を君たちに向けている。
氷室錬:「……言いたいことは、後で言ってやる!先に、あの騒音を止めてからな!」
GM:手番は喜多川さんへ!
喜多川未知留(偽):「ふざけた真似を!」大型ドローンを数機特攻させ、強引に距離を離させる。
喜多川未知留:ウェポンケースでフォールンピストル装備。
喜多川未知留:メジャーでコンボ【トリックとタネ】《コンセントレイト》《小さな塵》《マスヴィジョン》で攻撃。浸食+8して109。対象は黒欧泊
喜多川未知留:フォールンピストルの効果発動。この攻撃に対するリアクションではC値+1。
喜多川未知留:9dx7
DoubleCross : (9R10[7]) → 10[2,4,5,8,9,9,9,9,10]+10[2,4,5,7,8,9]+10[6,8,9]+10[7,10]+10[8,10]+10[9,10]+10[5,8]+10[8]+10[8]+2[2] → 92

姫都幹久:!?
氷室錬:ファッ
喜多川未知留:これが大人
姫都幹久:こ……これが重光線級喜多川さん!
氷室錬:なるほど航空機もすぐ落ちる
”黒欧泊”氷室笙:回避!
”黒欧泊”氷室笙:8dx11+4
DoubleCross : (8R10+4[11]) → 10[1,1,2,4,5,6,10,10]+4 → 14

”黒欧泊”氷室笙:ムリムリ
”黒欧泊”氷室笙:ダメージを!
喜多川未知留(偽):42+10d10
DoubleCross : (42+10D10) → 42+60[6,8,5,8,7,3,4,7,8,4] → 102

喜多川未知留:装甲有効です
氷室錬:つよすぎる
姫都幹久:こ、これが大人ビーム……!
”黒欧泊”氷室笙:えっ
”黒欧泊”氷室笙:即死……ですね……
”黒欧泊”氷室笙:HP0!戦闘不能に!
”黒欧泊”氷室笙:「はぁあああああ…!!もう耐えられない!!」
”黒欧泊”氷室笙:「そのゴミもろとも噛み砕け!!」
”黒欧泊”氷室笙:腕を掲げ、さらなる数の屍たちが現れる!
”黒欧泊”氷室笙:ザザザザザザザッ!
”黒欧泊”氷室笙:そして雪崩のように、姫都と錬に向けて殺到!!
氷室錬:じゃきりとショットガンを構えて迎撃に移ろうとするも、到底量が足りない。
姫都幹久:「(数が……多すぎる!)」人の体ひとつ、どんなにやったところで。
姫都幹久:できることには、限度がある。ひとりだけでは。
喜多川未知留(偽):「もうこれ以上、お前に奪わせるものなんかない!」無数の幻像を作り出す。
喜多川未知留(偽):灰色の髪、赤い瞳、無国籍的なその様相。同じ顔の者はだれ一人いない無数のヒトガタ。
喜多川未知留(偽):それらと出会った者は誰もいない。しかし、この場の誰もが見知った姿。
喜多川未知留(偽):フェイや氷室錬、飛天が生み出した子どもたち。微調整の末に作り出した似姿たち。
”黒欧泊”氷室笙:「ッ!?」
”黒欧泊”氷室笙:目の前に広がる光景に、身をたじろぐ。
喜多川未知留(偽):「ぼくの力は美しいらしいけど、お前はどう思うかな?この子たちを見てね」次々に現れ出でるは少女たち。
喜多川未知留(偽):あるいは舞うように、あるいは飛ぶように、戦場を蹂躙する。
喜多川未知留(偽):ともすれば、その中には"彼女"とまるきり瓜二つの姿もあったかもしれない。
”黒欧泊”氷室笙:「何を……何を……貴様……!!」
”黒欧泊”氷室笙:動揺。屍たちの統率が……崩れる!
喜多川未知留(偽):何にせよ、それらは全て幻像である。
喜多川未知留(偽):それらの攻撃とまるっきり異なるタイミング・角度から放たれる銃弾の嵐!
