『迷い猫と炎のワルツ』


メインログ | 雑談

キャラクターシート

PC1:猫柳 麻子キャラシート
PC2:夏目 靖章キャラシート
PC3:パイライトキャラシート
PC4:琴城 星羅キャラシート
PC5:道成寺 安奈キャラシート

PC紹介

GM:ではコマも出来上がり
GM:皆さんをインドの世界にご招待
GM:そしてPC番号が……逆転する!!
GM:PC1は猫柳さんだ!自己紹介をどうぞ!
猫柳麻子:なにっ、急にPC1だ!?
GM:お前たちの浅はかさよ
猫柳麻子:はい!猫柳麻子、花の女子高生です!
GM:おっぱいがでっけえ
GM:それしか考えられなくなる
猫柳麻子:女子高生をしつつ趣味でジャーム相手に通り魔してます。おっぱいのデカさと殺意は比例する。
GM:キリングおっぱい…
猫柳麻子:胡乱な口調でつかみどころのない性格。コミュニケーションに支障がない程度には胡乱になっていきたい!
猫柳麻子:”殺人鬼”の因子を持つキュマイラシンドローム。殺人鬼の記録をストックした異空間から凶器を取り出して戦うぞ。
GM:ハチャメチャな設定
GM:だから気に入った
猫柳麻子:性能は単体白兵アタッカー!一応紡ぎの魔眼で自己判定ダイスにバフがかけれるので
猫柳麻子:情報収集もそこそこできる猫なのだぞ
猫柳麻子:というわけで、今回も胡乱にニャンニャンしていきたいと思います。よろしくお願いします!
GM:オッケイ!よろしくにゃんにゃん!
GM:続いてはPC2、夏目くん!自己紹介カモン!
夏目靖章:はい!夏目靖章、UGN遺産管理局のエージェントです!
夏目靖章:アーティファクトとか言う厄ネタや、遺産を異世界からポコポコ持ってくるクソ超越者と日夜戦っているイケメンです。
GM:大変すぎる仕事
GM:職場が死亡フラグ
夏目靖章:趣味は女の子に優しくすることです。
夏目靖章:別にJKだから優しくしているわけではなく、女の子には基本優しいのです。
GM:ええ~ほんとにござるか~?
夏目靖章:それはそうと最近年下の彼女ができたとか……?噂……。
夏目靖章:半同棲してるとか……?噂……。
夏目靖章:今回もかわいいJKと知り合えそうで楽しみです。
GM:エンジョイ勢にも程があるだろ
夏目靖章:性能としては攻撃能力を一切捨てたガード専門職。
夏目靖章:侵蝕はかなりかかりますが、範囲ダメージ軽減エフェクトに《異形の加護》を乗せることで
夏目靖章:同エンゲージ全員のロイスを守ります。装甲無視しようがガー不しようが関係ねえ
GM:カチカチおじさん…
夏目靖章:流石に3ラウンド目ぐらいから三途の川が見え始めるので、守った分のロイスでパパっと勝負を決めてくれると私が死なずにすみます
夏目靖章:今回はクリシーを買ってくれる女の子が居ないので財産点も多めに積みました!これでミドルも安心!
夏目靖章:お金の力でJKとエンジョイします!よろしくお願いします!
GM:オッケイ!いやなんにもオッケイじゃねえけどよろしくおねがいします!
GM:では続いてPC3、パイライトくんの自己紹介!
パイライト:数字がひとつ上がったね。それじゃあ
パイライト:第九支部で戦闘員に登録されている12歳のオーヴァードです。正体は賢者の石の破片から生まれたRB
パイライト:なので実年齢は零歳。普段の業務はカオスガーデンから来た珍獣のお世話と、他支部へのおつかい
パイライト:生まれてから半年とちょっと経ち、友達や社会と触れて発展途上中
GM:すくすく成長中なのだ
パイライト:戸棚の上に隠してある、お菓子の缶をこっそり取るくらいには成長してきました
GM:かわいい
パイライト:バレるとやどりちゃん支部長に怒られる
GM:かわいい
パイライト:構成はモルフェウス/ウロボロスの《シャドーテンタクルス》を基点にした遠距離白兵型
パイライト:武器生成して斬る以外は、《砂の加護》で無理やり頑張ります。
パイライト:今日は夏目おじさんと男の人二人なのでちょっと心配。よろしくお願いします
GM:オッケイ!綺麗なお姉さんたちもいっぱいだから大丈夫!お願いします!
GM:では次!PC4の琴城さん!
GM:自己紹介、どうぞ!
琴城星羅:はいな!琴城星羅!女子高生です!享年16歳!
琴城星羅:崩落戦で死んだチルドレンの遺体になんかいろんなものが入って生まれたレネビです。
GM:ゾンビィ~~
琴城星羅:本人も忘れてたけど生前はアーティファクト対策チームにいたらしいぞ。向こう側のN市に親友がいるので、ぜひ助けたいらしい。
琴城星羅:物語としてはこのあたりを背負ってるんですが、向こうに行く手段を確立するまでは永遠の女子高生生活をエンジョイしています。
琴城星羅:性格は明るくてアホです。好きなものは年下の美少年。
GM:ぴったりの人材がひとつ上に!
琴城星羅:いろいろあって助けられた13支部の辰巳支部長の強火夢女子をしています。
琴城星羅:バトルスタイルは体内に詰まっている殺人コンクリート構造体(触れると死ぬ)を撒き散らします。
GM:グロテスク!
琴城星羅:データ的には赫剣をポルターガイストしたりサンドシャードでぶつけたりするウロボロス/ブラムスです。
琴城星羅:きょうはJKがたくさんと美少年、さらにイケメンまでいるのではしゃいでいこうと思います。よろしくお願いいたします。
GM:よろしくおねがいします!では最後!
GM:PC5、みんな大好き道成寺さんだ!
GM:レッツ自己紹介!
道成寺 安奈:はい!
道成寺 安奈:道成寺 安奈(どうじょうじ・あんな)、17歳! N市は星辰館高校二年生のチルドレン!
道成寺 安奈:今までいろんな事件をとにかく燃やして解決していたらいつの間にか第五支部の支部長補佐になっていた女。
道成寺 安奈:性格としては飄々としているというか、王子様系ムーブを好んでする輩です。特徴はぴっちりした黒インナーです。
GM:性癖!
道成寺 安奈:最近は気になる男の子も出来て青春を謳歌している様子。取り戻せ人間性!
道成寺 安奈:性能としては対抗種ピュアサラRC。すっとろい行動値からですが一応範囲持ちで微妙な火力を叩き込みます。
道成寺 安奈:今回も目指せ、燃やして解決! 以上、よろしくお願いいたします!
GM:貧乳黒インナーが勝つかむちむちロリ巨乳が勝つか
GM:実験だよ実験!
GM:というわけで最強JKセクシーバトルを期待します
GM:ではこんな愉快なメンバーでやってまいります
GM:よろしくおねがいします!
道成寺 安奈:よろしくお願いします!
琴城星羅:よろしくお願いいたします!
夏目靖章:よろしくお願いします!
猫柳麻子:よろしくお願いします!
パイライト:よろしくお願いします!
GM:ナイスカラフル!

OP:猫柳麻子&パイライト

GM:ではPC1の猫柳さんとパイライトくんのOPから!
GM:侵蝕どうぞ!
猫柳麻子:1d10+32
DoubleCross : (1D10+32) → 6[6]+32 → 38

パイライト:1d10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 10[10]+38 → 48

GM:---
GM:第9地区・火災跡
GM:---
GM:地区中央付近の商店街。
GM:その只中に位置する、ファミリーレストラン……だった場所。
GM:今は焼け跡となり、黒い炭となった建材と、崩れたコンクリートが折り重なっている。
GM:君たちは先日この場所で起きた不審火の調査のため
GM:警察に紛れて現場を見識しているのだった。
刑事:「全く、こんなガキどもまで首を突っ込んでくるとは」
刑事:「UGNとかいう連中は、何を考えとるんだか」
刑事:恰幅のいい刑事は、君たちへの敵愾心を隠しもしない。
パイライト:「ごめんなさい。邪魔はしないので」
パイライト:軽く頭を下げる。支部内のおじさん曰く、こう言っておけば困らないとかなんとか
猫柳麻子:刑事の文句などどこ吹く風。まるで観光するかのように現場を見回っている。
刑事:「オイ、そっちのガキ!聞いてるのか!」
刑事:「お前だお前!」
猫柳麻子:「?」首を傾げてそちらを見る。
刑事:「現場を好きに踏み荒らすな!捜査のノウハウもわからんくせに……!」
猫柳麻子:「確かに警察の流儀や礼儀なんてものは知らんナ。」
猫柳麻子:「アタシは正反対の存在だから。」
刑事:「正反対?」
猫柳麻子:火災の検分に情報判定とかいりますでしょうか?
猫柳麻子:出来たらここでやってしまいたいです
GM:おっ
GM:流石ですね、今まさに提示しようとしてました
GM:知識:犯罪、情報:UGNで難易度8としましょう
猫柳麻子:判定技能と難易度をお願いします!
猫柳麻子:情報:UGNで判定しましょう。《紡ぎの魔眼》使用。
猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+1した(侵蝕:38->39)
猫柳麻子:5dx+1 情報:UGN
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[2,6,8,8,10]+4[4]+1 → 15

GM:お見事!
GM:パイくんもトライドウゾ!
パイライト:一応素振りで情報UGN、コネ込み
パイライト:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[2,3,10]+7[7]+1 → 18

パイライト:何故に
GM:爆発した!
GM:では2人ともかなーり色々な事がわかります
GM:……焼け跡を観察して分かるのは
GM:建物のそれぞれのブロックが燃え崩れたタイミング、火の回りかた。
GM:そこから読み解く事ができる事実。
GM:これは『放火事件』だ。
GM:何者かが、出来る限り多くの人間を巻き込み、逃さないように
GM:人のルートと火のめぐりを計算し、火種を仕込ませた。
GM:その殺意と、悪意を、君たちは現場から感じることになるだろう。
猫柳麻子:すっと、焼け跡の一角を指さす。
刑事:「?」
猫柳麻子:「始まりはここ。厨房でも喫煙所でもない、店の裏手。」
猫柳麻子:「目立たずに人が出入りできる場所だ。」
猫柳麻子:「失火ではないナ。明らかに放火だ。何故かというと…」
猫柳麻子:刑事の前を通って店の正門へ
猫柳麻子:「火が”店を取り囲むように”燃え広がっている。」
猫柳麻子:「普通に火を付ければバックヤードから燃え広がるはずだ。」
刑事:「……そうだ、店の中の人間、客と従業員合わせて27人死んだ」
刑事:「そこまでは分かっている。だが、放火だと?」
刑事:「誰かが、計算ずくでこの結果を」
刑事:「引き起こしたとでも言うのか!?」
猫柳麻子:にぃと笑う。
猫柳麻子:「だから、なのだ。だからアタシが呼ばれてるのだナ。」
刑事:「お前は……何だ?」
猫柳麻子:「アタシはみだりに淫らな殺人鬼(murderer)。」
猫柳麻子:「日の光の元で歩きながら、陰でしか出来ない化け物殺しをしている者だ。」
刑事:「な……に……?」
猫柳麻子:「警察や正義のライセンスもノウハウもないが…」
猫柳麻子:「殺人のノウハウなら弁えている(I "know-how" to kill.)」
刑事:「どういう意味だ、おい、つまりまさか」
猫柳麻子:「残念ながら化学は専門外だから細かいところは後ろの少年や、別の者に任せるがナ」
猫柳麻子:「火種を揚げた油が菜種か灯油かガソリンかもわからんのだ。口に入れば同じゆえ。」
GM:そこで、パイライトくんの端末へと
GM:支部から連絡が入ります。
GM:『第5地区にて類似の事件が発生。』
GM:『現場見識に合流されたし』
パイライト:猫柳さんの口上を聞きつつ、端末を確認。出ます
パイライト:「──猫柳お姉さん。綺麗な言葉遊びだけど」
パイライト:「移動だって。忙しくなると思う」
猫柳麻子:「ンニ?また事件か。手口に異同がありやなしや。」
パイライト:「ぼく達に連絡が来るってことなら、同じってことかな」
パイライト:刑事の横をすり抜け、殺人鬼の横に立つ
猫柳麻子:「ひっぱりダコだ。猫の手も借りたいというわけだナ!」
パイライト:「猫じゃないけど手ならいっぱいあるよ」
パイライト:うぞうぞ。わずかにコートの隙間から、何かが蠢いて見える
刑事:「あ、オイ!待て、話は終わっていない!ガキども!」
刑事:刑事たちは追いすがろうとするが
猫柳麻子:振り返り、刑事の腹にとん、と指を当てる。
刑事:「!」
刑事:身動きが取れない。まるで捕食者に睨まれた鼠のように。
刑事:冷や汗が、頬を伝う。
猫柳麻子:「む、やはり健康状態が良くなさそうだ。」
猫柳麻子:つつ、と指を這わせていく
猫柳麻子:「胃腸が悪いな?心臓にも負担があるか?」
刑事:「……う」
猫柳麻子:「その体ではアタシたちが追う者とは到底渡り合えん。」
猫柳麻子:「無理に追えば、」指が刑事の首を、顎をなぞる。
猫柳麻子:「銀杏の葉が散り終わる前に死ぬだろう。」
刑事:「しッ!?」
猫柳麻子:「ンニャハハハ!それではお仕事御苦労!」
猫柳麻子:猫のように笑って、パイライトの後に続く
GM:君たちは移動用に手配されたバンに乗り込み
GM:火災現場を後にする。
刑事:金縛りが解けたように、道路に身を乗り出して
刑事:「ッくそ!!」
刑事:被っていた帽子を地面に叩きつける。
刑事:「UGN……バケモノどもめ……!」
GM:---
GM:車内・移動中
GM:---
GM:君たちは車に揺られて、次の現場へと向かう。
GM:第5地区は間に第12地区を挟んで、すぐ。車ならそうはかからない。
パイライト:「大暴れだったね、お姉さん。いつも通りかもしれないけれど」
猫柳麻子:「暴れたつもりはないのだがナ」
猫柳麻子:鼻歌を歌いながら車窓からの風景を眺めている
パイライト:それほど外の人員と関わる機会が少ない自分には、物珍しい風景ではあったが。
パイライト:「うん、自然体だった」
猫柳麻子:「自然体?」
パイライト:「呼吸するみたいに踊って」
パイライト:「ぼくには珍しく見えたけど。猫柳お姉さんには、他人と会う時の色のようなものが見えなかった」
パイライト:「何かと相対する時、意識は形を変える。どんな人でも」
パイライト:「ただ、いまのところぼくは、猫柳お姉さんがそういうことをしたようには見えづらかった。から」
猫柳麻子:「アタシが単純だからかもナ。」
猫柳麻子:「アタシはいつだって赫色三毛色どどめ色。」
猫柳麻子:「この目に映るものは二つしかない。”殺せる”か”殺せない”かだ。」
猫柳麻子:「獲物を前にすればきっと違う色が見えるだろうさ。」
パイライト:「……」じぃ、と。目の前の相手を見る。
パイライト:未知の相手だ。色々な人が第九支部にも集まってきたが──
猫柳麻子:「オマエも動じないな。石が呼吸しているみたいだ。」パイライトの眼を見返して微笑む
パイライト:「そうかな。……うん、“まだ”そうかも」
猫柳麻子:「ンニャ。悪いと言っているわけではない。」
猫柳麻子:「動じないからこそいいものもあるということだ。」
猫柳麻子:「変わらぬ光を湛える宝石が貴ばれるようにナ。」
猫柳麻子:「ダイヤモンドが踊り跳ねたら大変だろう?」
パイライト:「割れちゃうね。それは嫌だ」
パイライト:「……変わらないことの価値を、まだ理解できてはいないけど」
猫柳麻子:「コロコロ変わるのを見る方が楽しいか?」
パイライト:「まだわからない」
パイライト:「ぼくは“変わってきた”と思う。でも、きっとそれだけじゃ足りないんだとも思う」
パイライト:「だから、猫柳お姉さんには興味がある。かな」
猫柳麻子:「興味か。」ず、とパイライトとの距離を縮める
猫柳麻子:「望むなら、変わったところを見せてやるぞ。」
パイライト:表情は変わらない。目は動かず、彼女の視線を受け止める
猫柳麻子:そのまま顔を近づける。制服のリボンや、髪の一本一本がふわりと揺れる様が至近距離で見て取れるだろう。
猫柳麻子:「アタシの獲物になれば、の話だが。」
猫柳麻子:ちろりと舌を出す。口の端から八重歯が覗く。
パイライト:「……謝らなきゃね」
猫柳麻子:さらにパイライトに近づこうとしたところで、
猫柳麻子:シートベルトの限界点。ぴたりと動きが止まる。
猫柳麻子:「ンニ?」
猫柳麻子:「謝る?」
パイライト:「いつも変わらない、と思ったけど。」
パイライト:「お姉さんのことを知ったつもりで言う言葉じゃなかったから」
パイライト:「ごめんなさい」
パイライト:「図々しいけど、許してもらえるかな」
猫柳麻子:「傷ついたり憤った覚えもないゆえ、許すも何もないのだナ。」
猫柳麻子:「綺麗だナ、オマエは。石のように純粋だ。」
パイライト:「そうなのかな」
猫柳麻子:パイライトの前髪を啄むように、柔らかな唇で一瞬だけ咥えて離す。
猫柳麻子:「他の人やネコもそう思うかは保証しないがナ。」
猫柳麻子:にゃ、と笑って姿勢を戻す
パイライト:されるがままに彼女の仕草を見て。
パイライト:「ぼくからすれば。お姉さんもずっと綺麗に見えるよ」
パイライト:彼女が言う多くの色が混ざり合って。まだ一面しか見えていないが
パイライト:それがぼくには、羨ましいほどに綺麗に見えている
猫柳麻子:「存外趣味が悪いナ、オマエも。」くすくすと笑う
GM:---
GM:シーン終了。ロイス取得のみ可能です。
猫柳麻子:パイライト/〇興味/隔意/ロイス
猫柳麻子:これで!
猫柳麻子:以上です!
パイライト:猫柳さんに「きれいなもの:好奇心〇/畏怖」でロイスを
パイライト:以上です

OP:夏目靖章

GM:では次のシーン!
GM:夏目さんのOP!侵蝕どうぞ!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+6(1D10->6)(侵蝕:40->46)した
GM:---
GM:第十一地区・公園
GM:---
GM:昼下がりののどかな空気が漂う公園。
GM:寝床にもほど近いその場所で、君は遺産管理局からの指示により待機していた。
GM:――じりりり、じりりりり。
GM:都内でも殆ど見なくなった公衆電話のベルが鳴る。
GM:それは恐らく、君への連絡だ。
夏目靖章:ベンチで吹かしていた煙草の火を消し、立ち上がる。
夏目靖章:その脚で公衆電話の元へ
GM:がちゃり
GM:受話器を取ると、砂嵐のような音。
遺産管理局:「やあ、”フリージア”」
遺産管理局:「元気にしてたかい?」
遺産管理局:激しいノイズで声色はわかりにくいが、君の上司のものだ。
夏目靖章:「おかげさまで。相変わらずいい趣味をしてますね」レトロな連絡手段に対して
遺産管理局:「ふふふ、あるものを使っているだけだよ」
遺産管理局:「こういう手段は、意外と小回りが効く」
遺産管理局:「……”スターゲイザー”の一件は、ご苦労だったね」
夏目靖章:「てっきり見捨てられるかと思っていましたけどね」
遺産管理局:「君の実力なら生き残ると信じていた……なんて台詞は都合がよすぎるな」
遺産管理局:「君とその街のチームに、借りが出来てしまったか」
夏目靖章:「ふふ、都合がいいのはお互い様なんで、そこは気にしてませんよ」
遺産管理局:「そうかい?それなら、嫌な顔をしないで聞いてほしいのだが」
遺産管理局:「また少し、厄介な案件だ」
遺産管理局:「『バビロン・リスト』に関する情報が入った」
GM:”バビロン・リスト”。
GM:遺産管理局が長年をかけて追い続けている遺産のひとつだ。
夏目靖章:「へえ、そいつは……」
遺産管理局:「君も聞き覚えはあるだろう」
遺産管理局:「法の始祖、古代バビロンのハムラビ王が手にしたという、古のレネゲイドアイテム」
遺産管理局:「その特性は『あらゆる罪の所在の明示』」
遺産管理局:「この地球上において、人が犯した罪の記録が集合無意識を通じて累積される、無限のデータベース」
遺産管理局:「……そう解釈されているがね、実際のところはその形状さえ不明だ」
遺産管理局:「しかし、もしもそんなものが実在するとすれば」
遺産管理局:「あらゆる政府機関にとって、手にするだけで絶大な力となる」
遺産管理局:「核兵器をはるかに超える世界の脅威だよ」
夏目靖章:「特定の勢力の手には渡って欲しくない代物ですね、まさしく人の手には余る」
夏目靖章:「ですがそれが本物だとしたら」
夏目靖章:「俺みたいな使い走りじゃなく、"専門チーム"が投入されるべき案件じゃないですか」
遺産管理局:「そこの所が難題でね」
遺産管理局:「状況から鑑みて、君に動いてもらうのがベストなんだ」
遺産管理局:「まず1つに、我々にもたらされている情報が不確かであること」
遺産管理局:「存在が確認されたのは、”バビロン・リスト”そのものではなく」
遺産管理局:「関連が疑われる存在である、というような段階だ」
遺産管理局:「そして2つ目に、その『人物』は」
遺産管理局:「現在N市内にいる」
夏目靖章:「なるほどね」
夏目靖章:「ですが今の言葉、"人物"というのは」
遺産管理局:「ああ。オーヴァードだ」
遺産管理局:「現在はN市第十二支部で、イリーガル待遇を受けている」
遺産管理局:「封筒の中に写真があるよ」
GM:見ると、電話ボックスの上に
GM:青い封筒が置かれている。
夏目靖章:「本当に、いい趣味してますね」封筒を手に取り、中の写真を取り出す。
GM:映っているのは、きょろりとした目の、どこか怪しげな雰囲気の少女。
GM:ミニスカートに学生服だ。
遺産管理局:「猫柳麻子、コードネームは”斑猫”」
遺産管理局:「彼女は”殺人鬼”のキュマイラを自称しており」
遺産管理局:「歴史上で起きたあらゆる殺人事件の手口を、能力として再現出来るらしい」
遺産管理局:「言うまでもなく、規格外の力だ。その破壊規模や威力ではなく」
遺産管理局:「どこからそれを『引き出しているのか』」
夏目靖章:「ふむ、つまりはそれが」
遺産管理局:「ああ、あるいは」
遺産管理局:「”バビロン・リスト”に関連しているのかもしれない」
遺産管理局:「あくまで推測に過ぎないがね」
遺産管理局:「今はとにかく、彼女についての情報がほしい」
遺産管理局:「そこで君に白羽の矢が立った、というわけだ」
夏目靖章:「まあ、事情は理解しましたよ」
夏目靖章:「殺されても死なないのが取り柄ですからね、俺は」
遺産管理局:「理解が早くてありがたいね」
夏目靖章:「……一つ確認しますが」
夏目靖章:「仮にその推測が"正解"だった場合」
夏目靖章:「彼女の処遇については、ある程度俺の裁量権を汲んで貰えると考えていいですよね」
遺産管理局:「……」
遺産管理局:「君はつくづく、駆け引きをしない男だな」
遺産管理局:「物をハッキリ言う。上司としては頭が痛いよ」
夏目靖章:「一途で誠実なのが取り柄の男なんで」
遺産管理局:「ああ、いいだろう」
遺産管理局:「”フリージア”に仕事を任せるとは、そういうことだ」
遺産管理局:「彼女の処遇についてはこちらもベストを尽くす、そちらも頼むぞ」
夏目靖章:「ふふ、いい上司を持てて幸せですよ」
夏目靖章:「もちろん、強羅隊長には悪いですけど」
夏目靖章:「この街に"夜"を落とすのはまだ早い」
夏目靖章:「結構、気に入ってるんでね」
GM:---
GM:シーン終了、ロイスのみ可能です。
夏目靖章:調査対象 猫柳麻子 興味◯/不安 で所得します!

