『パニックマーケット』


メインログ | 雑談

キャラクターシート

PC1:楠一重キャラシート
PC2:百代まりあキャラシート
PC3:神楽和樹キャラシート

PC紹介

GM
■トレーラー

大N市オンリーイベント”ジャムケット”開催。

その報は市内のUGN支部を駆け巡った。
同人誌を密かに監査したUGNは、
その内容がUGN関係者にしか知りえないものにまで及んでいることを掴んだ。

敵の目的は内部情報の流出か、
ある巨大な作戦の一部なのか、
それともただの趣味なのか…

全ては同人誌即売会(げんば)で明らかになる。

GM:というわけで始めて行きましょう!
GM:よろしくお願いします!
GM:自己紹介!
GM:PC1の楠さんからお願いしまーす
楠一重:オッケイ!
楠一重:毎度おなじみ異世界から帰ってきた黒森峰の女、楠でございます
楠一重:月を見るたび思い出せ!
楠一重:今回は同人作家たちが相手ということで、積極的にキレ散らかしていこうと思います。
楠一重:特に彼氏とか後輩の仲を茶化されたりして3倍キレたいですね。
楠一重:性能はいつものごとく近づいて白兵!そんだけ!
楠一重:腰を痛めた同人作家どもを容赦なくカマキリブレードで切り刻んでいきます。以上!よろしくおねがいします。
GM:よろしくお願いします!
GM:次!PC2の百代まりあさん!
百代まりあ:はい!
百代まりあ:百代(ももしろ)まりあです。14歳です。
百代まりあ:お婆様から誇り高き百代家の一人娘として厳しく育てられたお嬢様です。
百代まりあ:物腰は柔らかいけど気位が高くてナチュラルに上から目線。
百代まりあ:でも本当はお婆様は妄執に執りつかれていただけでただの貧乏な庶民です。
百代まりあ:お婆様が亡くなってほぼ同時にオーヴァードに目覚めたのでチルドレンとして引き取られました。
百代まりあ:バイト漬けだけどお嬢様らしさは失ってないです。今日も頑張るぞ
百代まりあ:性能的には火力です。
百代まりあ:以上!よろしくお願いします!
GM:火力ばっかだな君たち!
GM:よろしくお願いします!
GM:最後にPC3の神楽さん!お願いします!
神楽 和樹:了解
神楽 和樹:「やりたいことも、やるべきことも決まってるなら。あとは覚悟だけだ」
神楽 和樹:「でもこれはなにか違くない? 明後日の方向に走ってない?」
神楽 和樹:軽薄な笑顔を貼り付ける大学生で魔術使い。RBの寄生によって本来のシンドロームを失った“記述喪失者<ロストスクリプト>”。
神楽 和樹:現在は失ったサラマンダーに代わり、文字を起源とするRB“綴”よりノイマン能力を借り受けています。
神楽 和樹:こんなナリでも既婚者で、妻は第六支部のエージェント。第四支部を主な仕事相手としてイリーガル活動中。
神楽 和樹:薄い本は知っているけど買ったことはない、というところ。一体何が待ち受けているのか。
神楽 和樹:構成は《オリジン:レジェンド》の固定値を《コントロールソート》と《生き字引》で使う精神型。嵐の中で輝く構え。
神楽 和樹:以上、よろしくお願いします。
GM:よろしくお願いします!
GM:ではハンドアウトを
GM
■ハンドアウト

共通
シナリオロイス:同人誌のカップリング相手(感情自由)
あなたたちは大N市で活動するオーヴァードだ。
あなたたちはUGNに召集され、あるものを見せられた。
それはあなたとあなたと因縁のある/親交のある人物が、
(任意の関係性を強化するコミュニケーション)する姿が描かれた同人誌だ。
UGNはあなたたちにジャムケットの現場にて、
これらの同人誌がいかなる情報に基づいて描かれたのか、
調査を依頼してきた。

GM:そういうわけです。対処してください。
楠一重:そ、そうだよね
GM:がんばれ!
楠一重:絶対気にしなきゃダメじゃん!
楠一重:情報漏えいやんけ!!
百代まりあ:そういえばそうだよ
神楽 和樹:個人情報~
楠一重:機密組織としては一番ヤバいさえある
GM:そうだぞ。わるいジャームだ。
GM:というわけでみんなで狩りに行こうな!
GM:よろしくお願いします!
GM:早速OPに行きましょう。
GM:―――――
GM:OP1
GM:―――――
GM:第八支部
GM:―――――
GM:第八支部。支部長室。
GM:椅子に座った黒髪の女と、赤髪の凶暴そうな女が向かい合っている。
GM:二人の間、支部長のデスクの上には一冊の本。
卜部巽:「……悪いな、わざわざ来てもらって。」
卜部巽:周囲を憚るような小さな声。
吉沢龍剣:「おゥ。藪から棒に呼び出して何だってんだよ、巽チャン」
吉沢龍剣:「なんだよ。いつになく縮んでんなァおい」
吉沢龍剣:「また唾つけてた女にでも逃げられたか?」
卜部巽:「依頼だよ。調査の。傭兵に頼むことなんてそれ以外ないだろ。」目を逸らす
吉沢龍剣:「……あァん?」
卜部巽:「これ読んでみ。」
卜部巽:すぅ、と本を吉沢の前に押し出す。
吉沢龍剣:「ヤバい山か?」
吉沢龍剣:ちょっとこっちもシリアスな顔になりつつ
吉沢龍剣:机の上の本をめくる。
卜部巽:捲ろうとしたところで本を持つ手に力を込めて
卜部巽:捲らせまいと抑える
吉沢龍剣:「オイ、何だってんだ」
吉沢龍剣:「本を読めっつったり読むなつったり」
卜部巽:「……やっぱ待って………う、いや………」
卜部巽:「…………何でもない」俯きながら手を離す
吉沢龍剣:「……ふーん」
吉沢龍剣:急に楽しそうな顔になる
吉沢龍剣:「んじゃァ、遠慮なーく、見させてもらうわ」
吉沢龍剣:内容確認。
GM
GM
GM:―――――
GM:第八支部。支部長室。
吉沢龍剣:くい、と
吉沢龍剣:椅子に縛り付けられた黒髪のスマートな女
吉沢龍剣:支部長、卜部巽の顎を指で上げる。
吉沢龍剣:にんまりとした牙むくような笑みを浮かべた、大型ネコ科動物めいた女。
吉沢龍剣:「武闘派の支部長様も、こうなっちまったら形なしだよなァ」
吉沢龍剣:「なんとか言ってみろよ、え?巽チャン」
卜部巽:吉沢が卜部の肌に触れるたびに、肩が震える。
卜部巽:「ち、……ちょうひ、のひやはっへ……」猿轡から唾液が垂れ、吉沢の指を汚す
吉沢龍剣:その姿に満足げに目を細めて
吉沢龍剣:「そうしてると可愛いけど」
吉沢龍剣:「もっと可愛いとこも見せてもらわねェと。さ」
吉沢龍剣:目線を合わせて猿ぐつわを解き
吉沢龍剣:そのまま唇を…………。
GM:―――――
GM
GM
卜部巽:「音読してんじゃねー――――!!!!」
卜部巽:真っ赤な顔で本を叩き落とす。
吉沢龍剣:「ああっ、そこ、ダ……あ!おい!」
吉沢龍剣:「盛り上がってるとこだっただろォが。アタシ結構迫真じゃなかった?」
吉沢龍剣:「いや~~」
吉沢龍剣:「なんだよこりゃ。オメーが描かせたんじゃねーだろうな」
卜部巽:「私が描かせるか!!!大体なんで私が下なんだよ!!!」
吉沢龍剣:「そこかよ!ンなのどっちでもいいわ!」
卜部巽:「私が出てるやつ全部私がネコだったわ!!!節穴かよ!!!」
吉沢龍剣:「ぷっ……はっはっはっはっは!」
吉沢龍剣:「いや、見る目あるわ。俄然興味湧いてきたぜ、その情報」
吉沢龍剣:「こんなもん用意すんのはどこのアホだ?」
卜部巽:「……それを探すのが今回の依頼だ。」
吉沢龍剣:「アタシの方もどーせなら、可愛い美少年との絡みにしてくれりゃよかったけど」
吉沢龍剣:「そうじゃねーからこいつは死刑だな」
吉沢龍剣:「尻尾は掴めてんのか?」
卜部巽:「ご丁寧に向こうの方から出してるよ。」
卜部巽:少し躊躇った後、本を再び開く。
卜部巽:吉沢と卜部らしき女性が互いに強くコミュニケーションを取り合っている絵からは目を背けつつ
卜部巽:台詞の一つを指さす
吉沢龍剣:覗き込む。
卜部巽:「ここ、白楽島のこと話し合ってる。」
卜部巽:「私たちが行ったあの闘士会だ。……こんなもん機密中の機密だぞ。」
卜部巽:「どうして私たちが偶然あそこで出会って……」
卜部巽:白楽島の砂浜で吉沢の肩に頭を預ける卜部の回想シーンが目に入って、赤くなる
卜部巽:「こんな、会話したことを知ってる?」
吉沢龍剣:「なるほど……随分と事情に詳しいみてェじゃねえか」
吉沢龍剣:「どこでひっかけてきたストーカーだよ。ひっきりなしに女とっかえてるからだろ」
吉沢龍剣:呆れ顔。
卜部巽:「手がかりはこれだ。」巻末までページを進める
卜部巽:そこには『総集編は〇月〇日のジャムケットにて頒布します』
卜部巽:とある。
吉沢龍剣:「ジャ……何だそりゃ」
卜部巽:「該当するイベントが一件あった。会場は大N市臨海展示場だ。」
吉沢龍剣:「堂々としてやがんなオイ。よっぽど度胸あンのか、いかれてンのか」
卜部巽:「知らねーよ。私も知りて―わ。」
吉沢龍剣:「まあ後者だわな」
吉沢龍剣:「わーったわーった。見てきてやるよ。そんで」
吉沢龍剣:「……笑えるくらい気色悪いのがあったら」
吉沢龍剣:「また巽チャンの前で読んでやるからさ」
吉沢龍剣:ニコニコと、赤面する支部長に迫って
吉沢龍剣:サディスティックな笑み。
卜部巽:「持ってくるんじゃねえバカ!!」
吉沢龍剣:「なんだよ、急にテーシュクぶってんのか?」
吉沢龍剣:机の上に手を置いて、身を乗り出し
吉沢龍剣:漫画を真似して指で顎をなぞる。
吉沢龍剣:「こんな薄っぺらい本より過激なコト、実際やってンのに」
卜部巽:「う……」
吉沢龍剣:「ぶっはははは!」
吉沢龍剣:「あんだけそっちから粉かけてくるくせに」
吉沢龍剣:「人に覗き見されてっと一丁前に恥ずかしがるんだよなァ、巽チャンは」
吉沢龍剣:「女同士で乳繰りあうのは趣味じゃねーけど」
吉沢龍剣:「その顔は見てて飽きねェわ」
吉沢龍剣:にたにた。
卜部巽:「~~~~~っ!」
卜部巽:ごんっ と鈍い殴打音が、第八支部に響いた
GM:―――――
GM:OP2
GM:全員登場です。登場侵蝕をどうぞ。
百代まりあ:38+1D10
DoubleCross : (38+1D10) → 38+2[2] → 40

楠一重:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 7[7]+33 → 40

神楽 和樹:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 5[5]+36 → 41

GM:―――――
GM:大N市臨海展示場
GM:エントランス
GM:―――――
GM:第八支部長の一件は氷山の一角に過ぎない。
GM:被害は大N市全体に広がっていた。
GM:UGN支部は協同して調査に当たるため、
GM:各支部所属のエージェント・チルドレン・イリーガルから人員を供出し、
GM:十数の部隊に分かれて”ジャムケット”への一般参加を決定した。
GM:さて、ここで調達を振ってください。
百代まりあ:調達!?
楠一重:なにィ!?
神楽 和樹:社会は弱い…
GM:目標値は6/8/10です。
楠一重:どういうことだってばよ…
楠一重:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 9[9] → 9

楠一重:ザコにしては頑張った
百代まりあ:1DX
DoubleCross : (1R10[10]) → 9[9] → 9

神楽 和樹:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 6[6] → 6

GM:振りましたね。ではそれが皆さんのコスプレのクオリティです。
神楽 和樹:なんの!?
GM:6:ハロウィンの仮装レベル、8:コスプレイヤーとして標準レベル、10:かなりの高クオリティ
百代まりあ:何ィ
百代まりあ:財産1使えます?????
楠一重:www
GM:いいですよ!
百代まりあ:財産0になりました
神楽 和樹:うーん、こちらは堪えておきます
楠一重:くそっ、カネがない!
楠一重:ジャンルはPLが決めていいんですか?
GM:ジャンルはPLが決めていいですよ。他のPCのコスプレでも構いません。オールジャンル(大N市含む)なので。
百代まりあ:何ィ
神楽 和樹:PCのコスプレ #とは
楠一重:www
楠一重:UGNの人ってバレたら意味ないけど
楠一重:そうそうそれ以外でインパクトあるビジュアルのNPCっていないからな…!
楠一重:ここは普通に超大手タイトルでいこう
百代まりあ:百代まりあのコスプレはダメですか?
GM:いいですよ
楠一重:www
楠一重:コスプレになってねーだろ!!
百代まりあ:じゃあ百代まりあのコスプレしよう
GM:納得のクオリティですね。まるで本物の百代まりあみたいです。
百代まりあ:財産使った甲斐があったな~
GM:君たちは”14班”。エントランスにて会場を待っている間、
GM:任務の確認や自己紹介などを行う時間もあるだろう。
楠一重:「全く」
楠一重:「下種イカれ犯罪者の下種とイカれっぷりもここに極まれりね」
百代まりあ:「人がいっぱいね。まるでお祭りのよう」きょろきょろとあたりを見回している。ややわくわく顔。
百代まりあ:「賑やかで楽しいわ」
神楽 和樹:「なんでも開催三日間で、その辺の行楽地に来る人間の数を超えるらしいね」
楠一重:「まさか名誉毀損と肖像権侵害でUGN実動体が動くなんて」
楠一重:「聞いたこともないわ」
楠一重:呆れ顔で腕組する眼帯の少女。
楠一重:全身ぴっちりとした素材のスーツに、薄手のインナー、発泡スチロールの模造刀。
百代まりあ:「とても個性的な恰好をしてらっしゃるのね」それをじっと見つめて。
百代まりあ:「格好いいわ。よくお似合いよ」
百代まりあ:「最近は、そういったお召し物が流行なのかしら?」
楠一重:「いいわよ、お世辞なんて。バカバカしいって言いたいんでしょ」
楠一重:「それでも顔が割れてるかもしれないから、下らない変装でもしなきゃいけないってだけよ」
百代まりあ:「?」
百代まりあ:きょとんとした顔。
神楽 和樹:「まぁそうマイナスに受け止めてやるなって」
神楽 和樹:「素直に言ってるだけかもしれないだろ。ツンケンしなさんな」
楠一重:「最新忍者アクションゲームのコスチュームだって聞いたけど……」
楠一重:「……まあ、それなりに機能的だとは思うわ」
楠一重:満更でもなさそう
百代まりあ:「とっても素敵よ。よくお似合いだと思うわ」
楠一重:「別に、そんなこと言われても嬉しくない」
楠一重:とか言いつつ髪をかきあげたりしている
神楽 和樹:(めっちゃまんざらでもなさそう)
GM:ここで、君たちの同伴者が遅れてやってくる。
GM:衣装の手直しをしていたのだ。
仮面の男:「遅れて悪いな。…ヨー!全員お似合いで!ファンタスティック!」
百代まりあ:「?」そちらに顔を向ける。
神楽 和樹:「そりゃどうも」返しながら、顔を向ける
楠一重:「!!」
楠一重:バッとその声に気付いて
楠一重:反射的に体のラインを隠すポーズ
仮面の男:仮面を上げて三人の顔を見渡す。コスチュームの隙間から碧眼が見える。
キース・ヴァレンタイン:”14班”最後の一人、キース・ヴァレンタイン。
百代まりあ:「仮面……コスプレ……」
百代まりあ:「分かったわ!」
百代まりあ:「あれよね……知ってるわ」
百代まりあ:「ガンダムさんに乗ってる……シャーさんのコスプレね?」
神楽 和樹:「当たってるようで間違えてるような……」
キース・ヴァレンタイン:「んあぁ、ジャパニメーションじゃない、アメコミだ。」
百代まりあ:「飴込み……?」
百代まりあ:(お菓子付きの漫画が売っているのかしら……)
キース・ヴァレンタイン:「サブカルチャーには疎いほうかい?彼女。」
キース・ヴァレンタイン:神楽さんに
神楽 和樹:「みたいだ。……格好もなんか普段と変わってないみたいだし」さすがに当人のコスプレ、は想像の範囲外である
百代まりあ:「お婆様が仰っていたわ」胸を張る。「堂々としていれば意外とバレないそうよ!」
百代まりあ:何の変哲もない普段遣いの制服を着ている。いつも通りの自然体。変装する気が皆無だ。
神楽 和樹:「しかし気合入ってるなぁ。こっちなんかテキトーすぎてちょっと恥ずかしいぜ」
神楽 和樹:黒のライダースジャケット、レザーパンツにブーツ。普段着と違う点と言えば、右足に巻き付けてある鎖程度
神楽 和樹:いわゆるハロウィンで「この辺りの年齢の人間がはしゃぐ」範囲の格好だ
キース・ヴァレンタイン:「顔が割れなきゃいいのさ。あんたはハンサムすぎて目立つかもだけど。」
神楽 和樹:「口が巧いね。そういうのは彼女にも言ってやるべきだと思うけど」
神楽 和樹:先ほど派手なリアクションを取っていた眼帯女子の方をちらりと見やって
楠一重:「だっ」
楠一重:「どあれが彼女だっていうの!?」
楠一重:「何の彼女が誰だっていうのよ!?ああん!!?」
楠一重:顔を真赤にして縮こまりながらぴーぴー神楽さんに噛み付く。
神楽 和樹:「いや~? 俺は女性を指して彼女って言っただけで恋人とは一言も~?」
楠一重:「アンタ、さっき会ったばっかでしょ!どこでそんな察しを……大間違いだけど!察しとか全くついてないけど!!」
キース・ヴァレンタイン:「そうだな。」楽しそうに笑って
キース・ヴァレンタイン:「似合ってる。キュートだ。ヒトエ。」改めて楠に向き直って
楠一重:「……っ」
楠一重:近づくキースくんにたじろぎ
楠一重:「ど、どこがキュートよ。こんなの」
楠一重:「……オタク、変態。」
楠一重:ぶつぶつ言っている。
キース・ヴァレンタイン:「言って正解。もっとキュートになった。」
キース・ヴァレンタイン:神楽に微笑んでピースサインを見せる
楠一重:「……!馬鹿!変態変態!!」
楠一重:「ていうか、なんでよりにもよってアンタが同じチームに……誰が采配したのよ!」
楠一重:「任務が終わったらそいつもたたっ斬ってやる……!」
百代まりあ:「賑やかで愉快なお方ね」楠さんを見てにこやかな笑み。
神楽 和樹:「仲いいよね」百代さんに合わせるように
楠一重:「うるさい!さっさと行くわよ!横見たら殺す!」
楠一重:キースくんと並んで会場を目指す。
キース・ヴァレンタイン:「はいはい。」
神楽 和樹:「じゃ、よろしく行こうか」
百代まりあ:「出店とか、あるのかしら……りんご飴とか……」
百代まりあ:うきうきしながら後に続く。
キース・ヴァレンタイン:「目的を忘れないようにな。任務は黒幕と情報源の発見だ。」
キース・ヴァレンタイン:「コミックやデートじゃない。」
キース・ヴァレンタイン:「……忘れなければ、楽しむのもありかもだが。」
キース・ヴァレンタイン:にっと楠に笑いかけて、歩き出す
GM:―――――
GM:ロイスのみ可能!シナリオロイスは出てない人もいるから…
GM:好きにするといいぞ!
百代まりあ:楠一重 ○愉快/賑やか で取得します
百代まりあ:以上!
楠一重:キースくんはもう取ってあるから
楠一重:百代さんに!
楠一重:庇護/変装してなくない?○
神楽 和樹:楠さんに 〇連帯感/からかいがい で
神楽 和樹:こちら以上
GM:―――――
GM:ミドル1!
GM:シーンプレイヤーは楠さんです。他全員登場可能。
百代まりあ:40+1D10
DoubleCross : (40+1D10) → 40+6[6] → 46