屍犬:「ギャウァ!!」
屍犬:「グギャアッ!!」
屍犬:次々に数を減らしていく。
”黒欧泊”氷室笙:「何を……何をしている……」
”黒欧泊”氷室笙:「あの御方を穢すものを……」
”黒欧泊”氷室笙:「許すなァアアアアアアアアアーッ!!」
”黒欧泊”氷室笙:腕を振るい、屍をけしかけ続けるが
”黒欧泊”氷室笙:幻惑に空を切り続ける。
喜多川未知留(偽):そして、トリックの下にはタネがある。
喜多川未知留(偽):無数のドローンから放たれる弾丸は、幻影と同様に本命ではなく
喜多川未知留:最大限の火力と、最大限の自己欺瞞に隠されて
喜多川未知留:至近距離まで近づいた喜多川未知留、その手の中の消音大口径拳銃。
”黒欧泊”氷室笙:「ッ!!」
”黒欧泊”氷室笙:ガキッ!!
”黒欧泊”氷室笙:ギリギリでその存在に気づき
”黒欧泊”氷室笙:首元を捕まえ、締め上げる。
喜多川未知留:「がっ……」
”黒欧泊”氷室笙:「忘れたのか……お前の首には」
”黒欧泊”氷室笙:「手がかかっていると、言ったなあ!!」
”黒欧泊”氷室笙:めき めきッ
喜多川未知留:びくびくと全身を痙攣させて、見もだえる。
”黒欧泊”氷室笙:「お前なんぞに……何が出来る!!」
”黒欧泊”氷室笙:「怯えて!死んでいけ!!」
喜多川未知留:しかしドローン群の動きに一切の乱れ無し。
”黒欧泊”氷室笙:「……ッ!!」
喜多川未知留(偽):喜多川未知留がいかに苦しもうとも、オズサイトは万全である。
喜多川未知留(偽):「ぼくは、子どもたちを導くものだ」
喜多川未知留(偽):「そう、決めている!」
”黒欧泊”氷室笙:ドローンの動きに気を取られ、視線が離れる。腕の力が緩む。
”黒欧泊”氷室笙:「しまッ」
喜多川未知留:瞬間、すべての魔法は掻き消えて
喜多川未知留:何の修正も為されない、圧倒的な物量が人間一人分の空間へと集中した。
喜多川未知留:「ぐえっ」自由落下。
”黒欧泊”氷室笙:「……が……ごぁ……!!」
”黒欧泊”氷室笙:全身に銃弾を受け、よろめきながら
”黒欧泊”氷室笙:尚立ち続ける、盲念によって。
喜多川未知留:「――――!――ッ!――ハッ!」酸素を求めて荒く呼吸。
”黒欧泊”氷室笙:「フゥウウウウッ…!グォオオオオッ!!」
”黒欧泊”氷室笙:悶えながら、向かうのは
”黒欧泊”氷室笙:もはやただひとつ知っている顔。記憶にこびり付いた
”黒欧泊”氷室笙:面影を持つ者、錬の方向へと。
”黒欧泊”氷室笙:「ガァアアアアアアアアアッ!!!!」
喜多川未知留:脳が割れるように痛む。手も足も、がたがた震えて止まらない。
姫都幹久:その視界の隅で。からだじゅうから血を流しながら、少女を庇おうとするこどもの姿。
氷室錬:その後ろで。必死に呼びかけるこどもがひとり。
喜多川未知留:硬く、硬く銃を握りしめる。
喜多川未知留:立ち止まる理由は、ある。痛くて苦しい。寝ていればいいのにね。
喜多川未知留:だけど
喜多川未知留:立ち上がる理由が、ある。やりたいことをするだけだ。ならば立ち上がれる。
喜多川未知留:(ぼくは、自己満足のためならなんだってやる奴だからな)
”黒欧泊”氷室笙:「シギッ……しィ!死ね!ゴミクズがああああああ!!」
”黒欧泊”氷室笙:凶悪に血の刃をまとった腕を
”黒欧泊”氷室笙:2人に向けて振りかぶる!
喜多川未知留:ふらふらと、時間をかけて立ち上がったその姿が掻き消える。
喜多川未知留:銃弾が黒欧泊の頭を、真横から貫通。
”黒欧泊”氷室笙:「が……」
”黒欧泊”氷室笙:ふらりと、倒れ込む。
喜多川未知留:遅れて姿が現れる。
喜多川未知留:立ち上がれずとも、ドローンで身体を動かすぐらいは簡単だ。
喜多川未知留:「…………ちょっとは、格好良かったかな」
”黒欧泊”氷室笙:戦闘不能。死亡します。
GM:――手番は行動値9
GM:氷室さんへ。
氷室錬:はい。
GM:そのイニシアチブに、イベントが起きます
氷室錬:なにっ
屍犬:「が……ぅ…」
屍犬:一斉に動きを止め、崩れ落ち
屍犬:屍体に戻っていく。
屍犬:どす黒い液体が、路上に流れ出し
首なし屍体:そして……首なしの氷室銘の足元から
首なし屍体:這い上がってくる。
氷室錬:「やめろ」
首なし屍体:「…………!!」
首なし屍体:がぎ ぐぎ
氷室錬:「やめて」
首なし屍体:無理矢理に関節を軋ませるような動きで
首なし屍体:ドガッ!!