OP:琴城星羅&道成寺安奈

GM:では次!
GM:お待たせしました!琴城さん道成寺さんのOP!
GM:登場ドウゾ!
琴城星羅:1D10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 7[7]+36 → 43

道成寺 安奈:31+1d10
DoubleCross : (31+1D10) → 31+6[6] → 37

GM:---
GM:第5地区・火災現場
GM:---
GM:君たちは、真っ黒に焼け焦げたマンションの室内に立っている。
GM:火災が起きたのは昨夜、この場所で犠牲になったのは
GM:夫、妻、娘の3人家族。
GM:現場からレネゲイドの痕跡が発見され、案件は警察から君たちUGNへと回されたのだった。
道成寺 安奈:(……)
道成寺 安奈:家族が亡くなる火災。その境遇に、己の過去をほんの少し重ねて。
道成寺 安奈:気持ちを切り替え、エージェントとしての仕事に戻る。
琴城星羅:珍しく俯いているが、安奈ちゃんをちらと見て顔を上げる。
上坂シラハ:「惨いものでござるな」
上坂シラハ:顔半分を覆面で隠した、黒髪の少女。
上坂シラハ:君たちと同じく、チルドレンの上坂だ。
上坂シラハ:「安奈どの、大丈夫にござるか?」
道成寺 安奈:「問題ないさ。ここには仕事で来ているという意識はちゃんとあるよ、上坂嬢」
上坂シラハ:「意識と心持ちは別の所在にござる」
上坂シラハ:「見聞は拙者たちにお任せいただいても問題はないでござるよ」
上坂シラハ:心配そうに見ている。
道成寺 安奈:「心遣いは痛み入る。けど、折角現場まで出てきて、ただふんぞり返って座ってもいられないさ」ウィンクひとつ。
琴城星羅:ウインクを見てちょっと安心した顔。
琴城星羅:「頼りにしてるよ、安奈ちゃん」
琴城星羅:「私たちが任された案件ってことは、私たちにしかどうにかできないんだから」
道成寺 安奈:「あぁ、琴城嬢。分かっているとも」
道成寺 安奈:自分のような子供をこれ以上生まないよう、チルドレンを続けているのだから。
GM:君たちは現場を検める。物を盗もうとしたような痕跡はない。
GM:家族3人の死体からも、オーヴァードやジャームとなった形質の変化は見られなかった。
GM:この場所に誰かもうひとり、レネゲイドの痕跡を残したオーヴァードが存在していたのだ。
上坂シラハ:「サラマンダー能力者にござろうか。しかし一体何の目的で……」
上坂シラハ:首を捻っている。
道成寺 安奈:「例えば殺戮衝動や破壊衝動の持ち主なら」
道成寺 安奈:「手段そのものが目的ということもあり得る、かな。そうなると追うのも大変だけど」
琴城星羅:「ほかの目的がなくて、焼くために焼きました…みたいな?」」
琴城星羅:「そんなやつがいるなら…ほっとけないよ」
上坂シラハ:「左様にござるな、なんとしても見つけ出さなくては」
GM:君たちは現場に残る手がかりを探す。
GM:知覚、知識:犯罪 難易度6の判定です
GM:レッツどうぞ!
道成寺 安奈:知識:犯罪を平目で。
道成寺 安奈:3dx>=6
DoubleCross : (3R10[10]>=6) → 10[3,6,10]+2[2] → 12 → 成功

GM:有能!
琴城星羅:知覚で。浸食上げときたいので砂の加護使います。
琴城星羅:6DX>=6
DoubleCross : (6R10[10]>=6) → 9[2,6,8,9,9,9] → 9 → 成功

琴城星羅:浸食が47になりました。
GM:ではおふたりとも閃く!
GM:居間に引かれた、人型の白線。
GM:この家の主、夫の増田真一の遺体があった場所だ。
GM:その指先、真っ黒な煤の下に
GM:爪で削られたような跡があることに、君たちは気付く。
GM:幾何学的な直線で構成された、何かのエンブレムのようだ。
琴城星羅:「なんだろこれ?」さっと手元に模写。
上坂シラハ:「何かの紋のように見えるでござるな」
道成寺 安奈:「乱雑に掻き毟った跡には思えない。手がかりの一つになるといいのだけど」
琴城星羅:「ダイイングメッセージってやつなのかな?」写真も撮る。
上坂シラハ:「炎に撒かれ、助からないと感じながらも」
上坂シラハ:「それでも、力を振り絞って我々に伝えるべきことが、この方にあったのでござろうか」
上坂シラハ:「南無阿弥陀仏……」
上坂シラハ:手を合わせている。
道成寺 安奈:「だとしたら、無駄にするわけにはいかないな。支部で調べてみようか」
琴城星羅:「うん。早く犯人に追いついて、止めよう」
GM:---
GM:というようなところで、シーンは終了!
GM:ロイスのみ可能です!
琴城星羅:安奈ちゃん/信頼○/不安 で取得します。
道成寺 安奈:仲間/琴城星羅/〇連帯感/脅威 で取得します。

合流

GM:合流!全員登場だ!
道成寺 安奈:37+1d10
DoubleCross : (37+1D10) → 37+8[8] → 45

猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+6(1d10->6)した(侵蝕:39->45)
琴城星羅:47+1D10
DoubleCross : (47+1D10) → 47+2[2] → 49

夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+7(1D10->7)(侵蝕:46->53)した
パイライト:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 8[8]+48 → 56

GM:ではまずは夏目さんの視点から
GM:---
GM:UGN・N市第5支部・支部長室
GM:---
GM:君は遺産管理局の情報網によって、第十二支部のイリーガル、猫柳麻子は任務のため現在は第5支部に出向いている事を突き止め
GM:彼女に面会すべく、アポイントメントを取り付けようとしているのだった。
梁田麗佳:「確かに、イリーガルの猫柳麻子は今この支部にいる」
梁田麗佳:「だがそれが、どうしてお前がこの案件に係る理由になる。夏目靖章」
梁田麗佳:君の目の前で腕を組み、訝しげな視線を向けているのは
梁田麗佳:ロングヘアに切れ長の目つきの女性。かつて別の事件でも肩を並べたこともある、この支部のリーダーだ。
梁田麗佳:ちなみに同い年。
GM:質問については、正直に答えてもいいし
GM:管理局内の機密として共有しない判断をしてもいいだろう。
夏目靖章:この夏目、誠実さが売りの男。美人に嘘は付けぬ……付けぬが……
夏目靖章:「あまり大っぴらにできる話ではないんだけどね。一応機密なもんで、ただ」
梁田麗佳:「ただ、なんだ?」
夏目靖章:「麗佳くんに疑われたままだと座りが悪い、俺のモチベーションにも関わるからね」
夏目靖章:「詳しい説明はできないが」
梁田麗佳:「猫柳麻子から目を離せない理由がある、と?」
夏目靖章:「ああ、わかるだろ?遺産絡みさ」
夏目靖章:「現時点ではどの程度彼女が関与しているかはわからない。もしかすれば、こちらの見当外れかも」
夏目靖章:「だから直接合ってそれを調べたい」
夏目靖章:「彼女がこちらに来ていたのは俺としても都合がいいんだ。12支部とはあまり揉めたくないからね」
梁田麗佳:「……エキスパートの領分には、こちらも口出し出来ないか」
梁田麗佳:「いいだろう。こちらもお前の実力に関しては信用している」
梁田麗佳:「口ぶりほど軽薄な判断をしない男であることも、な」
梁田麗佳:「ただし、任務に同行させるか否かの判断は、直接携わる私の部下に下してもらう」
梁田麗佳:「それでいいな?」
夏目靖章:「構わないよ。俺も麗佳くんの人選は信用しているとも」
梁田麗佳:「よし。そしてもう一つ」
梁田麗佳:「私の部下たちに余計なツバをつけようものなら」
梁田麗佳:「十二支部ではないが、こちらもそのやり方に習わせてもらおう」
梁田麗佳:「斬って捨てる。いいな」
梁田麗佳:ぐぉごごごごごご
梁田麗佳:背中から威嚇のオーラが漂っている。
夏目靖章:「ははは……そこも信用して欲しいんだけどなあ」冷や汗
梁田麗佳:「ふん、そこだけが信用ならんのだ」
夏目靖章:「いやいや、俺だって見境なく声かけてるわけじゃないからね」
夏目靖章:「相手がいる子かはちゃんと見極めてるし、だから麗佳くんにも声をかけなかったんだ」
梁田麗佳:「……」
梁田麗佳:「さっさと行け、第2会議室だ」
夏目靖章:「はいはい、それでは支部長殿、失礼致します」
夏目靖章:わざとらしく一礼して部屋を出ます。
GM:---
GM:第5支部・第2会議室
GM:---
GM:灰色のカーペットの朴訥な意匠の会議室。
GM:今この場所に集まっている人員は4名
GM:第5支部の支部長補佐・道成寺安奈に、正規のチルドレンである琴城星羅と上坂シラハ。
GM:第9支部のイリーガルであるパイライト、そして第12支部のイリーガル、猫柳麻子だ。
GM:……5名だった。
上坂シラハ:「お二人が不審火事件の協力をしてくださるという」
上坂シラハ:「第9地区のパイライト殿と、第12地区の猫柳殿でござるな」
パイライト:「はじめまして」挨拶。
猫柳麻子:「あー………」机に置かれたお茶請けをさっと取って「んむ」ぺろりと平らげる
猫柳麻子:「んむんむ、善哉善哉。食べているのはどら焼きだが。」
猫柳麻子:「猫型ロボットの好物をネコが嫌いなわけがないのだナ。」
琴城星羅:目の前の美少年ととんでもないスタイルの美少女を交互に見ている。
琴城星羅:露骨にデレッとした顔になったり、悲しげに自分の胸をぺたぺたしたりしている。
道成寺 安奈:「第五支部として協力にお礼申し上げる。……これからよろしくお願いするよ」
上坂シラハ:「我々は支部で選定された本件の対策チームにござる」
上坂シラハ:「拙者は”ミチカケ”の上坂シラハ」
道成寺 安奈:「道成寺……"ダストエンド"道成寺安奈だ」
琴城星羅:「あ、"フェアウェルブーケ"琴城星羅です。よろしくお願いします!」思い出したように顔を上げて、ぺこりと一礼。
パイライト:「よろしくお願いします。“パイライト”、と呼んでもらえれば」
猫柳麻子:「こちらこそよろしくナ。”斑猫”の猫柳麻子。女子高生兼殺人鬼だ。」
上坂シラハ:「や、ややっ、なんと剣呑な」
道成寺 安奈:「殺人鬼」目を丸くする。 「その名乗りは初めてだな」
琴城星羅:ぱちくり。「(どこまで本気なんだろう…?)」
猫柳麻子:「なに、ただ人間や化け物を殺すのが少しばかり得意なだけだ。オマエたちに危害を加えるつもりは今のところない。」
猫柳麻子:「首輪もしっかり付いている。」白い首を晒す。
猫柳麻子:「無問題超安泰、安心安全な飼い猫というわけだ。」
琴城星羅:ほっ。「(名前通りの猫っぽい子だなあ)」
道成寺 安奈:「できればこの先もないことを祈っているよ」
上坂シラハ:「なんだかノリに流されているような気もするでござるが……」
上坂シラハ:「ともかくこちらに道成寺殿がいれば安心にござる!」
上坂シラハ:「安奈殿はこの歳にして正規エージェント!その上支部長補佐を任せられているという」
琴城星羅:「安奈ちゃんはうちの出世頭だからね!」
上坂シラハ:「我らがエースなのでござる!よ!日本一!」
上坂シラハ:どこからか取り出した扇子を扇いでいる
上坂シラハ:「星羅どのも扇子どうぞ!」
琴城星羅:「安奈ちゃんに任せとけば安心だよ!」ぱたぱた。
道成寺 安奈:「ふふ、あまり持ち上げないで欲しいな。ただの一介のエージェントだよ」
道成寺 安奈:「事件に対して、私なりに全力で当たる事は約束するが」
道成寺 安奈:「皆の事も頼りにさせてもらうからね?」くすぐったそうに扇がれながら。
パイライト:(やどりちゃんと雪ちゃんと数馬の方が若いけど、多分言わない方がよさそうだ)あれは特殊なのだろうきっと
猫柳麻子:「ふむ。つまり今回の仕事の長であり、私の暫定飼い主でよいのかナ?」
道成寺 安奈:「現場の責任者ということなら、そうなるな」
猫柳麻子:「ふむふむ。では媚びを売り恩を売り餌を得るとしよう。」
猫柳麻子:「猫は愛嬌を振舞うことと狩ることが仕事ゆえ」道成寺に肩を寄せる
猫柳麻子:ふに、と柔らかな感触が道成寺の二の腕に当たる。
道成寺 安奈:(この感じ。いつもの劣勢、というわけだな!)
道成寺 安奈:自分より大きな胸に囲まれる事には慣れている。己が胸に一瞬ちらりと視線をやってから、すぐ戻す。
琴城星羅:わかるよ、という顔で頷く。
上坂シラハ:「どうかされたにござるか?」
パイライト:「?」
パイライト:釣られて自分の胸元を見てしまう
上坂シラハ:「やや!もしやおっぱいについて気にしておられるのでござるか!」
上坂シラハ:直球。
上坂シラハ:「猫柳殿のボリュームには確かに圧倒されましてござるが、安奈殿だって決して形では負けていないと思うでござる!」
上坂シラハ:「忍者のお墨付きでござる!」
道成寺 安奈:「ふふ、そういうのは言わぬが花、というやつさ」表情を変えずにパチリとウィンクしてみせる。
上坂シラハ:「はっ!失礼…!忍ぶ心を忘れておりましてござる…!」
猫柳麻子:「で、そちらもエージェントか?」琴城さんの方を見る
琴城星羅:「そうだよ!一応私も正規の試験通ってるんだから!」えへん。
猫柳麻子:「……」猫のように瞳孔を細める
猫柳麻子:ぱっと道成寺から離れ、今度は琴城の元へ。
猫柳麻子:琴城の膝の上に座り、正面から至近距離で相対する。
琴城星羅:「ひゃっ」顔が近い!
猫柳麻子:「何か被ってるのか?」
琴城星羅:目を一瞬大きく開く。
パイライト:猫柳お姉さんの発言に、視線が琴城さんの方へ向く
琴城星羅:「隠してるわけじゃないけど、初対面で見抜かれたのはそんなに多くないかな」
琴城星羅:指先を引っ張ると、手の皮膚がずるりと剥けて赤黒いコンクリート質の内部構造が露になる。
猫柳麻子:「ンニ。」物珍しそうにそれを見る。
琴城星羅:すぐに構造体から新しい皮膚が染み出てくる。
琴城星羅:「いろいろあってめんどくさい体なの。レネゲイドビーイングだから」
猫柳麻子:「オマエも綺麗だナ。」
猫柳麻子:「黒曜石のようだ。ナ?」パイライトに目線を向ける
琴城星羅:「え?」思わぬ言葉に耳まで赤くなる。
琴城星羅:「あ、ありがと…」
琴城星羅:「でも、私は私だから。普通のチルドレンとかエージェントとかと思って接してくれると嬉しいな」
パイライト:「そうだね。ここで“先輩”に会うとは、思ってなかったけど」
琴城星羅:「先輩ってことは…キミも?」猫柳さんの肩越しにパイライトくんに視線を移す。
パイライト:視線を受けて立ち上がり、琴城さんに近付いて。顔を寄せる
パイライト:瞳の奥に、さながら水晶のような光の乱反射を捉えられる
琴城星羅:「(あっかわいい)」
琴城星羅:星羅ちゃんはアホなので心の声がまるわかりなのだ
パイライト:「ぼくは琴城お姉さんと違って、生まれたばかりだけどね」
琴城星羅:「お姉さん」見たことのない顔で一瞬硬直する。
琴城星羅:「……ねえパイライトくん。もう一回言ってもらっていい?」
パイライト:「琴城お姉さん」(三瓶由布子ボイス)
琴城星羅:「っはーーー……」天を仰ぐ。。
琴城星羅:「これからもそう呼んでくれると、お姉ちゃんうれしいな!」これ以上ないくらい蕩けた顔で。
琴城星羅:「あ、録音するから!もう一回!」
パイライト:道成寺さんに顔を向けた。純粋に心配してそうな空気を感じさせる
猫柳麻子:「この娘はそういう性癖の持ち主なのか?」道成寺さんに
道成寺 安奈:「大丈夫。彼女は優秀だとも」あんまり蕩けた顔を見てない感じで。
上坂シラハ:「左様!支部の心強い仲間なのでござる!」
琴城星羅:はっ。ぶんぶん。
琴城星羅:「あ、その…後で!後でもう一回お願い!」
パイライト:「あ、はい」この人も初めてのタイプだ
GM:と、その時
GM:がちゃりと、もうひとり部屋に入ってくる音
GM:パリッとしたスーツにキメた色男、夏目さんだ。
夏目靖章:「おや、女の子ばかりで随分盛り上がっていたようだね」
猫柳麻子:「おや。」
上坂シラハ:「むっ」
上坂シラハ:「先程、支部長どのからもうひとり捜査に参加すると連絡がござりましたが」
上坂シラハ:「貴殿が夏目どのでござりますか?」
夏目靖章:「ああ、流石は梁田支部長。話が早いな」人前ではちゃんと役職呼びする気遣い
夏目靖章:「"フリージア"夏目靖章。遺産管理局の者だ」
猫柳麻子:「飛び入り参加の夏目か。吾輩(アタシ)は猫である。」
猫柳麻子:「猫柳麻子というしっかりとした名前はあるがナ。」
猫柳麻子:にゃ、と笑顔を返す
夏目靖章:「ああ、よろしく。麻子君」僅かに顔を見つめた後、視線を移し
道成寺 安奈:「第五支部、支部長補佐。"ダストエンド"道成寺安奈だ」
琴城星羅:「はじめまして。"フェアウェルブーケ"琴城星羅です」いつもの顔に戻って。
上坂シラハ:「拙者は"ミチカケ"、上坂シラハにござる」
道成寺 安奈:「捜査に加わってくれるのならば心強いです」笑顔で。
パイライト:「“パイライト”。よろしくお願いします」
パイライト:夏目さんに一礼
夏目靖章:「安奈くん、支部長から話は聞いてるよ。お手柔らかに」
夏目靖章:「それから星羅くん、か……ん、どこかで聞き覚えが……」
琴城星羅:「私が何か…?」首をかしげる。
夏目靖章:「ああ、もしかして"スキャバーズ"の琴城星羅くんかい?コードネームが違うから分からなかったが」
琴城星羅:「!」表情が変わる。
琴城星羅:「はい、"ルミネッセンス"ですね。前の私の名前というか、生きてた頃の私っていうか」
琴城星羅:「えーと……それも『私』です。」
夏目靖章:「ふむ、色々事情がありそうだ……ま、込み入った話はそのうちするとしよう」
琴城星羅:「は、はい!それよりブリーフィングの続き!」
上坂シラハ:「よいのでござるか?今思わぬ方向に話が……」
夏目靖章:「いいさ、自己紹介の途中だったしね」
上坂シラハ:「お二人がそう言われるのならば、承知にござる」
夏目靖章:「君はパイライト君か、よろしくね」
パイライト:「うん、よろしく。夏目おじさん」
夏目靖章:「はははおじさんかぁ~うんそうだよねえ」
夏目靖章:「うん、大丈夫。別に男におじさん呼ばわりされても全く気にしない。大丈夫」ブツブツ言っている
上坂シラハ:「梁田支部長からは、夏目どのの采配はチームを率いる安奈どのに任せるとのことにござる」
上坂シラハ:「……素行に些か問題があるため、目を光らせておけ、とも」
上坂シラハ:後半は道成寺さんへの耳打ち。
道成寺 安奈:「……ふふ、心得ておくよ」小声で。
夏目靖章:「……さて、そして最後にシラハくん、と」
上坂シラハ:「は!上坂シラハにござる!」
夏目靖章:「シラハくんの言う通り、俺は管理局の任務で少々このチームに相乗りさせて貰うことになった」
夏目靖章:「それなりに役には立つつもりだが、処遇については現場責任者に一任するとのお達しだ」
夏目靖章:「まあ、若い子に置いていかれないように精々頑張るよ。よろしくね」ウインク
上坂シラハ:「……!」
上坂シラハ:「う、ウィンクされてしまったでござる……」
上坂シラハ:「安奈どの、まさかこの方は拙者が好きなのでは……!?」耳打ち
道成寺 安奈:「ふふ、ウィンク一つで好意を振りまいていたら」
道成寺 安奈:「私も上坂嬢の事が好きということになってしまうさ」両目をつむる。ウィンク慣れした人間からの優しい諭しだ。
上坂シラハ:「それは確かに……!気を緩めてはいられないでござる!」
琴城星羅:「シラハちゃん、忍の心忍の心!」肩をたたきながら。
上坂シラハ:「は!忍の心!」
GM:と、なんのかんのと君たちは
GM:事件の捜査に乗り出すこととなった。
GM:---
GM:シーン終了。ロイス取得が可能です。
猫柳麻子:ロイス、夏目靖章/興味/〇警戒/ロイス これで取得して以上です。
パイライト:琴城お姉さんに「“先輩”:仲間意識〇/色々な心配」でロイス取得します
パイライト:こちら以上です
道成寺 安奈:同行者/夏目靖章/〇連帯感/不信感 これで取得して以上です
琴城星羅:・お姉さんって呼んで/パイライトくん/美少年〇/心配
琴城星羅:で、取得しておしまいです。
夏目靖章:同行者 パイライト 連帯感/◯おじさん… で取ります
夏目靖章:それと、OPで煙草を吸っていたので
夏目靖章:アクセサリー(煙草)を破棄した扱いにさせてください
GM:細かな描写!
夏目靖章:ブランケット指定品を破棄したことで、意志判定達成値-1
GM:ちゃんと携帯灰皿使っただろうね!
夏目靖章:紳士に抜かりはないゾ
GM:流石だァ

ミドル:1

GM:では次のシーン!情報収集です!
GM:項目は現在2つ!
GM:【”第5地区のマンション”について】
GM:情報:UGN、知識:犯罪
GM:難易度:9
GM:【”第9地区のレストラン”について】
GM:情報:UGN、知識:犯罪
GM:難易度:9
GM:シーンプレイヤーは猫柳さん!
GM:他全員登場可能!
道成寺 安奈:45+1d10
DoubleCross : (45+1D10) → 45+1[1] → 46

夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+3(1D10->3)(侵蝕:53->56)した
猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+10(1d10->10)した(侵蝕:45->55)
猫柳麻子:ニ゛ャー
琴城星羅:でます!
琴城星羅:49+1D10
DoubleCross : (49+1D10) → 49+3[3] → 52

パイライト:1d10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 7[7]+56 → 63

パイライト:オア
GM:ではレッツトライ!
猫柳麻子:じゃあまずやってみます
猫柳麻子:レストラン!《紡ぎの魔眼》で判定ダイス3つ増やして判定!
猫柳麻子:技能は情報:UGN!
猫柳麻子:5dx+1>=9
DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 10[1,4,7,9,10]+8[8]+1 → 19 → 成功

猫柳麻子:ネコをあがめよ
猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+1した(侵蝕:55->56)
パイライト:ヒュー
夏目靖章:猫神様じゃ~
GM:パーフェクトキャッツ
道成寺 安奈:ではマンションについて振りましょう
道成寺 安奈:情報:UGNでコネ使って判定!
道成寺 安奈:4dx+4>=9
DoubleCross : (4R10+4[10]>=9) → 10[1,2,8,10]+4[4]+4 → 18 → 成功

琴城星羅:出たー!
パイライト:さす補佐
猫柳麻子:飼い主がいちばんだニャ~(手の平クルー)
GM:息ぴったし!
GM:では手番を大きく残して開示させてもらいましょう
GM:【”第5地区のマンション”について】
GM:火災現場となった一室に住んでいたのは、大手製薬会社勤務の増田真一とその妻子。
GM:増田は室内で昏倒する直前、手元になんらかのシンボルマークらしき刻印を残していた。
GM:そのマークは、かつてこの街に存在していた『東関東犯罪心理研究所』と呼ばれる公的機関のものであり
GM:増田もそこに所属していた。
GM:【”第9地区のレストラン”について】
GM:現場で死亡した27名の被害者の身元調査の結果、
GM:第5地区での被害者である増田との共通項を持つ人物が発見された
GM:安達和彦。大学の非常勤講師であり、増田の前職場である『東関東犯罪心理研究所』に勤務していた経歴がある。
GM:→情報項目【”東関東犯罪心理研究所”について】が追加されました
GM:情報:UGN、軍事
GM:難易度:12
GM:手番の残ったメンバーでレッツトライ!
猫柳麻子:がんばれー
パイライト:お願いします
夏目靖章:では行ってみようか
琴城星羅:あ、砂の加護いります?
夏目靖章:UGN諜報部で振り直しできるんで、一回振ってダメだったら貰います!
琴城星羅:了解です!
夏目靖章:4dx+3>=12 情報:UGN
DoubleCross : (4R10+3[10]>=12) → 10[6,9,10,10]+3[1,3]+3 → 16 → 成功

夏目靖章:よしよし
猫柳麻子:流石諜報部!
パイライト:おじさんかっこいいー
琴城星羅:すばらしい!
GM:やりおる!
GM:では夏目さんが一発突破!情報開示!
GM:【”東関東犯罪心理研究所”について】
GM:かつてこの街に存在していた公的機関。
GM:この街の様々な研究組織の例に漏れず、やはりレネゲイドに関連する技術を取り扱っていたようだ。
GM:主題となっていたのは、『反社会的人格傾向を持ったオーヴァードと能力活性の関係について』。
GM:研究機関の解体後、ほとんどの構成員は街を離れているが
GM:ごく僅かな研究員の住所が、今もそのまま現存しているらしい。
GM:→情報項目【”研究員の所在”について1】、【”研究員の所在”について2】
GM:情報:裏社会、噂話
GM:難易度:11
パイライト:ウォーッがんばろう琴城お姉さん
琴城星羅:ウグゥーッ苦手だがクリティカル狙いで行くしかない!
琴城星羅:お姉さん頑張っちゃうぞ!砂の加護使って侵略56!
琴城星羅:4DX>=11
DoubleCross : (4R10[10]>=11) → 9[6,7,7,9] → 9 → 失敗

琴城星羅:財産使っても足りない…以上です。
パイライト:こちらも《砂の加護》使って1を
パイライト:5dx>=11
DoubleCross : (5R10[10]>=11) → 9[2,3,4,4,9] → 9 → 失敗