神楽 和樹:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 5[5]+41 → 46

楠一重:40+1d10
DoubleCross : (40+1D10) → 40+7[7] → 47

GM:―――――
GM:では、情報項目から行きましょう。
GM:皆さんには会場内を自由に散策してもらって、黒幕を探してもらいます。
GM:その判定がこちら。
GM
■プライズ情報
プライズポイント 0/12
難易度9
技能 情報:UGN、噂話、裏社会
上限値30

楠一重:コネUGNパワーっ
GM:まだせつめいはおわっておらぬ!
楠一重:いきます!
楠一重:何ィ!
楠一重:なんの変哲もないプライズ判定ではないのか!?
GM:違うのだ!
GM:この判定とは別に、このような情報項目があります。
GM
■同人誌漁り
・西館A 難易度8/知識:同人誌

・西館B 難易度8/知覚、芸術:同人誌

・東館A 難易度8/調達、情報:同人誌

・東館B 難易度15/白兵、射撃、RC、交渉

楠一重:www
楠一重:どんな判定じゃい!
百代まりあ:そんな技能ある??
神楽 和樹:白兵で調達とは…
GM:ただの同人誌ではない!この判定にクリアするごとにあなた方は
GM:同人誌を一個取得します。
神楽 和樹:わぁ~い
GM:そしてそれを使用することで同人シーンを開始することができ、
GM:シーンののちにこのセッション中情報判定+3の修正を得ることができます。
百代まりあ:同人シーン
神楽 和樹:同人シーン
楠一重:www
楠一重:やってやろうじゃねえか!
GM:同人シーンとは同人誌の中身をそのまま垂れ流したシーンです。
GM:好きなPC・NPCとシチュエーションを提示して、然るべきロールしてください
百代まりあ:一つのエリアは一回クリアしたら終わりですか?
百代まりあ:然るべきロール
GM:終わりです!
GM:どんどん振れ!
楠一重:じゃあ白兵同人回収!
楠一重:5dx+4
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 7[1,2,4,7,7]+4 → 11

楠一重:www
楠一重:同人誌買えない!
GM:楠!!!
神楽 和樹:ああー大行列に揉まれて楠さんがー
楠一重:コミケには魔物が住むのか…
楠一重:対魔忍耐が足りなかった
GM:楠さんはオタクくんの群れに流されてください。
百代まりあ:西館A!知識0!
百代まりあ:4DX
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[6,8,8,10]+5[5] → 15

百代まりあ:買えたわ。
百代まりあ:壁サー?のご本が買えたわ
神楽 和樹:では東館A、判定前に《オリジン:レジェンド》キックして《生き字引》
楠一重:www
楠一重:神楽さんに火が入った!
百代まりあ:本気でお使いを……
神楽 和樹:6dx+7
DoubleCross : (6R10+7[10]) → 10[3,3,4,7,9,10]+3[3]+7 → 20

神楽 和樹:何故回った
楠一重:ガチンコ過ぎる
神楽 和樹:脳内の同居人が小説島にキャッキャしておる、とりあえず買えました(仕事だし)。侵食率49
百代まりあ:家帰ってから読みな……!帰ってから読みな……!
GM:では同人誌2冊ゲット。その場で読んでいくかい?
楠一重:んで敗北者なので修正無しで素振り!
楠一重:情報UGN!
GM:あ。ごめんなさい
楠一重:おっと
楠一重:先に同人シーン?
GM:同人誌漁ったらプライズは振れない!言い忘れた!
百代まりあ:一人は進めたほうがよさそうだな……
GM:ただ同人誌を漁れば漁るほどプライズは楽になる!
百代まりあ:よくできたシステムだ
楠一重:なるほどね
神楽 和樹:じゃあ次はプライズ当たるかな、一応情報系回すのは得意だ
楠一重:共有財産!
楠一重:くっ…次こそは…
楠一重:じゃあこっちで薄い本を集めて
楠一重:神楽さんに同人パワーを集中させる感じか
楠一重:なんだこの絵面
百代まりあ:狂ってる
神楽 和樹:同人パワーが入ってくるぞい
GM
GM
GM:―――――
GM:東館A
GM:―――――
嬬恋七瀬:「あーあー、何が悲しくてこんな年の瀬にオタクに囲まれておしくらまんじゅうしなくちゃいけないんだよ……」
嬬恋七瀬:旬のソシャゲの人気キャラのコスプレ。思い入れは皆無だが、クオリティのみが高い。プロにオーダーメイドで作らせた。
嬬恋七瀬:「しかもよりによって相方はこいつだし……」
嬬恋七瀬:わざと聞こえるような小声で横に視線を送る。
壬生墨佳:「僕通販派なんだけど」嘆息する。
嬬恋七瀬:「え、何お前」
壬生墨佳:同じソシャゲの人気キャラ。男性キャラではあるが。衣装は自弁したが様になっている。
嬬恋七瀬:「買うの?こういうの」近くにあった露出度の高い成人向けの本を指して。
壬生墨佳:「いや成人向けだぞそれ」
嬬恋七瀬:「は?何?同人誌だろ?」
壬生墨佳:「え、何お前」
壬生墨佳:「そんな貧困な偏見を抱えたままのこのこやってきたのか?」
壬生墨佳:「任務内容もちゃんと下調べできない?」
嬬恋七瀬:「あ!?分かってるっての!同人誌だろ!知ってるよ!」
嬬恋七瀬:「あの……オタクが読むいやらしいやつだろ」
壬生墨佳:「同好の士が出してる雑誌、ってとこだ」
壬生墨佳:「前者が全部オタクでもないし、いやらしいやつばかりでもない」
嬬恋七瀬:「……? マジ? そうなの?」
壬生墨佳:「まあそういうのの方が受けが良いんだろうけどな。君の脳内と一緒にするな」
壬生墨佳:「一色じゃあないってこと」
嬬恋七瀬:「へー……いやお前……一言多いんだよ!色ボケ扱いしやがって……」
壬生墨佳:「にしても蒸すな……」衣装を仰いで。
壬生墨佳:「通気性考えて作りゃあ良かった」
嬬恋七瀬:「さっさと終わらせて出ようぜ。コスプレしてなくても熱いだろ、こんなの……」
嬬恋七瀬:辺りを見回しながら。
嬬恋七瀬:「……ああ、確かに。エロ本ばっかじゃないんだな。……壬生は通販派って言ったっけ? どんなの読んでんだよ」
壬生墨佳:「まあジャンルはバラバラだなあ。知り合いの出してるやつとか、好きな絵師さんのやつとか」
嬬恋七瀬:「そんな知り合いいんの……?お前やっぱナード女じゃ…… ……あ?」
嬬恋七瀬:ぶらぶら歩いていた通路で、ぴたりと足を止める。通行の邪魔!
壬生墨佳:「わわっ」追突する。
壬生墨佳:「急に止まるなっての……流れあんだろ……」
嬬恋七瀬:「…………」一点に視線を注いだまま、完全に硬直している。
壬生墨佳:「聞いてるのか」視線の先を、後ろ上から覗き込む。
嬬恋七瀬:そこには『新刊 400円』と書かれた薄い本が平積みになっている。
嬬恋七瀬:その表紙には、やたらと至近距離で見つめ合う、赤髪の少女と中性的な銀髪の姿が描かれている。
嬬恋七瀬:「…………」引きつった顔。
嬬恋七瀬:「…………なあ…………」
嬬恋七瀬:「いや……え……?」
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:「趣味悪……」
嬬恋七瀬:「は……?」ゆっくりと、油の切れかけた工業機械のような動きで壬生さんを見る。
嬬恋七瀬:「え、何……あれ……」
嬬恋七瀬:「ボク達……?」
壬生墨佳:「に見えないこともないが。マジでどうなってるんだ?」
壬生墨佳:「いやマジでさ……」
嬬恋七瀬:「…………」蒼白な顔で、売り子の女性から見本誌をほとんど引っ手繰る様にして受け取る。
壬生墨佳:「とりあえず検めるぞ。何にせよ確認しなきゃならないだろこれ」
嬬恋七瀬:「…………そう……だな……」
嬬恋七瀬:本そのものより、むしろ隣の壬生さんを気にするようにして、ページを捲る。
嬬恋七瀬
嬬恋七瀬:---
嬬恋七瀬
嬬恋七瀬:豪奢なベットが揺れる。その上には、リボンで四肢を拘束された少女が寝かせられている。
嬬恋七瀬:「壬生」
嬬恋七瀬:覆いかぶさる様にして、その顔に影を落とす。
嬬恋七瀬:何故かベッドサイドにやたらと薔薇の花びらが散っている。
壬生墨佳:「……何だよ」拘束を解こうともがくがほどけず。
壬生墨佳:「僕が何したっていうんだ?」特徴を捉えている絵だが、睫毛だけボリュームが多い。
嬬恋七瀬:「どうしてボクから逃げようとするんだよ」
嬬恋七瀬:「なあ、そんなにボクが嫌か?」
壬生墨佳:「……んだよ」唇が震えている。
壬生墨佳:「怖いんだよ。君の、その、眼が」
嬬恋七瀬:(濃い目のトーンで影を差し、両目だけ白抜きされたコマ)
嬬恋七瀬:「怖い?お前らしくもない」
嬬恋七瀬:「いつもみたいに罵って抵抗してみたらどうなんだよ」
嬬恋七瀬:ぎしり、とベッドが軋む。ぐいと顔を寄せる。睫毛が長い。
壬生墨佳:「……そうやって脅すなよ。君だって、何か、変だろう」
壬生墨佳:「僕たち、2人共おかしくなってる。だからさ、こんなことは――」
嬬恋七瀬:「やめない」
嬬恋七瀬:乱暴に腕を掴む。
壬生墨佳:「きゃっ」
嬬恋七瀬:「……壬生」
嬬恋七瀬:至近距離で視線が交錯する。
壬生墨佳:ついと顔を背けようとして、出来ない。
壬生墨佳:「……七くん」
嬬恋七瀬:「……お前が悪いんだ、墨佳。そんな表情(かお)するから――」
嬬恋七瀬:「……嫌なら、振り払ってみろよ」
壬生墨佳:「……ずるいだろ。そんな言い方」
嬬恋七瀬:言うなり、半ば強引に唇を――
嬬恋七瀬: 
嬬恋七瀬:---
嬬恋七瀬
嬬恋七瀬:「ギャーーーーッ!!!!!!!」
嬬恋七瀬:悲鳴をあげて薄い本を全力で投げ捨てる。
嬬恋七瀬:「うわぁあああ!?ああ!?ああああああ!?」
壬生墨佳:「……おいちょっと!?」
壬生墨佳:「お前な……!」投げられた本を拾いに行って。
嬬恋七瀬:茹でられたような真っ赤な顔で、サークル主に詰め寄る。
嬬恋七瀬:「お前お前お前お前!!何描いてんだお前!!!!」
嬬恋七瀬:「おまっ……バッ……おっ……ぶっ……」
嬬恋七瀬:「殺すぞ!!」
壬生墨佳:「ステイ!」
嬬恋七瀬:「はぁ!?」
嬬恋七瀬:身体は反射的にぴたりと止まってしまう。
嬬恋七瀬:「お前……壬生!!こんなの描かれて何とも思わないのかよ!?」
嬬恋七瀬:「こんなっ……!こんな……よくも……!!」
壬生墨佳:「いや?流石にこんなの描かれたらさ」
壬生墨佳:「何も思わないってことはないだろ」真剣な目をして。
嬬恋七瀬:「……え」
壬生墨佳:「僕だって重く受け止めてる」
嬬恋七瀬:「どっ……どういう……意味だよ」
嬬恋七瀬:緊張したような顔を壬生さんに向ける。
壬生墨佳:「……そのままの意味だよ。これだけ露骨なら分かるだろ」
嬬恋七瀬:「そのまま……露骨……って……え……」
嬬恋七瀬:「え……!?」
壬生墨佳:「君が言いたくないなら僕から言うけど」
嬬恋七瀬:既にこれ以上ないだろうと思われた顔が、さらに赤く染まっていく。
壬生墨佳:「僕たちがさ」
嬬恋七瀬:「…………!!」
壬生墨佳:「――万城目要にしてやられた時だよな、これ」
嬬恋七瀬:「…………!!」
壬生墨佳:「何故これが把握されて、出回ってる?どういう能力だ?」
嬬恋七瀬:「…………」
嬬恋七瀬:「………………?」
嬬恋七瀬:「…………は?」
壬生墨佳:「あの場を把握されてた?いや、電子的にはこちらが制圧していたはずだろ」
嬬恋七瀬:「え? な…… は?」
壬生墨佳:「ハンドリング系の能力か、もしくは記憶を浚うたぐいか……ほら、彩谷がやれるってやつ」
壬生墨佳:「後者なら最悪だな。どこまでの機密が流出してる?」
嬬恋七瀬:突然頭から冷水をぶちまけられたかのように呆然としている。
嬬恋七瀬:「…………」
嬬恋七瀬:「は????」
壬生墨佳:「なあ、君はどう思う――」
壬生墨佳:「……?なんだそのアホ面」
嬬恋七瀬:先ほどまで直視出来ていなかった壬生さんの顔を見つめて。
嬬恋七瀬:「……ああ、そう……ああ……」
嬬恋七瀬:「ああ……万城目ね、ああ……そうだな」
嬬恋七瀬:「そうなんじゃない?その通り。うん」
嬬恋七瀬:生気の無い顔でこくこくと頷く。
壬生墨佳:「何だよ適当だな」
嬬恋七瀬:「……壬生……」
嬬恋七瀬:「お前……この……」
嬬恋七瀬:「内容に関して、何か思うところは……無い、わけ」
壬生墨佳:「内容?いや内容つってもな」見本誌のページの続きを独りでペラペラとめくって。
壬生墨佳:「まあ癪だとか睫毛が長いだとか以外にだろ……?」
壬生墨佳:「……」パタンと閉じて。
壬生墨佳:そのまま売り子に突き返した。
壬生墨佳:「無い」
壬生墨佳:「思うところは、一切、無い!」
嬬恋七瀬:「………………………………………………」
嬬恋七瀬:「ああ……」
壬生墨佳:「……いや、マジでないから。マジで」
嬬恋七瀬:長い断食を終えた僧侶のような顔。
嬬恋七瀬:「…………そう…………………………」
壬生墨佳:「何だよあれ……!?」
壬生墨佳:「いや本当にさ……なんであんなことするの……?」ぶつぶつと呟く。
嬬恋七瀬:「…………」サークルに目を向ける。
百代まりあ:「素敵なご本ね!この二人の感情の機微がとても情感豊かに描かれているわ!」
壬生墨佳:「えっ」
百代まりあ:「一部ご用意していただけるかしら?……ありがとう、あっ、そうだわ。もしも差し支えなければお友達の分も買って行ってあげたいの」
壬生墨佳:「いやちょっと、それ」
壬生墨佳:「それ、成人向け……!」その声は消え入るように小さく、届かず。
百代まりあ:「もう二部ほど買わせて頂いてもよろしくて? ……まあ、ありがとう! 大切に読むわね!素敵なご本だもの。表紙も特殊装丁で……」
百代まりあ:「嬉しいわ!感想はどちらにお送りすれば……ついったー?よく分からないけれど……やってみるわ!ありがとう!」
百代まりあ:嬉しそうに、足取り軽やかに人でごった返す会場に消えていく。
嬬恋七瀬:「…………壬生」
嬬恋七瀬:ぽつりと呟く。
嬬恋七瀬:「ボク、今日はもう帰っていい?」
壬生墨佳:「いや任務……いや」
壬生墨佳:「僕も帰ろうかな」
嬬恋七瀬:「……お前とは……」
嬬恋七瀬:「……今日は、別々に帰るわ……」
嬬恋七瀬:「……じゃ…………」
嬬恋七瀬:異様に小さく沈んで見える背中が、会場の出口に吸い込まれていく。
壬生墨佳:「あ、うん」その背中をそのまま見送った。
GM
GM
GM:―――――
GM:西館A
GM:―――――
神楽 和樹:──名前くらいは小耳に挟んで知っているが、実際に来たことはない。なので
神楽 和樹:こうも人が多いと言うことも、知識としては知っていても。慣れないままに流されつつ
神楽 和樹:「……俺だけが来てて幸いだったな」
神楽 和樹:脳内の同居人が小説サークルを前に騒ぎ立てた時は面倒この上なく。人混みの中を離脱し、手に入れた本を見る
神楽 和樹:装丁が妙に決まって目を引いていたため、つい勢いで買ったものだ。サークル主の顔に冷や汗が見えたが気にしないでおく
神楽 和樹:ベンチに座り、頁を開く。
神楽 和樹:「……うわ」
神楽 和樹:本当に自分の名前が書かれているのを目にすると、中々に衝撃的だ
神楽 和樹:「うるさいな、読めばいいんだろ」
神楽 和樹:己の肩で騒ぐRBに短く返し、紙をめくってゆく
神楽 和樹:────
神楽 和樹:個人情報を掴まれている、という前情報を聞いていたとはいえ。軽く背筋が寒くなる
神楽 和樹:この町に俺が引っ越して。彼女に言葉をかけ。人生を背負うと決めた日。
神楽 和樹:私小説のような体で過去の記憶が記されてゆく。
神楽 和樹:頁は進み、時期が現在に近付いてゆく。そこから少しだけ、記憶との差異が出始めた
神楽 和樹:少しのズレが大きなものとなってゆく。俺と彼女の距離が開いてゆき、家に帰る回数が減ってゆく
神楽 和樹:……嫌な気配を覚えながらも、頁を進めた
神楽 和樹:一人の家で酒を呷る。酔いはしないが、それでも気が紛れることに違いはない
神楽 和樹:冷え切った室内に、玄関よりドアの開く音。
神楽 和樹:視線は向けない。隣に座る気配。彼女ではない違う誰か。
神楽 和樹:無言が続く中で──指と指の触れる感覚。近付く息の熱
神楽 和樹:言葉が生まれる
神楽 和樹:「やめろ、俺には妻が──」
神楽 和樹:────
神楽 和樹:「そっちか──────────い!!!!!!!!!!!!!!!」
神楽 和樹:ヌバーン(床に同人誌を激しく叩きつけた音)
神楽 和樹:「クソッ、なんか夢中になって読んだのがすげぇ腹立つ!」
神楽 和樹:げらげらと騒ぎ立てる脳内に顎へ限界を超えかねない力が籠もる。歯が砕けそうだ
神楽 和樹:文章自体がかなり出来のいい……というより、するりと読ませるタイプだ。難解な言い回しに酔わず読む人間のことを理解している
神楽 和樹:……何故BL小説の批評をしているのか俺は
神楽 和樹:「もう読まねぇよ。悔しかったら実体化してみろや」
神楽 和樹:一応資料として購入したモノは残しておけと言われている。言われているのだが
神楽 和樹:「…………」
神楽 和樹:どうかこれが嫁の目に入らないことを祈りたい
神楽 和樹:「一人で来といてよかった……」
GM
GM
GM:―――――
GM:東館入り口付近
GM:―――――
楠一重:「この集まってる連中、どいつも明らかに裏社会の連中かオーヴァードね……」
楠一重:「この街のどこにこれだけの人数が紛れてるんだか。ぞっとしないわ」
GM:開場の合図とともに大きな拍手が鳴り響き、
GM:和やかな雰囲気のままジャムケットは開始した。
キース・ヴァレンタイン:「こいつはでっかいフェスティバルだ。」
楠一重:「おっ……なっ」
楠一重:「わっ!」
楠一重:押し寄せる人波に押されて、
楠一重:キースの横から離れる!
楠一重:「な、何よこの勢い……ぎゃああーーー!」
キース・ヴァレンタイン:「プライベートに来たかっ…ヘイ?」
キース・ヴァレンタイン:「ヒトエ!」
楠一重:あっという間に流されて、行き着いた先は……
GM:―――――
GM:臨海展示場
GM:広場
GM:―――――
楠一重:ぺいっと行列から吐き出される
楠一重:「はーっ……はーっ……何だっていうのよ……この勢い……」
GM:展示場の外、海を臨んだ広場。
GM:普段は野外アトラクションや講演に使用されているが、
GM:今日はコスプレ広場となっていた。
GM:コスプレイヤーとカメラマンがひしめき合う寒空の下である。
楠一重:「!?」
楠一重:普段見ることのないコスプレの人々に面食らう
楠一重:中にはかなり過激な露出度の者もいる
楠一重:「……イカれてるわね」
楠一重:眉を顰めつつ
楠一重:そそくさと立ち去ろうとする
GM:が、それを阻む人の壁。
GM:いつの間にか楠は十数人のカメラマンに包囲されていた!
カメラマン:「あ!それはもしや…」
楠一重:「!」
楠一重:そういえば自分もそのイカれた格好をしていたのだった
楠一重:完全に忘れていた
カメラマン:「獣魔忍エリカの第二対獣魔形態では……?」
楠一重:「たい?じゅう?」
楠一重:「え、ええ。そうよ」
カメラマン:「素晴らしいクオリティだ…」「素晴らしい……」「写真撮らせてください!」
楠一重:「写真!?誰がアンタたちに写真なんか……!」
楠一重:とそこまで言って
楠一重:(潜入任務……意味なく事を荒立てるべきでもないか)
カメラマン:「”ええ”って言った!」「許可が出ましたね!」ぞぞぞと人の壁が迫りくる
楠一重:「……」
楠一重:人の壁にげんなりしつつ
楠一重:とりあえず刀を構えてやる気なくポーズをとる
楠一重:「さっさとして」
カメラマン:「……………。」
カメラマン:ハアー、とため息を吐いて眼鏡を直す。
カメラマン:「違います。」「エリカは刀を順手で持つんです。」
カメラマン:「対獣魔剣法の構えはしっかりしてください。」
楠一重:「はぁ!?なんでアンタたちにダメ出しされないと……!」
楠一重:「……い、いいわよ、こうね!こう!」
カメラマン:「足を広く取って!!」「大上段に構えてください!!」
楠一重:「っ……!こうね!」
楠一重:やけくそ気味に、割と過激なポーズを取らされている。
カメラマン:「はい最高!!」「これはリアル獣魔忍!」
楠一重:「いいからさっさとしなさい!」
楠一重:「アンタらをぶった斬るわよ!」
楠一重:顔は真っ赤。
カメラマン:「口調も素晴らしい!」「再現度が高い!」
カメラマン:楠の前後左右上下から包囲してあらゆる角度から写真を撮っている
楠一重:「~~~~っ」
楠一重:恥辱感に冷や汗が出る
楠一重:「なんなのよこれ……ハイ、終わり!」
楠一重:「急いでるから、そこどきなさい」
楠一重:苛立った表情のまま
楠一重:のしのしとカメコの傍を抜けようとする
カメラマン:しかしどかない。それどころかさらに鼻息を荒くして楠ににじり寄って来る。
楠一重:「……!」
楠一重:「な、何よ」
カメラマン:「つ、次は…」「もっと至近距離から……!」
楠一重:「はぁ!?図に乗ってるとマジに……」
楠一重:流石に嫌悪感を顕にする。
キース・ヴァレンタイン:「マジに怒るぜ。」楠の身体を黒い外套が覆う
キース・ヴァレンタイン:群衆と楠の間に割って入るように、仮面の男が下りたつ。
キース・ヴァレンタイン:「俺が。」
楠一重:「……!」
楠一重:「な、によ。いきなり出てきて」
楠一重:言いつつも、外套の裾をギュッと握っている
キース・ヴァレンタイン:「いきなりどこかへ行ったのはヒトエだろ?」
キース・ヴァレンタイン:「はぐれないよう手でも繋ぐか?」
楠一重:「バカ!もうあんなヘマはするつもりない!」
楠一重:「こっちはプロなんだから……ふん」
楠一重:悪態をつくが、安心感が表情から隠せていない。
キース・ヴァレンタイン:「手以外がいいんだな。」楠の身体を抱き上げて、跳躍する
楠一重:「っっ!うそっ!きゃあ!」
GM:カメラマンたちの人垣を越え、楠を抱き上げたまま
GM:キースの後姿は会場へ戻っていった。
カメラマン:「………こ、これは………」
カメラマン:「獣魔忍エリカ第28話、謎の獣魔鬼に助けられ窮地を脱するシーンの再現……」
カメラマン:「素晴らしい」「素晴らしいクオリティだ……」
楠一重:「アンタたち……なんでもいいわけ?」
楠一重:呆れ顔で運ばれていく。
GM:―――――
GM:会場
GM:―――――
キース・ヴァレンタイン:「油断すると人の波にさらわれちまうな。」
楠一重:「……まあ、そうね」
楠一重:「その……」
楠一重:「さっきは、ありがと」
キース・ヴァレンタイン:「人間の群れってのは恐ろしいぜ。ゾンビほどじゃあないが。」と冗談めかして語っていたが
キース・ヴァレンタイン:楠を見る。
楠一重:「……」
楠一重:くいくいっと袖を引いて
楠一重:建物角の見えにくい所に。
キース・ヴァレンタイン:「?」
キース・ヴァレンタイン:そのまま連れていかれる。
楠一重:ほんのり顔を赤くしたまま
楠一重:かけられた外套を下ろす
楠一重:「あいつらみたいに、写真に取るのは許さないけど」
楠一重:「目に焼き付けとくのは、許可してあげる」
楠一重:「お礼の代わりよ……オタクの、変態なんだから」
キース・ヴァレンタイン:「……あー、ええと。」
楠一重:「な」
楠一重:「なんとか言いなさい」
楠一重:「こっちがバカみたいじゃない……!」
キース・ヴァレンタイン:頬を掻いて少しだけ躊躇った後、顔を近づける。
キース・ヴァレンタイン:「上乗せしてほしくなった。」
楠一重:「……!」
楠一重:「だったら、せいぜい役に立つことね」
楠一重:「任務が、終わったら、その」
楠一重:「考えてあげる」
楠一重:テレテレとした表情。
キース・ヴァレンタイン:楠の髪に触れる。
キース・ヴァレンタイン:「前払い、はOK?」
楠一重:「……手早く済ませなさい」
楠一重:潤んだ瞳で、顔を近づけて……
神楽 和樹:ガチャ
神楽 和樹:ちょうど二人の近くにあった連絡口のドアが開く音が響く
楠一重:「ひゃえ!?」
楠一重:真後ろからいきなり人が出てきてキースくんにしがみつく形。
キース・ヴァレンタイン:「ちょっ……!」
神楽 和樹:「……」
楠一重:「か、神楽」
楠一重:「どっから出てきてるのよ!!そんな所になんでドア!」
キース・ヴァレンタイン:咳払いして、神楽に向き直る
キース・ヴァレンタイン:「あ、あー。」
神楽 和樹:「うん、正直スマンとは思うんだが俺もちょっと外の空気を吸いたい気分で仕方なく」
神楽 和樹:先ほど別れたばかりなのだが、どこか生気を削られたかのような物言いである
楠一重:「な、なんで謝るのよ!言っとくけどそういう事じゃないから!」
楠一重:「任務の方針について、打ち合わせをしてたの!!」
神楽 和樹:「いやまぁ。照れなくてもいいだろ、顔が近かったことに」
楠一重:「照れるとかまったくないんですけど!?」
神楽 和樹:「え~ほんとに~」
キース・ヴァレンタイン:「収穫はどうだった?こっちは0だ。」
神楽 和樹:「(通夜のような沈痛な面持ち)」
楠一重:「?」
楠一重:「な、何よその表情は」
キース・ヴァレンタイン:「………あー、あーー………」
キース・ヴァレンタイン:支部にもたらされた報告を思い返す。UGN構成員の同人誌が出回ってたということだが…
楠一重:「……まさか」
楠一重:「知り合いの、例の本が……とかじゃないでしょうね」
キース・ヴァレンタイン:「自分のが…あった?」
楠一重:「!?」
楠一重:「冗談でしょ、いきなりビンゴだなんてそんなわけ」
神楽 和樹:「キース・ヴァレンタイン」
神楽 和樹:恐ろしく緩慢な、重苦しい動作で。頷いた
楠一重:「……」
楠一重:「えー……」
楠一重:絶句の顔。
楠一重:「き、気にしちゃダメよ」
楠一重:「ね?」
楠一重:流石に同情的な表情。
キース・ヴァレンタイン:「そ、そうだ、自分がそうだって訳じゃないんだろ?」
楠一重:「え、ええ!ただの下種の勘繰りなんて、気にする必要なし!」
楠一重:「無視よ無視!スルースルー!」
神楽 和樹:「そうだな……」
神楽 和樹:「二人とも気をつけろ、思った以上に重い」
楠一重:「私は、別にどう思われようが…………」
楠一重:「……」
楠一重:「覚えとくわ……」
楠一重:想像してげんなりした顔。
キース・ヴァレンタイン:「………今ようやくこの任務の恐ろしさが分かった気がする。」
GM:―――――
GM:ロイス、購入!
楠一重:神楽さんに!
楠一重:連帯感○/同情!
楠一重:オーソドックスな感情2つの組み合わせだがこんなにベストな使い所もないと思う
楠一重:ボデマも買う!
楠一重:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 10[10]+4[4] → 14