首なし屍体:姫都くんを蹴り飛ばす!!
姫都幹久:「ぐっ……」体力自体はない。軽く吹き飛ばされる。
氷室錬:「姫都?!」
首なし屍体:ぎぎ ぐぎ ばぎ
首なし屍体:腕を振るい、歪め
首なし屍体:君の方へと向かってくる。
首なし屍体:"首なし屍体"に暴走状態を付与
GM:改めて行動値9
GM:氷室さんの手番へ。
氷室錬:「……」その様子に。ぎり、と。歯を噛み締める。
氷室錬:マイナー光学迷彩起動。隠密へ。
氷室錬:メジャー≪コンセントレイト:エンジェルハイロゥ≫≪見えざる死神≫。攻撃します。
氷室錬:そして。
氷室錬:ここでロイス、初期ロイスの姉とデモンストレイト、父の其れを昇華。
氷室錬:ダイス+10、C値-2.
氷室錬:判定へ。
氷室錬:21dx5+4 武器はスラッグショットガン。
DoubleCross : (21R10+4[5]) → 10[1,1,2,2,2,2,3,3,3,4,4,4,4,5,5,7,8,8,9,10,10]+10[4,4,5,5,8,9,9,9]+10[1,2,4,4,5,7]+10[2,9]+10[6]+10[5]+10[8]+2[2]+4 → 76

氷室錬:よし。
首なし屍体:暴走状態。リアクション不能です。
首なし屍体:ダメージをどうぞ
氷室錬:……。
氷室錬:はい
氷室錬:8d10+2d10+20 装甲等有効。
DoubleCross : (8D10+2D10+20) → 50[10,10,2,7,5,7,1,8]+13[6,7]+20 → 83

氷室錬:83点。装甲など有効です。
首なし屍体:そのダメージは
首なし屍体:受けきれません。HP0、戦闘不能になります。
氷室錬:その、異形となりながら。こちらへ歩く銘ねえさまへ。
氷室錬:「すごいわよね、銘ねえさま」
氷室錬:「ああ――」もっと早く。もっと速く。どうしてわたしは、気付きもせずに。いつもずっと、護られるばかりで。
氷室錬:「ねえさまにも、このひとたちのことを」
氷室錬:ふつり。姿が、もうそこには無い。
首なし屍体:べぎ ごぎ
首なし屍体:ただ腕を振るい、近づくものを攻撃しようとする。
氷室錬:「紹介したかったのよ」
氷室錬:手には、あの日の残骸/割れたガラス。
氷室錬:そこに、柔らかく暖かい、その実傷つけるだけの光を灯し。
氷室錬:腕を、摺り抜けて。心臓へと突き立てる。
首なし屍体:「…………。」
首なし屍体:既に鼓動はなく、体温の無い冷たい血だけが溢れ出る。
氷室錬:「――ありがとう、銘ねえさま。錬は」じゃきり。ショットガンを抜き放っている。
氷室錬:「もう、大丈夫です」発砲。
首なし屍体:「……!」
首なし屍体:がくん、と体が揺れて
首なし屍体:腕がだらりと脱力して。
氷室錬:「………………」腕が震えている。
氷室錬:涙が零れ落ちそうなのを、なんとか我慢して。
首なし屍体:君により掛かるように、崩れ落ちる瞬間に
首なし屍体:振り上げた腕は、丁度
首なし屍体:君の肩にかかって、抱きしめるように
首なし屍体:数秒ひっかかって。そのまま地面に崩れた。
氷室錬:「……ぅ」
氷室錬:「……ぅうぅぅぅううううう……!」
氷室錬:ぼろぼろと。堪えていた涙が零れ落ちる。
氷室錬:「……やりました。やりましたよ、銘ねえさま……」
氷室錬:「……だから」
氷室錬:「褒めて。錬を、褒めてよ……」
GM:答えはなく、ただ静寂だけが
GM:積み重なる屍の狭間で、君たちを包む。

バックトラック

GM:戦闘終了。バックトラックへ。
GM:Eロイスはさらなる絶望ひとつ!