パイライト:ぬおお
GM:ボンビー!
GM:ではレネビ組は仲良く正座しておれ!
パイライト:お小遣い使い切っちゃった
琴城星羅:しゅん…
GM:---
GM:第5支部・情報室
GM:---
GM:君たちは資料をかき集め、2つの別々の場所で事件に巻き込まれた人物たちの共通項
GM:『東関東犯罪心理学研究所』の存在について突き止めたのだった。
猫柳麻子:情報室の床に書類が散乱している。それは事件資料だったり、
猫柳麻子:5や18などの数字が大きく書かれた使用済み資料の裏紙だったりする。
猫柳麻子:唐突に22と書かれた紙を拾い上げ、部屋をうろつく。
上坂シラハ:「い、一体」
上坂シラハ:「何事にござるか?猫柳どの?」
上坂シラハ:お茶のお盆を持ったままキョトン。
猫柳麻子:だだだっ、と部屋の入口まで駆けた後、急に力が抜けたかのようにその場で座り込む。
上坂シラハ:「ひゃあ!」
上坂シラハ:バンザイポーズで飛び退く
猫柳麻子:「……22番だ。」
上坂シラハ:「にじゅうにばん…?」
猫柳麻子:レストランの全体図を取り出す。犠牲者が当時いた場所に番号が割り当てられている。
猫柳麻子:「22番が騒ぎに真っ先に気付き、危険を感じて外に出ようとして、」
猫柳麻子:「赤熱したドアで手を焼かれて脱出を断念した。」
猫柳麻子:「襲撃に心当たりがあったから、誰よりも早く行動に移れたのだ。」
上坂シラハ:「しかしこの位置ですと」
上坂シラハ:「反対側の出口に向かおうにも、逃げる客に押しのけられて」
上坂シラハ:「最も外には出づらい形になるでござるな……なんとも不運な」
猫柳麻子:「良いところに気が付いた。」
猫柳麻子:「ここからわかることが二つ。」
猫柳麻子:「”22番は襲撃に気付いていた”、そして”犯人は22番の場所を把握して、22番を確実に殺せるように放火した”。」
上坂シラハ:「!!」
上坂シラハ:「つまり、もしそうなら」
上坂シラハ:「この22番どの1人を最初から狙って」
上坂シラハ:「26人のその他の者たちは、それに巻き込まれた、と?」
上坂シラハ:「なんたる非道な……!!」
猫柳麻子:「22番の身元は分かるかナ?仮飼い主。」
猫柳麻子:紙を片付けもせず道成寺の元へ歩み寄り、隣に座る。
GM:道成寺さんの手元には
GM:すでに資料が揃っています
道成寺 安奈:「調査しているとも。……そして、マンションの方とも繋がった」とあるエンブレムの写真を見せる。
道成寺 安奈:「『東関東犯罪心理研究所』。そう呼ばれた公的機関。マンションの被害者が死の間際に書き残していたダイイングメッセージ」
道成寺 安奈:「被害者たちの共通点は、ここだ」
猫柳麻子:「東関東、犯罪心理…研究所?」首を傾げる
道成寺 安奈:「この研究所が実際に何をしていたかについては……」ちらりと、夏目さんの方を見やる。
猫柳麻子:「知っているのか文豪?」
夏目靖章:「おじさんよりはずっとマシだが……文豪はくすぐったいなあ」
夏目靖章:「名無しでもあるまいし、と」
夏目靖章:「ああ、ちょうど十一支部のツテから照会結果が届いたところだ」手元の端末を操作する。
夏目靖章:「『東関東犯罪心理学研究所』、今ひとつ要領を得ない名前だが」
夏目靖章:「その実態はお察しの通り、レネゲイド関連の秘匿研究機関だ」
夏目靖章:「研究の主題は『反社会的人格傾向を持ったオーヴァードと能力活性の関係について』」
猫柳麻子:「妙な研究だナ。」
猫柳麻子:「オーヴァードと呼んではいるが、所詮はウイルスの罹患者。」
猫柳麻子:「善人も悪人も等しく風邪を引くのにオーヴァードが例外であるはずもなかろう。」
夏目靖章:「解体後もこの街に残った研究員は少ないらしいが、二人はその数少ない残留者だったみたいだね」
道成寺 安奈:「本当、この街にはいくらでもあるね。その手の機関が」
道成寺 安奈:「こうなってくると、その他の研究員の所在が気になってくるところだけれども」
夏目靖章:「ああ、俺達の推理通りなら、残りの残留者の所在も早く掴まないとまずいことになりそうだ」
猫柳麻子:「……まずいことになりそう、と手をこまねいているわけでもあるまい?」
猫柳麻子:拳を猫の手にして夏目に向ける
猫柳麻子:「手を打ったんだろう?足で探しに行かせるか、目で探させるかはさておき。」
夏目靖章:「勿論、情報は招いても向こうから寄ってきてはくれないからね」
猫柳麻子:ここにいない二人に思い至る
夏目靖章:「少々手こずってはいるようだが、もうじき、ね」
GM:と、君たちから少し離れて
GM:部屋の片隅。
琴城星羅:「もー!おーわーらーなーいー!」ばさーっ。
パイライト:書類の山と向き合いながら、コートの袖から影の触手が伸び、書類の束を鷲掴みにする
パイライト:めくる。めくる。置く。めくる。置く。めくるめくるめくる置く置く置く
パイライト:「全然見つからないね、お姉さん」
琴城星羅:「うぅ……こんなアナログな方法しかないとは思わなかった」
パイライト:「普段は人任せだったし、慣れないことじゃ仕方ないかも」
パイライト:しゅるん。影の触手を伸ばし、室内のお茶請けが入った缶の中身をいくつか拝借。
パイライト:「数馬も早く書類をデータ化しろって言ってたな」はい、とどら焼きを琴城お姉さんに渡して
琴城星羅:「パイくんありがとう…優しさが沁みる…」もぐもぐ。
琴城星羅:「レネゲイドビーイングになったからって、こういう作業が突然上手くなったりするわけじゃないか」
パイライト:「まぁ。最初に比べたら、大分減ってきたからあと少しだよ」
パイライト:「あ」ピコーン。と何かを思いついたような顔
琴城星羅:「?」
パイライト:「少し作業が進むかもしれない方法を思いついたんだけど」
パイライト:「試しても、大丈夫?」
琴城星羅:「いいよ!どんなのかな」
パイライト:「じゃあ、目を瞑ってリラックスして」
琴城星羅:「えーと、こうかな?」椅子にもたれかかる。
パイライト:す、と。自分の席から離れて、琴城お姉さんに近づき
パイライト:椅子の背もたれに、手を置く。軽く軋む音が聞こえて
パイライト:「がんばって、星羅お姉ちゃん」耳元。至近距離で、囁くような声が
パイライト:(さっき随分と喜んでたから、これで効果が出るといいんだけど)
琴城星羅:「……」
琴城星羅:「録音しといたらよかったぁぁぁぁぁ!!!!!」泣き声とも喜びの声ともつかない声を上げ、書類が高速で処理されていく!
パイライト:「……」
パイライト:「やりすぎた」第九支部副支部長の顔が脳裏に一瞬、浮かんで消えた
GM:---
GM:シーン終了。ロイスと購入が可能です。
猫柳麻子:ロイス保留、購入は大槌!
猫柳麻子:紡ぎの魔眼も潜影蛇手しておきましょうね……
GM:あらぁ~
猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+1した(侵蝕:56->57)
猫柳麻子:5dx+5>=14
DoubleCross : (5R10+5[10]>=14) → 10[1,2,4,7,10]+7[7]+5 → 22 → 成功

猫柳麻子:大槌購入成功で…土になったわね
猫柳麻子:装備して以上!
道成寺 安奈:同行者/猫柳麻子/〇有為/不安 でロイス取得。調達はボデアマ。
道成寺 安奈:2dx+1>=12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 7[2,7]+1 → 8 → 失敗

琴城星羅:ワンチャン狙いで大槌を!
琴城星羅:1DX>=14
DoubleCross : (1R10[10]>=14) → 5[5] → 5 → 失敗

琴城星羅:だめでした。ロイスも保留で、以上!
夏目靖章:ロイス保留、クリシーを狙います
パイライト:ロイス保留して、ボディーアーマー調達
パイライト:1dx>=12
DoubleCross : (1R10[10]>=12) → 6[6] → 6 → 失敗

パイライト:ダメ、以上!
夏目靖章:手配師使ってダイス+3
夏目靖章:7dx+3>=25
DoubleCross : (7R10+3[10]>=25) → 10[1,1,3,4,5,8,10]+8[8]+3 → 21 → 失敗

夏目靖章:財産点4払って購入、ウエポンケースに入れときます
夏目靖章:以上!

ミドル:2

GM:では続いて情報収集
GM:現在残った項目はこちら!
GM:【”研究員の所在”について1】
GM:情報:裏社会、噂話
GM:難易度:11
GM:情報:裏社会、噂話
GM:難易度:11
GM:【”研究員の所在”について2】
GM:ちょっと順番がバグってるけど、同じ技能難易度の項目が2つということだ!
GM:シーンプレイヤーは道成寺さん!他全員登場可能!
猫柳麻子:出る!
猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+4(1d10->4)した(侵蝕:57->61)
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+10(1D10->10)(侵蝕:56->66)した
道成寺 安奈:46+1d10
DoubleCross : (46+1D10) → 46+10[10] → 56

琴城星羅:出とく!
琴城星羅:56+1D10
DoubleCross : (56+1D10) → 56+4[4] → 60

パイライト:1d10+66
DoubleCross : (1D10+66) → 2[2]+66 → 68

GM:ではレッツトライ!
猫柳麻子:そして調査をしよう。1を情報:裏社会で判定。《紡ぎの魔眼》でダイス+3、エージェントツールで達成値+2
猫柳麻子:6dx+2>=11
DoubleCross : (6R10+2[10]>=11) → 10[2,4,5,9,9,10]+1[1]+2 → 13 → 成功

猫柳麻子:成功だぜ
パイライト:名探偵~
道成寺 安奈:流石~
GM:やるう
GM:では残るは2!やってみるものは!
道成寺 安奈:やってみよう!
道成寺 安奈:情報:裏社会で平目。
道成寺 安奈:2dx>=11
DoubleCross : (2R10[10]>=11) → 8[2,8] → 8 → 失敗

道成寺 安奈:……財産を3点突っ込んで成功させてしまおう!
パイライト:補佐マネーだ
琴城星羅:有能!
猫柳麻子:有能!
GM:補佐~~
GM:これが支部のエースよ!
GM:では両方開示!デケデン!
GM:【”研究員の所在”について1】
GM:現在も市内で暮らしている元研究者の所在が明らかになった。
GM:名前は吉野利弘。現在は安達と同じ製薬会社に勤務している。
GM:しかし数日前、第5地区の事件の直後から行方がわからなくなっている。
GM:【”研究員の所在”について2】
GM:現在も市内で暮らしている元研究者の所在が明らかになった。
GM:名前は猫柳。しかしUGNの記録によれば、数年前に死亡しているようだ。
GM:現在は娘がイリーガルとして第十二支部に登録されているらしい。
GM:……吉野の捜索には時間がかかりそうだ
GM:君たちは現存する猫柳邸に向かうべきかもしれない。
GM:以上です。
GM:---
GM:UGN第5支部・情報室
GM:---
GM:君たちが情報の波をかきわけて見つけ出したのは
GM:この事件に関わる、数奇で驚くべき事実だった。
猫柳麻子:「生きているうちでいなくなっているのはこの男か。」
猫柳麻子:「自分からいなくなったか…知らぬうちに消されたか。」
猫柳麻子:「前者の方がありえそうだナ。」
パイライト:「この人が第一容疑者?」
猫柳麻子:「第一容疑者なら」
猫柳麻子:「事件の”直前”に行方をくらませるはずだ。」
猫柳麻子:「衝動的な殺人ならまだしも、こいつは周到な殺しをしてる。」
猫柳麻子:「殺した直後に慌てて逃げるなんて真似はしない。」
上坂シラハ:「マンションでの被害者、安達は何かを現場から伝えようとしていたでござる」
上坂シラハ:「あれは吉野へのメッセージだったのかもしれぬでござるな」
夏目靖章:「なるほどね、そして彼も前2人と同じように消されたのなら手口が一貫してないのは妙でもある」
上坂シラハ:「然り然り。住居がそのまま残っているのでござるから」
上坂シラハ:「やはりなにかから逃げ出した、というセンが有力でござるな」
パイライト:「なるほど」手持ちの端末に情報の記入をして
道成寺 安奈:「いずれにせよ、吉野の捜索には時間がかかりそうだ。そして、こちらで掴んだ情報が」
道成寺 安奈:「……猫柳嬢。キミのご両親のことになる」
猫柳麻子:「?」
猫柳麻子:道成寺に視線を向ける。
琴城星羅:「麻子ちゃんの?」
夏目靖章:「……」僅かに目を細めて猫柳さんを見る
道成寺 安奈:「調査の結果、もう一人。」
道成寺 安奈:「この街に住んでいる……いや、住んでいた研究員が居た。それが、猫柳。キミの親御さんだ」
パイライト:「いた、っていうと」
GM:元研究員……つまり猫柳麻子の父、猫柳当摩は
GM:数年前、指名手配中の連続殺人犯によって自宅で殺害されている。
猫柳麻子:「死んでる。」
猫柳麻子:「連続殺人鬼に殺されてナ。……アタシじゃないぞ?」
猫柳麻子:「アタシもそいつに痛めつけられて、オーヴァードになって、」
猫柳麻子:「殺し返した。」
道成寺 安奈:「……過去を掘り返すような話になってすまないね」
上坂シラハ:「つまり、その犯人がオーヴァードで」
上坂シラハ:「猫柳どのは、その時に……」
猫柳麻子:「ンニ。それほど珍しい境遇でもなかろう?」
猫柳麻子:「死に瀕した極限状態で感染するのは。オマエたちの中にもいるはずだ。」
パイライト:「……」
夏目靖章:「境遇としてはそうかも知れないが、その結果発現した能力については大いに興味深いけどね」
上坂シラハ:「猫柳どのは、父上と母上からその研究施設に関わることは、何か聞いておられたのでござるか?」
猫柳麻子:「聞いてない。普通の夫婦で普通の親だった。……アタシの眼から見た二人は、そうだった。」
GM:そこで君は思い至る。
GM:君の家に残った、事件以来立ち入っていない父親の書斎。
GM:硬くかけられた錠前の事が、なぜかふと頭に浮かんだ。
猫柳麻子:「気になるならば、来てみるか?」
猫柳麻子:「アタシの寝床に。」
夏目靖章:「良いのかい?」
猫柳麻子:「あの建物は事件当時からほとんどそのままにしてある。」
猫柳麻子:「アタシとしても寝に帰るだけの場所だ。」
猫柳麻子:「寝床を共にしたいのなら考え物だが。」
猫柳麻子:「あ、オマエならいいぞ?」パイライトに肩を寄せる
パイライト:「枕代わりには硬いと思うけれど」
猫柳麻子:「寝る前に眺める分にはよいだろう」
パイライト:「石のようだから、かな」
パイライト:「魔除けにはなるかもね」パイライト、己の名前たる黄鉄鉱に付け加えられた意味を思う
猫柳麻子:「丸くて角がなさそうなのもよい。」パイライトの頭をなでくりなでくりする
琴城星羅:「(あれくらい大胆にアプローチしてもいいのかな…)」アホ面で二人を見ている。
上坂シラハ:「(そこを気にしている場合ではないのでは…?)」
夏目靖章:「俺ももう少し若ければなぁ……」その様子を寂しそうに見ている。
猫柳麻子:「オマエは冷たくて鋭すぎる。」
猫柳麻子:「愛想が氷(アイス)のように足りないのだナ。」
猫柳麻子:さっと夏目から距離を取ってパイライトの手を引く
猫柳麻子:「では出発と行こう!」
道成寺 安奈:「……さて。家主の許可は貰ったということで、それでは家探しに向かわせてもらおうかな」
上坂シラハ:「承知!」
琴城星羅:「うん、行こう!」
GM:---
GM:シーン終了。ロイスと購入が可能です。
道成寺 安奈:ロイスは保留。購入はボデマチャレンジ!
道成寺 安奈:2dx+1>=12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 7[2,7]+1 → 8 → 失敗

道成寺 安奈:失敗の以上で。
パイライト:ロイス保留、ボディーアーマー調達で
パイライト:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 3[1,3] → 3 → 失敗

パイライト:以上です
琴城星羅:ロイス保留で、大槌チャレンジ。
琴城星羅:砂の加護のせてみます。
琴城星羅:5DX>=14
DoubleCross : (5R10[10]>=14) → 9[4,6,6,8,9] → 9 → 失敗

琴城星羅:以上です。
夏目靖章:4dx+3>=11
DoubleCross : (4R10+3[10]>=11) → 6[2,3,4,6]+3 → 9 → 失敗

夏目靖章:ロイス保留。ローラーブーツ狙います。
夏目靖章:財産点2払って購入、装備します。
猫柳麻子:ロイス保留
猫柳麻子:購入は…夏目さん何かいります?
猫柳麻子:着ぐるみとか
夏目靖章:きぐるみ欲しいです!
猫柳麻子:では戦闘用着ぐるみチャレンジ
猫柳麻子:《紡ぎの魔眼》にエージェントツールの効果が乗って…
猫柳麻子:6dx+5>=14
DoubleCross : (6R10+5[10]>=14) → 9[1,3,3,5,6,9]+5 → 14 → 成功

猫柳麻子:成功!夏目さんにパス!
パイライト:名探偵は色々なツテを持つ
夏目靖章:ありがとうございます!いただきます!

ミドル:3

GM:では次のシーン!
GM:ミドルのイベントに参りましょう
GM:シーンプレイヤーは猫柳さん!
GM:他全員登場可能!
猫柳麻子:出るぜ~
猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+3(1d10->3)した(侵蝕:61->64)
道成寺 安奈:56+1d10
DoubleCross : (56+1D10) → 56+8[8] → 64

パイライト:出ませい
パイライト:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 1[1]+68 → 69

夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+10(1D10->10)(侵蝕:66->76)した
猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+1した(侵蝕:64->65)
猫柳麻子:紡ぎの魔眼分です
琴城星羅:出ます!
琴城星羅:64+1D10
DoubleCross : (64+1D10) → 64+6[6] → 70

GM:---
GM:第12地区・猫柳邸
GM:---
猫柳麻子:鍵束を取り出す。無骨で年代物の鍵が居並ぶ中、
猫柳麻子:一つだけ新しい鍵を手に取り、扉の錠を開ける。
猫柳麻子:玄関で振り返り、4人に告げる。「ようこそ、私の寝床に。」
猫柳麻子:「”斑猫”になってからは初めての客だ。」
GM:君たちは12地区の猫柳邸に辿り着き
GM:猫柳当摩、そして『東関東犯罪心理研究所』に関わる手がかりを求めて
GM:部屋の中を調べるのだった。。
パイライト:──案内のまま入った家の中。寝に帰るだけという彼女の物言いにしては。片付けられ、整頓が行き届いている
パイライト:書斎の整理は大人数でも仕方がないと。夏目おじさん、猫柳お姉さんの二人が入り
パイライト:残ったこちらも、何かがないかと手を付け始めて
パイライト:「ねえ……聞いてもいいかな」その最中。口を開く
道成寺 安奈:「? なにかな? 分からないことがあるなら、なんでも聞いてくれていいとも」
琴城星羅:「なんでも答えるよ!お姉さんたちに任せて!」
パイライト:わずかに躊躇うような仕草を見せ、
パイライト:「──お姉さん達の“両親”は、どういう人?」
道成寺 安奈:「……」目をぱちりとさせる。
道成寺 安奈:「成程。……確かになんでも聞いてくれ、と言ったからね」
パイライト:「失礼なことに当たる、というのは知ってる。簡単に人へ踏み込むことは、相手を傷つけることだから」
道成寺 安奈:「支部長補佐に二言はないとも。私の両親は……」瞬間、過去が去来する。幸せな日々。そうでなかった日々。最期の瞬間。
道成寺 安奈:「良い人たち、だったよ。こちらの世界に見識は無かったが」
道成寺 安奈:「ごく当たり前に私の幸せを願ってくれた……良い人たちだった」
パイライト:「……」静かに言葉を聞いている
道成寺 安奈:「色々と、本当に色々とあって……既に、亡くなっているけれども。」
道成寺 安奈:「私を寿いでくれた、素敵な両親たちだったとも」
パイライト:「護ってくれているんだね。いまも、道成寺お姉さんを」
道成寺 安奈:「あぁ。私が立ち続ける力の一つだとも」
パイライト:「……琴城お姉さんも、大丈夫?」
パイライト:残酷なことを聞いているのだろう、自分は。
パイライト:己と違う、誰とも違う“生まれ方”をしている彼女にこのことを問うのは
琴城星羅:「えーと。安奈ちゃんの話の後でアレなんだけど」
琴城星羅:ちょっと言葉を選びながら。
琴城星羅:「私のパパとママは生きてる。今もお休みの日に帰ったりするよ。ちょっと放任主義かもだけど、すごくいい両親だと思ってる」
琴城星羅:「それとは別に、今の『私』を作った……造ってくれたお父さんがいてね。」
琴城星羅:「崩落戦で死んだ私が今こうやってここにいるのも、その人のおかげ」
パイライト:「……その人はいまも?」
琴城星羅:首を振る。「もういないよ。UGNに討伐されちゃった…というか、私が殺した」
琴城星羅:「死体を記憶そのまま人為的にレネゲイドビーイングにするなんて、UGNが許すはずないしね」
琴城星羅:「人間としては…この手で討伐した今も絶対に許せないし、これからも許せないだろうけど」
琴城星羅:「『私』が琴城星羅と出会えて、私として生きられてることに関しては、そこだけは感謝かな」
琴城星羅:「あ、それでも本当の両親のほうが百倍感謝してるよ!ほんとだよ!」
パイライト:「……」
パイライト:「ありがとう、教えてくれて」
パイライト:頭を下げて、
上坂シラハ:「しかし何故」
上坂シラハ:「猫柳どのの父上たちは自分の仕事を隠していたのでござろう」
上坂シラハ:「拙者は少し、嫌な予感がするでござる……」
パイライト:「隠し事は悪いことをしている自覚があるからする、ってこと?」
上坂シラハ:「そうは言ってござらんが……」
上坂シラハ:「何か、猫柳どのが傷つくような結果にはなってほしくないでござる」
道成寺 安奈:「せめて、『家族を巻き込みたくない』という彼らなりの善意からであることを祈るしかない、かな」
道成寺 安奈:「行為がどうであれ、最後に救いになるのはそこに宿った意志だと、私は信じるからね」
上坂シラハ:「左様でござるな……そう、信じたいと拙者も思うにござる」
パイライト:「……“家族”は嘘をつくものなのか」
パイライト:──考えても、答えはこの場では出ない。ぼくの知る家族は概念でしかない
琴城星羅:「嘘をつかなくてもいいくらいに全部話せるのが、理想の家族なのかもね」
琴城星羅:「それでもついちゃった嘘がバレたときに、「ごめんなさい」ってちゃんと思えるのが次に理想なのかも」
上坂シラハ:「……その時」
上坂シラハ:「もういない人のついた嘘は、どうなるのでござろうな」
上坂シラハ:ハードカバーの本を手に取り、見下ろしている
琴城星羅:「そうなったら……やっぱり、安奈ちゃんの言う通り、かな。」
琴城星羅:「相手の事を思った嘘であることを祈るしかないかも」
パイライト:「あるいは」
パイライト:「……嘘をつかれたその人が、自分で決めることかも」
パイライト:何を思い、何を願い、何のために嘘を重ねて
パイライト:聞くことができないのなら。自分だけが、答えを決められる。決めるしかない
パイライト:辛くとも。悲しくとも。そうでなければ、歩いていけない
GM:―――。
GM:一方猫柳当摩の書斎。
GM:整頓された室内はそれなりの広さで
GM:犯罪や精神鑑定に関わる書物で満たされた棚が、壁一面に並べられている。
猫柳麻子:夏目に対しては、パイライトや琴城、道成寺たち相手とは打って変わって間合いを広く取っている。
猫柳麻子:やや離れた場所で本棚に納められた本を眺める。
夏目靖章:「ふむ、事件以来立ち入ってないという話だったが」書棚の本を物色しながら
夏目靖章:「なかなかどうして、綺麗なものだ。お父君の人柄が伺えるね」
猫柳麻子:「”単色画家”と呼ばれた兵士を知っているか?」
夏目靖章:「へえ、初めて聞く名前だが」
夏目靖章:「画家で、兵士か。どんな人だい?」
猫柳麻子:「貧しい生活ながらも几帳面な性格で、本棚には一つの乱れもなかったそうだ。」
猫柳麻子:「ある戦争で復員後、夜な夜な人の咽喉をナイフで裂き、几帳面に血液を集めて絵を描いた。」
猫柳麻子:「本棚一つで性格の傾向はまだしも、”人柄”など伺えないのだナ。」
夏目靖章:「これは手厳しいね」
夏目靖章:「その画家も、今は君の頭の中の住人というわけかな?」
猫柳麻子:「やはりオマエは、アタシの身体が目的なのだナ」
夏目靖章:「ははは、人聞きが悪すぎるね」苦笑いしながら
猫柳麻子:「自己紹介の時、オマエは”コードを言わなかった”アタシにさほど気を留めていなかった。」
夏目靖章:「ああ、そういえばそうだね。イリーガルにはコードを嫌う子もいるから、あまり気にならなかったよ」
夏目靖章:「……という説明では納得頂けないかな?」
猫柳麻子:「UGNに登録のある者はほとんどの場合コードを持つだろう。」
猫柳麻子:「でなければ外部の人間か、事件に巻き込まれた被害者か協力者だ。」
猫柳麻子:「しかしオマエはそこを追求せずそのまま任務について話し始めた。」
猫柳麻子:「イリーガルか外部者か、はたまた紛れ込んだ猫か。アタシが紹介していないのにも関わらずナ。」
猫柳麻子:「……ハナから知っていたんだナ?」
夏目靖章:「おっと……墓穴を掘ってしまっていたか」
夏目靖章:「推理小説の犯人ってのはこういう心境なのかな?なんとも心臓に悪いね」肩をすくめて
猫柳麻子:「任務は確保か監視か監禁か?それとも姦淫か?」
猫柳麻子:「どれも御免被るが監視だけなら許すとしよう。」
夏目靖章:「はは、そこまで警戒されると俺も身の振り方を考えないといけないかな」
夏目靖章:「だがそうだね……」
夏目靖章:「管理局の規定に照らし合わせれば、"対象"への処置には三段階ある」
夏目靖章:「先ずは仰るとおりの"監視"」
夏目靖章:「"対象"の真贋を見極め、次いで危険度を査定する」
夏目靖章:「そしてそれが真であり、且つ制御不能な場合は"封印"」
夏目靖章:「最後にそれすらも不可能なほど強力か、或いは存在そのものが悪辣極まる場合は」
夏目靖章:「"破壊"だ」
猫柳麻子:「……姦淫がないが?」
夏目靖章:「俺は殺人鬼でもなければ暴行魔でもないよ」
夏目靖章:「これでも身持ちは堅い方なんだ」
猫柳麻子:「その整った見た目と障りのよい言葉で誘惑するのは趣味か。」
夏目靖章:「確かに女の子に優しくするのは俺の趣味だが」
夏目靖章:「誘惑とまで言われるとくすぐったいな」
猫柳麻子:「気を付けるがいい。オマエの言葉は思いもよらず鋭い。」
猫柳麻子:「遊び程度の一言で、人の心臓を射抜いてしまうかもナ?」
猫柳麻子:「それで?私と窃視(せっし)た感想は?」
夏目靖章:「そうだね、実に興味深い」
猫柳麻子:「先ほども聞いたセリフだナ。判断材料が足りないか?」
夏目靖章:「実を言うとそうだね。もう少しお互いの事を知りたいところだ」
夏目靖章:「だから、もう少し距離を縮めてくれると有り難いな」
猫柳麻子:「例えば――」
猫柳麻子:   「これくらいか?」
猫柳麻子:先ほどまで遠くから聞こえていた声が、すぐ後ろから聞こえる。
夏目靖章:「おや、随分積極的だね」
夏目靖章:本を捲ったまま振り返らずに
猫柳麻子:夏目の真後ろでボタンを外す音。
猫柳麻子:柔らかな布が擦れる音がし、ふぁさ、とカーディガンが足元に落ちる。
猫柳麻子:「触れるか?」
夏目靖章:「……」
夏目靖章:「魅力的な申し出だ」
猫柳麻子:夏目の正面に回り、その手を取って自分の胸元へ誘導する。
猫柳麻子:夏目の手にブラウスのボタンを外させると、
猫柳麻子:露わになった胸の谷間から、ナイフの切っ先が鈍い光を放っている。
夏目靖章:「これは……」
猫柳麻子:「2893号室の住民だ。几帳面な本棚の持ち主だナ。」
猫柳麻子:「猫は撫でられるのも愛でられるのも好きだが、気まぐれな生き物ゆえ」
猫柳麻子:「引っかかれるのも覚悟のうえで距離を縮めるがよい。」
猫柳麻子:くすりと笑って、ボタンを閉じる。
夏目靖章:「ふふ……」
夏目靖章:スーツのジャケットを脱ぎ、目の前の少女に近づく
夏目靖章:「では、お言葉に甘えて」
夏目靖章:「……と、言いたいところだが」
夏目靖章:そのままジャケットを少女に羽織らせる。
猫柳麻子:「ンニャ……」
夏目靖章:「俺を氷に例えたのは君だぞ」
夏目靖章:「素肌に触れたら火傷させてしまう」
夏目靖章:「俺は女の子に優しくするのが趣味なんだ」
猫柳麻子:「………ンニヒヒ。」
夏目靖章:「ああそれと、一つ勘違いしているようだが……」
夏目靖章:「実際のところ、"確かめる"必要なんて無いんだよ」
猫柳麻子:「そうなのか?」
夏目靖章:「君の真偽がどうであれ、俺が担当する以上は"封印"も"破壊"もありえない」
夏目靖章:「俺の目的は、最初から君を守ることだ」
猫柳麻子:「……本当に、優しくするのが趣味なのだナ。」
夏目靖章:「ああそうさ。だからまあ、協力してくれると助かるね」
猫柳麻子:ジャケットの裾を摘まんで、顔を寄せて匂いを嗅ぐ。
猫柳麻子:かすかな煙草の香り。それと…
猫柳麻子:「惜しいナ。ここまで気を遣っていたのなら文句なしだったのに。」
猫柳麻子:「分かった。猫の手を貸してやろう。」
猫柳麻子:「オマエも怒られない程度にアタシを愛でるがいい。」
猫柳麻子:「……誰からとは言わないが。ンニャハハ!」
猫柳麻子:ジャケットを羽織ったまま、書斎の外へ歩き出す。
猫柳麻子:「そろそろ4人と合流しよう。あちらも終わっているころだ。」
夏目靖章:「ははは……うちの猫も大概気難しいからなあ」苦笑を浮かべてその後に続く。
GM:---
GM:ではここで知覚判定
GM:難易度は7
猫柳麻子:知覚は苦手ニャ!
猫柳麻子:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 8[7,8]+1 → 9