楠一重:なんか回った!
楠一重:発情パワーで装着!
神楽 和樹:キース君に「チームメンバー:〇ありがとう/恥辱」
神楽 和樹:調達はと
神楽 和樹:1dx スラッグショットガン
DoubleCross : (1R10[10]) → 3[3] → 3

神楽 和樹:うーん今回は見送り
神楽 和樹:以上です
百代まりあ:応急!
百代まりあ:1DX>=8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 1[1] → 1 → ファンブル

百代まりあ:ロイス保留で以上!
GM:―――――
GM:ミドル2
GM:シーンプレイヤーはまりあさん!他全員登場可能!
百代まりあ:46+1D10
DoubleCross : (46+1D10) → 46+9[9] → 55

神楽 和樹:1d10+49
DoubleCross : (1D10+49) → 3[3]+49 → 52

楠一重:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 8[8]+47 → 55

GM:―――――
GM:引き続き情報収集だ!
百代まりあ:また情報でいきますよ~
GM
■プライズ情報
プライズポイント 0/12
難易度9
技能 情報:UGN、噂話、裏社会
上限値30

■同人誌漁り
(済)西館A 難易度8/知識:同人誌

・西館B 難易度8/知覚、芸術:同人誌

(済)東館A 難易度8/調達、情報:同人誌

・東館B 難易度15/白兵、射撃、RC、交渉

百代まりあ:あれ一回やったとこ再度できます?
百代まりあ:できねえ!!
楠一重:神楽さんに同人パワーを集めるんじゃ!
楠一重:一度に複数使用は出来ないですよね?
百代まりあ:あっそうだ
百代まりあ:楠さん芸術いけそうな目あります?
百代まりあ:無いなら……守護天使で同人誌を買う……
楠一重:www
神楽 和樹:同人の守護天使
楠一重:芸術は厳しいでしょうね…!
神楽 和樹:表現の自由を護る!
百代まりあ:行っちゃうか!どうせ3回も使える!
楠一重:ダイスボーナスが増えればワンチャンあるかなって感じ
GM:同人誌の複数しようというか
GM:さっきのシーンで使ったことになってます。
楠一重:面白いのでやりましょう
神楽 和樹:現状だとプライズ判定に+6でしたか
百代まりあ:Dロイス:守護天使を使用して西館を回ります。
GM:で、セッション中ずーっとプライズ判定に+6ですね
楠一重:セッション中!?
GM:そうです
楠一重:すっげえ
百代まりあ:6DX>=8
DoubleCross : (6R10[10]>=8) → 8[4,4,5,6,8,8] → 8 → 成功

楠一重:じゃあこっちは今度こそ東館!
百代まりあ:あぶねえ!
GM:だからプライズポイントが12なんだよ!
楠一重:もういいやコンセと渇きの主使っちゃおう
GM:芸術:同人誌か知覚かわからんがとにかくよし!
楠一重:渇きの主ってそういう…
楠一重:いきます!
楠一重:5dx7+4
DoubleCross : (5R10+4[7]) → 10[6,7,7,9,10]+10[2,6,7,10]+10[1,7]+5[5]+4 → 39

百代まりあ:wwwww
楠一重:無駄ァ!
神楽 和樹:ヒューッ
百代まりあ:乾きすぎだろ
楠一重:ズギュンズギュン
百代まりあ:買占めやめてください
神楽 和樹:こちらは同人パワーを受け取ってプライズ行きます、いつものオリジンと《Cノイマン》《生き字引》のフル装填よ
百代まりあ:クソデカいバッグで通路塞ぐのやめて楠さん
神楽 和樹:6dx8+13
DoubleCross : (6R10+13[8]) → 10[1,1,2,4,7,10]+6[6]+13 → 29

楠一重:はぁ!?バッグの大きさに規定は無いんですけど!?
楠一重:神楽さんカネは!
神楽 和樹:ギャランティー! 1足して30
GM:ナイス!では4/12だ!
GM:情報が一つ空くぞ!
神楽 和樹:そして侵食率57
GM
■情報の出所(プライズポイント4)
情報の出所は一体のジャームであると推測される。
とある遺物の影響を受け、この街で起きた出来事を映画のように視ることが出来る。
現在は遺物に身体の作りを変質させられ、精神も安定していないため、
断片的な情報を見るだけに留まっているが、
自由に情報を得られるようになれば脅威になるであろう。

GM:そしてプライズ情報を開けたので同人誌を1冊ゲットです。
楠一重:また!?
神楽 和樹:増えた!
楠一重:初めたばっかりのソシャゲ並みにリソースくれるな
GM:では同人誌は合計3冊購入だ。
GM:そのまま同人シーンに行くぞ
GM
GM
GM:―――――
GM:東館B
GM:―――――
志奈乃枝折:……志奈乃鹿折が、手狭な下宿の玄関扉を開くと
志奈乃枝折:焦げ臭い匂いと白い煙が、部屋に広がっている。
志奈乃枝折:「けほ……けほ」
志奈乃枝折:「鹿折さん……ああ……おかえりなさい……」
志奈乃枝折:気まずそうに微笑む。
志奈乃鹿折:「うっ……母さんこれ……」口元を抑えながら。
志奈乃鹿折:「……今度は何を焦がしたの?」
志奈乃枝折:「あの……その……」
志奈乃枝折:叱られた子供のようにしどろもどろになりながら
志奈乃枝折:視線の先には、黒焦げのスポンジケーキ、らしきものが
志奈乃枝折:5つも6つも並んでいる
志奈乃鹿折:「母さん……」
志奈乃鹿折:呆れた顔で、換気のために部屋の窓を空けていく。
志奈乃枝折:「……すいません……」
志奈乃枝折:冬の空気が、部屋へと舞い込む。
志奈乃枝折:もうすぐクリスマスだ。
志奈乃鹿折:「母さん、そんなにケーキ好きだったっけ……ああ」
志奈乃鹿折:「もしかして、クリスマスのための練習?」
志奈乃枝折:「……」
志奈乃枝折:こくりと頷く
志奈乃枝折:「鹿折さん……」
志奈乃鹿折:「ん?」台所を片付けながら振り向く
志奈乃枝折:その隣で片付けながら、俯く
志奈乃枝折:「私たち……これまで……クリスマスのお祝いをしたことが無くって……」
志奈乃枝折:「……思い出が……無いですから……」
志奈乃枝折:「その分……沢山……お祝いできたらと思って……」
志奈乃枝折:「沢山……ケーキも……あるといいかな……と思って」
志奈乃枝折:「材料を……買ったんですが……」
志奈乃枝折:「沢山……失敗しただけでした……」
志奈乃枝折:「……やっぱり……お母さんは……難しいですね」
志奈乃鹿折:「……うん」照れくさそうに微笑んで
志奈乃鹿折:「そんなことない。母さんは、私の母さんだもの」
志奈乃鹿折:ふと、母の手を掴み
志奈乃枝折:「あ……」
志奈乃鹿折:「一人でできないなら、私も一緒に練習するわ」
志奈乃枝折:「え……」
志奈乃枝折:「いいん……でしょうか」
志奈乃枝折:「それだと……お母さんらしく……ないのでは……?」
志奈乃枝折:不安そうに、背の高い君にそっくりの顔が
志奈乃枝折:覗き込んでいる
志奈乃鹿折:「みゃのに聞いたんだけど、彼女のお母さんは全然料理できなくて、家族のお弁当はみゃのが作ってるんだって」
志奈乃鹿折:「逆にジャッキーのお母さんは中華料理はプロ並みで……」
志奈乃鹿折:「ええと……つまり……」
志奈乃枝折:「……はい」
志奈乃鹿折:「母さんらしさなんて、そんなに気にしなくて良いんじゃないかしら」
志奈乃鹿折:「何より、一緒に作った方が」
志奈乃鹿折:「……私が、楽しいわ」柔らかな笑顔で
志奈乃枝折:「……」
志奈乃枝折:その表情を見て、こちらもくすりと微笑んで
志奈乃枝折:「鹿折さんは……お友達に教わって……」
志奈乃枝折:「色んな事を……知っているんですね……」
志奈乃枝折:「ええ……手を貸してください……鹿折さん……」
志奈乃枝折:「それで……鹿折さんが……そんな風に知った事を……」
志奈乃枝折:「私にも……分けてくださいね……」
志奈乃鹿折:「うん、私が教えてあげる」
志奈乃枝折:「……嬉しい」
志奈乃枝折:「私が一番楽しいのは……きっと、その時間……ですから」
志奈乃鹿折:「それに、これ以上一人で作らせたらいつか火事になりそうだもの」
志奈乃鹿折:「心配で任せられないわ。今後暫く母さんは一人で料理するの禁止」
志奈乃枝折:「……手厳しい……」
志奈乃枝折:流しから水の流れる音と
志奈乃枝折:くすくすと笑い合う声だけが、煙の晴れた部屋に響いている。
志奈乃鹿折:「あ、そうだ母さん。クリスマスの予定なんだけど、一緒に―――」
???:――バシィ!!
???:そこで本は閉じられる。
???:「何なのかなぁ、これ、何なのかなぁ」
???:苛立ちを隠さない表情で、ブースの前に立ち尽くしているのは、青みがかった黒髪の少女。
???:本に描かれている2人にそっくりだ。
”レフティ・ナイト”:「いや分かるよ。誰をモデルにしているのかは一目瞭然だからね。いやよく描けていると思うよ。絵に関してはね」
”レフティ・ナイト”:「でも問題は内容だよ。どれだけ想像豊かに働かせたって、この2人がこうはならないんじゃないかなあ」
”レフティ・ナイト”:「想像じゃないよね。これは妄想だ。根も葉もない妄想を描き散らかしてあるだけに過ぎないから、見るに耐えないよね」
”レフティ・ナイト”:「大体なんだよクリスマスをこれまでの分だけってそんな事を言うなら私だって母さんに……!!」
”レフティ・ナイト”:「とにかくこの本を人に見せるのはすぐに辞めてもらわないと……私?私個人はなんとも思ってはいないよ?」
”レフティ・ナイト”:「……どこが怒ってるように見えるんだよ……え?おい!!お前!!」
”レフティ・ナイト”:「お前!ふざけるなよ!私のどこが……離せ!なんだ警備員って!触るな!ばか!ばーか!!………………ぐすっ」
GM
GM
GM:―――――
GM:西館B
GM:―――――
百代まりあ:「……こんな沢山の人の中からぼたんに会えるだなんて、今日はついていたわね」
日高ぼたん:そうですね、まりあさん。こんなに人が多いとは思いませんでした」
百代まりあ:ごった返す人ごみの中をするすると抜けていく。即売会といえば中々過酷な環境でもあるが、至極楽しげだ。
日高ぼたん:まりあさんについてスルスルと抜けていく。
百代まりあ:「でもりんご飴は売っていなかったわ。残念ね」しょんぼり
日高ぼたん:漫画がいっぱいある環境は楽しい。
日高ぼたん:「ですね。本がいっぱいですから、買い食いは駄目なんでしょうか」
百代まりあ:「なるほど……言われてみれば納得ね」
日高ぼたん:「ベタベタしちゃいますもんね」
百代まりあ:「ぼたんは賢いわね」
日高ぼたん:「えへへ」
百代まりあ:「お仕事では、手掛かりになるようなご本を探すべきなのでしょうけれど……」
百代まりあ:きょろきょろと周囲を見回して。
日高ぼたん:「どんな本が手がかりになるか、読まないとわかりませんねぇ」
日高ぼたん:きょろきょろ
百代まりあ:「ええ、その通りだわ。読んでみないと分からない」
百代まりあ:「それじゃあ、ひとまずこの列とこの列」手で示して。
日高ぼたん:「でも全部読んでると時間がなくなっちゃいますからね、どうにか絞って…あ、はい」
百代まりあ:「全部一冊ずつ買ってみましょうか。お金はUGNのほうで出して頂けるそうだし」
百代まりあ:「どちらが先に買って戻ってこられるか、競争してみない?」
日高ぼたん:「そうですね。資料代として報告してくれって…」
日高ぼたん:「おお、いいますねまりあさん。私、本の買い物は得意ですよ?」
日高ぼたん:ふふん。
百代まりあ:「勿論、走ったりしてはダメよ?」
日高ぼたん:「もちろんです。ちゃんと会場案内(パンフ)は読みました
日高ぼたん:「割り込まない、走らない、立ち止まらない、です」
百代まりあ:「ふふ。それじゃあ行くわよ」
日高ぼたん:「えぇ、よーい…」
百代まりあ:「……どん」
百代まりあ:判定で勝負だ!
日高ぼたん:なるほどね!技能は!
百代まりあ:何……?同人誌を買う技能って……
百代まりあ:調達でいいかな
日高ぼたん:調達ですかね
百代まりあ:うりゃっ!
百代まりあ:1DX
DoubleCross : (1R10[10]) → 9[9] → 9