GM:欲しい方はどうぞ!
姫都幹久:Eロイス低下使用せず、112からロイス5本の等倍で!
姫都幹久:112-5d10
DoubleCross : (112-5D10) → 112-36[7,7,9,6,7] → 76

喜多川未知留:侵食値は101、ロイスは6個!素振りで!
喜多川未知留:101-6d10
DoubleCross : (101-6D10) → 101-36[3,3,9,7,10,4] → 65

姫都幹久:よし。なんとか5点圏です
氷室錬:振らずとも帰れそうなので。104から3本当倍。
氷室錬:104-3d10
DoubleCross : (104-3D10) → 104-13[4,8,1] → 91

氷室錬:よし。
氷室錬:5点です。
喜多川未知留:致し方なし、4点です
GM:では全員生還!
GM:いつもの5点シナリオ7点、Eロ1点で~~
姫都幹久:18!
GM:姫都氷室18点、喜多川17点!!
GM:贈呈!!お疲れ様でしたー!
喜多川未知留:むしゃむしゃ!
氷室錬:おつかれさまでしたっ!
喜多川未知留:お疲れ様でした!
氷室錬:本当凄かった…
姫都幹久:よかった… ほんとよかったです。

エンディング

GM:---
GM:第2地区・コーポなみかぜ
GM:---
GM:セーフハウスから戻り、日も暮れて夜。
GM:負傷したミミーシャ、アリサ、喜多川は病院に向かい
GM:アパートに残っているのは、君たち2人だけ。
GM:会話もなく静かな夜。離れた布団に2人が包まる中
GM:……そっと寝室を出て
GM:扉が開く音がする。
氷室錬:きょろきょろと周囲を確認。…UGNだろうか、監視網があることには気付いたからだ。
氷室錬:もう、身に沁みついたもの。…そっと扉を閉じて、廊下に出る。
氷室錬:(ここは、いいところだな)
氷室錬:会った人たちの事を想う。
氷室錬:ミミーシャ様。喜多…未知留さん。
氷室錬:アリサさんに…姫都。
氷室錬:だから。
氷室錬:(これ以上は、だめだ。わたしが離れられなくなる)
氷室錬:遺産を内蔵した、飛天セル製量産体。
氷室錬:しかも、寿命面も遺産という力技とはいえ、解決している。
氷室錬:UGNへの敵対行動の履歴もある。
氷室錬:「……うん。だから、今日で最後だ」
氷室錬:胸が引き裂かれそうだった。
氷室錬:姉は、もういない。
氷室錬:本当に、独りになる。
氷室錬:でも。
氷室錬:それでも、こんなにいいひとたちに、嫌なものは見せたくない。
氷室錬:そうして。そっと歩いていく。
姫都幹久:「錬さん」
氷室錬:びくっ。
氷室錬:「な、ひ、姫都?夜食か何かか?よくないぞそういうのは」
氷室錬:あからさまに慌てた顔。
姫都幹久:「いや、たまには用意しますけどねそりゃ。」顔を見て、なぜか難しい顔。
姫都幹久:「あー……ええと」
氷室錬:こっちも髪をいじったりきょろきょろとせわしない様子。
姫都幹久:ひとしきり悩んだあと。
姫都幹久:「……行くアテ、なくないですか」
氷室錬:「――。」
氷室錬:「あるよ。わたしにだって」
姫都幹久:「…………」痛そうな顔になって。
姫都幹久:「お姉さんのところ、っていうのはナシにしてくださいよ」
氷室錬:その言葉に苦笑して。
氷室錬:「うん……廊下でする話でもないし。ちょっと適当な部屋で話そう」
氷室錬:と、さっと視線をやって。なぜかすぐ近くじゃなくて、すこし離れた中途半端な部屋に入る。
姫都幹久:「はい」
氷室錬:二人で入室したところで。
氷室錬:「……んー。いや、直接はないけど拾われそうだな…仕事してるの、今は困るんだけど」
氷室錬:「まあいいや。姫都」手を取る。
姫都幹久:「へ?」アホ面
氷室錬:すっと身体を密着するくらいに寄せて。
氷室錬:《天使の外套》&熱光学迷彩起動、といって隠密。周りからは普通にしてる様子しか見えないものを投影。