猫柳麻子:やっぱり得意だったニャ
道成寺 安奈:素晴らしい
夏目靖章:1dx+1>=7
DoubleCross : (1R10+1[10]>=7) → 5[5]+1 → 6 → 失敗

夏目靖章:やっぱりおじさんはダメだな
猫柳麻子:おじさん……
道成寺 安奈:2dx+1>=7
DoubleCross : (2R10+1[10]>=7) → 9[4,9]+1 → 10 → 成功

パイライト:4dx>=7
DoubleCross : (4R10[10]>=7) → 9[3,5,5,9] → 9 → 成功

琴城星羅:4DX>=7
DoubleCross : (4R10[10]>=7) → 10[1,2,7,10]+5[5] → 15 → 成功

琴城星羅:星羅ちゃんの人外特有のカンが光る!
GM:では一番高かった琴城さんが気づきました
GM:書棚のなかに1つ、他のものよりも明らかに取り出された回数の多い
GM:色あせたハードカバーが混じっています。
琴城星羅:「…あれ?これ…」取り出してみる。
GM:取り出し、開くと
GM:真っ白な中表紙に「babylon」とだけなぐり書きされている。
GM:内容を確認しますか?
琴城星羅:「べいびー…じゃない、ばびろん?」
琴城星羅:ほかの人に確認とってから調したいです!
琴城星羅:具体的には夏目さんに見せると反応がありそう
上坂シラハ:「?」
上坂シラハ:「どうされたでござる、星羅どの」
夏目靖章:「バビロン……?星羅くん、バビロンと言ったかい?」
GM:ではみんなが覗き込んできます。
猫柳麻子:「ンニ?何か見つけたのかナ?」
猫柳麻子:ジャケットを羽織って、着衣が少し乱れた猫柳が本を覗き込む
パイライト:「当たりを引いたみたい」
琴城星羅:「あ、はい!まだ中身は読んでないんですけど…」中表紙を示す。
琴城星羅:「この本だけ紙の日焼けが違うなーって思って…」
道成寺 安奈:「良い観察眼だ。……しかし、なんだろうねこれは?」
GM:君たちがページを捲ると
GM:手書きの文字が並んでいる。
GM:全てのページに日付が振ってあり何かのレポートのようだ。
GM:しかしその内容は……。
GM:『山査子、モザイク、急行列車、が、週末予報、13種、蛋白質、と、モザイク、春』
GM:『29種、において、手長猿、叫び、叫び、血漿、ノイズ、選択、ノイズ、モザイク』
GM:どこまでも支離滅裂な単語の羅列が続いている。
夏目靖章:「暗号……か?」
猫柳麻子:「だろうナ。遺産調査局(オマエたち)はこういうの得意か?」
猫柳麻子:夏目をちょんちょんとつつく
夏目靖章:「この場では無理だが、専門家に当たることはできる」
夏目靖章:言いながら端末のカメラで暗号文を撮影する。
上坂シラハ:「拙者もこうした解読には心当たりがござる!」
上坂シラハ:「しかし、いよいよもって、猫柳どのの父上は何者なのでござろうか……?」
猫柳麻子:「さて、猫には及びもつかぬことだろうナ。」
琴城星羅:「麻子ちゃんにも心当たりないのかぁ…」ジャケットのことについてはあえて触れないようにしながら。
GM:その時、道成寺さんの端末に連絡が入ります
道成寺 安奈:確認しましょう。
GM:第5区画にて、最後に残った研究員である吉野が目撃され
GM:現在移動中とのこと、急行せよ。という指示です。
道成寺 安奈:「皆。吉野が見つかった。第五地区だ。行こうじゃないか」端末をしまい、皆に声をかける。
夏目靖章:「そうだね、麻子くんのお父君についても、同僚の口からなら何か分かるかもしれない」
上坂シラハ:「承知でござる。拙者はこちらの品を支部に届けてから合流するでござるよ」
猫柳麻子:「ンニ!了解だが、」
猫柳麻子:「一瞬だけ待ってくれ。用を済ませてからナ。」
猫柳麻子:夏目にジャケットを投げ渡し、部屋を出る
夏目靖章:「おっと……」ジャケットをキャッチし、訝しげにその方向を見つめる
猫柳麻子:「ついて来るなよ?猫の秘密に触れるとひっかくぞ?」
猫柳麻子:夏目にいつものような不敵な笑みを向け、猫のように駆けだす
夏目靖章:「……だそうだ、先に準備を済ませておこうか」皆に声をかけ、出口の方へ歩いていく。
猫柳麻子:――。
猫柳麻子:両親の寝室
猫柳麻子:ぱちり、と電気をつける。
猫柳麻子:電灯が白い壁紙と、生々しく残る血痕を照らす。
猫柳麻子:部屋にあるのは両親が使っていたダブルベッドと傷のついたサイドテーブルだけだ。
猫柳麻子:他のものは大方血で汚れて使えなくなったり、両親を殺した犯人の手で破損した。
猫柳麻子:ダブルベッドに歩み寄り、膝をついてベッドに突っ伏す。
猫柳麻子:「”麻子”は」
猫柳麻子:「お父さんとお母さんの事、どんなことがあっても好きだからね。」
猫柳麻子:一瞬だけ目を閉じて、血で汚れたシーツを抱きしめる様に掴む。
猫柳麻子:「行ってきます。」
猫柳麻子:立ち上がり、電灯を消して部屋を去る。
猫柳麻子:階段を降りる頃には、猫柳麻子の貌は”斑猫”のそれになっていた。
GM:---
GM:シーン終了!ロイス購入が可能!
琴城星羅:猫柳さんにロイスを同情○/隔意で取得します。
夏目靖章:猫柳さんのロイスを庇護◯/心配に変更
夏目靖章:必須品はもう揃ったから……誰か欲しい物あります?
琴城星羅:大槌もらえると助かります…!
夏目靖章:了解!おじさんが大鎚を買ってあげよう!
琴城星羅:やったー!おじさん大好き!
夏目靖章:手配師使用してダイス+3
夏目靖章:7dx+3>=14
DoubleCross : (7R10+3[10]>=14) → 10[1,4,4,5,6,6,10]+3[3]+3 → 16 → 成功

夏目靖章:買えた!星羅くんにプレゼント!
琴城星羅:ありがとうございます!うれしい!
GM:おじさんが貢いでいる!
パイライト:事案
猫柳麻子:ロイス!夏目さんへのロイスをP表に
猫柳麻子:新規取得は保留で、何買おうかな…
猫柳麻子:お姉さんも大槌買おうかな
猫柳麻子:二本あると得かな?
琴城星羅:二本あると非常武器になる、くらいですかね
猫柳麻子:では《紡ぎの魔眼》使って判定。大槌買います!
猫柳麻子:6dx+5>=14
DoubleCross : (6R10+5[10]>=14) → 9[1,5,7,8,8,9]+5 → 14 → 成功

猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+1した(侵蝕:65->66)
猫柳麻子:お姉さんも貢ぐぜ~
琴城星羅:お姉さんも大好き!
猫柳麻子:あ、大槌はもちろん琴城さんにパスして終了です
パイライト:道成寺お姉さんにロイス取得。「信頼〇/羨望」で
パイライト:うーん、こっちも大槌買おう
パイライト:《砂の加護》使って
パイライト:6dx>=12
DoubleCross : (6R10[10]>=12) → 9[1,2,2,6,7,9] → 9 → 失敗

パイライト:やはり零歳におつかいは早いのか。以上
琴城星羅:では一個パイ君に譲りましょうか
パイライト:ありがとう琴城お姉さん
琴城星羅:えへへ~(デレデレ顔)
道成寺 安奈:(分かれている間に二人に何があったんだ……?)夏目さんのロイスをN:不信感表に。
道成寺 安奈:ロイスの新規取得は 同行者/パイライト/〇誠意/憤懣 で。
夏目靖章:監督役の不信を買ってる……!
道成寺 安奈:大槌チャレンジしてみましょう
道成寺 安奈:3dx+1>=14
DoubleCross : (3R10+1[10]>=14) → 8[1,5,8]+1 → 9 → 失敗

道成寺 安奈:ダメ! 以上!

ミドル:4

GM:では次のシーンへ!
GM:シーンプレイヤーは道成寺さん!他全員搭乗可能!
道成寺 安奈:64+1d10
DoubleCross : (64+1D10) → 64+5[5] → 69

猫柳麻子:出!
猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+4(1d10->4)した(侵蝕:66->70)
琴城星羅:でます!
琴城星羅:70+1D10
DoubleCross : (70+1D10) → 70+9[9] → 79

夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+8(1D10->8)(侵蝕:76->84)した
パイライト:1d10+72
DoubleCross : (1D10+72) → 7[7]+72 → 79

琴城星羅:むう高い
GM:---
GM:第5地区・廃ビル
GM:---
GM:君たちは町外れの廃ビルへとやってくる。
GM:吉野は現在この場所を寝床としているようだが
GM:付近で目撃されたその様子は、何かに怯え、警戒しているように見えたという。
GM:砕けたガラスを踏みながら、君たちは建物の中を進んでいく。
猫柳麻子:「鴉と硝子の墓場だナ。」散乱した生ごみやガラス片、鳥の糞を眺めつつ
パイライト:「好き好んでくる場所じゃないね」命がかかっているのなら、必死にはなる
琴城星羅:「こんな場所で暮らすってことは…よっぽど追い詰められてるのかな」
道成寺 安奈:「……さて、吉野を先んじて保護できればいいのだけどもね」
GM:君たちの進む先、
GM:部屋のひとつからぼんやりと明かりが漏れている。
GM:ぽたり、ぽたりと
GM:蛇口から水が落ちるような音。
GM:誰かの息遣いを、部屋の中から感じる。
夏目靖章:「……開けるぞ、念の為皆下がって」
猫柳麻子:「ンニ。心得た。」一歩下がる
夏目靖章:古びた扉に手をかける。
GM:扉は軋みつつも開く
GM:部屋の中に立っているのは、背中をこちらに向けた1人の男
GM:足元には血溜まり、そして……
GM:そこに倒れているのは、元研究員の吉野だ。
???:「ん?なんだァ?」
???:「やっとのお出ましか、待ちくたびれたぜ」
???:振り返り、鷹揚に腕を開く男。
???:その手には大ぶりのナイフ。その先端から血が滴り落ちている。
道成寺 安奈:「……一手遅かったかッ」
パイライト:「──」前に立つ夏目おじさんを影に、手元に短刀を生成
猫柳麻子:夏目の後ろからひょこりと顔を出す
???:「UGN、それに」
???:「猫柳麻子、会いたかったぜぇ」
???:血のべったりとついたナイフを向ける
???:その顔を、君は知っている。
???:男の名前は、横関悟。
横関悟:数年前、君の両親を殺害した連続殺人犯だ。
横関悟:「久しぶりだよなあ?ええ?」
猫柳麻子:瞳孔が開く。
猫柳麻子:「驚きだナ。この手で殺したと思ったのに、」
横関悟:「げはははは!!」
横関悟:「そうだよなァ!不思議だよなあ!」
横関悟:「なんで俺がここにいるのかなァ!」
猫柳麻子:「どういう理屈で蘇ったのだ?」
横関悟:「……教えてやろうか?え?」
横関悟:「恋の力だよ」
横関悟:「俺はアンタに殺された瞬間、そう、地獄に落ちる前に」
横関悟:「アンタに一目惚れをしたんだ。その胸の高鳴りで?止まった心臓も?もう一度復活した」
横関悟:「とかなんとか、そういうワケ。げははははは!」
猫柳麻子:「ユーモアセンスは死んだままだナ。」
GM:残る4人も、ここまでの口ぶりで
GM:相手が何者であるのか、察しをつけることは出来るでしょう。
GM:あるいは、夏目さんは
GM:猫柳さんの経歴も調べている以上、目の前の男のことを知っていてもおかしくはないです。
猫柳麻子:「あれが、アタシの両親を殺した男であり、」
猫柳麻子:「アタシの第一被害者でもある。」
猫柳麻子:5人に声を掛ける
琴城星羅:「こいつが、麻子ちゃんの…」体内の構造体の巡りが早くなる。臨戦態勢。
パイライト:ぎしり。短刀を持つ手に力が籠もって
道成寺 安奈:「良くは知らないが、過去の亡霊であり……少なくとも、殺人の現行犯であるわけだな」
道成寺 安奈:《自動体温》。"レネゲイド殺し"が活性化するまで体温を上げ始める。
猫柳麻子:「参ったナ。しかし、”初めて”というのは誰も彼も緊張するものだ。」
猫柳麻子:「あの頃のアタシはまだ若かったからナ。せめて五体をバラバラにしておくべきだった。」
夏目靖章:「連続殺人鬼、横関悟……か」
横関悟:「アンタは俺のこと、知ってくれてるみたいじゃん」
横関悟:「嬉しいねェ。遺産管理局の夏目サン」
横関悟:にやりと笑みを向ける
夏目靖章:「ほう、俺の事もご存知か」
夏目靖章:「生憎忘れっぽくてね、男の顔は特に。どこかで会った事が?」
横関悟:「いいや、だが問題はアンタなんだ」
横関悟:「アンタが出張ってこなけりゃあ、監督役の俺も」
横関悟:「おうちでゆっくりしてられたのによォ」
夏目靖章:「監督役?何のことだ?」
横関悟:「……おっと」
横関悟:「お喋りしすぎたな。要するに、言いたいのは」
横関悟:「お前らは余計な場所に立ち入ってるぜ?」
横関悟:「『研究所』の出資元は分かるだろ。この国だ」
横関悟:「昔からいろーんな方のお考えが絡んでるわけよ」
横関悟:「お前らごときに入ってきていい領域じゃねぇの」
横関悟:「こんなオッサンが一人二人死んだところで。そいつらにしてみりゃァどうとでも処理できるだろ」
横関悟:「お互いに面倒事は抜きにしていきたいよなぁ。ええ?」
道成寺 安奈:「……踏み入るべき領域は、私自身が決める。何度だってね」
パイライト:「見逃せ、って言うには物言いが長いね」
パイライト:「言葉の選び方も汚いし」
夏目靖章:「それを言うなら君は日本国の法に則って裁かれるべき凶悪犯な訳だが」
夏目靖章:「どうにも君の口ぶりでは、君が"そちら"の庇護を受けてるかのように聞こえるんだがね」
横関悟:「げははははは!一本取られたね!」
横関悟:「そっちはそっちで色々と事情があるワケよ」
横関悟:「まあ簡単な話だろ」
横関悟:「連中にとっては、俺の方が、こいつらより必要って」
横関悟:がす
横関悟:死体を足蹴にする
横関悟:「それだけのワケ」
猫柳麻子:「……領域?」首を傾げる
猫柳麻子:「猫が国の境を気にしてパスポートを取ると思うか?」
横関悟:「おいおい、随分図太くなっちまったなァ」
横関悟:「あの時は部屋の隅で震え上がってた癖によう」
横関悟:「え?そうじゃねえのか?猫柳麻子」
横関悟:くるくるとナイフを弄ぶ
猫柳麻子:「人も猫も変化するものだ。現に」
猫柳麻子:「その1時間後、部屋の隅で震えあがっていたのはオマエだった。」
猫柳麻子:ニイ、と笑う
横関悟:「……」
横関悟:「なるほどなァ」
横関悟:「俺が殺されるワケだ」
横関悟:こちらもにやりと笑う
猫柳麻子:「そしてもう一回殺す。」
猫柳麻子:「ネギを背負ったカモならぬ、massacre(マサクル)担いだ金太郎を逃す訳などないからナ。」
夏目靖章:「麻子くん」
猫柳麻子:「ンニ?」鍵束を取り出しながら
夏目靖章:「悪いが"この場で"殺すのは遠慮してもらいたいね」
夏目靖章:「吉野が死んだ今、目の前のこいつが最大の重要参考人だ」
猫柳麻子:「おっと、猫ゆえ野生の血が騒いでしまった。」
猫柳麻子:「では部屋の隅でガタガタ震えてもらうことにしよう。」
夏目靖章:「生じゃなくて悪いが、しっかりと出汁を取った後で良ければ好きにすると良い」
夏目靖章:「横関、いくら背後に国家が付いていようが、現行犯では言い逃れはできないぞ」
夏目靖章:「UGNは国際組織だ、一般人ならいざ知らず」
夏目靖章:「"反社会的傾向の強いオーヴァード"の身柄を拘束する権利を俺達は有している」
横関悟:「フー」
横関悟:「俺ぁ親切で言ってやってるってのに……悲しいぜぇ」
横関悟:「そこまで言うなら、刻んでやるよぉ!!」
横関悟:ワーディング!ナイフを逆手に持ち、戦闘態勢に入る!
GM:――ミドル戦闘に入ります
GM:マップは以下!
GM
横関
10m
PC

GM:横関の行動値は18です
琴城星羅:はやい!
GM:セットアップから!
琴城星羅:なし!
道成寺 安奈:ない!
猫柳麻子:なし!
パイライト:なし!
夏目靖章:ローラーブーツ使用、シーン中の移動距離+5m
GM:ではまずはエネミーの手番から!
横関悟:マイナーでターゲッティング、メジャーでコンセ+一閃
横関悟:対象は~
横関悟:1d5
DoubleCross : (1D5) → 3

横関悟:パイライトくんへ!
パイライト:いたいけな美少年を狙うなんて
夏目靖章:許せん!
横関悟:10dx7+12
DoubleCross : (10R10+12[7]) → 10[1,1,1,2,4,6,6,7,7,8]+10[2,6,8]+6[6]+12 → 38

パイライト:やる気だぁ。ドッジするだけしましょう
パイライト:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[1,2,6,10]+3[3]+1 → 14

パイライト:駄目!
夏目靖章:行動放棄カバーしましょうか?
パイライト:夏目さんが一番きつそうなので今回は大丈夫です
横関悟:4d10+9
DoubleCross : (4D10+9) → 33[10,7,7,9]+9 → 42

横関悟:諸々有効!
パイライト:即死~! 《リザレクト》します
パイライト:1d10+79
DoubleCross : (1D10+79) → 8[8]+79 → 87

パイライト:ゴリッと行ったな
横関悟:「そぉらァッ!」
横関悟:一足に間合いを詰め、ナイフを頸動脈に一閃!
パイライト:用意済みの短刀で斬戟を捌こうとするも、速度が足りない。
横関悟:「子供はおうちに帰りなちゃ~い、ねっとォ!」
横関悟:ドスッ!!
横関悟:崩れた姿勢に、すかさず蹴りを入れて吹っ飛ばす!
パイライト:吹っ飛ばされ。糸の切れた人形のように床を転がり、壁にぶつかって静止
パイライト:傷口からは血ではなく、砂のように細かい結晶の破片が宙に舞う
横関悟:「ひゃはは!そんなところにぼさっとしてるのが悪いんだぜぇ?」
琴城星羅:「パイくんっ!」
夏目靖章:「いや……大丈夫だ」その様子を見て呟く
パイライト:「忠告は聞いておくよ」傷を抑えた手の向こう。割れた石の断面を覗かせて
パイライト:──相手の手口を先に見られたのは、いい傾向だ
GM:では続いて
GM:行動値9、琴城さんの手番!
琴城星羅:はいな!
琴城星羅:マイナーで1点赤剣+破壊の血、合計HP3点消費して攻撃力24の武器作成!
琴城星羅:で、メジャーでそれを割ってサンドシャード+コンセ!ターゲットは横関!
琴城星羅:フルコンボが重い…92になりました
GM:カモン!
琴城星羅:5DX8+1
DoubleCross : (5R10+1[8]) → 10[2,2,5,6,10]+5[5]+1 → 16

琴城星羅:ドッジ等どうでしょうか
横関悟:切り払い回避!
横関悟:5dx+12
DoubleCross : (5R10+12[10]) → 9[2,5,7,9,9]+12 → 21

横関悟:上回った…!
琴城星羅:くっつよいぜ
琴城星羅:指先を噛み切って構造体を射出する!が…
横関悟:どがっ!
横関悟:転がっていた死体を蹴り上げ、
横関悟:空中で盾とする!
琴城星羅:「(思考が速いっ!戦い慣れてるやつだ!)」構造体を死体に触れるところで自壊させる。
横関悟:「なんだァ?汚ったねえ!」
横関悟:「随分とまあ……面に似合わずエグい能力持ってんなぁ?」
横関悟:「食らったらタダじゃ済まねえってかあ?」
琴城星羅:「よくわかってますね」空中で赤い霧になって構造体が霧散する。
琴城星羅:床に落ちた構造体が、床材を一瞬で分解して穴だらけにする。
横関悟:「うえっ、マジかよ」
GM:では続いて行動値8、パイライトくんの手番!
パイライト:では
パイライト:OKマイナーで《インフィニティウェポン》
パイライト:《Cウロボロス》《シャドーテンタクルス》《砂の加護》《咎人の剣》で攻撃!
パイライト:9dx7+1
DoubleCross : (9R10+1[7]) → 10[2,3,4,5,5,6,6,7,9]+10[2,9]+2[2]+1 → 23

横関悟:切り払い!
横関悟:5dx+12
DoubleCross : (5R10+12[10]) → 9[2,3,5,7,9]+12 → 21

パイライト:こわい
琴城星羅:あたった!
猫柳麻子:あぶねえ!
夏目靖章:危ない危ない
道成寺 安奈:やっちゃえパイ君!
横関悟:ぐあー!ダメージ!
パイライト:3d10+22 装甲有効!
DoubleCross : (3D10+22) → 14[7,3,4]+22 → 36

横関悟:まだ耐える!
パイライト:──琴城お姉さんの攻撃に対応した瞬間。袖口から触手が伸び、横関の胴体に巻き付く
横関悟:「ち!」
横関悟:ナイフで触手を断ち切ろうとするが、間に合わない!
パイライト:「──お返し」
パイライト:伸びきったゴムが解放されるように、触手に引っ張られる形でパイライトの体が引き寄せられ
パイライト:足裏から生成した刀身を、先ほど自分が食らった蹴りの形に合わせて叩き込む
パイライト:「斬られても大丈夫だけど。気分は良くないから」
横関悟:「げはッ!いい根性してやがんなぁ!」
横関悟:「ぶっ殺してやんぜ!ガキぃ!」
横関悟:触手を断ち切り、血を地面に吐き捨てる。
GM:続いて猫柳さんの手番!
猫柳麻子:マイナーなし、メジャーで《コンセントレイト:キュマイラ》《獣の力》《獣王の力》、オートで《紡ぎの魔眼》!
猫柳麻子:横関を対象に白兵攻撃!
猫柳麻子:あ、使用武器はさっき調達した大槌です。
猫柳麻子:8dx7 白兵
DoubleCross : (8R10[7]) → 10[3,3,4,4,4,5,8,10]+10[1,7]+2[2] → 22

猫柳麻子:あ、当たってくれ~
横関悟:切り払い…回避!いけっ!
横関悟:5dx+12
DoubleCross : (5R10+12[10]) → 6[1,3,4,4,6]+12 → 18

横関悟:ぐあーっ!
琴城星羅:あたった!いけーっ!
道成寺 安奈:やったれ!
パイライト:いっけー猫パンチ(凶悪)
猫柳麻子:当たってくれた…ダメージ!
猫柳麻子:3d10+2d10+20+12 装甲有効
DoubleCross : (3D10+2D10+20+12) → 20[10,1,9]+16[6,10]+20+12 → 68

夏目靖章:でかい
琴城星羅:出目も固定値も殺意が高い!
横関悟:装甲で軽減し、更に
横関悟:リアクティブコートを起動!
横関悟:54-3d10
DoubleCross : (54-3D10) → 54-27[8,10,9] → 27

横関悟:たっか
道成寺 安奈:い、良い出目出しやがる
パイライト:半分削りおった
夏目靖章:これが国家のバックアップ…
横関悟:だがギリッギリで倒れる…!ダメ自体が高すぎた…!
琴城星羅:やったー!
猫柳麻子:倒れた!やった!
猫柳麻子:対抗種でHP30→27
猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+7した(侵蝕:70->77)
猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+1した(侵蝕:77->78)
猫柳麻子:切り払った触手の向こうから、獣がすでに迫っていた
猫柳麻子:疾駆して、前蹴りを放つ。
横関悟:「ぐっ!!」
横関悟:鳩尾に食らい、前のめりに
猫柳麻子:蹴りが体を捉えたのを確認して、手の鍵束から一本の鍵を選び、
猫柳麻子:亜空間の扉を開く。
猫柳麻子:その先は”殺人鬼”のキュマイラ因子の顕現する記憶の宮殿。
猫柳麻子:”殺人ホテル”
猫柳麻子:横関の背中に強い痛みが走る。
猫柳麻子:吹き飛ばされた先にあったのは背もたれと座席、肘置きに刃を備えた拷問椅子。
猫柳麻子:独りでに結束バンドが蠢き、横関の身体を椅子に固定する。
横関悟:「何ッ!」
猫柳麻子:casefile.993 ”殺人家具屋”
猫柳麻子:19■■年、■国■■町を恐怖に陥れた連続殺人事件。
猫柳麻子:4人の被害者はあらゆる”家具”で殺害され、無残な姿で犯人の自宅地下から発見された。
猫柳麻子:特筆すべきは犯行時間。犯人はおよそ5時間、最長で10時間21分かけて被害者を苦しめて殺害した。
猫柳麻子:何故詳細な時間が残っているか。それは犯人が犯行の一部始終をビデオカメラで録画して保存していたからだ。
猫柳麻子:「捕まえたぞ。」
猫柳麻子:歩み寄る。手には何故か、濡れたスポンジ。
猫柳麻子:「これはただの家具ではない。マルチデザインかくあるべしだナ。」
猫柳麻子:横関の身体に濡れたスポンジを押し当てる。
横関悟:「オイオイオイ」
横関悟:「冗談キツいぜ」
猫柳麻子:「冗談?」
猫柳麻子:「しっかりと宣言しただろう?」
猫柳麻子:スイッチを取り出し、押す。
猫柳麻子:「身柄を拘束して出汁を取るとナ。」
猫柳麻子:これは”電化製品”でもある。
猫柳麻子:BIIIIZZZZZZZZZZZZZZZZZ!!!!!!!
猫柳麻子:電流が横関の身体を駆け巡り、肉を焼き焦がす。
横関悟:「ーーーッ!ガアアアアアアアアアーッ!!」
横関悟:全身が痙攣の末、やがてぐったりと力なく項垂れる。
猫柳麻子:「ンニャハハ。あの時よりガタガタ震えたじゃないか。」
猫柳麻子:猫は高笑いを上げて、スイッチを亜空間へと放り投げた。
横関悟:「アア……クソが」
横関悟:「堪えたぜ……クソガキぃ」
横関悟:その手の内側から
横関悟:カタン、と何かが転がり落ちる
横関悟:それは爆弾のピンだ。
猫柳麻子:「死ぬ寸前で止めてある。何か聞くか?」
猫柳麻子:と5人に振り返るが
夏目靖章:「そうだね、先ずは……ん?」
GM:ず どん!!
GM:背後で爆風!
猫柳麻子:「ンニャ!!」前のめりに転倒。
猫柳麻子:爆風に圧され、破片が肩に突き刺さっている。
横関悟:「ゲホッ……アア」
横関悟:「一張羅が台無しだろうが……!」
横関悟:リザレクト
横関悟:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9