日高ぼたん:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 7[7] → 7

日高ぼたん:くっ
百代まりあ:勝ったわ!
日高ぼたん:負けました!
日高ぼたん:敗因は…身長による目視確認の差…!
百代まりあ:「わたくしの勝ちのようね、ぼたん」ふふーん、と一度会場から出た休憩所で胸を張る。
日高ぼたん:「むむむ……!私が負けるとは…!」
百代まりあ:机の上には大量の同人誌。
日高ぼたん:新刊セットのノベルティでついてきた手提げ袋に戦利品を抱えて、少し遅れて休憩所に。
日高ぼたん:被さらないように机の上に載せていく
百代まりあ:「ひとまず手掛かりになりそうなものを探してみましょう」
百代まりあ:「何かそれらしいものは……」
百代まりあ:たくさんの表紙に滑らせていた視線が、止まる。
日高ぼたん:自分の確保した分を一冊ずつ滑らせている。
百代まりあ:「…………」無言で、その本を手に取る。
日高ぼたん:「? どうしました?」
日高ぼたん:「なにかありましたか?」
日高ぼたん:回り込んでまりあさんの隣に。
百代まりあ:中学生には読めないオシャレな外国語のタイトル。妙に湿度の高い画風で、百代とぼたんさんが肌を大きく露出して見つめ合っている。
百代まりあ:「…………」躊躇なく中身を読み始める。
百代まりあ: 
百代まりあ:---
百代まりあ
百代まりあ:口付けを離すと、二人の唇に銀糸の橋が掛かった。
百代まりあ:「……ぼたん……どうしたの?」
百代まりあ:そっとその頬に触れる。
百代まりあ:「寒いのかしら。少し、震えているわ」
日高ぼたん:「ま、まりあひゃ(さ)ん………」
日高ぼたん:息を整えるように肩が上下する。
日高ぼたん:苦しさか、別の理由か。その瞳は平時より潤んでいた。
百代まりあ:「ふふ」目を細めて、微笑む。
日高ぼたん:頬に添えられた手に自分の手をそっと重ねる
百代まりあ:「かわいいわ、ぼたん」
百代まりあ:梳かすように、するすると髪を撫でる。
日高ぼたん:かぁ、と頬を朱に染めて顔を背けようとするが…
日高ぼたん:「あっ……」
日高ぼたん:髪の毛を優しく撫でる指の感触に動きが止まる
日高ぼたん:「まりあさんのほうが……綺麗じゃないですか」
日高ぼたん:照れを誤魔化すように、視界に映る絹糸のようなロングヘアーに指を滑らせた
百代まりあ:「ありがとう」くすりと笑う。「ぼたんにそう思って貰えるのなら、こんなに嬉しいことはないわ」
百代まりあ:そっと手の甲に触れて。
百代まりあ:「貴女の為に、綺麗にしているのだもの」
百代まりあ:やがて、解き解すように指と指とを絡ませ合う。
日高ぼたん:「ん………」
日高ぼたん:「そういうの、ずるいなぁ…」
百代まりあ:「ねえ、ぼたん。何も心配しなくていいわ」
日高ぼたん:私が喜ぶことを分かっていってるんだもん、とわざとすねたように。
百代まりあ:「怖がらないで……わたくしが一緒よ。わたくしの他には、他には誰もいないわ」
百代まりあ:「それとも、わたくしでは……不安かしら?」
日高ぼたん:「…………うん」
日高ぼたん:「不安じゃないよ」
日高ぼたん:「私、色々知らないことだらけだけど……」
日高ぼたん:「まりあちゃんとなら、一緒に知っていきたいの」
日高ぼたん:こちらからも指を絡ませて。
百代まりあ:「…………」少しだけ目を伏せる。
百代まりあ:「……嬉しいわ、ぼたん」
百代まりあ:「……少しだけ、ずるをしたわ。本当は」
日高ぼたん:「ずる?」
日高ぼたん:小首を傾げるように。
百代まりあ:「……わたくしの方が、不安だったの」
百代まりあ:悪戯っぽく笑う。
日高ぼたん:「……………ふふっ」
日高ぼたん:つられて笑う
日高ぼたん:「ずるい子だ」
百代まりあ:「ええ。わたくし、悪い子になってしまったみたい」
日高ぼたん:「それで、ずるいまりあちゃんは………」
日高ぼたん:絡ませた指と指、その相手の手の甲を頬に当てて
日高ぼたん:「私に何を教えてくれるのかな?」
日高ぼたん:「……悪いこと?」
日高ぼたん:「それとも…………良いこと?」
百代まりあ:「……さあ、どちらかしら」
日高ぼたん:先程の少し不安を帯びた顔ではなく、まるでいつもどおりの顔で
百代まりあ:身を寄せて、再び口付けを交わす。
百代まりあ:「全部、終わった後に……」
日高ぼたん:唇が迫る時に、受け入れるように目を閉じて。
日高ぼたん:「……うん」
百代まりあ:「ぼたんの口から、聞いてみたいわ」
百代まりあ:そうして、背中のホックに手を回し――
日高ぼたん:「……あはは、責任重大だ」
日高ぼたん:「じゃあ……ちゃんと教えてね?まりあセンセ」
百代まりあ
百代まりあ:---
百代まりあ
百代まりあ:「…………」成人向け同人誌を、真剣に読み込んでいる。
日高ぼたん:「………」覗き込んでいる
百代まりあ:中学生にはいささか過激すぎるシーンに入っても、目を逸らさずに。自分と友人が親睦を大きく深める本を読み込んでいる。
日高ぼたん:「……………」
日高ぼたん:その隣で目をそらさず覗き込んでいる。
百代まりあ:結局、最後まで熟読して、本を閉じる。
百代まりあ:「なるほど……」静かに目を瞑る。
日高ぼたん:「………………」ふー、と知らずに止めていた呼吸を整える
百代まりあ:「…………」カタログでサークルを確認する。
百代まりあ:「Eの5ね」
百代まりあ:言うなり、本を持ったまますたすたと歩いていく。
日高ぼたん:「あ、そのようで…あれ、まりあさん?まりあさーん?」
日高ぼたん:荷物をぱっぱと纏めてついていく。重いものを担ぐのは慣れてる
百代まりあ:やがて、人ごみを掻き分けて、そのサークルスペースに辿り着く。
百代まりあ:「ごきげんよう」
百代まりあ:百代まりあ×日高ぼたんサークルに、百代まりあ本人と見紛う程のクオリティのコスプレイヤーらしき少女が現れる。
サークル主:「あ、よかったら見てってー……ってさっきの。」
サークル主:「その衣装めっちゃ気合入ってますよね~。この後コス広場とか行かれるんですか?」
サークル主:百代まりあ本人に激似のコスレイヤーさんを見てテンションが上っている。
サークル主:先程島まるごと買っていった子だ。お嬢様キャラが板についている。
百代まりあ:「ああ……このお洋服は……いつも着ているものなの。ごめんなさいね」
百代まりあ:「初めまして。百代まりあよ」
サークル主:「(まぁ百代さんはお嬢様キャラはメンタルが1番お嬢様なのがいいんだけどな…いいなぁ)」
日高ぼたん:「日高ぼたんです。はじめまして」
日高ぼたん:ぺこり
サークル主:「おぉ、なりきり系……でもほんと百代さんそっくりですね。会えて光栄です~~」
サークル主:「しかもぼたんちゃんまで!うわ~!生で見れて感激だな~!やっぱ好きなんですか?」
サークル主:激似レイヤーだと思っている。
百代まりあ:「いいえ、違うの。ごめんなさいね。コスプレイヤーさんではなくて……」
サークル主:「?」
百代まりあ:「百代まりあなの。学生証をご覧になるかしら」
サークル主:「…………………」
百代まりあ:ごそごそとN市内の中学の学生証を取り出す。
サークル主:一瞬、イベント当日特有の本が刷り上がった高揚感と激似レイヤーとの遭遇とその人が本を買っていったことに対する高揚感で鈍った脳で言葉を咀嚼して。
サークル主:「身、身バレはまずい!」学生証の文面を目に入れないように手で隠す。
サークル主:染み付いたオタク仕草。
サークル主:「………え、百代まりあさん………」
サークル主:「""ガチ""の?」
百代まりあ:「ええ、がちよ」
百代まりあ:にこりと笑って。
サークル主:「……………………………………マジか」
百代まりあ:「少々、お時間よろしくて?」
サークル主:背中に思いっきり脂汗をかいて。
サークル主:「あ、はい……………えっと。ご用向は?」
百代まりあ:改めて、自分と友人の情事が描かれた本を取り出す。
サークル主:ちらり。手伝いを頼んだ友人が空気を察して逃げていくのを視界に捉えた。あの野郎後でブロックする。
百代まりあ:「こちらのご本をお描きになったのは、貴方で間違いないかしら?」
サークル主:「あ、それうちの本………そうです」
サークル主:「あの……一応未成年は読んじゃ駄目なんですけど……読んじゃった?」
百代まりあ:「そうなのね」
百代まりあ:「ええ……読んでしまったわ。ごめんなさいね」
百代まりあ:ぱらぱらと、目の前で同人誌を捲っていく。
サークル主:「あ、いえいえ!こっちが確認を…っていうか本人が読んだのか……感動して良いのかな」
サークル主:「えっと…………どうでした?」
百代まりあ:「とっても絵がお上手ね」
サークル主:「ありがとうございます」
サークル主:本人に褒められて照れる。
サークル主:おや、これは好感触なのでは?
百代まりあ:「将来は漫画家さんになられるの?それとも、もう連載を持っていらして?」
サークル主:「ええと………漫画家は目指してないですね。普段は働いてて……それで、空いた時間に描いてます…」
サークル主:「だからその、趣味かな…」
百代まりあ:「まあ、そうなの。ご趣味で……」
百代まりあ:しげしげと本を眺める。
百代まりあ:「…………」長い沈黙。
百代まりあ:「……こちらのご本は、どのくらいのお時間を掛けて描いたものなのかしら?」
日高ぼたん:「…………」ちらっ、とそれを横目に見てる。何をするんだろう?という顔
サークル主:「え?時間?えーっと…………一日3時間で、月……
サークル主:「100~150時間……ぐらい……?」
百代まりあ:「そうなのね……」こくこくと頷く。
百代まりあ:「そんなに長い時間を掛けて、わたくし達のご本を描いてくれたのね」
サークル主:「そ、そうですね」
百代まりあ:「どうしてかしら?」首を傾げて問う。
サークル主:「どうして……?」
サークル主:同じ方向に首を傾ける。
サークル主:イベント当日特有の脳機能の低下により、質問の意図を汲むのに時間がかかるのだ!
サークル主:「えぇと………」
サークル主:しどろもどろ。目が泳ぎつつ
サークル主:「お二人の(えっちな姿がみたいから。言えるか)………ことが好きですからかねぇ」
百代まりあ:「まあ、そうなの」
百代まりあ:「とても嬉しいわ。ありがとう」
サークル主:「ア゜゜ッ何ぃってるんでしょうねすみません本人の前でぇ!」
サークル主:「い、いえいえ!そんなぁ!」
百代まりあ:「そんなにお時間をかけて作品を作ってくださるなんて、情熱がなければとても出来ることではないわ」
百代まりあ:「あなたは強い意志をお持ちなのね」
百代まりあ:サークル主の掌を両手で握る。
サークル主:「いぃえぇ、へへっ、こういう活動は狂ってないとできないですsヒョゥワッ!!!!!!」
サークル主:柔らかな両手が手を包む。
百代まりあ:「これからも応援しているわ。頑張って頂戴」
サークル主:「……………………………!!!!!!!」
サークル主:「はいっ!!!!」(周りに迷惑をかけない程度の声量)
百代まりあ:「ああ……そうだわ」
サークル主:「はい?」
百代まりあ:「少し、気になったところがあるのだけれど……申し上げてもよろしいかしら?」
サークル主:「えぇ、どうぞどうぞ!」
サークル主:憧れの相手に出会ったという高揚感。そして応援されるという事実
サークル主:それが、ただでさえ低いイベント当日の判断力を鈍らせた
百代まりあ:「まず、背景が少なすぎて、その場の状況が分かりにくかったわ」
サークル主:「あ、よかったら何冊か残ってた前の本とかも…こっちは中学生でも読める全年齢版、を……」
サークル主:ピタリ。
サークル主:足元のダンボールから取り出そうとした動きが止まる。
百代まりあ:「構図もお顔のアップが多くて、どうしても単調に感じてしまったわね。もう少し変化が欲しいわ」
サークル主:ググササササササササ
サークル主:吹き出しから伸びる槍のように鋭利なパーツが胴体を貫く。
百代まりあ:「それから、貴方は……台詞から先にお話を組み立てるタイプの方なのかしら」
サークル主:心をリザレクト。ダウン。リザレクト。ダウン。
サークル主:「あっ、あのっ」
百代まりあ:「台詞単体で見ればそれぞれいい雰囲気なのだけれど……」
サークル主:次々と来る指摘をリアクション放棄で受け入れるしか無い。
サークル主:なぜなら先程、万全に浮かれて受け入れるようにしてしまったからだ。
サークル主:ましてや、推しの言葉。
百代まりあ:「どれも、流れを無視して言わせようとするのが先行していて、ちぐはぐに感じてしまったわ」
サークル主:否定する言語などありはしない。
サークル主:膝が震えている。汗がにじむ。
百代まりあ:「それから、全体の構成なのだけれど……」
サークル主:インナーに着たシャツがべっとりと張り付いた。
百代まりあ:「確かに前半の空気感はエモーショナルで素晴らしかったのだけれど……」
サークル主:「そのぅ……」
百代まりあ:「そこから後半のベッドシーンへの接続が、まるで大きく断絶しているように感じられたわね」
サークル主:もはや声ではなく喉を通る風でしか無い
サークル主:「ひっ、ひっ、ひぃっ……!」
百代まりあ:「ぼたんの可愛い姿をたくさん描きたいという気持ちは、とてもよく分かるのだけれど……」
百代まりあ:「でも、前半から、文脈自体が剥離した、男性向けらしい記号ばかりが目に付いてしまって」
百代まりあ:「どうしても、集中して読めなかったわ」
サークル主:「アァ…………………」
百代まりあ:「それだけよ。他はとっても素晴らしいご本だったわ!」
サークル主:「ハイ…………………」
サークル主:いつのまにか、膝をついている。
サークル主:大丈夫、まだ大丈夫
サークル主:ただ前半中盤後半にダメ出しされただけだ
サークル主:つぅ、と頬を流れるしずくはきっと汗。
サークル主:だってほら、こんなに素晴らしい百代まりあさんを見れたんだ。
サークル主:だから………
サークル主:そっと、QRコードを差し出す
サークル主:「これ……………よかったら………」
サークル主:「次回の添削……………を………」
サークル主:ガクッ
サークル主:寝不足。疲労。メンタル
サークル主:すべての原因に依って
サークル主:彼の意識は刈り取られた。
百代まりあ:それを受け取って。
百代まりあ:「これからも頑張って頂戴ね」にこりと笑って一礼。「それでは、ごきげんよう」
百代まりあ:「行きましょう、ぼたん」
日高ぼたん:「………えっ、あっ、はい」
日高ぼたん:気絶するように、こころなしか笑顔で泣いてるように見えるその人をどうするか考えて。
日高ぼたん:「失礼します」
日高ぼたん:ぺこりと頭をさげた。
GM:―――――
GM
GM
GM:―――――
GM:西館
GM:―――――
GM:雨が降っている。
GM:六時間目あたりにぽつぽつと降り出した雨は、
GM:放課後にはバケツをひっくり返したような豪雨になっていた。
竜宮彩香:傘を持っていなかった。予報にもない雨だ。
竜宮彩香:かといって忙しい部下の手を煩わせ、迎えに来させるのも気が進まない。
竜宮彩香:曇り空に星を探すように、ぼうっと雨が降るのを見続けていたら、
竜宮彩香:隣で傘が開く音がした。
興津和沙:竜宮さんが視線を移すとそこには金髪の少女が立っている。
興津和沙:「やっほー」
興津和沙:「どうしたの?デートの待ち合わせ?」
竜宮彩香:すぐ隣に星があった。
竜宮彩香:「傘、持ってなくて。」
興津和沙:「ありゃ、そいつぁ用意周到な彩香さんらしくもない。」
興津和沙:子犬のように濡れた、竜宮さんの姿に視線をやる。
興津和沙:綺麗な黒の長髪が、水を濡れてなんともいえぬ色気を醸し出している。
竜宮彩香:「……止みそうもないから、濡れて帰ろうかしら。」
興津和沙:雨を吸い込んだブラウスが肌に吸い付き、その綺麗な体の線を強調している。
興津和沙:「待て待て、風邪引くって」
興津和沙:「よかったら。傘入っててよ。私の家、近くだしさ」
興津和沙:「着替えぐらいは出すよ?」
興津和沙:子供のように無邪気な声で竜宮さんに話しかける
竜宮彩香:「…悪いわ、そんな。」
興津和沙:「悪くねえ」
竜宮彩香:竜宮は意識的に人の家を避けているのかもしれない。
興津和沙:力強く、竜宮さんの細い腰を抱き、自分の方に引き寄せる
興津和沙:「お姫様の命令だ。」
興津和沙:「彩香さんは、雨が止むまで私の家で休む」
竜宮彩香:団欒や家庭の和という言葉は、戦場を歩く竜宮からは程遠い異国の言葉だった。
興津和沙:「そんで体を温めて風邪を引かないようにする。オーケー?」
興津和沙:形の良い、色鮮やかな唇が竜宮さんが竜宮さんに近づく
竜宮彩香:「…………あ」
竜宮彩香:冷えた身体が熱を帯びる。
興津和沙:「ほら、熱もありそうだ。」
興津和沙:少し身をかがめて、ぴとりと自分の額を竜宮さんの額に合わせる
竜宮彩香:何かを返そうとして、何も言えなくなる。
興津和沙:優しげな茶色の瞳に、かすかに頬が赤く染まった竜宮さんの姿が映る
興津和沙:「ダメだぜ、無理しちゃ。彩香さんの体は彩香さんだけのものじゃないんだから」
竜宮彩香:人の熱が、火傷しそうなほど暖かい。
竜宮彩香:耐えられなくなって思わずこくり、と頷いてしまった。
興津和沙:「ん、決まり!」
興津和沙:肩と、柔らかな胸がぶつかるぐらい、竜宮さんと密着しながらあるき出す
興津和沙:「竜宮さん、ちっちゃいから、こんぐらいくっつかないと濡れちゃうね」
興津和沙:自分の左肩を雨に濡らしながら、子供みたいに笑います
竜宮彩香:「心配されなくても大丈夫よ。背が小さくても不自由しない仕事をしているもの。」
竜宮彩香:いつものように、売り言葉に買い言葉。
竜宮彩香:興津という友人は打てば響くよい取引相手だ。
竜宮彩香:けれど、いつからだろうか。
竜宮彩香:言葉を絡ませるたびに熱を感じるようになったのは。
GM:―――――
GM:雨が降っている。
興津和沙:「へっくちっ」
GM:雨粒が興津の部屋の窓ガラスを叩く。
興津和沙:「うーさみぃさみぃ。ごめんねー。私の部屋なかなか暖まらなくて」
竜宮彩香:「…………。」
竜宮彩香:部屋を見回す。少女にしては無骨な部屋。けれどよく整頓されている。
竜宮彩香:ところどころに可愛らしいピンクのクッションやキャラクターのぬいぐるみがあるのは”姫”の努力の跡だろうか。
興津和沙:「あんまりじろじろみないで…!彩香さんみたいな上流階級の部屋と違うのはわかってるから…!」
竜宮彩香:「……え、あ」
竜宮彩香:そんなに、じろじろ見ていただろうか。
興津和沙:「それとも、お姫様の部屋は珍しい?」
興津和沙:ひひひ、と冗談めかして笑う
興津和沙:着替えを探している
竜宮彩香:「珍しいわね。ダンベルとぬいぐるみが同居してるなんてすごいセンスだわ。」
竜宮彩香:息を整えて、売り言葉に買い言葉。
興津和沙:「しょうがないでしょー!UGNイリーガルとしてちゃんと体も鍛えないといけないんだから。」
竜宮彩香:指摘されても、無意識に視線が動いてしまう。
竜宮彩香:部屋に掛かってる服を見る。きっと似合うんだろうな。
興津和沙:「だからあんまりじろじろ…あ、この服気になる?」
興津和沙:タンスの中に入ってた去年まで一緒の部屋で暮らしていたお姉ちゃんの服を手に持ちながら言う
興津和沙:「サイズ的にはこっちのほうが合うかなって思ったけど、よかったら着てみる?」
竜宮彩香:「ええ。ありがとう。」
竜宮彩香:「……服、脱いでいい?」
興津和沙:一瞬、息が止まる
興津和沙:その服の下にある、竜宮さんの肢体を想像してしまう。
興津和沙:その想像をぶんぶんと頭を振って振り払う
興津和沙:「あはは、脱がなきゃ、着替えられないじゃん」
竜宮彩香:普通の事のはずだ。
竜宮彩香:友達の家で、濡れたから仕方なく服を借りて、着る。
竜宮彩香:濡れたブラウスに手をかけ、ボタンを開けていく。
興津和沙:普通の事のはずだ。
興津和沙:友達が雨に振られたから、家に呼んで、服を貸す
興津和沙:「わ、私も着替えるね!こっち向いちゃダメだよ!」
興津和沙:竜宮さんに背を向けながら、着替えを始める。
興津和沙:衣擦れの音が、聞こえない
竜宮彩香:お互いに背を向けて着替え始める。
興津和沙:自分の胸の鼓動が、どんどん大きくなっている
竜宮彩香:会話は無い。聞こえるのは窓ガラスを叩く雨粒の音だけだ。
竜宮彩香:「………。」
興津和沙:「………。」
竜宮彩香:咽喉が乾く。こくり、と唾を飲む。
竜宮彩香:そして、耐えきれなくなったように、ちらりと背後を盗み見てしまう。
興津和沙:視線が、合う
興津和沙:いつもの勝ち気な少女の顔とは違う。恥じらう乙女のような姿
竜宮彩香:「和沙」
興津和沙:「ああ、ごめん、もう着替え終わったかなって思ってっ」
竜宮彩香:ブラウスのボタンをまた一つ、開けた
興津和沙:大きめのTシャツを一枚だけ羽織っている。
竜宮彩香:「寒いわ。」
興津和沙:「うん。じゃあ、暖房強くするね。」
竜宮彩香:するりとブラウスが脱げ、湿り気を帯びた白い肌が露わになる。
竜宮彩香:「………温めて。」
興津和沙:竜宮さんの足元にあるリモコンを拾おうとして。
興津和沙:「その動きが止まる。」
興津和沙:「そんなかっこしたら、風邪引くぜ」
興津和沙:言いながら、竜宮さんの細い腰を抱きしめる。
GM:雨が降っている。
興津和沙:その柔からな肉の感触と、吸い付くような肌の感触が、全身に伝わってくる
GM:曇った窓ガラスの向こうで、二人の少女のシルエットが重なり合う。
興津和沙:「ずるい女だな、あんた」
GM:―――――
GM
GM
竜宮彩香:「……………なにこれ。」
興津和沙:「わはははは!わは!わははははははは!わーーはっはっはっはっはーーーーー!!!」
興津和沙:「ヒーーーー!ヒヒヒヒ!ヒヒヒ!わはははははは!!ヒヒヒーヒー!!」
興津和沙:爆笑している
興津和沙:「あー、すっげえ気合入ってんなー。」
興津和沙:「あー、彩香さん同人誌は初めて?」
竜宮彩香:「わ、わ、わ、笑ってる場合じゃないでしょう……!」
興津和沙:「いやー、笑うって、私と、彩香さんが!わはははははは!!彩香さんには世紀のゴミクソ野郎先輩がいるのに!わはははは!!」
竜宮彩香:むっと眉根を顰める
興津和沙:「私も本だしたからわかるけどさー、やっぱこういう自由な発想、いいよね。既存の常識にとらわれない強い意志もさ。」
竜宮彩香:「ミコトのその呼び名はいただけないわよ姫もどき」
興津和沙:「本人がそう呼べって言ったんだけどなー。」
興津和沙:むっとした竜宮さんに気圧される
竜宮彩香:「そうだけど……。」
興津和沙:「オッケーオッケー、竜宮さんが嫌がるなら言わないよ。」
興津和沙:「確かに好きな人がそんなふうに呼ばれて喜ぶ人はいないもんねえ」
竜宮彩香:「あんまり大きな声でそういう話しないで。人も多いのに。」
興津和沙:「大丈夫大丈夫、みんな自分の世界に入りきってるって」
興津和沙:財布の中身を確認してから
興津和沙:「すいませーん、これ一部くださーい」
竜宮彩香:「へっ」
竜宮彩香:「か、買うの……!?」
興津和沙:「え、だってこの竜宮さん可愛いし。」
興津和沙:「それに、自分で一部でも買っておけば他の連中に渡る数も少なくなるし」
興津和沙:「せっかくだから竜宮さんも買わない?」
興津和沙:からからと笑いながら言う
竜宮彩香:「いらないわよ。そんなの私じゃない。」
竜宮彩香:「一部あれば調査には充分だわ。」
興津和沙:「そっかそっか。じゃ、みたくなったら私に声かけてね」
興津和沙:「できれば、雨の日にでもさ。」
竜宮彩香:「真似しなくてもいいから!」
竜宮彩香:「……暇だったらね。」
竜宮彩香:この本ほど仲良くなったら困るが、
竜宮彩香:友人として仲良くなるのは、
竜宮彩香:(………まあ、ありよね。)
興津和沙:「あははは、今の彩香さんこの本っぽかった」
興津和沙:と笑いながら視線を別のサークルに移すと
竜宮彩香:「あなたもこの本くらいお姫様になればいいのに。次行くわよ。」
興津和沙:「あ、ねえねえ、あそこの絵、ミコト先輩っぽくない?」
竜宮彩香:くすりと笑って隣のサークルに目を向ける
竜宮彩香:「ミコト?」
興津和沙:「反応が早い」
竜宮彩香:(ミコトと………誰かしら………)
興津和沙:「あーれーはー………」
竜宮彩香:(私と、ミコトだったりしたら……)
興津和沙:「ぶはっ」
興津和沙:「わはははははははは!!ヒーーヒッッヒッヒッ!!!」
竜宮彩香:気持ち早足になりつつサークルに歩み寄ったが、
竜宮彩香:表紙に描かれていたのは…
興津和沙:「いやーーーー!発想が自由だなーーー!!私も項羽×戚夫人とかやっても許されるような気がしてきた!!」
興津和沙:「やっぱこういうイベントに来ると元気もらえるね!」
GM:バニーガール姿で顔を赤らめる二子玉川玲奈らしき少女を後ろから抱きすくめる蓮原ミコトらしき男子高校生だった。
竜宮彩香:「……………………」
興津和沙:「わーっはっはっはあははは、ははは……」
興津和沙:「あの、竜宮さん?」
竜宮彩香:「………やっぱり、速やかに原因を取り除かないといけないわね…!」
興津和沙:「……イエッサー!!」
GM:―――――
GM:ロイス購入!
神楽 和樹:ロイス保留、購入はスラッグショットガン
神楽 和樹:1dx>=11
DoubleCross : (1R10[10]>=11) → 7[7] → 7 → 失敗