姫都幹久:「え、ちょっと!?」声を潜めてはいるけれど弾みかける。
氷室錬:「ばか。静かにしろ」
氷室錬:吐息がかかる距離。
氷室錬:「これくらいじゃないと、誤魔化せないからな。ちょっと窮屈かもしれないが、我慢してくれ」
姫都幹久:深く息を吐く。一度目をつむる。あける。「聞こえちゃまずい話ですか。やっぱり」小声。
氷室錬:「うん」
氷室錬:「………あまり、わたしも話がうまくないから、単刀直入に」
姫都幹久:「ええ」
氷室錬:「ミミーシャ様。あのひと、元FHだろ」
姫都幹久:「……わかりますか。やっぱり」
氷室錬:「今は切れてるっぽいのもね。元々わたしはそっちの産まれ育ちだ」
氷室錬:「そして、今回。思い切りわたしを助ける為に動いてくれたのも」
氷室錬:「……UGNの監視下で、危ない橋を渡っただろ」
姫都幹久:「……きっと、そういうことになると思います」ちいさく頷きます。
氷室錬:あのひとの実力なら。UGNなら普通に部隊長か関東だとかの上に回るはずだ。
氷室錬:「そうして、今度はわたし。元FHで、遺産持ちで、飛天セル量産体だ」
姫都幹久:「飛天セル」つぶやいて、ちいさく身体が震えます。「ええ。そうですね。錬さんは」
氷室錬:もぞりと動く。見た目だとスレンダーな体が、意外な柔らかさがあることとかが分かるかもしれない。
氷室錬:「わたしは、色んなことに使える」
氷室錬:「普通に実験台にも、遺伝情報だとか、臓器やレネゲイドの取得・培養だな」
氷室錬:「あとは洗脳したり条件付けしての斥候・偵察。テロにも使える」
姫都幹久:「やめてくださいよ」
姫都幹久:身長差がありますから、目の前で口がへの字に曲がるのが見えます。頬が赤い。
氷室錬:「事実だよ」
氷室錬:じっと見つめる。そういう風に意識されるとは思ってない。
氷室錬:「だから、わたしとしてはまだマシそうなUGNの方に行きたい」
氷室錬:「それに、協力してくれってこと」
氷室錬:「つまり、わたしが今日出る。そして姫都が、UGNの近場の支部に通報する」
氷室錬:「それで、わたしが話した情報もいくつかくっつけておけば、立派にUGNの協力者として評価されるはずだ」
姫都幹久:ことばを遮るようにして、錬さんを抱きしめます。
氷室錬:「……これで、ミミーシャ様もすこし、は……」眼を見開く。
氷室錬:「ひめ、みや?」
姫都幹久:「……」喉が、つまる息で脈打つのが、頬に触れます。
姫都幹久:「やめてくれ」
氷室錬:「えっと、何か抜けがあったか?おかしいところとか…?」
氷室錬:まるまるとした目。呆然ときみを見詰めている。
姫都幹久:「……そりゃ、おれも、とめられないですよ。でも」
姫都幹久:涙声になっています。すこししゃくりあげる。
姫都幹久:「それでも、だって」
姫都幹久:「錬さん。あと」ぽたり、と涙が落ちる。
姫都幹久:「どれくらいなんですか」
氷室錬:「……おまえ、まさか」
氷室錬:「飛天産まれの寿命の事まで、知ってるのか…?」
姫都幹久:「……ええ。ちょっと……」洟をすする。
姫都幹久:「ちょっと、このあいだ、あって」
姫都幹久:「力を使えば使っただけ、体が持たなくなるって」少し沈黙。
姫都幹久:「……ほんと、おれが止められたことじゃないです。けど」
姫都幹久:「だけど……」
氷室錬:「…………。」
氷室錬:「くそ。間違えた!」
氷室錬:姫都ならUGNとのつながりも、その人畜無害さで疑われまいと思ったのに。
氷室錬:「……えーっとな、姫都」
姫都幹久:「はい」
氷室錬:「わたしが、遺産持ちなのは言ったよな。光学遺産:虹霓」
姫都幹久:「……? ええ」
氷室錬:「”観測した通りに世界を改変する”遺産だ。これを、律理の羽根っていう因子とくっ付けて」
氷室錬:「ある種の永久機関にしてる。つまり、わたしの場合」
氷室錬:「コレ抜かれない限り、寿命は人並みだぞ」
姫都幹久:「へ?」涙とか鼻水で歪んでふぇ、くらいの発音。