パイライト:「……!」
道成寺 安奈:「こいつ、まだ余力を……!?」
横関悟:「こっちにも、お仕事ってのがあんだよ」
横関悟:ドアの外に乗り出し、ボロボロの上着だったものを引きちぎって捨てる
横関悟:「でもって、ここでやるべきことは、もう十分やらせてもらった」
夏目靖章:「麻子くん!」倒れた猫柳さんに駆け寄り体を支える
猫柳麻子:「……ッ」近寄った夏目には、舌打ちの音が聞こえたかもしれない。
猫柳麻子:刺さった破片を抜き、即席のナイフにして横関に飛び掛かる。
猫柳麻子:殺すつもりの一撃だ。
横関悟:「おお!こええこええ!ひゃはは!」
横関悟:ぎぃん!
横関悟:ナイフの刃で受け
横関悟:猫柳の耳元で囁く
横関悟:「野良猫ぶっても、てめえはどこにも行けやしねえ」
横関悟:「首にかかった鈴が、リンリン鳴ってるぜ」
横関悟: ど がっ
横関悟:蹴飛ばして距離を開ける!
猫柳麻子:小柄な体が吹き飛び、地面を跳ねた後うつ伏せに倒れる。
琴城星羅:「くっ!」一瞬逡巡し、横関を睨む。付近のガラスの破片が構造体と同じ色に変わっていく。
横関悟:湧き立つ構造体を躱しつつ、窓へ駆け寄り、飛び出す!
横関悟:「あばよガキども!そんなに会いたきゃあ」
横関悟:「”ファイアスターター”に会ってみな!」
横関悟:《瞬間退場》
パイライト:窓へ駆け寄り、外を見るが──既に何も見えない
琴城星羅:「逃がし…ちゃった」
猫柳麻子:「……」右手が震えている。
猫柳麻子:手に持った破片にヒビが入り、やがてぱきりと音を立てて割れた。
夏目靖章:「くそ、存外にしぶとい……」猫柳さんに再び駆け寄り
夏目靖章:「すまない、生け捕りを指示した俺のミスだ」
夏目靖章:「……立てるかい?」
猫柳麻子:すっと立ち上がる。
猫柳麻子:「ンニャ、誰にでも事情があり仕事がある。」
猫柳麻子:「オマエは守る仕事、アタシは殺す仕事。致し方ないさ。」
猫柳麻子:いつもの掴みどころのない猫のような笑顔で答える。
道成寺 安奈:「私でも同じ指示をしていた。……責は現場指揮の私にある」
琴城星羅:「あいつ、”ファイアスターター”とか言ってましたけど」
GM:横関の去り際に口走った名前
GM:ここにいない何者か、”ファイアスターター”。
猫柳麻子:「殺していたらその”ファイアスターター”のことも分からなかっただろう。」
道成寺 安奈:「放火事件の残留レネゲイドから類推できる戦術と、あいつの戦い方には差があった。」
道成寺 安奈:「なら、『二人いる』と考える方が自然か、な」
夏目靖章:「口が軽い男だったのがせめてもの救いだな」
夏目靖章:「気に入らないが、調べてみるしかなさそうだ」
パイライト:「わざわざあっちが口を開いた、というのが気にかかるけれど。夏目おじさんの言う通りだね」
パイライト:裂けた首の傷に触手を巻き付け、包帯代わりに
GM:道成寺さんの端末に再び通信が入ります。
GM:猫柳邸付近を監視していたチームからだ。
UGN職員:『”ダストエンド”!応答願います!』
道成寺 安奈:「……また、連絡か」
道成寺 安奈:「一体何が?」
UGN職員:『やられました……監視対象が……』
UGN職員:「建物ごと火の海です!突然現れたオーヴァードが……!」
UGN職員:ぱちぱちと
UGN職員:通話口から、火花の爆ぜる音がする。
道成寺 安奈:「……すぐに向かう! 身の安全が第一、消火活動が第二だ。対応頼む!」
GM:通信は切れる。
猫柳麻子:「敵が動いたか?今度はどこが現場だ?」
猫柳麻子:「”ファイアスターター”とやらの尻尾が掴めればよいが。」
道成寺 安奈:「猫柳邸だ!あの家が……燃えたと……!」苦しそうに伝える。
パイライト:「────」
パイライト:息を呑む。先ほどまでいた、あの家
猫柳麻子:「……。」瞳孔が開く
夏目靖章:「……」
琴城星羅:「麻子ちゃん」
GM:――首にかかった鈴が、リンリン鳴ってるぜ。
GM:両親を奪った男の言葉が、
GM:君の脳裏に反響する。
猫柳麻子:糸の切れた人形のように腰を抜かし、しゃがみ込む
猫柳麻子:「ンニ、ンニャハハハ。」
猫柳麻子:乾いた笑いが廃ビルに響く
猫柳麻子:「何も不思議なことはない。そちらも狙ってくるだろうさ。」
猫柳麻子:「なんにせよ事態が動いたのだ。」
猫柳麻子:「すぐに向かうのには賛成だナ。」
猫柳麻子:言葉の上では明るく言うものの、腰は一向に上がらない。
琴城星羅:「麻子ちゃん」目を閉じて、首を振る。
琴城星羅:「自分の気持ちに嘘をついちゃだめだよ」
琴城星羅:「ここで無理をすると…たぶん、麻子ちゃんの本当に大事なところが、折れちゃう」
猫柳麻子:「……?」琴城を見上げる
猫柳麻子:「嘘?」
猫柳麻子:「ンニャハハ。猫に嘘を吐くような器用さはないぞ?ずる賢いのは確かだが。」
琴城星羅:「だって…今の麻子ちゃん、猫っぽくないから」
琴城星羅:「本当にそうなら」麻子ちゃんの頬を袖で拭う。
琴城星羅:「……こんな涙も出ないよ」
猫柳麻子:「……?」
猫柳麻子:「ニャ、はは……そんな、お前こそ嘘を言うナ。」
猫柳麻子:「猫は、泣かない。ただ楽しく生き、てる……そういう、いきもの、だ……。」
琴城星羅:もう一度、溢れ出るものを拭う。制服の袖の染みはさらに大きくなっていく。
琴城星羅:「いいんだよ。猫であっても、そうでなくても、麻子ちゃんは麻子ちゃん」
猫柳麻子:「うそだ。そんなの、よくない。”麻子”は……いい子で、いい子のまま死んだから、」
猫柳麻子:「アタシは………猫、じゃなきゃ……………」
猫柳麻子:涙を拭こうともせず血塗れの手で側頭部を抑える。
琴城星羅:何も言わずに抱き締める。
猫柳麻子:”猫”は鳴かず、”麻子”が声を上げて泣いた。
猫柳麻子:琴城の身体に縋るように抱き着き、ひたすらに泣き続ける。
パイライト:目の前で。笑っていた人が。泣いている
パイライト:車の中。支部で、みんなに見せていた姿はない
パイライト:手をかけていた窓枠が微かに音を立てた。握り込んだ手
パイライト:──水晶の内側に。小さな、不純物が混じるように
パイライト:何かが。ぼくの中で、軋んだ
GM:---
GM:シーン終了!ロイス&購入が可能!
パイライト:とりあえずボディーアーマー調達しましょう
パイライト:4dx>=12
DoubleCross : (4R10[10]>=12) → 8[4,4,8,8] → 8 → 失敗

パイライト:失敗して以上
パイライト:琴城お姉さんのロイスを「信頼〇/羨望」に書き換えて、取得は保留
道成寺 安奈:ロイスは満杯! 購入はボデマチャレンジ!
道成寺 安奈:3dx+1>=12
DoubleCross : (3R10+1[10]>=12) → 10[1,5,10]+1[1]+1 → 12 → 成功

道成寺 安奈:買えてしまった! 着ます! 以上で!
猫柳麻子:琴城星羅/〇感謝/反発/ロイス
猫柳麻子:これで取得して、何買おうかな
猫柳麻子:アームドスーツ買います!
猫柳麻子:紡ぎの魔眼使用
猫柳麻子:6dx+5>=15
DoubleCross : (6R10+5[10]>=15) → 10[2,3,4,7,10,10]+7[6,7]+5 → 22 → 成功

猫柳麻子:成功!
猫柳麻子:ウェポンケースに入れておきます。以上
夏目靖章:敵対者 横関悟 警戒/敵愾心◯ で所得
夏目靖章:何か欲しい物あります?
猫柳麻子:慰め
パイライト:必要だ
琴城星羅:よしよし
猫柳麻子:琴城さん優しい~
琴城星羅:女子高生にやさしい~!
琴城星羅:ボデマか応急セットかなあとぼんやり考えてました
夏目靖章:じゃあボデマを貢ごうか
夏目靖章:4dx+3>=12
DoubleCross : (4R10+3[10]>=12) → 6[1,3,3,6]+3 → 9 → 失敗

夏目靖章:財産点3使って購入。星羅くんにあげます
琴城星羅:やったー!
琴城星羅:こっちは応急手当キットを。
琴城星羅:3DX>=8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 7[3,6,7] → 7 → 失敗

琴城星羅:…もう使いどころもないやろ!財産1点使って購入!
琴城星羅:あ、ロイスをですね。
琴城星羅:麻子ちゃんのロイスを/友情○/憐憫に変更!
琴城星羅:以上で!
猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+1した(侵蝕:78->79)
猫柳麻子:侵蝕上げ忘れかけた。以上!

ミドル:5

GM:では次のシーン!
GM:クライマックス前のイベント!シーンプレイヤーは道成寺さん!他全員登場可能!
道成寺 安奈:69+1d10
DoubleCross : (69+1D10) → 69+5[5] → 74

夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+7(1D10->7)(侵蝕:84->91)した
猫柳麻子:出!
猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+2(1d10->2)した(侵蝕:79->81)
パイライト:様子見します。100越えたので傷の治療に回されたということで
琴城星羅:同じく欠席します。パイライトくんについてることにします。
GM:オッケイ!
GM:---
GM:UGN第5支部・解析室
GM:---
GM:猫柳邸に残されていた資料は全てが燃え落ち
GM:一連の放火事件、そして『東関東犯罪心理研究所』に繋がる手がかりは
GM:君たちが回収した、猫柳当摩の暗号手記のみとなってしまった。
GM:現在、パイライトくんと琴城さん、そして猫柳さんは
GM:別室で治療を受けており
GM:手記の解読に立ち会っているのは、道成寺さんと夏目さん、そして戻ってくる途中に合流した上坂の3人となっている。
夏目靖章:「資料は全焼、横関及び"ファイアスターター"と思われる実行犯の行方も知れず」
夏目靖章:「いよいよ頼みの綱はこの手記のみ、か」
道成寺 安奈:「先に持ち帰れただけ僥倖と言えるね」
道成寺 安奈:「なんにせよ、打開の手がかりであることを祈るばかりだ」
上坂シラハ:「拙者が残っていれば」
上坂シラハ:「猫柳どののお家を、守れたのでござろうか……」
上坂シラハ:俯いている。
道成寺 安奈:「上坂嬢、キミが手記を届けてくれたからこそ首の皮一枚が繋がっているんだ」
道成寺 安奈:「そう考えてくれ」上坂さんの肩に手を置いて。
上坂シラハ:「……忝ない」
上坂シラハ:「パイライトどの、琴城どのは休んでござる」
上坂シラハ:「そして……猫柳どのも、こちらに手を貸せとは、拙者には言えぬでござる」
夏目靖章:「三人とも、先の戦闘では頑張ってくれたからね」
上坂シラハ:「猫柳どのに限れば負傷は軽微にござるが」
上坂シラハ:「心理的な影響は無視できぬかと」
道成寺 安奈:「あぁ。余力のあるこちらでなんとかしよう」
夏目靖章:「流石は梁田支部長の集めた精鋭だ。出る幕のなかった者としては肩身が狭い」
上坂シラハ:「それを言うならこちらこそ!」
上坂シラハ:「戦いにも参加できず、火事も止められず……」
上坂シラハ:「拙者は……拙者は……」
上坂シラハ:またしょげしょげしだしている
道成寺 安奈:「さっきも言っただろう。見事に務めを果たしてくれた、と」もう一度慰めながら。
上坂シラハ:「……安奈どのは」
上坂シラハ:「どうしていつでも前向きでいられるのでござるか」
上坂シラハ:「拙者は何も出来なかった事を思い知る度に、無念がこみ上げてきて……」
上坂シラハ:「こんな事を言っても仕方がないというのは、分かっているのでござるが」
道成寺 安奈:「私は……こうあることでしか、上手く生きられないから、としか言えないかな」
道成寺 安奈:「無念を怒りに変えて、燃やし尽くしてきたのが私の半生だから。」
道成寺 安奈:「前を向くことでしか、余裕を演じることでしか、上手く生きられなかったから」
道成寺 安奈:「……そう思うと。琴城嬢があの場に居てくれて良かった。」
道成寺 安奈:どれだけ境遇を重ねようと。と独り言ちてから。
道成寺 安奈:「私では上手い言葉のかけ方が見つけられなかったからね」
道成寺 安奈:親を殺され、生家が燃えて。仮面を剥がれて……それだけ重ねても。それだけ重なるからこそ。
道成寺 安奈:「私が彼女にできることは、復讐の手伝いだけだ。」
道成寺 安奈:「前を向く手伝いとしてできるのは、それだけだ」
夏目靖章:「……」
道成寺 安奈:「あとは、暫定的にとはいえ、飼い主を拝命した身だからね。」
道成寺 安奈:「家族を虐げられた恨みは、個人としても、組織としても。晴らさせてもらう」
夏目靖章:「ふふ、頼もしいね。怒りの感情を燃やし続けられるのは稀有な才能だ。
夏目靖章:「正に理想的なサラマンダー能力者といって良いかもしれない」
夏目靖章:「熱は常に高いところから低い所へ流れる。それが感情であっても」
夏目靖章:「だから、ああ。君が代わりに怒りを覚えていてくれるというのなら」
夏目靖章:「虐げられた者にとっては、この上ない救いだろう」
道成寺 安奈:「では、貴方はどうかな?夏目殿」
夏目靖章:「俺かい?」
夏目靖章:「俺は生憎忘れっぽくてね。よく薄情だと怒られる」
夏目靖章:「熱しやすく冷めやすい、燃えカスだらけの人生さ」
道成寺 安奈:「……そうですか。まぁ、どうあろうとも手を出した案件、最後までお付き合いお願いしますが」
道成寺 安奈:「なにせ、女子高生には優しくするのが主義と聞いていますし、ね」
夏目靖章:「勿論、俺の趣味を曲げるつもりはないよ」
夏目靖章:「それにね、たとえ形がなくなっても」
夏目靖章:「残るものはある。或いは燃えている間は感じられない暖かさに気付くこともある」
夏目靖章:「……監視班の話だと、彼女の両親の寝室は犯行当時の状態のまま、今まで保存されていたそうだ」
夏目靖章:「彼女にとっては、それが両親との最後の絆だったのだろう。だが」
夏目靖章:「形が焼け落ちたとしても、早々切れるものではないのさ。その鎖は」
夏目靖章:「俺はその最後の燃え殻を守る。それだけが取り柄の男だ」
夏目靖章:「だから、安心して前を向くと良い。安奈くん」
道成寺 安奈:「形が燃え落ちたとしても、繋がりは消えない、か」
道成寺 安奈:「あぁ……あぁ。その通りだとも」
道成寺 安奈:「任させてもらうよ、夏目殿」
上坂シラハ:「拙者も、拙者も黙ってはいられないでござる!」
上坂シラハ:「まだ猫柳どのにしてあげられることがあるなら」
上坂シラハ:「しょげている場合ではないでござる!」
夏目靖章:「ああ、その意気だシラハ君」
GM:と、君たちが意気込んでいると
GM:扉を開いて、入ってくる人影が。
GM:当の猫柳さん本人だ。
上坂シラハ:「猫柳どの!」
猫柳麻子:「快癒快癒!もはや痛みも痒みもない!」
猫柳麻子:「粥も必要ないぞ。肉にも齧り付ける。ンニャハハ!」
猫柳麻子:からからと笑いつつ部屋に入って来る
道成寺 安奈:「……猫柳嬢」
夏目靖章:「本当かい?解析まではもう少し掛かる。休んでいても……」
夏目靖章:「いや、いいか。強がりも元気の内だ」
猫柳麻子:「流石。文豪は人の心も猫の心もわかるのだナ。」
猫柳麻子:「文豪の心の内を推し量るのは難しいが。現代文は偏差値ギリギリだ。」
夏目靖章:「それは助かった。自慢じゃないが、わからないのは乙女心だけさ」
道成寺 安奈:「万全でなければ降りてもいい……このセリフは、必要なさそうかな」猫柳さんの瞳を見ながら。
猫柳麻子:「降りろと言われたらその綺麗な顔に爪を立てるところだぞ?」
道成寺 安奈:「同じ立場なら私も降りない。……降りたいはずがない」
道成寺 安奈:「そうは思うけど、まぁ現場責任者として一応ね」
猫柳麻子:「ンニャハハ」道成寺の傍にやってきて、肩を寄せて二の腕に触れる。
猫柳麻子:「未遂ゆえこれで許してやろう。」
猫柳麻子:かりかり、と指を立てて軽くひっかく。
猫柳麻子:まだ少し、手が震えているのが分かるかもしれない。
道成寺 安奈:「……」きゅっとその手を取る。
道成寺 安奈:「大丈夫だ。最後までついているとも」にこりと微笑む。
猫柳麻子:「……猫はお手などしないのだがナ。」その手を握り返す。震えが収まる。
夏目靖章:「むぅ……俺ももう少し踏み込めばよかったか……」その様子を離れて見て残念そうに呟いている。
猫柳麻子:「アタシの問題にみんなを巻き込んですまない。」
猫柳麻子:「猫は独りで歩くものなのにナ。…”猫っぽくない”ことしている。」
道成寺 安奈:「いいじゃないか。今は皆で、ね」
夏目靖章:「猫は自由気ままに生きるものさ。らしい道なんて、それこそ猫っぽくない」
猫柳麻子:「………。」
猫柳麻子:「ありがとう。」
猫柳麻子:「では、気ままにやらせてもらおう。」にっと笑う
GM:最後の進行判定です。
GM:【猫柳当摩の暗号手記】
GM:情報:UGN、知識:暗号
GM:難易度は14です。
道成寺 安奈:高い……マネーパワーに頼るしかない!
夏目靖章:この有り余るお金を使ってしまおうか
夏目靖章:では情報:UGNで判定します
夏目靖章:4dx+3>=14
DoubleCross : (4R10+3[10]>=14) → 8[2,4,7,8]+3 → 11 → 失敗

夏目靖章:財産点3使って成功!
猫柳麻子:金の力!
GM:男気!
GM:では男気一括払いで最終チェックが通る!
GM:情報が、開示されます。
GM:【猫柳当摩の暗号手記】
GM:東関東犯罪心理研究所の職員であった猫柳当摩は
GM:当時研究所に保管されていたあるデータを、機関の解体とともに持ち出していたようです。
GM:あるデータとは遺産『バビロン・リスト』の解析結果の一部。
GM:存在するだけで、人類史におけるあらゆる罪の所在を明らかにする無限のデータベース。
GM:罪というラベリングによる人類種族としての記憶の抽出。
GM:その力を知り、恐れた猫柳当摩は
GM:市井にそのカウンターとなる存在が無くてはならないと考えたようです。
GM:そして研究の末、そのコードを娘である猫柳麻子の遺伝子に刻み込み、コピーしました。
GM:『私は間違ったことをしているのかもしれない。この子の運命を歪めてまで』
GM:『守るべき正義などあるのだろうか』
GM:『しかし、誰かが背負わねばならない。私に出来るのは、命尽きるまでこの子の傍に寄り添うことだけだ』
GM:……手記はそこで終わっている。
GM:バビロン・リストの存在とその力を知ったことで
GM:猫柳さんの対罪人スキルが強化されました。
GM:深い洞察により、”ファイアスターター”の行方を追うことが出来ます。
猫柳麻子:「……。」
猫柳麻子:椅子に座って、じっと手記の解析結果を見ている。
夏目靖章:「支部と管理局のチームに並行して解析に当たってもらっていたが」
夏目靖章:「流石に蛇の道は蛇、"悪霊使い"はいい仕事をする」
夏目靖章:「"バビロン・リスト"そのものではなく、一部というのなら、こちらの仕事としても落とし所を作れそうだ」
道成寺 安奈:「しかし。この結果は」
道成寺 安奈:切実な祈りと、おぞましくすらある結果と。それを見て、彼女は何を思うのか。
夏目靖章:「……ああ」猫柳さんに視線を向ける
猫柳麻子:穏やかに笑う。「よかった。」
猫柳麻子:「”斑猫”にもお父さんがいて。」
夏目靖章:「……」
猫柳麻子:「お父さんは麻子の運命を歪めたかもしれないけど、」
猫柳麻子:「それ以上に愛してくれたから。」
猫柳麻子:手記を手に取り、胸に抱く。
猫柳麻子:「お父さんとお母さんの事、どんなことがあっても好きだからね。」
猫柳麻子:しばらく目を閉じて、ゆっくりと開く。
猫柳麻子:「では行くとしよう。」手記を置いて、いつものように足取り軽く部屋の扉へ
上坂シラハ:「行くって……どこへでござるか?」
猫柳麻子:「蛇の道は蛇、猫の道は猫、」
猫柳麻子:「殺人鬼の道は殺人鬼に。」
猫柳麻子:「どの場所にいるかは大体掴めた。……猫の散歩について来るか?」
猫柳麻子:にゃ、と振り返って笑う。
GM:君は感じている。
GM:第5支部のマンション、第9支部のレストラン、そして第12支部の猫柳邸。
GM:3つの現場写真、その手口。
GM:犯人は試している。自分の手並みを、炎の威力を。
GM:標的は既にいない、だとすれば
GM:自分自身のためだけに、盛大な災火を求めるだろう。
道成寺 安奈:「勿論。暫定飼い主としてはご一緒しなくてはね。」
道成寺 安奈:「愛も正義も信じられたなら、後は復讐を果たすだけだ」ぱちりとウィンクを返す。
夏目靖章:「その通り。難しい事はこちらで引き受けよう」
夏目靖章:「君はただ、気ままに散歩を楽しむと良い」並んでウインクを送る。
猫柳麻子:「三つの事件には口封じという目的があったが、その傍らで人を焼くことを楽しんでいる傾向もあった。」
猫柳麻子:「レストランの火災で一時的に留飲は下がったが、」
猫柳麻子:「アタシの家の時は被害者は無かった。すでにアタシたちは移動してたからナ。」
猫柳麻子:「つまり、欲求不満に陥っている。」
猫柳麻子:「必ず次の犯行を試みるはずだ。」
猫柳麻子:「楽しむためだけの殺しをナ。」
GM:無論、横関の言うように
GM:この事件自体が大きな勢力の思惑によって動いているのなら
GM:君たち自身の動きも、読まれているのかもしれない。
GM:あるいは、どこからか”ファイアスターター”と君達は今もなお監視されているかもしれない。
GM:それでも行くべきか、否か。
GM:決着をつけられるのは、君たちだけだ。
猫柳麻子:「”ファイアスターター”を抑えて、背後の横関を炙り出し、」
猫柳麻子:「そのまた背後の組織を炎の前に引き摺り出してやる。」
猫柳麻子:「冷徹(serious)に、順番(serial)に殺してやる。」
猫柳麻子:「首輪をつけられたって、鈴が鳴ったって構わない。」
猫柳麻子:「そんなものじゃ猫の散歩は止められないのだ。」
猫柳麻子:「ンニ、ンニヒヒヒ!」
GM:---
GM:シーン終了。ロイスと購入のラストチャンス!
猫柳麻子:ロイスは…まだ一個空きを作っておこうかな
猫柳麻子:保留して購入!
猫柳麻子:何にしよう…ブルーゲイル狙いましょう。買えたら琴城さんに上げる
猫柳麻子:《紡ぎの魔眼》使用。
猫柳麻子:7dx+5>=20
DoubleCross : (7R10+5[10]>=20) → 8[1,2,3,4,5,5,8]+5 → 13 → 失敗

猫柳麻子:ンニ゛ャー!!失敗!お金が足りない!
猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+1した(侵蝕:81->82)
猫柳麻子:以上!
夏目靖章:同行者 道成寺安奈 信頼◯/羨望  で所得します
夏目靖章:ではこちらもブルーゲイルチャレンジ
夏目靖章:4dx+3>=20
DoubleCross : (4R10+3[10]>=20) → 6[1,5,6,6]+3 → 9 → 失敗

夏目靖章:ぐぬぬ……お金を突っ込んでも買えない……!
夏目靖章:以上!
GM:オッケイ!
道成寺 安奈:夏目さんのロイスをP:連帯感表に再変更。枠自体は満杯!
道成寺 安奈:調達はこっちもワンチャンブルゲで。
道成寺 安奈:3dx+1>=20
DoubleCross : (3R10+1[10]>=20) → 8[6,8,8]+1 → 9 → 失敗

道成寺 安奈:失敗! 以上!