百代まりあ:応急チャンス!
楠一重:ロイス保留!購入は応急手当!
楠一重:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 10[10]+1[1] → 11

百代まりあ:1DX>=8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 10[10]+10[10]+2[2] → 22 → 成功

神楽 和樹:以上
百代まりあ:すごいかえた
楠一重:ヤバッ
百代まりあ:ロイス保留で以上!
楠一重:1/100出ちゃったじゃん
楠一重:買えたのでこっちも以上!
百代まりあ:ふふーん
GM:それでは本日はここまで!おつかれさまでした!
神楽 和樹:お疲れ様でしたー
百代まりあ:おつかれさまでした!
楠一重:お疲れ様でしたー!
GM:―――――
GM:ミドル3
GM:シーンプレイヤーはまりあさん。他全員登場可能。
百代まりあ:55+1D10
DoubleCross : (55+1D10) → 55+1[1] → 56

神楽 和樹:1d10+57
DoubleCross : (1D10+57) → 5[5]+57 → 62

楠一重:61+1d10
DoubleCross : (61+1D10) → 61+8[8] → 69

GM:まりあさん、精神が強靭
GM:―――――
GM
■プライズ情報
プライズポイント 4/12
難易度9
技能 情報:UGN、噂話、裏社会
上限値30
同人誌5冊読了:達成値+15

■同人誌漁り
(済)西館A 難易度8/知識:同人誌

(済)西館B 難易度8/知覚、芸術:同人誌

(済)東館A 難易度8/調達、情報:同人誌

(済)東館B 難易度15/白兵、射撃、RC、交渉

神楽 和樹:まずプライズ判定。《オリジン:レジェンド》《生き字引》《Cノイマン》
神楽 和樹:7dx8+12+7
DoubleCross : (7R10+12+7[8]) → 10[1,2,2,5,7,9,9]+4[3,4]+19 → 33

楠一重:さすがすぎる…
GM:最大達成値をドンドン抜いてく
GM:では情報開示!
GM
・同人作家たち(プライズポイント8)
同人作家はいずれも市内の行方不明者である。
証言を聞くと「題材が次々と浮かんできて無心で手を動かしていた。」
「スタジオを提供してくれる人がいて、そこで描いていた。」
とのことで、みな精神的には充実しているが体力的には過労状態である。
ジャームによって精神が操作され、どこかへ幽閉されていたと見るべきだろう。
※Eロイス《囚人の鳥籠》で同人作家を攫い、
同人誌を《マジカル☆リクエスト》した。