氷室錬:「まあ抜かれたら死ぬかもしれないが」
氷室錬:「そこは、実験室の良心次第だな」
姫都幹久:「……うっ、ぐ」ぼたぼた涙が落ちます。少し身長が低い錬さんを抱きしめる手に力が入る。
氷室錬:「わ、ば、ばか!泣くな!わたしが悪かったから!」
姫都幹久:「よかった」やたら体温が高い。震えています。
氷室錬:「……もう」そう言いながら、そっと背中を撫でる。
姫都幹久:「よかった……」
氷室錬:こんなに。心配されたのは、初めてかも知れない。
氷室錬:ねえさまはけらけら笑ってるかこっちを見つけに来るようなひとで、とうさまは――
氷室錬:「っ」ぎゅ、と。こちらからも抱き締める様に。
姫都幹久:しばらく荒めの息が続いて、深呼吸数度、はあ、と息を吐いて。
氷室錬:「……落ち着いた?」
姫都幹久:「はい」洟をすする。
姫都幹久:目の前で、涙でぐしゃぐしゃになった、頬の真っ赤な(泣いてたせいだ)線の細い顔が、くしゃっと笑います。
姫都幹久:「すい……ありがとう、錬さん」
氷室錬:間近にある顔は、どこか紅潮しほんのりと朱に染まっている。
氷室錬:「ん。じゃあ話戻すけど。ミミーシャ様の今回の動きを、わたしという物資を獲得しUGNへ渡す動きに結び付ける」
氷室錬:「そうすれば、疑いの眼も大分和らぐと思うんだ」こちらも柔らかく笑う。
氷室錬:「姫都も、もうちょいいい暮らし出来るかもね」
姫都幹久:ぎゅっと両目をつむって。目をあける。
姫都幹久:「たぶん……」少し間があって、
姫都幹久:「たぶん、ミミさんがうまいことUGNに行くなら、それが正しいんだと思う」
姫都幹久:「……でもさ」
姫都幹久:「聞けないよ」
氷室錬:視線を合わせる。あかいろが君を見つめる。
氷室錬:「……どうして?」
氷室錬:「いいじゃない。会って三日も経ってない。UGNにただ電話するだけよ」
氷室錬:「それとも、FH系のが激しいの?それならそっちの筋当たってうまいことデコイ役やるけど」
姫都幹久:「おれは」
姫都幹久:一瞬、迷うような間があって。
姫都幹久:「錬さんがあぶない目にあうのは、いやです」
姫都幹久:まだ、背中に回していた手に、すこしだけ力が入る。
氷室錬:「……ん」
姫都幹久:「それから」
姫都幹久:「ミミーシャは、きっと泣くから」
氷室錬:「……今泣いても」
氷室錬:「死んだり、酷い暮らしをするよりマシよ」
氷室錬:「それに、貴方がいるじゃない」
姫都幹久:「そうだとしても」
姫都幹久:「そうじゃない道を選ぼうとする。そういうひとなんだ」
氷室錬:「……頑固ね。やっぱり、何も言わないまま行けばよかった」
氷室錬:「そうして、置手紙でも残して勝手に幸せにやってます、って。そうすればよかった」
姫都幹久:「だったら」深くいきをつく。
姫都幹久:「ここまで来たところで、それこそ大間違いですよ」
氷室錬:「……ふふ。そっか。でも、しょうがないじゃない」
氷室錬:「寂しかったの。……寒かったのよ」
氷室錬:肩口に頭を埋める。
姫都幹久:顔をくしゃりとさせる。笑ってはいないけれど、泣いてもいない。
氷室錬:「ねえ、姫都。…どうしたらいいと思う?」そのまま頭をころりと転がして見上げる。
氷室錬:「……迷惑を、掛けたくないの。ミミーシャ様にも、あなたにも」
氷室錬:「未知留さんにも、アリサさんにもよ」
姫都幹久:「……ここにいて、くださいよ」
氷室錬:「わたしがいたら、きっと嫌なことが増えるわ」
氷室錬:「知らないことも、出来ないことも沢山よ。きっと面倒ばかり掛けちゃうもの」
姫都幹久:「まだ見たことがないことも」
姫都幹久:「楽しいことも、きっと、たくさんありますよ」
姫都幹久:「きっと」
氷室錬:「……ふふ、そこは言い切ってくださいな」
姫都幹久:「……頑張ります」
氷室錬:「で」
姫都幹久:「はい」
氷室錬:「……まあ。わたしは、行く宛もないし、命もなにもミミーシャ様に救われたし」