クライマックス

GM:ではクライマックスへ、全員登場です
パイライト:1d10+102
DoubleCross : (1D10+102) → 1[1]+102 → 103

パイライト:よかったまだ傷が浅い
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+5(1D10->5)(侵蝕:91->96)した
道成寺 安奈:74+1d10
DoubleCross : (74+1D10) → 74+10[10] → 84

猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+1(1d10->1)した(侵蝕:82->83)
琴城星羅:1D10+92
DoubleCross : (1D10+92) → 4[4]+92 → 96

GM:---
GM:第5地区・高架下
GM:---
GM:線路の先の駅へと続く高架下の道。
???:「~~~♪」
???:赤いセルフレーム眼鏡と、ヘッドホン。
???:ボストンバックを提げた大学生風の女が、歩いていく。
GM:彼女こそが、猫柳がプロファイリングした容疑者だ。
GM:つまり、”ファイアスターター”。
GM:女の進行先に、君たちは立ちふさがる。
???:「……?」
???:「あの、通るんですけど」
猫柳麻子:「”ファイアスターター”。」呟きながら、猫のような女子高生が彼女の前に現れる
???:「ファイ……何?なんですか?」
???:キョトンとした表情を浮かべる
猫柳麻子:「幼少期より放火願望があり、最初の放火は一年前。」
猫柳麻子:「大学構内の野良猫を焼却炉や灯油の入ったドラム缶に入れて火を付け、」
猫柳麻子:「11匹の命を絶った。大学内で注意を引いたが警察も大々的な捜査は行わなかった。」
???:「……」
猫柳麻子:「その内に動物では満足できなくなり、対象を人間へと移す。」
猫柳麻子:「最初にマンションの住民を焼殺。」
猫柳麻子:「次はより大規模に、レストランを丸ごと囲むように放火する計画を立案。これを成功させ、」
猫柳麻子:「27人の命を奪う。」
猫柳麻子:「しかし12区画の放火では犠牲者が出なかったため、今度はより確実に被害を出すために…」
猫柳麻子:「帰宅ラッシュで賑わう17:25発下り線の特急電車が駅に到着するタイミングで、」
猫柳麻子:「電車を囲うように線路を放火し、中にいる推定100人以上を焼き殺す計画を立案した。」
???:「あの」
???:「なんなんですかあなた達、言ってることも意味不明だし」
???:「警察呼びますよ」
???:混乱し、怯えているように見える。
猫柳麻子:バタフライナイフを展開し、ボストンバッグに向かって投擲する。
猫柳麻子:バッグが切り裂かれ、中身が零れ落ちる。
???:「きゃっ!」
GM:ガシャン!
GM:瓶がコンクリートにぶつかって砕ける。
GM:薬品燃料の鼻につく匂いが、高架下に漂う。
猫柳麻子:「臭い臭い。」
猫柳麻子:「そんなものを持って駅に行くなどいい迷惑だろう?」
猫柳麻子:「喜べ、今ここで全部処理してやる。」にぱ、と笑う
???:「……私は」
???:「好きな匂いなんだけどな」
???:髪をかきあげる、目つきが変わる。
”ファイアスターター”:「カントクさんが、あなたに気をつけろって」
”ファイアスターター”:「言ってた意味がよくわかるよ。猫柳麻子ちゃん」
”ファイアスターター”:ずるり、と破れたバッグから
”ファイアスターター”:むき出しの機械を引きずり出す。
”ファイアスターター”:燃料瓶をマガジンとして、パイプが繋がれた長銃めいた形状。
”ファイアスターター”:火炎放射器だ。
猫柳麻子:「気を付けろだと?ンニャハハハ!気を付けるべきはオマエだ!」
猫柳麻子:「あの犯行を続けるようならいずれアタシでなくてもオマエを見つけるだろうさ!」
”ファイアスターター”:「いずれも何も、続けるよ。ここで行き止まりにするわけないじゃない」
猫柳麻子:「”カントクさん”とやらがいなければ証拠と足跡の隠滅すらままならないのに?」
”ファイアスターター”:「そうだよ、だって」
”ファイアスターター”:「あなたも焼いちゃえばいいんだから!」
”ファイアスターター”:ごおあっ!
”ファイアスターター”:地面に線引くように、銃口から紅の炎が吐き出される。
猫柳麻子:猫のように素早い動きで火炎から逃れる。
”ファイアスターター”:「炎、炎、炎」
”ファイアスターター”:「ヒトの積み重ねてきたモノ、大事にしてきたモノ」
”ファイアスターター”:「全部真っ赤な炎に変わっていくの!」
”ファイアスターター”:「あなたも綺麗なキャンドルにしてあげる!」
猫柳麻子:「調子に乗るなよ、初心者。」
猫柳麻子:「”スターター”(先駆者)?バカめ!」
猫柳麻子:「公僕のそのまた犬が。一人でやってからものを言え。」
猫柳麻子:「”ファイアビギナー”。」
”ファイアスターター”:「……あなただって、もっと大きな手のひらの上なんだよ?」
”ファイアスターター”:「自由になんて、決してなれない」
”ファイアスターター”:「ほら、今だって……見られてる」
GM:君たちの背後、挟み撃ちの形にもう一つの気配
横関悟:「全く、人使いが荒いねェ」
猫柳麻子:「ンニ?保護者の登場か?」
横関悟:「そおいうわけだ」
横関悟:「事情が変わってな。やっぱりお前がUGNに近づきすぎるのは」
横関悟:「上の方々におよろしくないんだと」
横関悟:「丁度いい機会だ。あの世の両親のところに行ってくれや!」
猫柳麻子:横関と”ファイアスターター”が徐々に距離を詰める。
猫柳麻子:「ンニ、ンニャハハハ」
猫柳麻子:しかし、猫は笑う。
猫柳麻子:「悪いナ。猫は嘘など吐かないが、狡い。」
猫柳麻子:横関のナイフが猫柳の首へ迫るその瞬間、
夏目靖章:「その通り」
夏目靖章:横関と猫柳さんの間に境界を引くように、地面から氷の薔薇が一直線に咲き誇る
夏目靖章:その境界を越えようとした瞬間、ナイフの切っ先が止まる。
夏目靖章:空間そのものが凍りついたように、運動エネルギーが消失している。
横関悟:「ああん!?」
横関悟:刃は届かず、素早く飛び退く。
夏目靖章:「てっきり用済みになった"ファイアスターター"の処理を任せてくれたのかと思ったが」
夏目靖章:物陰から姿を表し、猫柳さんの隣に立つ。
横関悟:「そのつもりだったんだが」
横関悟:「言ったろ?こっちも事情が複雑なのよ」
”ファイアスターター”:「へえ……仲間がいたんだ」
”ファイアスターター”:「ロウソクが増えて、嬉しい……よ!」
”ファイアスターター”:銃口を2人の背中に向ける!
道成寺 安奈:「おっと、失礼。まだ増えるよ」
道成寺 安奈:超自然の炎がアスファルトを焼きながら、二人と"ファイアスターター"の間を走り抜ける。
道成寺 安奈:「……これでも炎の使い方には、ちょっとうるさいんだ。……キミの言動は聞き捨てならなくてね」
道成寺 安奈:髪先と指先に炎を灯した少女が立つ。
道成寺 安奈:「"ダストエンド"。……故あって参戦させてもらうよ」
パイライト:焔の主たる女が語る。炎が揺らめいて
パイライト:──隣に。幼い少年の姿がある
パイライト:瞳が炎の光を受け、輝いて。その向こうに立つ女を視線が射貫く
パイライト:「────」少年は口を開かない。ただ、見つめて。立っている
琴城星羅:「もう、あなたたちからは何も始まることはありません」
琴城星羅:焼け焦げたアスファルトが、熱によるものとは明らかに違う赤色に染まっていく。
琴城星羅:「ここが、行き止まりです」まっすぐに標的を見て、ゆっくりと話す。敵意に満ちた赤い霧が立ち上る。
”ファイアスターター”:「……いいね、いいね、いいよ」
”ファイアスターター”:「あなた達みんな、素敵な色」
”ファイアスターター”:「炎を灯して、取り出してあげる!」
”ファイアスターター”:「炎、炎……炎!!」
GM:燃え盛るようなワーディングに、空間が支配される!
GM:衝動判定、難易度9!
夏目靖章:2dx-1>=9
DoubleCross : (2R10-1[10]>=9) → 6[5,6]-1 → 5 → 失敗

夏目靖章:失敗、暴走します。変異暴走により行動値0
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+5(2D10->4,1)(侵蝕:96->101)した
パイライト:7dx+1>=9
DoubleCross : (7R10+1[10]>=9) → 9[3,4,4,6,6,8,9]+1 → 10 → 成功

パイライト:2d10+103
DoubleCross : (2D10+103) → 7[1,6]+103 → 110

琴城星羅:6DX>=9
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 10[1,2,3,4,9,10]+7[7] → 17 → 成功

琴城星羅:96+2D10
DoubleCross : (96+2D10) → 96+10[4,6] → 106

道成寺 安奈:5dx>=9
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 10[2,3,4,10,10]+7[4,7] → 17 → 成功

道成寺 安奈:84+2d10
DoubleCross : (84+2D10) → 84+15[6,9] → 99

猫柳麻子:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[2,3,7,9] → 9

猫柳麻子:83+2d10
DoubleCross : (83+2D10) → 83+2[1,1] → 85

猫柳麻子:!?
パイライト:冷静さを取り戻している…
GM:ゲェーッ
GM:ではクライマックス!マップは以下!
GM
”ファイアスターター”
5m
PC
5m
横関

GM:ファイアスターターの行動値は10、横関の行動値は18です。
GM:セットアップから!
猫柳麻子:なし!
猫柳麻子:あ、距離が5mならオートでアームドスーツ着ておきます
道成寺 安奈:ない!
パイライト:なし!
琴城星羅:なしです!
”ファイアスターター”:活性の霧+苛烈なる火を自分に
”ファイアスターター”:火力を大幅に増強します
夏目靖章:コンボ『Deadlock』《氷の城塞》《原始の紫:異形の加護》
夏目靖章:12+3d10
DoubleCross : (12+3D10) → 12+9[2,2,5] → 21

夏目靖章:ラウンド中あらゆるダメージを-21
GM:ではまず横関の手番から、行動値18
GM:そのイニシアチブに…
”ファイアスターター”:加速する刻!
道成寺 安奈:なっ
琴城星羅:速いッ
”ファイアスターター”:マイナーで猛毒の雫、メジャーでコンセ+氷の塔+結合粉砕
”ファイアスターター”:RC攻撃をエンゲージの全員に!
”ファイアスターター”:9dx7+5
DoubleCross : (9R10+5[7]) → 10[1,2,3,4,4,5,5,8,8]+10[6,8]+6[6]+5 → 31

”ファイアスターター”:対応せよ!
猫柳麻子:ウゲェー!大槌でワンチャンガードしよう。
道成寺 安奈:ドッジ!
道成寺 安奈:6dx>=40
DoubleCross : (6R10[10]>=40) → 10[1,2,4,6,9,10]+9[9] → 19 → 失敗

道成寺 安奈:ダメ!
パイライト:ぐえー。ドッジ!
パイライト:6dx+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 9[3,3,4,5,6,9]+1 → 10

パイライト:名中
琴城星羅:一応ドッジ!
琴城星羅:5DX+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 8[1,6,6,7,8]+1 → 9

夏目靖章:ガード コンボ『Account Freeze』《氷盾》《氷河の壁》《原始の紫:異形の加護》
夏目靖章:10+3d10
DoubleCross : (10+3D10) → 10+11[2,2,7] → 21

夏目靖章:自分のガード値+20 エンゲージの味方の被ダメージ-21
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+9(侵蝕:109->118)した
”ファイアスターター”:4d10+48
DoubleCross : (4D10+48) → 37[8,10,9,10]+48 → 85

”ファイアスターター”:喰らえダメージ!諸々有効!
琴城星羅:出目の殺意が…高い!
夏目靖章:コンボ『Simon's SIN』《雲散霧消》《原始の紫:異形の加護》
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+9(侵蝕:119->128)した
夏目靖章:30+3d10
DoubleCross : (30+3D10) → 30+15[8,5,2] → 45

夏目靖章:全員の被ダメージを更に-45
”ファイアスターター”:!!??
琴城星羅:合計軽減値は…!?
夏目靖章:みんなは66!夏目は87!
”ファイアスターター”:はいーっ!?
猫柳麻子:ここから66点軽減なら…いきてる!
猫柳麻子:11点残して生存です
道成寺 安奈:HP12で生存!
琴城星羅:19点ダメージまで減ったので…HP5で生きてる!
琴城星羅
パイライト:うん。死にます
パイライト:“ファイアスターター”へロイス取得、即タイタス化。
夏目靖章:パイ君…
”ファイアスターター”:だが邪毒ランク4をプレゼントだ!
”ファイアスターター”:クリンナップに12点のダメージが入る!肉体弱者は死ねい!
琴城星羅:ウグーッ肉体弱者…
パイライト:蘇生してHP13なのでギリ残るな…
”ファイアスターター”:「炎、炎、炎ッ!!」
”ファイアスターター”:紅蓮の爆炎が、君たちを薙ぎ払う!
”ファイアスターター”:ゴォアアアッ!
”ファイアスターター”:尋常の火勢ではない。生き物のようにうねり、歪み
”ファイアスターター”:君たちの逃げ場を塞ぐ!
夏目靖章:「おっと」
夏目靖章:炎の内側を遮るように、氷の薔薇が咲き乱れる
夏目靖章:迫りくる業火の殆どが、境界を超えた途端白く凍りつき、霧散する。
”ファイアスターター”:「!これ……何、炎が……凍る?」
夏目靖章:「皆、早く中へ!」
猫柳麻子:「頼れる保護者だナ。」ひょいと背中に隠れる
琴城星羅:滑り込むように境界の中へ。
琴城星羅:入り損ねた左手首から先が炭化し、傷口から一瞬赤黒い構造体が零れ落ちてすぐ止まる。
道成寺 安奈:「恩に着るっ」薔薇の内側に飛び込む。
”ファイアスターター”:「でも、いいか……うん」
”ファイアスターター”:「まずは1人、だよ!」
夏目靖章:「パイライト君!」
パイライト:声は聞こえた。だが、動くことはなかった。
パイライト:炎が身を焼く。それでも、立っている
パイライト:「────」
”ファイアスターター”:火柱がパイライトを包む。
”ファイアスターター”:体の内側まで侵蝕するような痛みが、全身にまとわりつく。
”ファイアスターター”:「綺麗……」
パイライト:急激な温度の変化に。皮膚の表面が焼け、亀裂が走る
パイライト:炎の光を受けて。その内側の、結晶が輝く
猫柳麻子:「……」夏目の背中からパイライトが炎に呑まれるところを見る
夏目靖章:「(くそ、思った以上に早い……)」顔には出さず、僅かに奥歯を噛みしめる
”ファイアスターター”:そして君たち一人ひとりが気付く
”ファイアスターター”:肌をかすめた傷の痛みが、いつまでも消えない。
”ファイアスターター”:むしろ燃え広がるように、少しずつ体力を奪っていく。
琴城星羅:「痛…っ!」傷口が、炎の赤に染まっている。
GM:改めて行動値18、横関の手番!
横関悟:マイナーでターゲッティング
横関悟:メジャーでコンセ+一閃
横関悟:対象は~~
横関悟:1d5
DoubleCross : (1D5) → 2

横関悟:夏目さん!
夏目靖章:好都合だぜ
横関悟:10dx7+12
DoubleCross : (10R10+12[7]) → 10[3,5,5,6,6,7,8,8,8,9]+10[3,5,5,6,8]+5[5]+12 → 37

夏目靖章:ガード 《氷盾》 ガード値+20
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+2(侵蝕:128->130)した
横関悟:4d10+9
DoubleCross : (4D10+9) → 30[5,10,5,10]+9 → 39

横関悟:諸々有効!
夏目靖章:ガードと装甲、軽減分で無傷ですね
横関悟:かってえってだから!
横関悟:「余所見は、禁物ってなァ!
横関悟:燃え盛る炎を飛び越え、喉笛を狙う!
夏目靖章:棒立ちのままその刃を受ける。
夏目靖章:……が、刃は肉を裂くこと無く、喉元に達した瞬間に止まっている。
横関悟:「オイオイオイ」
横関悟:「地獄から舞い戻った俺が言うのもなんだがよお」
横関悟:「お前、バケモンか?」
横関悟:ギリギリと力を込めるが、押し込めない
夏目靖章:「化け物とは心外だな」
夏目靖章:横関の手を払い除け、蹴り飛ばす。
横関悟:「ぐっは!」
横関悟:ざすっ!体勢を切り返して着地する。
夏目靖章:「俺は只のいい男だ」
横関悟:「ハッ、だったら気をつけな『いい男』さんよお」
横関悟:「余所見は禁物ってのは、ここからだぜ」
GM:更にファイアスターターの手番!行動値10!
”ファイアスターター”:先ほどと同じコンボで、追撃!
”ファイアスターター”:9dx7+5
DoubleCross : (9R10+5[7]) → 10[1,4,4,5,5,5,7,9,10]+10[2,6,7]+1[1]+5 → 26

”ファイアスターター”:再び全員に攻撃!
道成寺 安奈:くっ ドッジ
道成寺 安奈:6dx>=26
DoubleCross : (6R10[10]>=26) → 10[2,5,6,7,9,10]+10[10]+9[9] → 29 → 成功

道成寺 安奈:は?
琴城星羅:奇跡が起きるので、ドッジします。
琴城星羅:5DX+1>=26
DoubleCross : (5R10+1[10]>=26) → 10[3,5,7,9,10]+10[10]+8[8]+1 → 29 → 成功

琴城星羅:いやあ起きるもんですね
夏目靖章:流石!
”ファイアスターター”:はいー!?
パイライト:今回もドッジ
パイライト:6dx+1>=26
DoubleCross : (6R10+1[10]>=26) → 9[1,3,6,8,9,9]+1 → 10 → 失敗

パイライト:こいやぁ
猫柳麻子:ドッジ!
猫柳麻子:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 9[1,2,2,6,6,9] → 9

猫柳麻子:ンニ゛ャー!
夏目靖章:じゃあ失敗したパイくんを行動放棄カバーします
”ファイアスターター”:3d10+48
DoubleCross : (3D10+48) → 19[6,4,9]+48 → 67

”ファイアスターター”:装甲無視!
パイライト:ありがとう夏目おじさん
猫柳麻子:死ぬ!リザレクト
猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+1(1d10->1)した(侵蝕:85->86)
猫柳麻子:さっきから全然侵蝕が上がらないニャ
夏目靖章:軽減は倍にした後でしたっけ?
道成寺 安奈:後ですね
GM:後!
夏目靖章:軽減を後でかけると残念ながら落ちますね…
夏目靖章:ファイアスターターにロイスをとって復活!
夏目靖章:HP12
”ファイアスターター”:「まだまだ、貴方たちの色、もっと見せてよ!」
”ファイアスターター”:ゴォオオオオオッ!!
”ファイアスターター”:ガシャンガシャンがシャン!
”ファイアスターター”:放り投げられた薬品燃料の瓶が砕け、飛沫が上がり
”ファイアスターター”: ぼ  あ !!
”ファイアスターター”:爆発的に炎を活性化させる!
道成寺 安奈:「生憎、その炎で膝をつく訳にはいかなくてね!!」
道成寺 安奈:燃え上がる右手で己に迫る炎を飲み込み、掻き消す!
琴城星羅:「同じ手は!」
琴城星羅:先ほど崩れ落ちた左手首から構造体を射出し、空中に撒かれた燃料ごとコンクリートに同化させ”食い”切る。
猫柳麻子:「ンニ」炎に呑まれる。
猫柳麻子:「……けほっ。なるほど、この液体燃料か。」
猫柳麻子:「炎が少しでも体を舐めれば付着した液体燃料が死ぬまで身体を苛む。」
猫柳麻子:「燐と似た構造だ。鈴を着けられた犬にしてはよくやる。リンリン、リンリン。」
夏目靖章:「(二人は既に対処法を見出しつつある。麻子くんの方はまだ余裕があるか……だが)」
GM:立ち上る炎は檻のように
GM:君たちを取り囲んでいる。
GM:その最中に、未だ身動き一つなく
GM:炎に焼かれ続けている影が、1つ。
パイライト:少年はただ女を見ている。炎をばらまく、多くを消してきた女を
横関悟:「おいおいそのガキ」
横関悟:「気でも狂っちまったかぁ?」
夏目靖章:「……いいや」
夏目靖章:その影に近づき、手を触れる。
夏目靖章:少年の足元から薔薇の蔓が伸び、身を焼く炎を消し止めていく。
パイライト:蔦にわずかな視線のゆらぎ。だが、それもほんの一瞬
パイライト:彫像のように固く、動くことはない
夏目靖章:「ぐっ」
夏目靖章:引き換えに、夏目の体に初めて炎が通り、その身を焼き焦がす。
横関悟:「無駄な庇いあいしやがって」
横関悟:「そのガキはもう終わりだぜ。脚が竦んで動けねえのさ」
横関悟:「焼かれる痛みで、頭がどうかしちまったのよぉ」
夏目靖章:「はぁ……醜男はこれだから嫌いなんだ」
夏目靖章:「"いい男"は常に前を向くものだよ」
夏目靖章:「よそ見は禁物なんだろう?適材適所というやつだ」
GM:続いての手番!
GM:行動値9!琴城さん!
琴城星羅:はい!
琴城星羅:マイナーでオリジン:レジェンド+コンボ「奇跡の星」(2点赫き剣+破壊の血+ポルターガイスト)。
夏目靖章:あ!すいません!
夏目靖章:その前にイニシアチブで《解放の雫》
GM:なにっ
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+3(侵蝕:130->133)した
夏目靖章:エンゲージ内の味方の次のメジャーアクションの達成値を+9 受けるかは自由ですが、受けた場合即座に侵蝕+2
夏目靖章:夏目は受けません
GM:つえーっ
琴城星羅:ありがてえ!もらいます!
琴城星羅:浸食108に!
パイライト:ありがとうございます。受けます
パイライト:侵食112
猫柳麻子:受けます!
猫柳麻子:86→88
道成寺 安奈:このタイミングで宣言かな! 受けます! 侵蝕101まで!
夏目靖章:炎に照らされて溶け出した氷の薔薇が地面を満たし、青白く輝く
夏目靖章:「飛んで火に入るなんとやら、こうして集まってくれたのは好都合だ」
夏目靖章:「さあ、反撃開始といこう」
GM:改めて、琴城さん!どうぞ!
琴城星羅:では改めて!マイナーでオリジン:レジェンド+コンボ「奇跡の星」(2点赫き剣+破壊の血+ポルターガイスト)。
琴城星羅:HP4消費でシーン中攻撃28上昇、侵蝕が14上昇の122
琴城星羅:メジャーでサンドシャード+コンセントレイト!目標はファイアスターター!侵食は7上がって129です。
琴城星羅:判定に砂の加護も載せとけ!133!
琴城星羅:10DX7+9+2+1
DoubleCross : (10R10+9+2+1[7]) → 10[1,2,2,3,6,6,7,8,8,8]+10[1,5,8,10]+4[2,4]+12 → 36

”ファイアスターター”:回避!
”ファイアスターター”:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 7[3,5,7] → 7

”ファイアスターター”:活性の霧のデメリットで、回避がゴミ!
”ファイアスターター”:ダメージを!
琴城星羅:あ、消費武器は大槌です!
琴城星羅:28+12+4D10
DoubleCross : (28+12+4D10) → 28+12+29[6,9,4,10] → 69

”ファイアスターター”:装甲で軽減しつつ…きっつい!
”ファイアスターター”:まだ立ってるけど、大きく削れた!
琴城星羅:「反撃開始です!」急速に体内の構造体を活性化する。
琴城星羅:ほどなくして体がボコボコと泡立ち
琴城星羅:体中の傷口や目、口から大量の赤いコンクリート片が溢れ出す。
”ファイアスターター”:「!?」
”ファイアスターター”:炎の中、現れたその悍ましき異形に
”ファイアスターター”:体が固まる
琴城星羅:猛烈な敵意に満ちた構造体の奔流がファイアスターターを押し流す。
琴城星羅:触れた場所が、炎とは違う血の赤に汚染されていく。
”ファイアスターター”:「ああッ!ぐっ!」
”ファイアスターター”:「これ……何ッ!痛い!熱い……!」
”ファイアスターター”:「なんなの!?」
琴城星羅:その後、同化したファイアスターターの体組織ごと体内に回収する。
琴城星羅:「ぷはぁッ!」
琴城星羅:「パイくん!今だよ!」
琴城星羅:以上です!
”ファイアスターター”:片腕の殆どをちぎり取られるが
”ファイアスターター”:体勢を崩しつつ、照準を合わせる!
GM:続いてパイライトくんの手番、行動値8!
パイライト:行きます
パイライト:マイナーで《インフィニティウェポン》《ポルターガイスト》、大槌を破壊して侵食率123
パイライト:メジャーに《Cウロボロス》《シャドーテンタクルス》《咎人の剣》、オートで《砂の加護》乗せてファイアスターターに攻撃!
パイライト:11dx7+10
DoubleCross : (11R10+10[7]) → 10[1,1,1,2,3,5,6,7,8,9,10]+6[3,4,4,6]+10 → 26

”ファイアスターター”:回避!
”ファイアスターター”:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 6[1,3,6] → 6

パイライト:ダメージ! 装甲有効で
パイライト:3d10+40
DoubleCross : (3D10+40) → 20[4,8,8]+40 → 60

”ファイアスターター”:装甲で軽減が入るが…耐える!
”ファイアスターター”:違う耐えない!
”ファイアスターター”:燃える魂で復帰!
パイライト:しぶとい。演出いきます
”ファイアスターター”:「なんで、なんでこんなことするの……」
”ファイアスターター”:「大人しく、燃えてよ!!」
”ファイアスターター”:琴城に向けて、引き金を引く。炎の線が走る。
パイライト:炎が、切り裂かれた
パイライト:少年の手には一振りの刀──否、水晶の塊だ
”ファイアスターター”:「ッ!」
パイライト:普段振るう得物の、数倍。明らかに支えられないだろう質量を、腕に巻き付けた影で無理矢理に保持する
パイライト:柄を握り込む。内側、氷の薔薇の蔦が。手と水晶を凍らせて固める
パイライト:「────」
パイライト:あたまがいかれたのか、と。さきほど言われた
パイライト:そうかもしれない。いま、思っていることはただひとつ
パイライト:────
パイライト:飛ぶ。体を使った跳躍ではなく、結んだ触手で己を“投げる”
パイライト:技はない。ただ純粋な殺意を込めて、
パイライト:質量を目の前の女に叩きつけた
”ファイアスターター”:「うっ……ぐ!!」
”ファイアスターター”:深々と切り抉られて、よろめく
”ファイアスターター”:「なんで、なんで、怒ってるのよ」
”ファイアスターター”:「ロウソクの癖に……ロウソクのくせにいいいいい!!」
”ファイアスターター”:「黙って燃やされてればいいのに!!」
パイライト:ぎゃあぎゃあとなにかさわいでいる。たりなかったなら、なんどでも。なんどでも。
パイライト:「殺してやる」
猫柳麻子:「……。」パイライトの言葉に目を見開く
猫柳麻子:鏡のような少年だと思った。鉱石のようなその在り方は、相対する人の心を映す。
猫柳麻子:好意には好意を、疑念には疑念を、殺意には殺意を。
猫柳麻子:「……純粋なのだナ。」
”ファイアスターター”:炎が傷口から吹き上がり
”ファイアスターター”:全身を覆い尽くす
”ファイアスターター”:「炎、ほのお、ホ、ノ、オ!!」
”ファイアスターター”:「アアアアアアアアッ!!」
”ファイアスターター”:火達磨になりながら、殺意をぶつかりあわせる
GM:行動値5!道成寺さんの手番!
道成寺 安奈:押忍!
道成寺 安奈:マイナーを放棄! メジャー!
道成寺 安奈:▼"バーニングフィンガー・ダストエンド"=《C:サラマンダー》Lv3+《結合粉砕》Lv6+《災厄の炎》Lv8+《プラズマカノン》Lv2
道成寺 安奈:対象は同エンゲージの横関!
道成寺 安奈:(9+3)dx7+1+9 命中
DoubleCross : (12R10+1+9[7]) → 10[1,4,4,4,5,5,5,6,7,8,8,10]+10[3,4,7,10]+10[1,9]+5[5]+10 → 45