GM:プライズポイント8に到達したので同人誌を一冊入手。
GM:―――――
GM:西館
GM:連絡通路付近
GM:―――――
GM:君たちは情報共有の為に連絡を取り合って集まった。
GM:西館と東間の連絡通路付近。壁際に寄りかかって戦利品を読み漁る者や、
GM:さらなる戦利品を求めて早足に連絡通路を通る者。
GM:次の戦利品を得るために作戦を立てる集団もいる。
GM:いずれにせよ、君たちが話し込んでいてもさほど目立たない位置だ。
楠一重:「……ナンセンスなハーメルンの笛吹きね」
楠一重:「ランダムに組織の情報を浚うオーヴァードなんて、傍迷惑もいいところだわ」
楠一重:「その上、人を拉致してこんな本にさせるなんて、どういう精神構造でこんな能力になるんだか……」
百代まりあ:「でも、街の様子が映画みたいに見られるなんて」
百代まりあ:「とっても楽しそうね……好き勝手に見られる人たちには、申し訳ないけれど」
楠一重:「楽しそう、じゃないわよ」
楠一重:「何よその緊張感抜けた態度。最初っから思ってたけど、アンタもうちょっとしゃきっと出来ないわけ?」
百代まりあ:「しゃきっとしているわ」背筋だけは常にピンと伸びている。
楠一重:「いくらトンチキだろうと、ここはジャームの腹の中ってことなんだから、ボヤボヤしてると飲み込まれるわよ」
百代まりあ:「ごめんなさい。でも、何だかお祭りみたいで気分が弾んでしまって」
楠一重:「す、素直に謝られても困るけど」
楠一重:「それに、その」
楠一重:「どこで自分の……アレに出会うかもわからないわけだし」
楠一重:苦々しい表情
百代まりあ:「そうなの。わたくしのご本もあったのよ」
百代まりあ:「びっくりしてしまったわ」口に手を当ててくすくすと笑う。
楠一重:「……!?」
楠一重:「ま、まさか」
楠一重:「読んだんじゃないでしょうね」
百代まりあ:「?」
百代まりあ:「ええ、読ませて頂いたわ」
百代まりあ:「素敵なご本だったわ。作者の方にお礼も伝えられたし、即売会っていうの?素敵なところね」
楠一重:「ええ……いや本人のアンタが気にしないならいいけど」
百代まりあ:「そうだわ」ぱし、と両手を合わせて。
楠一重:「?」
百代まりあ:「楠さんのご本も見つけたのよ」
百代まりあ:「お読みになって?」
楠一重:「本当にあったの……冗談でしょ」
楠一重:凄い嫌そうな顔で逡巡してから
楠一重:「……貸して、読むわ」
楠一重:「アンタみたいなちんちくりんがケロッとしてるのに」
楠一重:「年上の私が腰が引けてるなんて、格好つかないじゃない」
百代まりあ:「ちんちく……」ショックを受けた表情。
百代まりあ:「こちらよ」ごそごそと鞄から本を取り出す。
百代まりあ:『ひとえキースのしあわせ新婚生活』
楠一重:「ぶっ!?」
楠一重:「……」
楠一重:震える手で受け取って、百代さんの顔と
楠一重:表紙をキョロキョロと見比べている。
百代まりあ:「二人が過ごす慎ましくも幸せな新婚生活が、つい見落としてしまいそうなささやかな日常の起伏や機微を繊細に拾い取って」
百代まりあ:「やさしいタッチとあたたかな雰囲気で描かれていたわ」
百代まりあ:「読むと心があたたかくなって、少しだけ人に優しくできそうな、そんなご本よ」
百代まりあ:「……?」
百代まりあ:「お読みにならないの?」
楠一重:「は、はぁ!?」
楠一重:「読むに決まってるじゃない!気にしないって言ったんだから!」
楠一重:「読んでやるわよ!!音読してやるわ!!」
百代まりあ:「そうよね!」ぱぁっと朗らかに笑う。
楠一重:「……う、うぅ」
楠一重:ぺらっとページを捲って
楠一重:「『おかえり、ア・ナ・タ。ひーちゃんすっごく寂しかったんだか』……」
楠一重:「……ごめん……音読は……無理……」
楠一重:火を吹くように顔を真赤にしている
百代まりあ:「黙読でよろしくてよ。でも最後まで読んであげてね」
百代まりあ:「これをお描きになった作者の方は、きっと一重たちの幸せを心から願っているのよ」
百代まりあ:「それを形にしたくて、このご本を描いたのでしょうね」
百代まりあ:「貴女が読んでくれたら、きっと喜ぶはずよ」
楠一重:ページを捲るごとに、ぐにゃぐにゃに表情が歪んでいく
楠一重:「うう、きゅ、うぐ」
楠一重:なんとか最後まで読み切って
楠一重:「……」
楠一重:パタンと本を閉じ
楠一重:「そいつ……どこにいるのよ」
百代まりあ:「? どうして……」
百代まりあ:「お礼を言いにでも……」
楠一重:「探し出して八つ裂きにしてやる!!」
楠一重:涙目。
百代まりあ:「八つ裂き」
楠一重:「私はこんなんじゃない!」
楠一重:「こんなんじゃないもん!」
楠一重:「あいつとも、その、そ、そういうことじゃないし!」
百代まりあ:「一重……泣いているの?」
楠一重:「全然違うし!!」
百代まりあ:「大丈夫よ……」ハンカチを差し出して。「さあ、涙を拭いて」
楠一重:「はぁ!?泣いてないわよバーカ!!」
百代まりあ:「一重……」心配げに見つめて。
楠一重:「ううう……その視線やめろ!」
楠一重:「ほんとに……ほんとに違うから……!」
百代まりあ:「大丈夫よ。わたくしは一重の味方よ」
百代まりあ:「ね。だから、落ち着いて」
百代まりあ:「深呼吸をして」
楠一重:「……すーはー……」
楠一重:背中を撫でられて、ちょっと落ち着く。
百代まりあ:「ところで一重とキースはお付き合いをなさっているの?」
楠一重:「はぁん!?」
百代まりあ:「わたくし、少しも気付かなかったわ」
百代まりあ:「ごめんなさいね。何か失礼があったかしら……」
楠一重:「だから、その……そんな事は……ないっ……」
楠一重:「事も……無くも……けど……ごにょごにょ」
百代まりあ:「……?」
百代まりあ:「違うのかしら?」
楠一重:「違うって事でも、無くは……ないっていうか……」
百代まりあ:「一重はキースがお嫌いなの?」
百代まりあ:「脅されて、無理やりお付き合いさせられているとか……」
楠一重:「……」
楠一重:「それは……」
楠一重:「……違う」
楠一重:語尾を濁さず、ここだけはっきり言う
百代まりあ:「そうよね」
百代まりあ:「それなら、どうして否定しようとするのかしら」
楠一重:「……だって、そんなの」
楠一重:「わ」
楠一重:「わ……」
百代まりあ:「わ?」
楠一重:「……私が、人を好きになったとか」
楠一重:「似合わないし……」
楠一重:ハンカチを握って、どこへともなく小声で呟く
百代まりあ:「……一重……」
百代まりあ:「気恥ずかしいのね?」
楠一重:「……っ」
楠一重:「そうよ!ああ、もう!そう言ってるの!」
楠一重:「今だって死ぬほど恥ずかしいんだから!死ぬわ!!」
百代まりあ:「一重の気持ちもよく分かるけれど……」
百代まりあ:「でもね、一重」じっと見つめる。
百代まりあ:「キースのことも考えてあげて」
楠一重:「へ……?」
百代まりあ:「一重とキースはお互いに愛し合っているのでしょう?」
百代まりあ:「自分の愛する、お付き合いしているはずの相手から」
百代まりあ:「私とこの人はそんな関係じゃない、好きなんかじゃない、なんて」
百代まりあ:「そんなことを言われたら……」
百代まりあ:「わたくしならきっと、とても悲しくなってしまうわ」
楠一重:「!」
百代まりあ:「一重は、どうお考えになって?」
楠一重:「……」
楠一重:これまでの記憶を思い返す
楠一重:お決まりのように、人前に2人で出るたびに突っぱねて
楠一重:向こうも冗談めかして諌めていたけど
楠一重:その表情は、どこか寂しそうだった気がする。
楠一重:「私、は……」
キース・ヴァレンタイン:「いやー、すげえ量だな!ここのコミックとノベルは!」
キース・ヴァレンタイン:本を大量に抱えた神楽とキースが向こうから歩いて来る
神楽 和樹:「だからって端から端まで総ざらいするかお前も……」手に持った強化紙袋を揺らしながら
楠一重:「ぎゃあ!」
楠一重:飛び上がる。
百代まりあ:「あら」
楠一重:「今日、こういうパターン多い……!」
キース・ヴァレンタイン:「アーミーの訓練みたいじゃないか?コレ。」神楽さんに
キース・ヴァレンタイン:「ニホンにはアーミーがないんだっけか。」
神楽 和樹:「まぁ細かい区分は違うが。真冬でも炎天下でも外で待機してる時は訓練よりキッツいとか聞くぞ」
神楽 和樹:「生え抜きの海兵隊員が音を上げたとかなんとか」
キース・ヴァレンタイン:「ワオ。そりゃ辛そうだ。コマンドーに勝てないもんがあるなんてな。」
楠一重:2人に向き直って
楠一重:「どっちにしたって、どんな情報が流出してるか分からないんだから」
楠一重:「UGNが全部検閲しておく必要はあるわ」
楠一重:「……お使い、ご苦労さま」
百代まりあ:「精が出るわね、二人とも」
神楽 和樹:「労いの言葉ありがとう」
神楽 和樹:すすす、とさりげなくキース君から離れて
楠一重:キースくんの方に一歩寄って
楠一重:「貸して、片方持つから」
キース・ヴァレンタイン:「お前も訓練に参加するかい?サンキュー。」
楠一重:「……あと」
楠一重:今度はこっちから顔を寄せて
楠一重:「終わったら、話、あるから」
楠一重:「ふらっとどっかに行かないでよ」
楠一重:顔は赤いが、真面目な表情で見上げる。
キース・ヴァレンタイン:「……分かった。ゆっくり話そう。」に、と笑う
百代まりあ:にこにこ笑いながら楠さんを見ている。
神楽 和樹:「話はできた?」笑う百代さんへ、荷物を通路の隅に置いて
百代まりあ:「ええ、ばっちりよ」
百代まりあ:「やっぱり楽しい方ね、一重は」
楠一重:「そこ!ニヤニヤしてるんじゃない!」
楠一重:「まだ回収してないブロックがあるんだから、さっさと行くわよ!」
楠一重:がるがるしている
百代まりあ:「わかったわ」にこにこしている。
キース・ヴァレンタイン:「まあ待て、」
キース・ヴァレンタイン:「今しがた見つけた本に手がかりがあった。カグラ。」
神楽 和樹:「はいはい」
神楽 和樹:紙袋の中から一冊を取り出す
キース・ヴァレンタイン:「……あー、エート。」本の表紙を思い出す
キース・ヴァレンタイン:「読んでいい奴?」
神楽 和樹:「まぁ、全年齢向けだし……」
百代まりあ:「?」背伸びして覗き込む
楠一重:「手掛かり?これって……」
楠一重:色鉛筆で描かれた金髪の男と、銀髪の女性が手をとりあっている。
楠一重:「もしかして……アンタじゃないの?」
神楽 和樹:「一日で二回も遭遇するとは思わなかったけどな」
百代まりあ:表紙と神楽さんを見比べて。「なんと」
百代まりあ:「こちらの女性はどなたかしら?」
神楽 和樹:「あ、こっちの?」白い髪の女性を指さして
神楽 和樹:「俺の嫁さん」
百代まりあ:「まあ、奥様……ご結婚なさっていたのね」
百代まりあ:「つまり、こちらは和樹と奥様を描いたご本なのね」
神楽 和樹:「よく言われる。こんな身なりだと嘘とか間違いじゃないかとかな」
楠一重:「聞いたことあるわ。確か第6支部の……」
楠一重:「……けど」
楠一重:噂に寄れば、若くして結婚した第6支部のエージェント、神楽樹は
楠一重:レネゲイドによる不可逆の変化に身を苛まれ、治療の目処は立っていないという。
百代まりあ:「……?」
神楽 和樹:「お気遣いありがとな」
楠一重:「っ」
神楽 和樹:「言いふらすつもりはないが、隠してることでもないんだ」
楠一重:「じゃあ、事実なのね……その」
楠一重:「アンタの、婚約者の事は」
神楽 和樹:「まーな」
神楽 和樹:「まぁ、病気? みたいなもんで、ちょっとね」首を傾げる百代さんへ
百代まりあ:「そうなの……」少しだけ悲しそうな表情を浮かべて。
キース・ヴァレンタイン:「………。」腕を組んでじっと話を聞く。病気、という点には思う節がある。
百代まりあ:「何か、わたくしでお力になれることはあるかしら」
神楽 和樹:「……そういうことを言ってくれるだけで、充分俺は助かるさ」
百代まりあ:「お手伝いできることがあれば、何でも仰ってね」
百代まりあ:「きっとよ」
神楽 和樹:「ありがとう」
神楽 和樹:一瞬だけ貼り付けたような笑顔ではなく、微笑んで短く返し。手に持った本を三人が見えるように渡す
神楽 和樹:「じゃ、本題に入るか。はいどうぞ」
GM
GM
GM:―――――
神楽 和樹:──むかしむかし、というほどむかしではありませんが。
神楽 和樹:そんな書き出しで始まった本は。漫画や小説ではなく、
神楽 和樹:淡い色調で描かれた絵本だ。
神楽 和樹:軽いデフォルメが加えられた己の姿に、中身を見た時少しだけ苦笑してしまった
神楽 和樹:最初は別の町の話だ。一人のガキと、一人の女の子
神楽 和樹:何もかも自分の力でどうにかなると思っていた少年は、
神楽 和樹:目の前で起こった出来事に耐えられる、逃げ出し。そのことを後悔ばかりする
神楽 和樹:時間が経ち。幼い頃に別れた二人は再び出逢って、かつてのように親しくなり
神楽 和樹:かつてなら逃げ出しただろう多くの困難を越えて
神楽 和樹:──長い時間を共に、幸せに暮らした
神楽 和樹:目立つ展開はない。淡々としすぎて、つまらなさすら覚える人もいるかもしれない
神楽 和樹:……もっとも
神楽 和樹:最後の結びの言葉だけで。俺にとっては、
神楽 和樹:そう願う人間がいた。それだけでも、よかったと思った
GM:―――――
GM
GM
キース・ヴァレンタイン:「………。」幸せそうな二人のラストシーンをじっと見つめていたが、
キース・ヴァレンタイン:やがて我に返る。
キース・ヴァレンタイン:「………あ、で、肝心の情報ってのが」
キース・ヴァレンタイン:「最後のページだっけ?」
神楽 和樹:「この奥付」ぺらっと
キース・ヴァレンタイン:内容には触れられない。例えば、自分が長く生きた物語を聞かされたとして、
キース・ヴァレンタイン:どう反応すればいいか、どう反応するか、自分でもわからないからだ。
楠一重:「……」
楠一重:こちらも黙って覗き込む
百代まりあ:「……」考え込むように黙っている。
神楽 和樹:「…………」
神楽 和樹:「まぁまぁ。そんな重苦しくなるなって」
楠一重:「ねえ、ひとつだけ」
楠一重:「聞いてもいい?」
神楽 和樹:「どうぞどうぞ」
楠一重:奥付に目を通す前に、顔を上げて
楠一重:「……後悔は」
楠一重:「してないの?」
楠一重:傍らに立つキースの、首元の注射痕をちらりと見て
楠一重:「ごめん、バカなこと聞いた」
キース・ヴァレンタイン:「………。」
神楽 和樹:「……いいや」
神楽 和樹:「答えるなら、そうだな」
神楽 和樹:「それを選んだということについてなら。俺は間違いなく、正しかったと思ってる」
神楽 和樹:「“いつか終わるからそれまでにやりたいことをやる”。なんて意味じゃなく」
神楽 和樹:「一緒に歩いていきたいと思った、そうするために選んだ」
神楽 和樹:「この本は。夢物語でしかないかもしれないが」
神楽 和樹:「……俺はこの道を、一度たりとも諦めるつもりもない」
楠一重:「少しは……分かるわ」
楠一重:「アンタの言ってること」
楠一重:「見届けないと、何も始まらないもの」
神楽 和樹:「そっか」
楠一重:「時間だって、いつまでもあるわけじゃないのに」
楠一重:「グズグズ躊躇ってるなんて、本当に間抜けだもの」
楠一重:「……思い出したわ、そのこと」
神楽 和樹:「なら、歳上らしいことは言えたってとこだな」
楠一重:「ええ」
楠一重:「だから、その」
楠一重:「恩に着る……あと、私もあんた達の味方でいるから」
楠一重:「そうすることにした。忘れるんじゃないわよ。それ」
百代まりあ:「和樹が自分で選んだ道だもの」
百代まりあ:「わたくしも、応援したいと思うわ」
神楽 和樹:「ありがとう」
キース・ヴァレンタイン:「俺も。応援するぜ。……まぁ手伝えることと言えば、」
キース・ヴァレンタイン:「あんたら夫婦がゾンビパニックに巻き込まれた時に救ってやれるくらいだけど」
神楽 和樹:「じゃあその時はショットガンでも融通してくれ」
キース・ヴァレンタイン:「とびきりデカくて効くやつをやるよ。俺はこれで十分だし。」刀の鞘に触れる。
楠一重:「……バカ。バカばっかりね」
楠一重:そんな会話に少し笑って、男二人を見ている。
百代まりあ:「ゾンビね……!その時はわたくしも呼んで欲しいわ」
百代まりあ:「きっと役に立って見せるわ」ぐっと握りこぶしを作る。
キース・ヴァレンタイン:「ヒロインの応援は生存フラグだ。」にっと笑う
神楽 和樹:「じゃあ、次のフラグを立てに行くか」頁をめくり、本の奥付を確認する
GM:本の奥付には執筆時の状況が細かに書かれている。
キース・ヴァレンタイン:「ここからは推理だ。」
キース・ヴァレンタイン:「まずここ。”原稿合宿してました”。これは複数の証言があるな。」
キース・ヴァレンタイン:「おそらくライターをたくさん攫ってどこか一か所に集めて書かせた。」
百代まりあ:頷く。「楽しそうよね」
キース・ヴァレンタイン:「つまり大人数を収容できるテナントを所有、もしくはレンタルしてる。」
楠一重:「ジャームがわざわざ?冗談みたいだけど」
楠一重:「辻褄は合うか……」
神楽 和樹:「だいぶデカい情報だな」
キース・ヴァレンタイン:「次、”原稿で目が疲れた時は景色を眺めたけど、ジャムケット会場が見えて逆に焦った”。」
キース・ヴァレンタイン:「その建物はこの付近に建っている。」
キース・ヴァレンタイン:「最後、”合宿を主催した人も買いに来てくれるそうだから楽しみ。”」
キース・ヴァレンタイン:「この言葉が本当なら、」
キース・ヴァレンタイン:「ジャームは会場内にいる。」
楠一重:「問題は」
楠一重:「どうやって炙り出すかってことね……」
百代まりあ:「この中に……」ごった返す大量の人ごみを眺める。
百代まりあ:「くたびれそうね」
神楽 和樹:「好みの本で一本釣りとかできないもんかな」
キース・ヴァレンタイン:「あー、というか、ここから辿れるんじゃないか?」
キース・ヴァレンタイン:あとがきの”合宿”の文字を指さす。
キース・ヴァレンタイン:「このテナントを特定して、テナントの契約者を割り出せば……」
楠一重:「あ……き、気付いてたわよ!それくらい!」
神楽 和樹:「いいねぇ。気が回る彼氏」
百代まりあ:「インテリジェンスね……」一人ずつ確認しようと考えていた。
キース・ヴァレンタイン:「分かってたか。流石、頼れるエージェントだ。」
楠一重:「名前と連絡先が突き止められれば、顔写真くらいなら情報班が手に入れるはず……それで行くわよ」
GM:―――――
GM:ロイス&購入!
百代まりあ:神楽和樹 ○応援/尽力 で
百代まりあ:ボデマ!
百代まりあ:1DX
DoubleCross : (1R10[10]) → 2[2] → 2

百代まりあ:以上!
神楽 和樹:百代さんへ 「〇感謝/恥辱」で
神楽 和樹:調達はスラッグショットガン
神楽 和樹:2dx>=11
DoubleCross : (2R10[10]>=11) → 9[7,9] → 9 → 失敗

神楽 和樹:ここは財産2点使って購入、ウェポンケースに
神楽 和樹:以上
楠一重:一応ぼでま!
楠一重:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 8[2,8] → 8

楠一重:無理!以上!
GM:―――――
GM:ミドル4
GM:シーンプレイヤーはまりあさん!他全員登場可能!
百代まりあ:56+1D10
DoubleCross : (56+1D10) → 56+1[1] → 57

神楽 和樹:1d10+62
DoubleCross : (1D10+62) → 6[6]+62 → 68

百代まりあ:強すぎる
楠一重:1d10+69
DoubleCross : (1D10+69) → 3[3]+69 → 72

GM:―――――
GM
■プライズ情報
プライズポイント 0/12
難易度9
技能 情報:UGN、噂話、裏社会
上限値30
同人誌6冊読了 達成値+18
■同人誌漁り
(済)西館A 難易度8/知識:同人誌

(済)西館B 難易度8/知覚、芸術:同人誌

(済)東館A 難易度8/調達、情報:同人誌

(済)東館B 難易度15/白兵、射撃、RC、交渉

神楽 和樹:+18とはまた…では
神楽 和樹:《オリジン:レジェンド》《生き字引》で判定、+25スタート
楠一重:ファイナル同人フラーッシュ!!
神楽 和樹:7dx+25
DoubleCross : (7R10+25[10]) → 9[1,2,6,8,8,9,9]+25 → 34

百代まりあ:固定値が高すぎる
楠一重:最後まで流石
神楽 和樹:白南風さんみたいな固定値
神楽 和樹:侵食率は71
GM:つよすぎる。
GM:ではプライズ満了!
GM:情報はこちら!
GM
・ジャームの正体(プライズポイント12)
敵ジャームの正体、”園木満留”は元は小さな新聞社所属のカメラマンであり、同人作家でもあった。
彼のリアルな登場人物のやりとりや心情を描く作風はコアな人気を誇っていたが、
実際は人の生活を無許可で覗き見たものをそのまま同人誌に描き起こしていた。
事実、過去に二度家宅侵入や過度なストーキングにより警察から注意を受けている。
遺産に触れたことでジャーム化した彼は”覗き見る”ことに特化したジャームになり、
過去に起きた大N市の事件を断片的に収集し、
それを同人作家たちにも見せていた。
現在は情報の精度も低いが、能力が成長すれば、
大N市UGN支部に限らず、この市に存在する組織の”機密”情報は無くなってしまうだろう。

楠一重:「ちっ……取るに足らない小物犯罪者の癖に、随分厄介な能力を手に入れてくれたわね」
楠一重:「園木の写真は手に入った。後は虱潰しに足を使うわよ」
百代まりあ:「人を勝手に覗き見するのは、やっぱり良くないわよね」
神楽 和樹:「まぁ肖像権とか色々な」
百代まりあ:「今も覗かれていないかしら」
百代まりあ:「お風呂とか……」
キース・ヴァレンタイン:「放置したらいずれそうなるかもな」
楠一重:「!」
楠一重:「そうか……そういうことなら、時間も無さそうね」
楠一重:「向こうがこっちを見つける前に、急ぐわよ」
神楽 和樹:「あいよ」
百代まりあ:「がんばるわ」
キース・ヴァレンタイン:「じゃあその園田とやらを…おっと」携帯を取り出し、メッセージを確認
GM:メッセージの内容はきわめて簡素。
GM:UGNはこのジャームを”シグナルインテル”と命名。
GM:任務内容を”シグナルインテル”の討伐に変更。以上だ。
キース・ヴァレンタイン:「園田改め、”シグナルインテル”を狩りに行こうか。」
神楽 和樹:「ゾンビの群れより楽だといいけど」
キース・ヴァレンタイン:「ゾンビの群れに比べたら大概のことは楽になっちまうよ。」
百代まりあ:「首ねっこ掴んで連れてくるわ」暴力の気概に溢れている!
キース・ヴァレンタイン:「勇ましいね。」
楠一重:「急に血気盛んになるんじゃない……私の台詞がなくなるでしょ」
楠一重:「ま、行くわよ」
GM:4人は歩き始める。日も傾き、もうすぐ閉場の時間が迫る。
GM:それまでにジャームを発見し、討伐しなければなるまい。
GM:-----
GM:ロイス&購入!これが最後だ!
百代まりあ:キース・ヴァレンタイン ○憧憬/ゾンビ で取得!
百代まりあ:1DX ボデマ
DoubleCross : (1R10[10]) → 10[10]+7[7] → 17

百代まりあ:買えた!装備して以上!
楠一重:すげーっ!
神楽 和樹:お嬢様パワーだ
楠一重:じゃあ全員に行き渡ったので購入はパス!
楠一重:決戦に備えて以上だ!
楠一重:あ、一応応急チャレンジしとこ
楠一重:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[1,10]+1[1] → 11

楠一重:ヨシ!2つ目!
神楽 和樹:ロイスは保留、購入はシューターズジャケットで
神楽 和樹:2dx>=13
DoubleCross : (2R10[10]>=13) → 7[4,7] → 7 → 失敗

神楽 和樹:財産点6足して買う! 以上
GM:―――――
GM:クライマックスシーン。全員登場。
百代まりあ:56+1D10
DoubleCross : (56+1D10) → 56+4[4] → 60

神楽 和樹:1d10+71
DoubleCross : (1D10+71) → 9[9]+71 → 80

楠一重:72+1d10
DoubleCross : (72+1D10) → 72+8[8] → 80

GM:―――――
GM:西館
GM:―――――
瓶底眼鏡の男:「新刊1冊で500円です。はいありがとうございますー。」
瓶底眼鏡の男:手慣れた様子で客をさばいていくサークル主。
百代まりあ:ジェネシフトします!
百代まりあ:4DX+60
DoubleCross : (4R10+60[10]) → 10[5,6,10,10]+7[3,7]+60 → 77

百代まりあ:ヨシ!
GM:4DXになってる!!!
GM:4d10な!
楠一重:エックスゥ!
GM:だから…91かな
百代まりあ:そうだ!!
GM:10+10+5+6で31上がるから
百代まりあ:たけえ!
百代まりあ:テンション上げすぎた
楠一重:めっちゃ高まった
神楽 和樹:二人をまくっていった
楠一重:どうしよう、念の為こっちも1d10だけしとこ
楠一重:80+1d10
DoubleCross : (80+1D10) → 80+8[8] → 88