氷室錬:「こうして、お返ししたかったのだけど。こうなると、どうしたものかしら」
氷室錬:んー、と人差し指を赤い唇に当てて。
姫都幹久:「あー……」情けない顔。「……そこは、どうしましょうね」
氷室錬:「ああ、そういえば。あなたは、ミミーシャ様のパートナーなんだっけ」
姫都幹久:「ええ。そうです」
姫都幹久:即答。あまりにも珍しいけど。
氷室錬:「……なにか、してほしいことはある?」
氷室錬:「なんでも、とはいかないから。出来ることになってしまうけれど。できる限り努力するから」
氷室錬:朱に染まった顔がふにゃりとした笑みを浮かべて。
氷室錬:ぎゅ、と。抱き締める腕の力を強くする。
氷室錬:じーっと見つめる。
氷室錬:(……ああ、なるほど)
氷室錬:(どうして連想したか、分かった気がする)
姫都幹久:「そう言われると、割と困りますね……ええと……」
姫都幹久:抱かれるままになっている。変な間。
姫都幹久:「あー……掃除当番……?」
氷室錬:「うん。他には?」
姫都幹久:「いや多いですね!?」
氷室錬:「?だって、命の恩には命で返すものよ。だから、何だって言っていいのよ?」
氷室錬:くすくす笑いながら。
氷室錬:幼い少女のような、無邪気で楽しそうな表情。
姫都幹久:溜息のような、ふかくながい呼吸。
姫都幹久:「じゃあまずは、ちょっと、考える時間をください」背に回していた手を、かおのあたりに。
氷室錬:「ええ…じらすのね?」
姫都幹久:錬さんの前髪をすこし押し上げて、顔をみて。頭に、やや大きいてのひらを置きます。
氷室錬:?を浮かべつつそのままされるがまま。
姫都幹久:「そういうことで。それでまあ、おもいつくまで」
姫都幹久:「ええと……あー……うちだな。当座は」頷く。
姫都幹久:「しばらく、うちにいてくださいよ」
姫都幹久:ここで、ミミさんのところに、というのは、なんかものすごく卑怯な気がした。
姫都幹久:だって、勝手に止めてるのはおれなんだから。
氷室錬:「……しばらくなの?」
姫都幹久:「好きなだけ、でも」頷く。前髪をあげた瞳を覗き込むように。
姫都幹久:「おれも……無理する方なんで。できることやりたいっていうのは」うん、と頷いて。「止められないですから」
氷室錬:そのままこちらも、覗き込むように――
氷室錬:「じゃあ、ダメそうならわたしがとめてあげましょうか?」
姫都幹久:「お手柔らかに」なみだのあとで赤い顔で、困ったように笑う。
姫都幹久:「きついでしょう? やれることまでできないの」
氷室錬:「ううん?昔よりは大分楽よ」
氷室錬:「盗みも人の眼にも、怯えなくていいもの」
氷室錬:「ええ、あなたはワガママを言ったと思ってるのでしょうけど」
氷室錬:「わたしにとって、それがどんなに大きなことか。ちゃんと教えてあげたくなったわ」くすくす笑っている。
姫都幹久:「なんか、すごいですね」弱めの笑い。
姫都幹久:「まわり、なんか、そういう人ばっかりで」
氷室錬:「知る必要もないことで。あなたが気に病む必要もないわ」
氷室錬:「生きていれば、どこだって地獄で天国のようなものだもの」
姫都幹久:「……すごい人が、また増えちゃったなあ……」
姫都幹久:ははは、はあ。と。笑いなのか、感嘆の息なのかわからないものを吐いて。
氷室錬:「人徳ね。羨ましいわ」
姫都幹久:「はは……よろしくお願いします。錬さん」
氷室錬:「ええ、よろしくお願いするわ。姫都くん」
GM:……バターーーーン!!
GM:突然、でっかい音とともに、空き部屋の扉が開かれる!
氷室錬:「ひゃぅっ」
姫都幹久:「へ?」
アリサ・ブラックモア:「てめーらはよろしく乳繰りあってねーで」
アリサ・ブラックモア:「さっさと金をアタシ様に払うんだよォ~~!!ボケッ!!」
アリサ・ブラックモア:どぶっ!!
アリサ・ブラックモア:Wラリアットの姿勢で、2人をまとめて押し倒す!