横関悟:回避!切り払い!!
横関悟:5dx+12
DoubleCross : (5R10+12[10]) → 9[2,2,2,3,9]+12 → 21

横関悟:うぐぅーっ!
道成寺 安奈:(2+5)d10+34 ダメージ! 装甲無視!
DoubleCross : (7D10+34) → 37[2,9,1,4,6,6,9]+34 → 71

横関悟:リアクティブコート!
横関悟:71-3d10
DoubleCross : (71-3D10) → 71-13[10,1,2] → 58

横関悟:期待値以下…ごっそりいった!
道成寺 安奈:「生憎、国家権力に喧嘩を売るのには前例があってね」
道成寺 安奈:「今更怯むと思われては困るな」
道成寺 安奈:《自動体温》。三十八度。己の中のレネゲイド殺しを最活性させる体温まで引き上げる。
横関悟:「げはは!UGNだろうが!」
横関悟:「いいのかよ、問題発言だぜ!」
横関悟:炎の中から一歩離れた間合いで、ナイフを構える。
道成寺 安奈:「それを決めるのはキミではないさ! "バーニングフィンガー"……ッ」
道成寺 安奈:叫びながら氷の薔薇を踏み溶かし、その上を滑走。通常よりも速度を乗せて貫手を横関の腹に繰り出す!
横関悟:「!?ごは……ッ!」
道成寺 安奈:「……"ダスト"! "エンド"ッ!!」貫手を握り込む! 体内で発破!!
横関悟:「!!」
横関悟:吹き飛ばされ、コンクリート壁に叩きつけられる
横関悟:「……へへ、げほ」
横関悟:「だったら、誰が決めてくれてんだよ。ええ」
横関悟:「お前の何が正しいんだ?」
道成寺 安奈:「私が正しいかどうかなんかは、それこそ誰が決める事でもないさ。」
道成寺 安奈:「ただ、私からしたらキミたちは……全く正しくない。腹立たしいほどにね。それだけさ」
道成寺 安奈:侵蝕+14して115まで。対抗種の反動でHP12→9に。
GM:では次、行動値4、猫柳さんの手番へ!
猫柳麻子:マイナーなし、メジャーで《コンセントレイト:キュマイラ》《獣の力》《獣王の力》、オートで《紡ぎの魔眼》
猫柳麻子:横関を対象として白兵攻撃!
猫柳麻子:9dx7+9
DoubleCross : (9R10+9[7]) → 10[1,1,2,2,6,6,7,9,9]+10[5,8,10]+6[4,6]+9 → 35

横関悟:回避!
猫柳麻子:当たれ!
猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+1した(侵蝕:88->89)
横関悟:切り払い!
横関悟:5dx+12
DoubleCross : (5R10+12[10]) → 8[2,2,3,5,8]+12 → 20

横関悟:うおおおお
猫柳麻子:命中!ダメージ!
横関悟:勝利の女神!!
横関悟:奥の手!自らの達成値を…+15!
パイライト:しつこいな!
猫柳麻子:うげえ!
猫柳麻子:横関悟にロイスを取得。執着/〇殺意
猫柳麻子:これをタイタス昇華して達成値を+1d10します
横関悟:ゲェーッ
猫柳麻子:35+1d10
DoubleCross : (35+1D10) → 35+7[7] → 42

猫柳麻子:ンニャー
GM:ダメージも増えた…!
GM:ダイスどうぞ!
猫柳麻子:5d10+2d10+12+3+20
DoubleCross : (5D10+2D10+12+3+20) → 38[10,4,8,7,9]+7[6,1]+12+3+20 → 80

猫柳麻子:装甲有効!
横関悟:死!
横関悟:復活もなし!戦闘不能です!
猫柳麻子:「ンニャー、流石仮飼い主。アタシは借りものの猫の如く猫の手を出す暇もなかったナ。」
猫柳麻子:と言いつつ、倒れた横関に相対する。
猫柳麻子:きゅう、と、ナイフを持つ手に力が入る
猫柳麻子:湧き上がる殺意を抑える。自分で宣言したのだ。背後の者を引きずり出すと。
横関悟:「くく……く」
横関悟:「そうかい、お前UGNの飼い猫でやってくつもりかい。猫柳ぃ」
横関悟:「次の寝床はいつまで保つかなあ!ひゃははは!」
横関悟:「忘れるんじゃねえぞ!お前はよお、いつでも俺たちに見られてるんだぜ!」
横関悟:「また家族が出来たら、その時ぶっ殺してやるよ!!」
横関悟:血を吐き、抵抗の力を失いながらも叫ぶ。
猫柳麻子:「……。」家族。その言葉を聞いた瞬間、くるくると回っていた舌が止まる。
猫柳麻子:から ん 
猫柳麻子:ナイフが足元に落ちる。
横関悟:「無駄なんだよ……くく、く」
横関悟:「逃さねえ、逃げられねえ。そうだろ、猫柳麻子」
猫柳麻子:「……我慢、しなくてもいいか?」その言葉には答えず、振り返って呟く。
猫柳麻子:その顔に笑みは無い。
猫柳麻子:怒っているようにも、今にも泣きだしそうにも見える。
夏目靖章:「そうだな……丁度いい良い焼き加減だ」
夏目靖章:「猫に盗るなというのも酷な話だろう。出汁はまだ絞り取れるが」
夏目靖章:頭を指差し、トントンと小突く
夏目靖章:「出汁を取るだけなら、ここさえ残っていればいい」
夏目靖章:にやりと微笑む
猫柳麻子:「……わがままで、ごめん。」
猫柳麻子:鍵束の中から、家の鍵を取り出して亜空間の殺人ホテルに接続する。
猫柳麻子:取り出したのは何の変哲もない鋏。
猫柳麻子:casefile.101 ”斑猫”
猫柳麻子:20■■年から現在まで活動中とされる■国の連続殺人鬼。
猫柳麻子:連続殺人鬼、横関悟に両親を殺された際、
猫柳麻子:部屋に落ちていた鋏で咽喉と胸部を54回刺し、最初の殺人を犯す。
猫柳麻子:それ以後も”バロネス・スーパーマーケット”など、
猫柳麻子:殺人鬼を殺す殺人鬼として大N市を跋扈している。
猫柳麻子:※unsolved
猫柳麻子:落としたナイフを横関の元に蹴り飛ばす。
猫柳麻子:「使え。」
横関悟:「……」
横関悟:そのナイフに視線を移す
猫柳麻子:「使えよ。このまま殺されるのがいいのか?」
横関悟:「オイオイ、俺は大人しく捕まるつもりだぜ」
横関悟:「なあ、だってそうだろ」
横関悟:「UGNにいきゃあ、悪いようにはし」
横関悟:ぱしっ
猫柳麻子:横関がナイフに飛び掛かった瞬間、顔に膝がめり込む。
猫柳麻子:落としたナイフは罠。視野を狭め、行動を制限するための撒き餌。
横関悟:「ッ!」
横関悟:拾い上げたナイフが、再び地面を跳ねる
猫柳麻子:「猫(けもの)に法は無い。」
猫柳麻子:そのまま横関を押し倒して馬乗りになり、
猫柳麻子:ざく
猫柳麻子:胸部に鋏を突き立てる。
猫柳麻子:ざく ざく ざくざくざく
横関悟:「ああッ!ぐ!……がああああああああ!!」
猫柳麻子:ざくざく ざくざくざく ざくざくざくざくざく
猫柳麻子:「五月蝿い。」
猫柳麻子:ざく
猫柳麻子:咽喉に鋏を突き立てる。
横関悟:「ご」
横関悟:「ーーーーーッ!!」
猫柳麻子:ざく ざくざくざくざく ざくざくざくざくざくざくざく ………
猫柳麻子:ざ く………
横関悟:「……」
横関悟:声もなく、痙攣するのみだ
横関悟:ごぼりと血を吐き、目の光が消える。
猫柳麻子:血塗れの手から鋏を離す。
猫柳麻子:目の光が消えたのを見届けて、目元を擦ってから立ち上がった。
猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+7した(侵蝕:89->96)
GM:クリンナップ!
GM:邪毒が入ったみんなに12ダメージ!
GM:肉体弱者あぶりだしだ!
琴城星羅:はーい弱者です!ファイアスターターにロイス取って即昇華!
パイライト:HP1!
パイライト:全身がひび割れ始めている
猫柳麻子:それと対抗種でHP-2になるのでリザ!
猫柳麻子:猫柳麻子の侵蝕を+4(1d10->4)した(侵蝕:96->100)
猫柳麻子:邪毒で死ぬ!ロイス昇華して邪毒打消し!
猫柳麻子:夏目さんのロイスをタイタス化します
道成寺 安奈:霧谷さんのロイスをタイタス昇華して邪毒打消し!
夏目靖章:セットアップコンボ軽減分でダメージ0!
GM:夏目くんおかしいよ…
GM:そしてセットアップ!
横関悟:活性の霧+苛烈なる火
横関悟:再び火力を激増!
夏目靖章:横関
猫柳麻子:横関君になってるよ!
パイライト:亡霊がッ
”ファイアスターター”:わたし!わたしです!
パイライト:こちらセットアップなし
琴城星羅:セットアップなしです。
道成寺 安奈:こちらもセットアップ無し!
猫柳麻子:なしです
夏目靖章:うーんなしで
GM:では行動値10のファイアスターターから!
”ファイアスターター”:マイナーで猛毒の雫、メジャーでコンセ+氷の塔+結合粉砕
”ファイアスターター”:もういっちょ全体攻撃!
”ファイアスターター”:9dx7+5
DoubleCross : (9R10+5[7]) → 10[1,1,1,6,7,7,7,7,8]+10[1,3,7,8,9]+10[2,9,10]+4[1,4]+5 → 39

”ファイアスターター”:対応せよ!
琴城星羅:たかいよう
琴城星羅:ドッジ!
琴城星羅:6DX+1>=39
DoubleCross : (6R10+1[10]>=39) → 10[1,2,3,7,10,10]+7[4,7]+1 → 18 → 失敗

パイライト:うおおおドッジ
パイライト:7dx+1>=39
DoubleCross : (7R10+1[10]>=39) → 10[1,3,5,7,7,8,10]+5[5]+1 → 16 → 失敗

パイライト:きやがれ
猫柳麻子:ドッジ!
猫柳麻子:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[4,4,5,5,8,9,9] → 9

道成寺 安奈:ドッジ!
道成寺 安奈:7dx>=39
DoubleCross : (7R10[10]>=39) → 9[1,2,3,3,5,8,9] → 9 → 失敗

道成寺 安奈:無理!
夏目靖章:ガード!《氷盾》でガード値+20
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+2(侵蝕:133->135)した
”ファイアスターター”:4d10+48
DoubleCross : (4D10+48) → 20[7,3,5,5]+48 → 68

”ファイアスターター”:オラッ!装甲無視!
夏目靖章:《雲散霧消》でダメージ-30
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+4(侵蝕:135->139)した
夏目靖章:HP6で生存します
”ファイアスターター”:おかしいって
パイライト:なんで生きてるのかふしぎになる
琴城星羅:死!申し訳ないけど安奈ちゃんのロイスをタイタス化ののち昇華して復活!
道成寺 安奈:死! 夏目さんのロイスをタイタス化して昇華、HP14で復活!
猫柳麻子:死ぬのでパイライトくんのロイスをタイタス昇華して復活!
パイライト:ウォー、固定の両親のロイスをタイタス化して蘇生!
”ファイアスターター”:「ホノオ、ホノオ、ホノオ!」
”ファイアスターター”:「私ニトッテ、価値ガナイ、ミンナミーンナ、価値ガナイ!」
”ファイアスターター”:「ダッタラ、綺麗ナ炎ニナッテ!ハハハハハ!」
”ファイアスターター”:火炎の渦が、空間を包む!
猫柳麻子:「ンニッ!殺しておいて言うことではないが、このままだと奴の死体の首の上どころか、」
猫柳麻子:「全身炮烙、価値暴落だぞ!」
夏目靖章:「くっ…」攻撃支援に転化した能力を咄嗟に防御に戻すが、範囲は小さい。
夏目靖章:かろうじて自分に降りかかる炎を幾分か遮断する
夏目靖章:「なに、蝋燭は燃え尽きる寸前が一番激しいものだ。……限界は近い、次で決めるぞ」
パイライト:何度も受けた攻撃。耐えられる──
パイライト:内側で。何かが割れる音が遠く、聞こえる
琴城星羅:炎の中の星羅のシルエットが砕ける。一瞬不定形になり、かろうじて焼け焦げた元の姿に再生をする。
道成寺 安奈:「価値を勝手に設定するな……命を勝手な理屈で踏みにじるなッ」全身を焼かれながら、気合いで立っている!
GM:続いて行動値9!
GM:琴城さんの手番!
琴城星羅:ウオー!どれくらい体力あるだろうか
”ファイアスターター”:どれくらいかな~~
琴城星羅:燃える魂のレベル次第か…ここは全力!
琴城星羅:マイナーでコンボ「命の星」!9点赫き剣+破壊の血!攻撃力35武器を装備!浸食が139に!
琴城星羅:そしてメジャーでコンボ「さよならの星」!サンドシャード+コンセントレイト!目標はファイアスターター!浸食146!
琴城星羅:7DX7+3
DoubleCross : (7R10+3[7]) → 10[2,2,4,4,5,5,10]+10[9]+10[7]+10[9]+6[6]+3 → 49

”ファイアスターター”:回避!
”ファイアスターター”:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[7,8,10]+2[2] → 12

”ファイアスターター”:無理!ダメージ!
琴城星羅:5D10+28+35
DoubleCross : (5D10+28+35) → 32[10,5,6,1,10]+28+35 → 95

猫柳麻子:すごい火力
”ファイアスターター”:ぎやーっ
”ファイアスターター”:燃える魂最大レベル!HP50あるってのに!
”ファイアスターター”:耐えるわけないでしょ!死!ゲームセット!
夏目靖章:やった!
琴城星羅:やったー!
パイライト:ナイスキル
GM:演出どうぞ!
琴城星羅:構造体を盾替わりにし、燃え上がる炎そのものと化した”ファイアスターター”めがけて、飛び込む。
”ファイアスターター”:「ホノォオオオオ!!」
”ファイアスターター”:迎撃すべく、火炎が空を裂く!
琴城星羅:「ここで…その火、消します!」身を焼かれながらも途切れた左腕を貫手にして接触させる。
琴城星羅:そして、その断面から構造体を出して、ファイアスターターを包む炎を全部同化して食らっていく!
”ファイアスターター”:「ナンデ……ナンデ……」
”ファイアスターター”:「炎ガ消エチャウ……消エチャウヨォオオオ!!」
”ファイアスターター”:猛毒の構造体に包まれながら、もがき、のたうつ。
琴城星羅:自分の身を焦がしながらも、全身で炎そのものを吸収していく。
琴城星羅:「自分にまで火を点けちゃ…だめです。」
琴城星羅:「自分にすら価値がないって考えるのは、あなたが燃やした人たち全員への冒涜です」
琴城星羅:「だから…消します」くすぶった最後の炎を吸収する。
”ファイアスターター”:「ア……ア……」
”ファイアスターター”:「……」
”ファイアスターター”:がっくりと力なく項垂れ、気を失う。
”ファイアスターター”:崩れ落ち、動きを止めた。
琴城星羅:「はあっ…」こちらも気が抜けたようにその場にへたり込む。
GM:――戦闘終了。
GM:君たちの勝利だ。
パイライト:座り込んだ彼女の横を。地面をこすり、水晶の凶器が通過する
パイライト:炎は消えた。相手は動かない。でも、まだ生きている
パイライト:歩み寄って。影が、腕を持ち上げる
パイライト:女の顔に、凶器の影が差し込んで──
猫柳麻子:パイライトの身体を背中から抱きしめる。
パイライト:「……」腕が、止まった
猫柳麻子:「……怒っているのか?」
パイライト:声が聞こえる。答えようとして
猫柳麻子:「分からないまま殺すなら、駄目だ。」
猫柳麻子:「分からないまま殺されるのも、分からないまま手を血で染めるのも、」
猫柳麻子:「どちらも可哀そうだからな。」
パイライト:──激情は冷えてゆく。口も、腕も動かないまま。目だけが女から離れて
パイライト:視界に入る、凍り付いた右手。薔薇の蔦。まもってくれたもの
猫柳麻子:「……それと、アタシの勝手な思いだが、」
猫柳麻子:血塗れの手を、パイライトの手に重ねる。
猫柳麻子:「その白い手の方が好きだナ。」
パイライト:重ねられた手の熱に。ゆっくりと、氷が溶ける
パイライト:がしゃん。音を立てて落ちたそれが、砕け散り。破片が舞う
パイライト:ぎこちなく動く手が。重ねられた、彼女の指に絡んで
パイライト:糸の切れた人形のように。全身の力が抜け、倒れ込む
猫柳麻子:「ンニャ」パイライトの身体を受け止める。
猫柳麻子:その場で座り、自分の太ももを枕にしてパイライトを横たわらせる。
パイライト:顔に走る亀裂が。どこか涙のように見える
猫柳麻子:「……勝手かナ?」
猫柳麻子:「自分は我慢できずに殺しておいて、人が殺すのを止めるのは。」
猫柳麻子:パイライトの髪を梳きながら、問いかける
夏目靖章:「そんなことはないさ」少女の後ろに歩み寄り
夏目靖章:「輝くものを愛でるのも、猫の習性だろう?」
夏目靖章:そう言って、煤けたジャケットを少年の上にかける。
猫柳麻子:「文豪だナ。オマエは。」
猫柳麻子:「猫の気持ちが本猫(ほんにん)よりもよくわかってる。」
GM:高架下のコンクリートに、静かに霜が降りる
GM:炎はいつしか、消えていた。

バックトラック

GM:バックトラックだけやって終わりましょう
GM:素振りだがなあ!
猫柳麻子:1倍!
猫柳麻子:100-4d10
DoubleCross : (100-4D10) → 100-22[7,6,2,7] → 78

猫柳麻子:5点!
猫柳麻子:みんな頑張れー!
パイライト:ウォーロイス4本二倍!
パイライト:133-8d10
DoubleCross : (133-8D10) → 133-49[4,8,9,3,7,6,8,4] → 84

パイライト:膝枕の力で帰ってきました3点
夏目靖章:残ロイス5!2倍!
夏目靖章:139-10d10
DoubleCross : (139-10D10) → 139-51[6,2,9,8,3,3,5,4,1,10] → 88

夏目靖章:3点!
道成寺 安奈:くっ Eロイス無し了解!
道成寺 安奈:残ロイス4本から2倍振り!
道成寺 安奈:115-8d10
DoubleCross : (115-8D10) → 115-46[5,6,10,5,1,4,7,8] → 69

道成寺 安奈:3点!
琴城星羅:ロイス4から二倍降り!
琴城星羅:146-8D10
DoubleCross : (146-8D10) → 146-43[8,10,4,2,7,2,6,4] → 103

パイライト:ぎゃあー
猫柳麻子:ギャー!!
GM:琴城さーん!
琴城星羅:おわー!追加!
琴城星羅:103-4D10
DoubleCross : (103-4D10) → 103-28[9,6,4,9] → 75

琴城星羅:はい。0点。
猫柳麻子:あぶねえ!
道成寺 安奈:おかえり!
パイライト:おかえりなさい琴城お姉さん
夏目靖章:全員帰還!
琴城星羅:帰ってこれたよう
GM:ではシナリオ10点いつもの5点にファイアスターターのDロイス超侵蝕で
GM:猫柳さんが21点、夏目さん道成寺さんパイライトくん19点、琴城さんは16点!
GM:それぞれ贈呈!

ED:1

GM:---
GM:第5支部・医務室
GM:---
GM:事件解決から数時間。
GM:第5支部に運び込まれた君は、ベッドの上で目を覚ます。
GM:ベッドの傍らには、共に戦った仲間である琴城星羅が座っている。
琴城星羅:「あ、起きた」
琴城星羅:肉体の修復は完了している。
琴城星羅:「えーと。まずはおつかれさま、かな?」
パイライト:「────」
パイライト:隣に座る先輩の姿を見て。ゆっくり、目の裏に浮かぶ光景
パイライト:シーツを跳ね上げ、ベッドの上から飛び出そうとし。満足に動かない体がベッドから落ちかける
琴城星羅:「危ない!」支える。
琴城星羅:「まだ治りきってないんだから、今はゆっくりね」
パイライト:「……ごめんなさい」
パイライト:時計が視界に入る。数時間しか経っていない随分と長く喋っていなかった気がする
パイライト:「謝らなきゃ、って。思って」
琴城星羅:「謝る?」
パイライト:「夏目おじさんが、護ってくれたのに」
パイライト:「それを。ぼくは」ただ、殺すために利用した
パイライト:右手はもう凍ってはいない。氷の蔦が目に焼き付いて、残っているように見えて
琴城星羅:「謝らなくていいんだよ」穏やかに笑う。
パイライト:「だって──」
パイライト:言葉は続く。だが、支えられた体に力は籠もらない。痛みはなくとも、傷が完全に塞がったわけではない
パイライト:己を支えきれず。体を、目の前の彼女に預ける形になって
琴城星羅:肩口に頭が来るように、体で支える。
琴城星羅:空いた手を背中に手を回そうとするも、一瞬逡巡する。結局その手はパイライトの頭の上へ。
琴城星羅:「夏目さんは、君の心を守り切ったから」
パイライト:「……」髪を梳く指の感触に、身を委ねて
琴城星羅:「あそこで心が砕けなかったなら、これからも砕けずに生きていける」
琴城星羅:「いろいろ覚えて、綺麗じゃなくなることもあるかもしれないけど…それでも、君でいられる」
琴城星羅:よしよし、と頭を撫でる。「よくできました」
パイライト:言葉がゆっくりと。絡まったものを解いてゆく
パイライト:「……琴城お姉さん」
パイライト:「聞いても、いいかな」
琴城星羅:「何かな?」
パイライト:──あの時、炎を呑み込むものが見えた。命を奪えるものを見ていた
パイライト:思った。何故、
パイライト:「どうして、あの人を。止めよう思ったの?」
パイライト:怒りのままに殺そうとした、己の姿を俯瞰するように思い出して
琴城星羅:「うーん…情報が欲しかったとかそっちのほうが楽だとかいろいろあるけど…」
琴城星羅:「あの人、自分まで燃やしちゃってたから」
琴城星羅:「あそこで殺したら、本当に何も残らないかなって」
パイライト:「何も……」
琴城星羅:「この先、あの人がどうなるのかはわからないけど」
琴城星羅:「それでも、自分のやってることもわからずに燃え尽きるよりはいいかな……って思ったの」
琴城星羅:「だから、まず火を消した」
琴城星羅:「感情に身を任せるのはすごく楽だけど、それだときっと何もわからないから。向こうも、こっちも」
パイライト:琴城さんの声に。記憶の声が重なる
パイライト:「……」
パイライト:“分からないまま殺すなら、駄目だ”
パイライト:“分からないまま殺されるのも、分からないまま手を血で染めるのも”
パイライト:「どちらも可哀想だから」最後の言葉が、口を突いて出る
琴城星羅:「そういうこと」ふふっと笑う。
琴城星羅:「麻子ちゃんのおかげだね」
パイライト:「……うん。そうだね」
パイライト:体を離して、ベッドへ再び横になる
パイライト:「ありがとう。答えてくれて」
パイライト:「──助けてくれて」
琴城星羅:「どういたしまして。」
琴城星羅:「かっこよかったよ、パイくん。今日はしっかり休んでね」
パイライト:「……先輩の言うことなら、聞かないとね」
パイライト:「おやすみ、琴城お姉さん」
琴城星羅:「そうだよ。この先もずっと、続くんだから」
琴城星羅:「ずーっと、ずーっと」
琴城星羅:「あ」スマホを取り出し、録音アプリを起動する。
琴城星羅:「ごめん、最後のもう一回言ってもらえるかな?」
GM:---
GM:ED終了!お疲れ様でしたー!
琴城星羅:ありがとうございました!
パイライト:ありがとうございました!