楠一重:まあまあ
神楽 和樹:ではこちらも
神楽 和樹:1d10+80
DoubleCross : (1D10+80) → 6[6]+80 → 86

GM:君ら高いな!
瓶底眼鏡の男:サークルのポスターには小柄な車椅子の少女を後ろから覆いかぶさるように抱きしめ頬を寄せる長身の女性が描かれており、
瓶底眼鏡の男:コピー紙に『新刊日白本残り10冊』とマジックで書かれている。
神楽 和樹:「…………」目を押さえる(笑いを堪える仕草)
楠一重:「なんでよりにもよってあの陰険眼鏡なのよ……」
神楽 和樹:「一冊買っていくかな。おみやげだ」
百代まりあ:「売り上げは好調のようね」
楠一重:「どうでもいいわそんなこと」
キース・ヴァレンタイン:「あいつ、だな。」送信された写真と見比べる
楠一重:「ええ……あれが」
百代まりあ:「シグ……シグナー?インテリジェンス?ね」
楠一重:「”シグナルインテル”よ……言い間違いでむしろ長くなってるじゃない」
百代まりあ:「それ!」
楠一重:「しかし、周りに人が多すぎるのが面倒ね」
楠一重:「どうにか奴だけをここから離す方法は……」
百代まりあ:「買い占めてしまったらどうかしら」
神楽 和樹:「残り10冊ならすぐハケるだろ。そのあとなら、サークル主が外れるタイミングはある」
楠一重:「いいえ、席を外すのを待つ必要もないわ」
楠一重:「話し込むフリをして、不自然じゃないよう周りを追い払ってやれば……」
瓶底眼鏡の男:「ああ、あなたたち。」
瓶底眼鏡の男:サークル前で逡巡する4人に声を掛ける。
百代まりあ:「むっ」
百代まりあ:「ごきげんよう。百代まりあよ」
楠一重:「!」
神楽 和樹:「ほほーう」
瓶底眼鏡の男:「興味あります?1冊どうですか?」
瓶底眼鏡の男:「既刊もありますよ。」ざら、と既刊を並べる。
瓶底眼鏡の男:楠らしき少女がキースらしき男に組み敷かれている表紙の本と、神楽夫妻が街を歩いている表紙の本、
瓶底眼鏡の男:それに、百代らしき少女が先ほど再開した少女と顔を寄せ合っている表紙の本
百代まりあ:「…………」まじまじと眺めて、
百代まりあ:顔を上げる。
百代まりあ:「一冊ずつ頂けるかしら?」
楠一重:「なッ!!」
楠一重:「の、のんきに買ってんじゃない!バカ!」
百代まりあ:首根っこを掴まれて。「だって……」
楠一重:「売られてんのは、本じゃなくて、喧嘩よ!」
楠一重:がっくんがっくん百代さんを揺すってから
楠一重:男を睨みつける。
楠一重:「話が早いわね、園木満留」
瓶底眼鏡の男:「本人が来てくれるなんて驚いたなあ」
瓶底眼鏡の男:「ねえ、神楽さんに楠さん。キースさんに百代さん。」
百代まりあ:「あら、ご存知頂けているなんて、光栄ですわ」
楠一重:「このふざけた状況の元凶がアンタだって調べはついてるのよ」
楠一重:「さんざっぱら、人のプライバシーを切り売りしてくれた罪、償ってもらうわ」
楠一重:じゃきん!ブレードを突きつける
神楽 和樹:「じゃあ新刊一冊」
瓶底眼鏡の男:「はいどうぞ。500円です。」
瓶底眼鏡の男:神楽さんに新刊を渡して500円玉を受け取る。
神楽 和樹:「どうも」と返して
百代まりあ:「既刊の通販はなさっていらして?」呑気に声を掛ける。
瓶底眼鏡の男:接近した神楽は気づけるだろう。
瓶底眼鏡の男:瓶底眼鏡に見えたレンズが、実はカメラのレンズであることに。
瓶底眼鏡の男:顔から直接カメラのレンズが生えているのだ。
神楽 和樹:「──随分なファッションしてるなぁ。どこで売ってるんだ、キタムラか?」
神楽 和樹:楠さんがブレード出したタイミングで《ワーディング》使っておきましょう
瓶底眼鏡の男:「んー、メーカーは知らないです。でも便利ですよ。」
瓶底眼鏡の男:それに覆いかぶせるように《ワーディング》
瓶底眼鏡の男:びり、と皮膚が破ける。
瓶底眼鏡の男:体の各所から無数のカメラのレンズが現れる。
楠一重:「っ!?」
楠一重:異形の姿に面食らう
百代まりあ:「ぎょっ」
キース・ヴァレンタイン:「ほう…こいつは……」
神楽 和樹:「やる気満々だ」
GM:会場の喧騒が消える。一般参加者もサークル参加者も一斉に動きを止め、4人を見る。
GM:その群衆の中には楠を追い詰めたカメラマンや、百代が少し話したサークル主もいる。
”シグナルインテル”:「ネタを追うのにすごく便利なんですよ…これ……」
百代まりあ:「……?」
百代まりあ:「えいやっ」
百代まりあ:何かの間違いかと思って≪ワーディング≫を展開する。
GM:群衆は倒れない。じっとこちらを見ている。
百代まりあ:「ややっ」
百代まりあ:くいくいと楠さんの袖を引く。
百代まりあ:「おかしいわ、一重」
楠一重:「言われなくても分かってる……これは……」
百代まりあ:「わたくし……エフェクトが使えなくなってしまったのかしら……」
楠一重:「違う、こいつの能力の影響か、それとも……!」
”シグナルインテル”:「少しだけ見させてもらいましたよ。」
”シグナルインテル”:ジィー、と左上腕から突き出たインスタントカメラが写真を吐き出す。
”シグナルインテル”:異世界で敵と相対する楠の姿が映し出されている
楠一重:百代を庇うように腕を伸ばしつつ、敵を睨んでいる
楠一重:「随分と、取材熱心みたいじゃない」
楠一重:「虫唾が走る出歯亀癖ね」
”シグナルインテル”:「僕は見たいだけだ、もっともっともっと、君たちを知りたい。」
”シグナルインテル”:「君たちの活躍や関係や……この世界の真実とかね。魅力的だあ……。」
神楽 和樹:「その気概は買うが手段がよろしくない」
百代まりあ:「お話なら満足するまでお付き合いできるのだけれど。それでは駄目なの?」
楠一重:「親切心で忠告してあげるけど」
楠一重:「真実って言ったわね。アンタの身には重すぎるわよ、それ」
楠一重:「現に今だって、ここにアンタを叩きのめしに来た人間が4人もいる」
楠一重:「切り抜けられると思わないことね。覗き魔風情が」
百代まりあ:「叩きのめすわ」
”シグナルインテル”:「見逃してもらいたかったけど、しょうがない。」
”シグナルインテル”:「穏便に帰ってもらうことにしよう。」
”シグナルインテル”:指を鳴らす。
GM:群衆がパイプ椅子や長物を持ってゆっくりと距離を縮める
”シグナルインテル”:「イベントはみんなで作ってみんなで盛り上げるものだ!」
”シグナルインテル”:「4人?こっちは3000人だ!」
百代まりあ:「わわっ」
百代まりあ:「こういうの、聞いたことがあるわ」
百代まりあ:「確か……そう」
百代まりあ:「厄介ファン!」
百代まりあ:「っていうのよね?」
キース・ヴァレンタイン:「イグザクトリィ!」
キース・ヴァレンタイン:刀を返して、3人と背中合わせに構える。
楠一重:「……厄介、なんて事はないわ」
楠一重:「この状況ならね」
楠一重:背中を合わせて、本体だけを見る
楠一重:「アンタは悪手を打った」
楠一重:「意識のない人形相手なら、何百人だろうと」
楠一重:「本物の”狩人”(ハンター)には、物の数にはならないのよ」
キース・ヴァレンタイン:「2999人は任せな。」
キース・ヴァレンタイン:「慣れた状況だ。こっちは斬っちゃなんないのが厄介だが。」
神楽 和樹:「任せるぜ」
神楽 和樹:「王子が忙しい間のエスコートは……必要なさそうだな」
楠一重:「神楽、百代、こいつにだけ集中して」
楠一重:肩越しにキースくんを顧みて
楠一重:言葉もなく、視線を合わせて頷く。
楠一重:ただそれだけ。
百代まりあ:「ええ。反省するまで引っぱたいて差し上げるわ」
百代まりあ:やる気十分だ。拳を握って何かの拳法らしき構え。
神楽 和樹:「オーライ。イベントは確かにみんなで作るものだが」
神楽 和樹:「やりすぎたのならペナルティだって必要だぜ」
”シグナルインテル”:体に生えた無数のレンズが動き始める。
”シグナルインテル”:赤いランプが灯り、録画を開始する。
”シグナルインテル”:3人にフォーカスが絞られる。
GM:衝動判定です。難易度は9!
百代まりあ:6DX+1>=9
DoubleCross : (6R10+1[10]>=9) → 7[1,2,2,4,4,7]+1 → 8 → 失敗

百代まりあ:アーッ
百代まりあ:91+2D10
DoubleCross : (91+2D10) → 91+7[3,4] → 98

百代まりあ:オッオッオッ!?
楠一重:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 9[5,6,9] → 9

楠一重:2d10+88
DoubleCross : (2D10+88) → 12[6,6]+88 → 100

楠一重:ぐえーっ!
神楽 和樹:楠さーん!
神楽 和樹:7dx+1>=9
DoubleCross : (7R10+1[10]>=9) → 10[4,5,6,6,7,10,10]+10[3,10]+2[2]+1 → 23 → 成功

神楽 和樹:2d10+86
DoubleCross : (2D10+86) → 8[7,1]+86 → 94

GM:エンゲージはこちら
GM
■エンゲージ
(楠、神楽、百代)―(10m)―(”シグナルインテル”)

GM:ではセットアップからやっていきましょう。
”シグナルインテル”:なし
楠一重:なし!
百代まりあ:ナッシン!
神楽 和樹:なし!
GM:ではイニシアチブに…
”シグナルインテル”:《時間凍結》
”シグナルインテル”:HP-20、手番を行います。
百代まりあ:こいつ!
楠一重:ぐああ
”シグナルインテル”:マイナーで《アーマークリエイト》《ダークマター》装甲値+15、判定ダイス+4
”シグナルインテル”:メジャーで《コンセントレイト:バロール》《魔弾の射手》《ギガンティックモード》
”シグナルインテル”:対象はPCのエンゲージ
”シグナルインテル”:同人誌相当の以下のアイテムのうち2つを使用。
”シグナルインテル”:choice[ナイフ,チェーンソー,両手剣,混沌なる者の槍,シザーリッパー,悲哀の楔]
DoubleCross : (CHOICE[ナイフ,チェーンソー,両手剣,混沌なる者の槍,シザーリッパー,悲哀の楔]) → 両手剣

”シグナルインテル”:choice[ナイフ,チェーンソー,両手剣,混沌なる者の槍,シザーリッパー,悲哀の楔]
DoubleCross : (CHOICE[ナイフ,チェーンソー,両手剣,混沌なる者の槍,シザーリッパー,悲哀の楔]) → 両手剣

神楽 和樹:同人誌相当の両手剣
百代まりあ:同人誌相当って何???
楠一重:どういうこと???
GM:攻撃力10相当の切れ味を持つ同人誌ですけど???
神楽 和樹:ツイッターで特定のオタクが死んでるヤツだ…
GM:しかし命中マイナス辛いな!振ります!
”シグナルインテル”:12dx7-6
DoubleCross : (12R10-6[7]) → 10[1,3,3,6,7,7,7,8,9,10,10,10]+10[1,2,5,6,6,6,8,9]+10[1,7]+5[5]-6 → 29

”シグナルインテル”:リアクションどうぞ
楠一重:回避!
楠一重:8dx+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 9[3,4,4,7,8,8,8,9]+1 → 10

楠一重:ぐああ
神楽 和樹:ドッジはする!
神楽 和樹:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[2,3,8,9] → 9

神楽 和樹:所詮ガンナーゆえ
百代まりあ:暴走中なのでリア不ですことよ
GM:ダメージ!
”シグナルインテル”:3d10+20
DoubleCross : (3D10+20) → 24[8,7,9]+20 → 44

百代まりあ:死!リザレクト!
百代まりあ:98+1D10
DoubleCross : (98+1D10) → 98+5[5] → 103

神楽 和樹:ぐえー、リザレクト!
神楽 和樹:1d10+94
DoubleCross : (1D10+94) → 2[2]+94 → 96

神楽 和樹:ヌゥーッ
楠一重:死!シグナルインテルに感服/脅威○で取得即昇華!
GM:では演出は次にまとめてするぞ
GM:何故ならイニシアチブ的にもう一回殴れるドン
百代まりあ:この野郎~
楠一重:ばっきゃろう!
”シグナルインテル”:再びこちらのターン。マイナーで《ダークマター》判定ダイス+4
”シグナルインテル”:メジャーで《コンセントレイト:バロール》《魔弾の射手》《ギガンティックモード》
”シグナルインテル”:対象はPCのエンゲージ
”シグナルインテル”:同人誌相当の以下のアイテムのうち2つを使用。
”シグナルインテル”:choice[ナイフ,チェーンソー,両手剣,混沌なる者の槍,シザーリッパー,悲哀の楔]
DoubleCross : (CHOICE[ナイフ,チェーンソー,両手剣,混沌なる者の槍,シザーリッパー,悲哀の楔]) → チェーンソー

”シグナルインテル”:choice[ナイフ,チェーンソー,両手剣,混沌なる者の槍,シザーリッパー,悲哀の楔]
DoubleCross : (CHOICE[ナイフ,チェーンソー,両手剣,混沌なる者の槍,シザーリッパー,悲哀の楔]) → チェーンソー

GM:ゾロ目やめろって!!!
神楽 和樹:恐怖映画パロディかな?
楠一重:www
楠一重:ノーベル賞受賞候補じゃん!
楠一重:わかったぜ!ビーム!鮫になれ!!
百代まりあ:チギャウ……チギャウ……
神楽 和樹:そっちかぁ~
GM:ひでえ命中マイナスだぞこれ!
”シグナルインテル”:12dx7-10
DoubleCross : (12R10-10[7]) → 10[2,2,2,2,2,3,3,5,6,6,7,10]+10[3,7]+3[3]-10 → 13

百代まりあ:くそ~っ暴走してなければ……!
楠一重:躱せる!がんばれ!!
楠一重:回避!!
楠一重:8dx+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 10[2,2,3,3,6,8,8,10]+1[1]+1 → 12

楠一重:www
百代まりあ:ヒトエーーッ
神楽 和樹:楠さーん!
楠一重:んもう!!
楠一重:どうせなら躱したほうがかっこいいから
楠一重:カメコたちに庇護/嫌悪感○で取得即昇華!
楠一重:達成値追加!
楠一重:12+1dx
楠一重:1dx+12
DoubleCross : (1R10+12[10]) → 7[7]+12 → 19

楠一重:回避成功!
百代まりあ:チェーンソー最高!チェーンソー最高!
神楽 和樹:ヤッターカッコいい!
神楽 和樹:こっちはガードで
GM:ではダメージ!
GM:2d10+10
DoubleCross : (2D10+10) → 13[6,7]+10 → 23

GM:ごめん、攻撃力6だった
GM:ダメージは25ね!
神楽 和樹:全快ならともかく残りHP2では死ぬ。リザレクト
神楽 和樹:1d10+94
DoubleCross : (1D10+94) → 10[10]+94 → 104

神楽 和樹:よし、一番いい
百代まりあ:シグナルインテルに ○委託の予定はございますか?/脅威 でロイス取得、即昇華して復活します
GM:では演出
”シグナルインテル”:カメラのレンズが一斉にフォーカスを絞る。
”シグナルインテル”:眩しいフラッシュと共に紙片が爆発的に飛び出し、三人を襲う!
”シグナルインテル”:一つ一つの紙片が与えるダメージはそれ程ではない。
”シグナルインテル”:しかし、被弾するたびに”情報を作り変えられる”ような違和感を覚えるだろう。
楠一重:「ううっ……ぐっ!何よ、これ……!」
楠一重:紙片に張り付かれながら、当惑する。
百代まりあ:「……? 何かしら、これ……」
神楽 和樹:「──思ったより、厄介だな……!」張り付いた頁から、何かが内側へ潜り込む感覚
”シグナルインテル”:「殺すつもりはないよ。」
”シグナルインテル”:「君たちは大事な”ネタ”なんだ。」
”シグナルインテル”:「精々僕の都合のいいように作り替えるだけ。」
百代まりあ:紙片を全身に受けながらきょろきょろする。
百代まりあ:「どうなるのかしら……」よくわかっていない。
楠一重:「はぁ!?ふざけないでよ!」
楠一重:「この私がシグナルインテル様の思い通りのド変態アシスタントになんかなるわけないでしょ!」
楠一重:「……何今のセリフ」
楠一重:ぞっとした表情
神楽 和樹:「こわっ」
百代まりあ:「何を言ってるの?一重……」素の困惑。「大丈夫……?」
”シグナルインテル”:「えっ早くない…?」
楠一重:「な、なんでそっちまで意外そうなのよ!ふざけんな!」
楠一重:ズバズバ紙片を切りつつ、対応していく。
百代まりあ:「……わたくしは何とも……」
百代まりあ:「……けほっ」
百代まりあ:「うっ……何かしら……苦しい……」
百代まりあ:胸のあたりを抑えて蹲る。
百代まりあ:「……痛……」
楠一重:「ちょ、ちょっと、どうしたのよ」
百代まりあ:「だ……大丈夫よ……」
百代まりあ:背中に手を回して、
百代まりあ:かちり、と何かの金具を外す。
神楽 和樹:(あっ)
楠一重:「えっ」
百代まりあ:「急に胸が……窮屈になって……」
百代まりあ:「でももう大丈夫よ。問題無いわ」
楠一重:「も、問題なくない!付けてなさい!付けて!それ!」
楠一重:またカチカチと金具を止める
神楽 和樹:とりあえず二人を見ないようにしている
百代まりあ:「うっ……苦しいわ一重……」
百代まりあ:「はやく何とかしないと……息ができなくなってしまうわ……」
楠一重:「クソッ……喰らい続けたらとんでもなく厄介な攻撃だっていうのはよく理解できたわ……」
楠一重:「畳み掛けて黙らせるわよ!!」
GM:次!まりあさん!
百代まりあ:はい!
百代まりあ:マイナーで戦闘移動、シグナルインテルにエンゲージ。
GM
■エンゲージ
(楠、神楽)―(10m)―(百代、”シグナルインテル”)

百代まりあ:メジャーでコンボ【セントエルモの火】
百代まりあ:≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫+≪原初の白:クロスバースト≫+≪プラズマカノン≫+≪原初の黒:オーバードーズ≫
百代まりあ:判定時にDロイス守護天使を起動。
百代まりあ:12DX7+4
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[2,3,3,3,4,4,6,6,7,7,9,10]+10[4,7,7,10]+10[5,6,9]+10[7]+10[7]+4[4]+4 → 58

GM:ウオッ…回された……
楠一重:やったぜ
”シグナルインテル”:ガード《魔人の盾》ガード値+30
百代まりあ:かてえ!
神楽 和樹:うげぇ!
百代まりあ:ダメージ!
GM:どうぞ!
百代まりあ:6D10+72 装甲有効
DoubleCross : (6D10+72) → 24[1,3,1,6,9,4]+72 → 96

GM:………?
GM:130点だよな?
GM:51点通る!切り札も切らされた!
神楽 和樹:さすが130環境の限界値を狙った構築
楠一重:クレイジー
GM:まだ生きてるぞ
百代まりあ:マイルド調整はしたけど……
百代まりあ:吹き荒ぶ紙片の中を正面から突っ切って、“シグナルインテル”との距離を詰める。
百代まりあ:「あなたとあなたが描かせたご本は素晴らしかったわ」
百代まりあ:「だけどね」
”シグナルインテル”:接近した百代を凝視するようにカメラのレンズがぎいと動く
百代まりあ:“シグナルインテル”の無数のレンズを見つめ返して。
百代まりあ:「同人活動は、他人の迷惑にならないように――」
百代まりあ:「ルールとマナーを守ってしなさい!」
百代まりあ:どこからともなく、ぼうっ、と淡く輝く無数の燐光が、“シグナルインテル”を取り囲む。
”シグナルインテル”:インスタントカメラから無数の写真が吐き出され、寄り集まって壁を形成する。
百代まりあ:光に触れた写真が、それを貫通されたカメラが、漂白されたように真っ白に変わり、その機能を失っていく。
百代まりあ:「あっ……防がれたわ」
百代まりあ:「お話を聞きなさい!」
”シグナルインテル”:「ギ、ギイイイ……!!」苦しむように呻く
”シグナルインテル”:熱によって左腕から生えたインスタントカメラが腕ごとぼろりと溶け落ちる。
百代まりあ:侵蝕104>127
GM:では次、神楽さん楠さん!
楠一重:とりあえず神楽さんにおまかせしよう…ロイス削れてるし…
神楽 和樹:一番派手に食らったから…ともあれいきます
神楽 和樹:こちらから動きましょう
神楽 和樹:マイナーで《オリジン:レジェンド》《ポルターガイスト》、対象はレッドテンペストでエピック効果の破壊無効化を使用
神楽 和樹:侵食率110、オートで装備して《Cノイマン》《コントロールソート》でシグナルインテルへ攻撃!
神楽 和樹:9dx7+8
DoubleCross : (9R10+8[7]) → 10[1,4,4,6,8,9,9,9,10]+10[3,3,7,8,8]+10[2,5,8]+10[8]+2[2]+8 → 50