氷室錬:「ひぎゅっ」
姫都幹久:「いやお前あだあっ!?」
氷室錬:「わわわっわ、ち、近い」
アリサ・ブラックモア:「おらどうしたどうしたぼんくらぁ!」
アリサ・ブラックモア:「さっさと消費者金融さんでもなんでも飛び込んでこいごるぁ!」
アリサ・ブラックモア:4の字固めをかけている。
姫都幹久:「おま、大概にしろよ!? 今何時だと思ってだだだだだだだ」
氷室錬:ようやく距離の近さを理解して目を回している。
氷室錬:「あああ姫都くんがすごいことになってる!!」
GM:空には月、アパートの窓から
GM:いつまでも賑やかしい声ばかりが、夜空に消えていくのだった。
GM:---
GM:エンディング終了!
GM:お疲れ様でしたー!!
氷室錬:おつかれさまでしたっ
喜多川未知留:お疲れ様でした!
姫都幹久:お疲れ様でしたー!

エンディング2

GM:---
GM:第2地区・路地裏
GM:---
”デュシーカ”:「が……ぐ……!」
”デュシーカ”:路地裏に大の字にのびているのは、厳しい大男。
”デュシーカ”:自慢の武器も破壊されている。
ミミーシャ:「……」
ミミーシャ:腕を抑える。僅かな傷。
GM:すとり。
GM:そこへ着地する、もうひとりの影。
羽鳥七海:「あちらも、片が付いたみたいですね」
羽鳥七海:しゅるり、と足元から見えない何かを回収しつつ
羽鳥七海:「お疲れさまでした。ミミーシャさん」
羽鳥七海:「……」
羽鳥七海:倒れ伏した男を一瞥
羽鳥七海:「”デュシーカ”、”黒欧泊”、それぞれUGNへの引き渡し」
羽鳥七海:「滞りなく確認いたしました。〝ご協力〟、有難うございます」そういう建前とした。
羽鳥七海:「……思っていたより強かったですね」
ミミーシャ:「ええ。正規エージェント級というのも、あながちハッタリでも」
羽鳥七海:「貴女がですよ。ミミーシャさん」
ミミーシャ:「……」
羽鳥七海:「マスターエージェントに師事した元FHの遊撃セル”ゼノビア”のリーダー」
羽鳥七海:「そして現在はどの組織にも所属しない、完全に自由な状態のオーヴァード」
羽鳥七海:「この目で確認させてもらって、やっぱり」
羽鳥七海:「……こういう言葉を使うしか、無くなってしまいます」
羽鳥七海:「今の貴女は、『危険因子』です」
羽鳥七海:「私たちにとって、『みんな』にとって」
ミミーシャ:「承知しています。わたくしの身の振り方が半端であることも」
ミミーシャ:「重々、思い知りましたわ。今回の一件で」
羽鳥七海:「今回は事情が事情でしたが、見逃したわけではありません」
羽鳥七海:「これは猶予です。――いただいた『担保』の分の」
羽鳥七海:ちゃぷ、と
羽鳥七海:手元にある試験管は、赤い血で満たされている。
ミミーシャ:「……」
ミミーシャ:血液を解析されるということは、ブラム・ストーカー能力者の生命線を掴まれるということ。
羽鳥七海:「私がこれを支部に提出することになる前に」
羽鳥七海:「決めてください」
羽鳥七海:「『UGNイリーガルとして幹久さんと共に戦うか』」
羽鳥七海:「『幹久さんの元を出てフリーランスのオーヴァードとなるか』」
羽鳥七海:「……すぐに決められるほど、器用な人じゃないっていうのは私も分かってます。」
羽鳥七海:「けれど……長くは、待てません。今のこの、N市の状況では」
ミミーシャ:「……結構です。ナナミ」
ミミーシャ:「温情に礼を言います。ありがとう」
羽鳥七海:軽く会釈をして
羽鳥七海:建物の影に消えていく。
ミミーシャ:「……ミキヒサ」
ミミーシャ:ぽつりと零して、こちらも立ち去る。
GM:そして路地には、誰もいなくなった。
GM:---
GM:ED2 終了!
GM:これにて全工程終了!
GM:お疲れ様でしたー!
姫都幹久:お疲れさまでしたー!
姫都幹久:ミミさん……
氷室錬:おつかれさまでしたっ!……ミミ様――!!!
喜多川未知留:お疲れ様でしたー!
氷室錬:皆と話したいよう……
姫都幹久:うん……
喜多川未知留:ねー
氷室錬:ミミ様にこの身命を捧げますって誓いたかったし
氷室錬:他の人とも話したいことが沢山ある…