ED:2

GM:では続いて夏目さん&道成寺さん!
GM:アーユーレディ!
道成寺 安奈:イエス!
夏目靖章:OK!
GM:---
GM:第5支部・屋上
GM:---
GM:街が一望できる、第5支部の建物屋上。
GM:事件から数日、君……夏目靖章は
GM:ある人物と通話をしていた。
遺産管理局:『報告には目を通させてもらったよ』
遺産管理局:柵の上の黒猫を通して、上司の声。
遺産管理局:『バビロン・リストに関係する組織の存在が明らかになっただけでも』
遺産管理局:『収穫は大きかったと言えるだろうね』
夏目靖章:「本当に、古風な真似が好きですね」
夏目靖章:「ご実家は魔術師(オール)ドの家系だったりします?」
遺産管理局:『さて、ご想像にお任せするよ』
遺産管理局:『問題は……"斑猫"猫柳麻子の処遇について』
遺産管理局:『君自身も、これが妥当な判断だとは思っていないのではないかな』
夏目靖章:「それについても、報告書で所感は述べていたと思いますよ」
遺産管理局:『……その断片とはいえバビロン・リストの特性をその身に宿すオーヴァード』
遺産管理局:『世界の安全のためにも』
遺産管理局:『何者かが管理しなくては、違うかい?』
遺産管理局:『君自身の口から、判断の根拠を』
遺産管理局:『お聞かせ願いたい。”フリージア”』
夏目靖章:「そうですねえ」わざとらしく顎に指を当てて
夏目靖章:「理由は幾つかありますが」
夏目靖章:「まず、彼女が十二支部預かりであるというのが一つ」
夏目靖章:「彼女に手を出そうとする者がいるとして、あそこにはそれを退けるだけの戦力が揃ってるいるし、何より」
夏目靖章:「万が一その能力が暴走し、"手遅れ"と見なせば躊躇しません。特に真堂支部長はね」
夏目靖章:「逆に言えば、充分な理由なしにこちらが彼女の身柄を拘束しようものなら最悪内紛になりかねない」
夏目靖章:「あそこは源流からしてUGNの本筋とは少々異なります。そういう意味でもあまり揉めたくはないでしょう?」
遺産管理局:『噂に聞く、ガラパゴス化したN市の支局たちか。厄介な』
遺産管理局:『その有様に与するような貴方の口ぶりについては、今日のところは目を瞑ろう』
夏目靖章:「もう一つは、仰るとおり彼女の"バビロン・リスト"が、本来の仕様の一部のみを抽出したレプリカであり」
夏目靖章:「原本は未だ行方知れずということ」
夏目靖章:「横関達の背後にある組織や、猫柳当摩氏が"カウンター"として彼女を用意した意図を考えれば」
夏目靖章:「厳重に封印するよりも、市井で泳がせた方が後々実りが多い」
夏目靖章:「というのが……」
夏目靖章:「"上"向けにでっち上げた方の理由です。筋は通っているでしょう?」
遺産管理局:『些か粗いが、強弁は出来なくも無いだろうね』
遺産管理局:『そこまでして庇い立てする、本心のところも』
遺産管理局:『聞かせてもらいたいところだが、”フリージア”、いや』
遺産管理局:『靖章くん』
夏目靖章:「それは勿論」
夏目靖章:「猫柳麻子は何処にでもいるかわいい女の子で」
夏目靖章:「俺はそんな女の子の味方だからさ」
夏目靖章:「それ以外に理由がいるのかい?」
夏目靖章:大げさに手を広げて訴えた後、暫し沈黙し
夏目靖章:「……心配しなくても、彼女の絆(くさり)は頑丈ですよ」
遺産管理局:『……』
遺産管理局:『センチメンタルとヒューマニズムだけでは、守れるものも守れはしない』
遺産管理局:『そう釘を刺したい気持ちはやまやまだが』
遺産管理局:『絶対の氷壁の持ち主にそんな説法を吐くほど、私も身の程知らずではない』
遺産管理局:『それが出来るから、君は"フリージア"なのだろうね』
夏目靖章:「いい女を見る目が確かなのはご存知でしょう?」黒猫にわざとらしくウインクする
遺産管理局:『ふう』
遺産管理局:黒猫がため息1つ。
遺産管理局:『君を部下にしていると、退屈しないよ』
夏目靖章:「俺としては、もう少し退屈させてくれる暇があると有り難いんですがね」
夏目靖章:「面倒見が良い分、人使いが荒いというのも考えものだ」
遺産管理局:『どの口がいうのかな』
遺産管理局:『出先で背負った苦労までは、私たちも責任を持てないよ』
遺産管理局:『くれぐれも背中に気をつけるがいいさ。色男』
夏目靖章:「構いませんよ。そのくらいは何とかするのが甲斐性というやつです」
遺産管理局:『全く、ふてぶてしいな。君は』
遺産管理局:『猫よりもよほど御しがたい』
遺産管理局:『……次の下命あるまで待機を』
遺産管理局:『それではまた、”フリージア”』
夏目靖章:「ええ、また」
GM:屋上の扉が開く。
GM:猫は一声鳴いて去っていった。
GM:入ってきたのは、今回のチームのまとめ役、道成寺だ。
道成寺 安奈:「……やぁ、夏目殿。ひょっとして何かお邪魔したかな?」
道成寺 安奈:さらりと髪をかき上げながら、屋上に足を踏み出す。
夏目靖章:「いや、ちょっと一服していたところさ」軽く振り向いて応える。
道成寺 安奈:「改めて、此度はご協力いただき、本当に感謝するよ。」
道成寺 安奈:「それと謝罪もね。厄介なことに巻き込んでしまった自覚はあるんだ」
GM:ちなみに道成寺さんは
GM:独断専行と現場判断についていつのものように叱られてきたところです。
GM:とはいえ、いつものように形式上の叱責であるということも、君には理解できているかもしれない。
GM:外部からの圧力に屈するようでは、支部の要職は務まらない。それは君と上司の共通認識だ。
道成寺 安奈:「また国家機関とやりあうかもしれない、と伝えたら」
道成寺 安奈:「麗佳さん……もとい、支部長殿も怒り半分の呆れ半分でね」微笑みながらそれを言う。
夏目靖章:「それなら俺の方こそ謝らなくてはいけないな。余計な厄介を持ち込んだのはこちらの方だ」
夏目靖章:「はは、麗佳く……梁田支部長も立場上言わなければいけないこともある。気にすることはないさ」
道成寺 安奈:「では、おあいこと言う事で……と、私が締めてしまうのも失礼にあたるかな。」
道成寺 安奈:「そうそう、そういえば」
道成寺 安奈:「戦闘の際の防御支援。とても助かったよ。まさしく氷壁、と言うべきかな。頼りになった」
夏目靖章:「なにぶん、それだけが取り柄なものでね。役に立ったのなら何よりだ」
夏目靖章:「とは言え、守ってばかりいたんじゃ勝てる勝負も勝てないものだ」
夏目靖章:「安奈くんの炎こそ見事な威力だったよ。流石、梁田支部長の信任を受けているだけはある」
道成寺 安奈:「なにぶん、それだけが取り柄でね」薄く笑い。
夏目靖章:「おや、これまたおあいこだ」笑い返す。
道成寺 安奈:「炎と、氷か」きゅっと、インナーの首元と袖を引きながら。
夏目靖章:「ん?」
GM:ゆらり。
GM:微かにゆらめく、挑発的な闘争の気配。
道成寺 安奈:「……いえ、なんでもありません。
道成寺 安奈:『おあいこ』にしましょうか」崩しかけた襟元と袖を、元に戻す。
夏目靖章:「おや、そうかい?」
夏目靖章:「別に俺は構わないよ。女の子に平手打ちされるのは慣れてるんだ」いたずらっぽく笑う。
道成寺 安奈:「ふふ。夏目殿ほどの方なら血を熱くするのもやぶさかではない」
道成寺 安奈:「けれども、他に心に決めている人がいるのでね。慎んでおくよ」
夏目靖章:「そうか、そう言われては仕方がない」
夏目靖章:「俺にも大事な人がいるからね、妙なところに飛び火しても困るか」
夏目靖章:ははは、と呑気に笑う。
道成寺 安奈:「優しいことならいいことだけどね。優し過ぎると大変な事にはなるよ。」
道成寺 安奈:「……それもまた、面白いけれどもね」
道成寺 安奈:ははは、と呑気に笑い返す。
夏目靖章:「ふむ、あまり突かないほうが良さそうだ。蛇どころか鬼が出そうだからね」
梁田麗佳:「2人とも、堪えが効いたのなら褒めてやる」
梁田麗佳:「私の言葉を忘れてはいなかったらしいな」
梁田麗佳:いつの間にか、君たちの後ろに立っている。
夏目靖章:「おや」声の方に振り返り
道成寺 安奈:「支部長殿。風に当たりに?」こちらも振り返る。
梁田麗佳:「お前たちが降りてこないから探しに来たんだ」
梁田麗佳:「部下に余計な粉をかけられていないかどうかも、確かめにな」
梁田麗佳:「コーヒーくらいは出してやる。降りてこい」
梁田麗佳:2人を促し、階段を降りていく。
夏目靖章:「だからそこは信じてくれと言ってるんだけどなあ……」その後姿を見送り
道成寺 安奈:「ふふ」
道成寺 安奈:余計なコナをかけようとしていたのがどっちか知ったら
道成寺 安奈:今度のお小言は建前だけでは済まなかったかもな、と薄く笑う。
GM:---
GM:ED終了!
GM:お疲れ様でしたー!
道成寺 安奈:ありがとうございました、お疲れさまでした!
夏目靖章:ありがとうございました!楽しかったー!

ED:3

GM:---
GM:第12地区・猫柳邸
GM:---
GM:……カーテンの隙間から朝日が差し込み
GM:君は目を覚ます。慣れ親しんだシーツの上。
猫柳麻子:ぱちりと目を醒ます。
猫柳麻子:マットレスから体を起こし、両親のベッドを見る。
GM:UGNのモルフェウス能力者によって修復された自分の家。
GM:家具も、間取りも、全ては元通りになった。
GM:ただひとつ違うのは……
GM:そこに染み込んだ血の跡は、もうない。
猫柳麻子:真新しい壁。新品のシーツ。綺麗なサイドテーブル。
猫柳麻子:「………。」
猫柳麻子:いつものようにベッドに向かって挨拶しようとしたが、
猫柳麻子:きゅ、と口を閉じる。
猫柳麻子:もう、ここには何も残ってない。両親の残滓さえ燃え尽きてしまった。
猫柳麻子:形を元通りにしても、この空虚さだけは埋まらない。
猫柳麻子:掛け布団やマットレスを片付けて、子供部屋に運ぶ。
猫柳麻子:この部屋で寝る意味がなくなったからだ。
猫柳麻子:最後に枕を抱えて部屋を出ようとしたところで、もう一度部屋を見渡す。
猫柳麻子:「おやすみ。お父さん、お母さん。」
猫柳麻子:おはよう、の代わりにそう呟いてドアを閉じた。
GM:服を着替え、朝食を済ませ
GM:君は玄関先へと出る。
GM:住宅街、朝の静かな空気。
GM:玄関扉の鍵を閉めて、振り返ると
GM:向かいの塀の上に、小さな影が座っている。
猫柳麻子:「ンニ?」
パイライト:「おはよう。お姉さん」
パイライト:塀から降り。あの時と同じ、けれど新しくなった家の前へ歩んで
猫柳麻子:「久しぶりだナ少年!」ぱっと表情を明るくする
猫柳麻子:いつものような猫じみた笑みだ。
パイライト:「うん。しばらく、治療付けで」
パイライト:テープで頬に当てられたガーゼをなぞる。まだわずかに、亀裂が残っていて
猫柳麻子:「ンニャハハ、あんな怪我もすぐに治るのが我々の数少ない長所であるナ。」
猫柳麻子:「病み上がりでうら若き猫の家に侵入するとは豪胆だ。」
猫柳麻子:「何か忘れものか?申し訳ないが我が家は千畳先まで大炎上。」
猫柳麻子:「さながら宛城の如くナ。オマエのものがあってもまず健常な状態では見つからんぞ?」
パイライト:「……」
パイライト:「忘れ物、かもね」
パイライト:彼女の右手に、手を伸ばす
猫柳麻子:「?」
パイライト:手を取る。あの時、己の手に重ねられた時のように
パイライト:「結局、お礼も言いそびれてた」
パイライト:「手を取って、止めてくれたことも。その他にも。色々」
パイライト:「謝ったり、お礼も言ったり。話したいことがいっぱいある」
猫柳麻子:手のひら同士を合わせて、指と指を絡める。
猫柳麻子:「では散歩に付き合うがよい。」
猫柳麻子:「日を浴びながら散歩してじゃれ合うも猫の嗜み。」
パイライト:「学校は?」
猫柳麻子:「ンー…。」少し迷うように視線を宙にさ迷わせ、
猫柳麻子:やがてパイライトに視線を戻して、少年の手と抱き合った細く白い指で、
猫柳麻子:少年の手の甲を撫でる。
猫柳麻子:「猫は気まぐれなのだナ。今はオマエが優先だ。」
パイライト:「本当にね」
猫柳麻子:その言葉にニャ、と笑って、手を引いて歩き始める。
猫柳麻子:「一つずつ話そう。」
パイライト:「ありがとう」
GM:君たちは歩きながら、色々なことを話す。
GM:お互いのこと、事件のこと、これからの事を。
GM:1つづつ、少しずつ、言葉にしていく。
GM:そして、バス停の前まで辿り着いた。
猫柳麻子:ちらり、と携帯を見て時間を確認する。すでに1時間目は始まっている。
猫柳麻子:バスが来るまであと5分ほどだろう。バス停のベンチに座り、
猫柳麻子:自分のすぐ隣をぽんぽんと叩く。
パイライト:招きに従って、隣へ座り
パイライト:「あっという間だった」
パイライト:無表情の抑揚が薄い声で変わらず。だが、どこか名残惜しげな色が乗って
猫柳麻子:「道の草(grass)は実に美味だったぞ?学校の授業(class)よりもナ。」
猫柳麻子:「……実はナ、」
猫柳麻子:猫が甘えるように、パイライトに肩を寄せる
猫柳麻子:「アタシも感謝しているのだ。」
パイライト:「うん」重さを。熱を感じる
猫柳麻子:「玄関を出るとき、オマエがいてくれて嬉しかった。」
猫柳麻子:「空っぽの家が怖かったから。」
猫柳麻子:「前の戦いのとき、オマエが怒ってくれて嬉しかった。」
猫柳麻子:「怒りを一人で抱えるのは苦しかったから。」
猫柳麻子:「……ありがとう。」
猫柳麻子:手を再び握る
パイライト:「……」
猫柳麻子:「それと、どうか」
猫柳麻子:「アタシのようにはなってくれるナ。」
猫柳麻子:「アタシのように衝動で人を殺すようになってはダメだ。」
猫柳麻子:「アタシのように人を殺すことに躊躇いが無くなってはダメだ。」
猫柳麻子:「オマエは変わりたいというが……どうかそこだけはオマエであることを保ってくれ。」
猫柳麻子:パイライトの肩に頬を置く
猫柳麻子:「綺麗なままでいてくれ。」
パイライト:握られた手へ、応えるように握り返す
パイライト:「事件の時。言ったよね」
パイライト:「ぼくからすれば」
パイライト:「お姉さんの混ざり合った色も。綺麗に見えるって」
パイライト:「何もわかっていなかった時の、言葉だったけど」
パイライト:「今だって変わらない」
パイライト:「……わかろうとしても。貴方は気まぐれだから」
パイライト:「ぼくに、全てを見せてくれることはないと思う」
パイライト:「……」呼吸
パイライト:「ぼくは。変わるよ。変わらなきゃいけない」
パイライト:「ここにいたいから」
パイライト:「綺麗であろうと、努力する。でも、綺麗で届かないものがあるなら」
パイライト:「そんなものは必要ない」
パイライト:空いた手が彼女の前髪をわずかにとり、
パイライト:啄むように一瞬だけ口づけて
猫柳麻子:「……。」髪に口づけされてぱちぱちと瞬きする
パイライト:「まだぼくには何もかも足りない」
パイライト:「怒りを抑えることも。力も」
パイライト:「でも、追いかける」
パイライト:「お姉さんが逃げたって。汚れてたって」
パイライト:「追いかけて、手を引いて」
パイライト:「ぼくの中身が汚れても、そう変わりたい」
猫柳麻子:「……。」
猫柳麻子:通りの角から、バスがやってくるのが見える。
猫柳麻子:「分かった上で踏み込むのなら止めはしない。」
猫柳麻子:「その変化が好ましい変化であることを、」
猫柳麻子:「肉球を合わせて祈るだけだ。」
猫柳麻子:目の前で学校行きのバスが止まる。
猫柳麻子:「じゃあナ、少年。」ベンチを立ち上がりバスの方へ
パイライト:「いってらっしゃい」
猫柳麻子:「今日の散歩は二人だけの秘密だぞ?」
猫柳麻子:「学校に通報されては困るし、オマエを巻き込むのも後味が悪い。」
パイライト:「口は堅いよ。石だから」
猫柳麻子:くすりと笑って、去り際にパイライトの前に立って、
猫柳麻子:その頬に口づけする。
猫柳麻子:「これも秘密だぞ?」
猫柳麻子:バスに乗り込む。
パイライト:後ろ姿へ。そしてバスが去ってゆくまで
パイライト:ベンチに座り。手を振り続けて
猫柳麻子:バスのドア越しに、猫柳が唇に人差し指を立てているのが見えただろう。
GM:バスに揺られて、いつもの道をゆく。
GM:やがて学校が見えてきて、君はバスを降り
GM:またいつもの日常へと、踏み出していく。
GM:……踏み出して。
???:「なんだ遅刻かよ」
???:「待ちくたびれちまったぜ」
???:バス停のベンチに座った少年が、その背中に声をかける。
???:野球帽を目深に被っているが、服装は星辰館の制服だ。
???:……その声には、聞き覚えがある。
GM:少年が野球帽を取る。
GM:その顔立ちは、明らかに若いが
GM:殺人犯、横関悟だ。
横関悟:「ごきげんよう、猫柳お姉ちゃん」
猫柳麻子:「スペアか?よほどホテルにチェックインしたくないと見える。」
横関悟:「げっはっはっはっは!!」
横関悟:「ここまでやりゃあ、察しはつくわな」
横関悟:立ち上がって、べろりと舌をだす
横関悟:その舌先に、黒い縦縞。バーコードがついている。
横関悟:「俺が3人目だ」
横関悟:「1人目と2人目の俺が、世話になったな……いや」
横関悟:「俺が世話してやったのか?げはは!」
猫柳麻子:「何人までいる?」
横関悟:「さあ?俺を用意するのは、俺じゃねえからなぁ」
横関悟:「ハッキリしてんのは」
横関悟:ずい、と顔を寄せて
横関悟:「どこへ行こうが、アンタの大切なもんを壊すのは」
横関悟:「俺だってことだよ。なあ……麻子?」
猫柳麻子:「おしゃべりな癖は直してもらわなかったのか?」
横関悟:「治す必要なんかねえだろ?」
横関悟:「アンタと話してると、楽しいよ」
横関悟:腕を掴み、引き寄せる
猫柳麻子:「っ」
横関悟:「……無駄なんだよ、全部」
横関悟:「お前がどこで、何を拾おうと」
横関悟:「どんな綺麗なモンでも、どんな価値があろうと、最後は俺が壊す」
横関悟:「俺に壊されるためのモンなんだよ……全部なぁ!!」
桑幡 嗣実:「ちょっと。あなた」
桑幡 嗣実:背後から、見覚えのない生徒の肩を掴む。
横関悟:「ああ?」
桑幡 嗣実:「何してるの。今、まだ授業中でしょ」
桑幡 嗣実:ぴっと折り目のついた星辰館の制服。
桑幡 嗣実:生真面目そうな顔だちに厚めの眼鏡。
桑幡 嗣実:猫柳さんにとっては見覚えのある顔。
桑幡 嗣実:「……あんた、うちの生徒じゃないな? 猫柳になにをしてたの?」
横関悟:「ハッ」
横関悟:桑幡さんにも顔を近づけ、舌を出す
横関悟:「楽しいコトだよ」
横関悟:「お前にもしてやろうか?え?」
猫柳麻子:「やめ」
桑幡 嗣実:股間に膝蹴り
桑幡 嗣実:素人くさい動き……なのだが、なぜか奇跡的なほど綺麗に突き刺さる。
横関悟:「ごっ!?」
横関悟:直撃を食らって崩れ落ちる。
猫柳麻子:言いかけたところで目の前の男が崩れ落ちる。
桑幡 嗣実:「猫! こっち!」
桑幡 嗣実:手を引いて、学校の裏手に。教員からは見えない、在校生こそよく知っている方向だ。
猫柳麻子:驚いたように瞬きする。呆としたまま手を引かれて、桑幡に連れていかれる。
横関悟:「て……め……え……!!」
横関悟:「おい……!!待……!」
GM:そのまま君たちは歩き去る
GM:誰も追い付いてはこれない。
桑幡 嗣実:「ったく。何やってるのよ。様子見に来てみたら」
桑幡 嗣実:雑木林の中を、ぐんぐん迷いなく歩いていく。渡り廊下から無人の特別教室前を抜けて
桑幡 嗣実:「あのゲス野郎に何かされてない? 様子おかしかったし」
猫柳麻子:「大、丈夫。」
猫柳麻子:小さい猫柳の身体が、いつもより小さく見えているかもしれない。
桑幡 嗣実:「大丈夫に見えると思うか。」
猫柳麻子:「……。」目を逸らす。
桑幡 嗣実:ずかずかと、階段を登って、教室のある階……を行き過ぎて、屋上の階段室。
桑幡 嗣実:朝方の光が差し込んでいる。
桑幡 嗣実:息をついて。
桑幡 嗣実:「言いにくいことでも言うまで聞くけど」
桑幡 嗣実:「まあ今日じゃなくてもいい。皆勤賞逃したんだから、よっぽどのことなんでしょ」
猫柳麻子:階段室の一角に座る。
猫柳麻子:桑幡の服を引き、隣に座るように促す。
桑幡 嗣実:「ん」
桑幡 嗣実:少し間を置いて腰を下ろそうとして……まだ引くちからに気付いて。
桑幡 嗣実:「ほんとの猫かあんたは」
桑幡 嗣実:肩を寄せ合うような距離。
猫柳麻子:「……ンニ。」桑幡の肩の体温を感じ、安心したように口を開く。
猫柳麻子:これまであったことを、ぽつりぽつりと説明する。
猫柳麻子:自分の素性、自分の両親を殺した相手、その後ろ盾の組織。
桑幡 嗣実:「……」
桑幡 嗣実:猫柳が話しを止めるまで、相槌を打つでもなく、じっと聞いている。
猫柳麻子:自分が失ったもののこと。これからも失うかもしれないこと。
猫柳麻子:全てを説明し終えた後、しばし迷ってから、
猫柳麻子:「……ほんとの猫は、もっと自由だ。」と呟く
桑幡 嗣実:横顔を見て(ちらり、というレベルではない)
桑幡 嗣実:「ほんともなにも、あんたが猫でしょうが。猫柳麻子」
猫柳麻子:「……。」応えない。少女が甘えるように、縋るように桑幡の肩に頬を置く。
桑幡 嗣実:すーっと鼻から息を吐いて。体を寄せて。
桑幡 嗣実:「お・ま・え・の・あだ名だ! 聞いてんのか猫!」制服の上から両肋の下辺りをぐりっと掴む。
猫柳麻子:「ギニャーーー!?」
猫柳麻子:悶絶する「……揉み放題プランはサンドバッグ利用権じゃないニャ……」
桑幡 嗣実:ひとしきり、ごりごり音がする錯覚がしそうな塩梅で脇腹を捏ね回して
桑幡 嗣実:「よし。少し正気に戻ったな」
猫柳麻子:痛みで転げ回った後、ぱちぱちと瞬きする
桑幡 嗣実:「その性格がツクリだろうが、大変な秘密があろうが、私の知ってる猫はあんたなの」
桑幡 嗣実:「無駄に挑発的で衒学的で悪趣味で夜遊びが好きな猫柳麻子。好きでやってるんでしょ」
桑幡 嗣実:「というか、猫。あんたのやってる内容大半、秘密の内容と関係ないでしょうが」
猫柳麻子:「……。」猫のように瞳孔が小さくなる。
猫柳麻子:それからどこか諦めたような、安心したような表情で
猫柳麻子:「ンニ、ンニャハハ。」
猫柳麻子:笑う。
猫柳麻子:「一つだけ訂正だ。」甘えるようにではなく、猫がじゃれる様に桑幡に腕を絡める。
桑幡 嗣実:「ん。」
桑幡 嗣実:それこそ猫を抱えるように猫柳のほうに向けて身体を回して。
猫柳麻子:「朝遊びも好き。」
桑幡 嗣実:「今年は今日まで無遅刻だったのに?」呆れたように。
猫柳麻子:「猫は気まぐれなのだ。」からからと笑う
猫柳麻子:「ナァ。」
猫柳麻子:「オマエはアタシが初めて助けた相手なのだ。」
猫柳麻子:「それまでは殺すことしかしてなかったからナ。」
桑幡 嗣実:「それは意外。慣れてると思ったな。」
猫柳麻子:「人に簡単に慣れないのも猫なのだ。」
猫柳麻子:体勢を変える。桑幡と正面から抱き合うような形に。
桑幡 嗣実:「その割にはグズグズに熟れてないか、猫」
桑幡 嗣実:子供みたいだな、と、思った。率直に言えば。
猫柳麻子:「慣れると液体になるまで蕩けるのも猫だ。」
猫柳麻子:「……初めての相手がオマエでよかった。」
猫柳麻子:「これからも気が向いたら…アタシの初めてを貰ってくれ。」
桑幡 嗣実:「トボけた顔でいかがわしいことみたいに言うな、この猫」
桑幡 嗣実:「……何かあったら相談しろ。ここまで聞かされてあとはだんまりのほうが気持ち悪いから。」
猫柳麻子:「分かった。じゃあ一つ相談する。」
桑幡 嗣実:「どうぞ。」
猫柳麻子:「今日泊めてくれ。」
桑幡 嗣実:「わかった。着替えは?」
猫柳麻子:「自分で用意する。」
猫柳麻子:「……どんなのがいい?」
桑幡 嗣実:「繰り返し洗っても傷まないやつ。」
桑幡 嗣実:「どうせ置いとく気でしょ。うち、あんまり人帰ってこないから。」
猫柳麻子:「……ありがと。」
猫柳麻子:「これでまた一つ、オマエに初めてを捧げたな?」
桑幡 嗣実:「初めてって言うなら」
桑幡 嗣実:「ああして助けられたのも初めてなら、こっちの道に引っ張り込まれたのもあんたのせい。」
桑幡 嗣実:「そういうこと。いい? 猫」
猫柳麻子:「ンニャ!承知!」にぱっと笑う
桑幡 嗣実:「よし。じゃあ……」
桑幡 嗣実:押し付けられて持ち上がった上着のポケットで、スマートフォンがぶるぶる振動する。
桑幡 嗣実:「まず教室。あと、昼までに遅刻の言い訳ね」
猫柳麻子:桑幡のポケットに手を突っ込み勝手に通知を止める。
桑幡 嗣実:「こら不良猫」
猫柳麻子:「ここで3時間目を過ごすのも、初めてだろう?」
猫柳麻子:「一緒に初めてを卒業するか?」
猫柳麻子:悪戯な笑みを桑幡の顔に近づけ、毛づくろいするように髪にキスを落とす。
桑幡 嗣実:息を吐く。
桑幡 嗣実:「あ、こら」目の前に出たつき喉を、それこそ猫にするように撫でる。
猫柳麻子:そのまま髪の匂いを楽しみつつ、体を寄せる。
桑幡 嗣実:「初めて卒業はいいとして、話題はそっち持ちだからな。猫。」
桑幡 嗣実:「言っとくけど私、無駄話とか世間話、ものすっごい苦手だから。」
桑幡 嗣実:声を潜めて。首を寄せるように引き寄せて。
猫柳麻子:「ああ、さっき話した事件で会った文豪やら仮飼い主やらの話をしてやろう。」
猫柳麻子:「……」
猫柳麻子:「言い訳は、生物の自主勉強とかどうかナ?猫と人の体の違い。」
桑幡 嗣実:横腹を揉む。
猫柳麻子:「ンニ゛ャッ」
桑幡 嗣実:「あんまり違わないでしょうが。あんまり。」
桑幡 嗣実:ふたりぶんの体重を階段室の壁に預けて。
桑幡 嗣実:「じゃ、聞かせてもらうから。」
桑幡 嗣実:「……言いたいこと、あるんだった。そういえば。私の方も。」
猫柳麻子:「……いっぱい、話そう。」
猫柳麻子:「身体も言葉もじゃれ合おう。ナ?」
GM:---
GM:ダブルクロス3rd『迷い猫と炎のワルツ』
GM:おわり
GM:---
GM:お疲れ様でしたー―!
琴城星羅:お疲れさまでした!
猫柳麻子:お疲れさまでした!
パイライト:お疲れ様でした!
道成寺 安奈:お疲れさまでしたー!!
夏目靖章:お疲れさまでした!
パイライト:ワガママへ応えて頂きありがとうございました…
パイライト:付き合っていただいて本当に感謝を
猫柳麻子:本当に楽しかった…ありがとうございました!
桑幡 嗣実:(エンディング呼んでいただけてありがたくですよ…)(おつかれさまです)