”シグナルインテル”:ど、ドッジ!
”シグナルインテル”:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 9[1,2,2,5,6,9] → 9

”シグナルインテル”:ギエー!ダメージください!
神楽 和樹:6d10+52 装甲有効!
DoubleCross : (6D10+52) → 42[8,10,3,7,7,7]+52 → 94

GM:130点だよね????
”シグナルインテル”:死ぬ!《魂の錬成》で復活!
神楽 和樹:演出いきます
GM:どうぞ!
神楽 和樹:──貼り付いた頁の一枚に、黒く。墨を落としたようなシミが生まれる
“綴”:「つまらんな」
“綴”:声が聞こえる。全ての頁が一瞬で墨、否。無数のあらゆる言語の帯に犯されて床へと落ち、ぼろぼろと崩れ去る
“綴”:「ああ、最初は興味本位で楽しめたが──」
“綴”:「少し、飽きてきた」
神楽 和樹:「──だったら」
神楽 和樹:「終わらせてやるよ」
”シグナルインテル”:「ギィッ……!!?」レンズが無数の言語の帯に覆われ、やがて黒に染まる。
神楽 和樹:構えたライフルが姿を変える。
”シグナルインテル”:膨大な情報も行き過ぎれば受容器官を破壊する。
神楽 和樹:近代の銃器から、機甲色の杖へ。
”シグナルインテル”:あらゆる色の絵の具を混ぜれば、最終的に黒になるように。
“綴”:「咲け」
神楽 和樹:杖の先端が開き。質量と幾何学を無視した更なる変異
神楽 和樹:形作られるた砲を構え、腰を落とす。
神楽 和樹:「──悪いが」
神楽 和樹:「一発、もらっとけ!」
神楽 和樹:引き絞る=炸裂/失われたサラマンダー症例を思わせる熱量弾が、対象に飛ぶ
”シグナルインテル”:「……ッ!!」
”シグナルインテル”:上半身が熱量弾に飲み込まれ、吹き飛ぶ。
”シグナルインテル”:残った下半身と、弾の直撃を免れた手の先がごとりと床に落ちる。
”シグナルインテル”:だが、
”シグナルインテル”:カシャ、カシャ、カシャ、カシャ
”シグナルインテル”:シャッター音と共に無数のレンズが生え、手と下半身を繋ぎなおす。
”シグナルインテル”:「見る」『見る』【見】「る」〔見た〕『い』
”シグナルインテル”:録音された男女の声をモンタージュしたような音声。
”シグナルインテル”:再びジャームは立ち上がり、3人に向き直る。
GM:次のイニシアチブですが…
”シグナルインテル”:Eロイス:妄念の姿で取得した《アナザーセルフ》を使用。
”シグナルインテル”:《時間凍結》の回数を1回増やす。
”シグナルインテル”:《時間凍結》HP-20、メインプロセスを行う。
百代まりあ:うわ~っこいつ なんてことをするんだ~~
神楽 和樹:なんだとぉ
楠一重:面白れえジャーム…
”シグナルインテル”:マイナーで《ダークマター》判定ダイス+4
”シグナルインテル”:メジャーで《コンセントレイト:バロール》《魔弾の射手》《ギガノトランス》
”シグナルインテル”:対象はPC全員
”シグナルインテル”:同人誌相当の以下のアイテムのうち2つを使用。
”シグナルインテル”:choice[ナイフ,チェーンソー,両手剣,混沌なる者の槍,シザーリッパー,悲哀の楔]
DoubleCross : (CHOICE[ナイフ,チェーンソー,両手剣,混沌なる者の槍,シザーリッパー,悲哀の楔]) → ナイフ

”シグナルインテル”:choice[ナイフ,チェーンソー,両手剣,混沌なる者の槍,シザーリッパー,悲哀の楔]
DoubleCross : (CHOICE[ナイフ,チェーンソー,両手剣,混沌なる者の槍,シザーリッパー,悲哀の楔]) → 両手剣

GM:うっ微妙…
GM:だがこれで殴る!
楠一重:全然当たり引かないなこいつ…
”シグナルインテル”:12dx7-4
DoubleCross : (12R10-4[7]) → 10[1,2,2,2,2,5,6,6,6,8,8,10]+10[5,8,8]+4[2,4]-4 → 20

GM:ヒーッ!達成値も微妙!
百代まりあ:うわ~っ 暴走しているから受けるしかない~~ なんてことだ~~
神楽 和樹:ドッジ!
神楽 和樹:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[2,3,5,8,10]+4[4] → 14

神楽 和樹:ぎゃおー
楠一重:回避!!
楠一重:8dx+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 10[2,2,2,3,4,5,5,10]+8[8]+1 → 19

楠一重:んぎゃあああ!!
百代まりあ:楠ーーッ
神楽 和樹:またもや…
GM:どっちにする!楠!受けるか避けるか!
楠一重:躱した方がかっこいいから躱す!!
GM:ではかわしなさい
楠一重:神楽さんのロイス昇華して振りたし!
楠一重:19+1d10
DoubleCross : (19+1D10) → 19+10[10] → 29

楠一重:なんでやねん!
楠一重:回避成功!
神楽 和樹:失礼。先ほどのレッドテンペストによるHP減少忘れてたのでいま振ります
GM:あ、どうぞ~
神楽 和樹:10-1d10
DoubleCross : (10-1D10) → 10-8[8] → 2

GM:ダメージ!
GM:3d10+11
DoubleCross : (3D10+11) → 18[6,9,3]+11 → 29

百代まりあ:死!百代家のロイス切って蘇生!
神楽 和樹:吹っ飛んだ~。目の前にいるシグナルインテルへ 有為/〇肖像権! でロイス結んで昇華!
”シグナルインテル”:カメラのレンズが複眼の昆虫の目のように蠢く。
”シグナルインテル”:再び紙片の嵐が三人を襲う。
”シグナルインテル”:先ほどよりも正確性を失った攻撃だ。しかし、精神汚染は先ほどよりも強い。
楠一重:バスッ!ズバッ!!
楠一重:紙片を切り刻みながら耐える!
百代まりあ:「う、うぅっ……!」
百代まりあ:バランスを崩して数歩よろめく。
楠一重:「ッ!まずい!百代が!」
楠一重:フォローを回せるほどの余裕はない!
百代まりあ:ばつん!と音を立ててボタンがはじけ飛ぶ。
百代まりあ:既に外から見てもはっきりと分かる変化。身体の一部が元の数倍以上に大きくなっている。
神楽 和樹:「さらに…!?」
楠一重:「見てんじゃないごるぁ!!」
神楽 和樹:「わかってるよ!」
神楽 和樹:顔をそむけ。吹っ飛んだボタンが後頭部に当たる。気まずい
百代まりあ:「お……重い……」
百代まりあ:ふらついて、楠さんにしなだれかかる。
百代まりあ:「う……一重……」
楠一重:「しっかりしなさいよ……相手もそろそろ限界のはずなんだから……!」
楠一重:支えながらなんとか立たせようとする。
百代まりあ:「貴女…………」
百代まりあ:胸元に手を伸ばし、
百代まりあ:「……タイが曲がっていてよ」
百代まりあ:緩んだネクタイを結び直す。
楠一重:「……」
楠一重:顔と顔が近づき
百代まりあ:「ふふ……可愛らしいわね、一重……」
百代まりあ:熱い吐息。普段とまるで違う、妖艶さすら感じさせる微笑。
楠一重:「べ、別に……年下のまりあになんて」
楠一重:「ドキドキしたり、しないんだから……」
楠一重:頬を紅潮させる。
百代まりあ:「ふふ……意地っぱりなんだから……」
百代まりあ:頬に手を添えて。
百代まりあ:「そういうところが可愛らしいのよ……?」
楠一重:「……そ、そんなことっ……きゃ……」
楠一重:すっかり空気に呑まれている
神楽 和樹:「誰か王子呼んできて~!」と叫んだら
GM:と、その二人の間を割って入るように
GM:男が吹っ飛ばされてくる。
キース・ヴァレンタイン:「アーウチ……おーい、二人きりの時にしてくれー」
キース・ヴァレンタイン:「妬いちまうぜそういうことされると。」
楠一重:「……っ!」
楠一重:バッと離れて
楠一重:「言われなくても……!こっちだって、茶番はもう十分なんだから」
百代まりあ:「……?」目を瞬いて。「あら……? 今何か……?」
キース・ヴァレンタイン:「持って後ちょっとだ。これ以上は死人が出る。」
キース・ヴァレンタイン:「……参加者側にな。」
楠一重:「分かってる……決めてくるから」
楠一重:「色々、その」
楠一重:「かっこ悪いところ見せた分、決めるところも見てなさい」
楠一重:「あ、アンタに見ててほしいから」
キース・ヴァレンタイン:にっと笑って立ち上がる。
楠一重:百代さんをキースくんにあずけ
楠一重:敵に向かって、駆け出す!
GM:手番!楠さん!
楠一重:手番参ります!
楠一重:マイナーで破壊の爪+ハンティングスタイル+ブラッドコントロール
GM
■エンゲージ
(神楽)―(10m)―(楠、百代、”シグナルインテル”)

楠一重:メジャーでコンセ+渇きの主+獣の力!
楠一重:更に超侵蝕!
楠一重:接敵からの白兵攻撃!対象は”シグナルインテル”!
GM:こい!
楠一重:11dx7+14
DoubleCross : (11R10+14[7]) → 10[1,2,2,3,5,6,8,10,10,10,10]+10[1,4,5,7,8]+10[6,7]+3[3]+14 → 47

楠一重:オッケイ!
”シグナルインテル”:ドッジ!
”シグナルインテル”:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[1,1,1,6,6,10]+6[6] → 16

”シグナルインテル”:パフェコン使っても足りねえ!
楠一重:5d10+32
DoubleCross : (5D10+32) → 29[10,7,7,2,3]+32 → 61

楠一重:装甲貫通!
”シグナルインテル”:それは…死ぬ!
”シグナルインテル”:完全撃破だ!復活もなし!
楠一重:ザシュッ!!バシュッ!!
楠一重:舞い飛ぶ紙片を切り裂き、真っ直ぐに迫り
楠一重:ギャルザシュッ!!
楠一重:コマのようにターンし、両腕に展開した赤い刃で
楠一重:敵の足元を切り裂く!
”シグナルインテル”:『ギ』「イ」【ーー】「ーーーッ」
”シグナルインテル”:バキバキ バキッ!!!
”シグナルインテル”:膝から先が吹き飛ぶ。バランスを崩し地面に倒れたところに、
楠一重:「どこの誰に見られようと」
楠一重:「知ったことじゃあないけれど」
楠一重:「何を見せるかは、私が決める」
楠一重:「――アンタが見るのは」
楠一重:「血みどろの!地獄だけ!!」
楠一重:ずばしゅ!!
楠一重:崩れ落ちる背中を貫いて
楠一重:「でぇえええええええええ!!やっ!!!!」
楠一重:ざしゅっ!!
楠一重:X字に切り開き、引き裂く!
”シグナルインテル”:血は噴き出ない。代わりに無数の紙片と写真が飛び出して周囲に舞う。
”シグナルインテル”:『見』【見見見】「あれ」《見》〈見見見見〉
楠一重:「眠ってなさい」
楠一重:「せめて、いい夢でも見れるようにね」
”シグナルインテル”:「僕は」『見見見』【見】「何を」〈見見〉
”シグナルインテル”:「見たかったんだっけ」
楠一重:カン、と残骸を蹴って
楠一重:血の刃を収める。
”シグナルインテル”:ジーーーーーー   カチッ
”シグナルインテル”:テープが止まる音。
”シグナルインテル”:ジャームも、そのまま動かなくなった。
百代まりあ:「…………」祈る様に、胸に手を置いて、少しだけ目を伏せる。
百代まりあ:やがて顔を上げて。「……これで、一件落着かしら」
神楽 和樹:「ふぅ」かつん、と杖をつけば。その形は先ほどのライフルへ戻って
楠一重:「ええ、片付いたはず……だけど」
楠一重:周りの参加者を見渡す
GM:周りの参加者の動きも止まり、《ワーディング》の影響で崩れ落ちる。
キース・ヴァレンタイン:「………ホ。」
キース・ヴァレンタイン:一息吐く
キース・ヴァレンタイン:「助かったぜ。人間の相手はキツいな。」
神楽 和樹:「お疲れ、ヒーロー」背後で戦い抜いたキース君へ言葉をかける
神楽 和樹:「ご褒美くらいはもらえる活躍じゃないか?」
百代まりあ:「ええ、とても助かりましたわ」
キース・ヴァレンタイン:「サンキュー。」納刀する。「後は負傷者の手当てを頼むぜ。やりすぎてなきゃいいが…」と言いかけたところで
楠一重:「……ま、まあ、よくやったんじゃないの」
楠一重:ぎこちなく前に出てきて
楠一重:「……」
キース・ヴァレンタイン:「ご褒美かい?」
楠一重:「ほ、欲しいっていうなら」
楠一重:「考えとく」
楠一重:「……かっこよかった、から」
キース・ヴァレンタイン:「欲しいに決まってる。」
キース・ヴァレンタイン:「何貰えるか楽しみにしとくぜ。」
楠一重:「~~っ!」
楠一重:ちらっと百代さんと神楽さんの方を見て
百代まりあ:「……」興味津々の様子で二人の話をじっと聞いている。
楠一重:「いつもは言ってないけど」
楠一重:「かっこいいって……そう思ってるからね!いつも!」
楠一重:「今はとりあえず、それ、言っておくから!」
楠一重:ずかずか去っていく
キース・ヴァレンタイン:「……。」それを見送った後、百代の視線に気づく
神楽 和樹:「……よかったなぁ」
百代まりあ:「やっぱり楽しい人ね、一重は」
百代まりあ:「それに、可愛らしいわ」キースさんに。
百代まりあ:「でしょう?」
キース・ヴァレンタイン:「あげないぜ?レイディ。」
百代まりあ:くすりと笑う。「もしわたくしが欲しがっても」
百代まりあ:「無理よ。一重はあなたが大好きみたいだもの」
百代まりあ:「違ったかしら?」
キース・ヴァレンタイン:「そりゃ嬉しい。俺もだからな。」
キース・ヴァレンタイン:笑って楠の後を追う
GM:―――――
GM:バックトラック!
GM:Eロイスは三つ。
GM:囚人の鳥籠、マジカル☆リクエスト、妄念の姿
GM:でした!
GM:振りたい方はどうぞ!
百代まりあ:振っちゃう!
百代まりあ:127-3D10
DoubleCross : (127-3D10) → 127-16[6,7,3] → 111

百代まりあ:1倍振り!
百代まりあ:111-4D10
DoubleCross : (111-4D10) → 111-15[1,2,3,9] → 96

百代まりあ:ヤッタネ
GM:あっぶねえ!
楠一重:ふるふるー
楠一重:114-3d10
DoubleCross : (114-3D10) → 114-19[8,4,7] → 95

楠一重:そして素振り!
楠一重:95-3d10
DoubleCross : (95-3D10) → 95-24[8,7,9] → 71

楠一重:5点ヨシ!
神楽 和樹:振っとこう
神楽 和樹:114-3d10
DoubleCross : (114-3D10) → 114-17[10,1,6] → 97

神楽 和樹:97-5d10
DoubleCross : (97-5D10) → 97-23[7,1,8,5,2] → 74

神楽 和樹:よし5点ラインで帰還
GM:全員帰還だ!おめでとう!
GM:というわけでさっと経験点渡してからED行きます。
GM:シナリオ点5点。いつもの5点。Eロイス3点。
GM:13点に侵蝕点足して…
百代まりあ:18!
神楽 和樹:18点いただきます
楠一重:18!
GM:■経験点
森田さん:18点
すきゃっとさん:18点
EXstさん:18点
GM猫口@:19点

GM:以上!お渡しします!&いただきます!
GM:ではEDに行きましょう
GM:―――――
GM:合同ED
GM:―――――
GM:大N市臨海展示場
GM:臨海公園
GM:―――――
GM:プァーーーー と汽笛の音が遠くから響いてくる。
GM:凍えるような海風が吹く。公園の芝が揺れる。
GM:現在展示場内部は処理班が立ち入っており、
楠一重:白い息を吐きながら、それを眺めている。
GM:参加者の治療と記憶処理に努めている。
GM:一件を片付けた戦闘班は、
GM:既に帰った者、寄り道してから帰る者、と自由に解散している。
GM:君たちも治療と報告を終え、とりあえず自由にしていいと言われている。
楠一重:「それで、その」
楠一重:埠頭のベンチに座り、傍らのキースくんに視線を送る。
楠一重:「えーっと……ああ、もう」
楠一重:「暫く会えて無かったから、どこから話せばいいのよ……」
楠一重:「ほ、他の女に目移りとかしてなかったでしょうね」
キース・ヴァレンタイン:「目移りなんてしないさ。相も変わらずゾンビ退治してたからな。」
キース・ヴァレンタイン:「……連絡取れない間は、どうしてた?」
楠一重:「こっちだって任務よ。今回のは、ちょっと、特殊だったから」
楠一重:「通信が繋がらないような場所にいただけ」
キース・ヴァレンタイン:「デートを楽しむ暇もないな、俺たち」苦笑する
楠一重:「今更それ?気付くの遅いっていうのよ」
楠一重:「どのみち、当たり前の2人にはなれないでしょ。違う?」
楠一重:こちらも苦笑して。
キース・ヴァレンタイン:「………ま、そうだよな。」
キース・ヴァレンタイン:バッグからシリンジガンを取り出し、首筋に当てる。
キース・ヴァレンタイン:薬液を注射。欠かせない日課だ。もしやらなければ理性のないゾンビになる。
楠一重:「……」
楠一重:「体は、どうなの」
楠一重:薬液が注入される音を傍で聞きながら、尋ねる。
キース・ヴァレンタイン:「変わらず。」
キース・ヴァレンタイン:「でも、この身体だからこそやれることもある。」
楠一重:「だからって、無理しないでよ」
楠一重:「他人のことばっかりになってちゃ、意味ないじゃない」
キース・ヴァレンタイン:「そっくりそのまま返すぜ。」
キース・ヴァレンタイン:「連絡がない間に一度電話したら看護師が出たぞ。」
楠一重:「……」
キース・ヴァレンタイン:「どのくらいの傷だ?」
楠一重:「別に、大したことない」
楠一重:「平気よ、かすり傷」
楠一重:やや声が上ずる。
キース・ヴァレンタイン:「………」
キース・ヴァレンタイン:「似たもん同士だな、俺たち。」
楠一重:「っ」
楠一重:そのどこか寂しげな横顔に
楠一重:言葉を詰まらせる
楠一重:「……仕方ないじゃない」
楠一重:「UGNは機密組織で、私はその戦闘員」
楠一重:「部外者に話せないことだって、いくらでも……」
楠一重:「……」
楠一重:そこまで言って、首を振る
楠一重:「違う」
楠一重:「そんな事言いたいんじゃない。今日は」
キース・ヴァレンタイン:「……ああ。」
楠一重:「……キース」
楠一重:頬に手を触れて、その顔をこちらに向かせる
楠一重:「私たち、本当に似た者同士よ」
楠一重:「何もかも失って、それでも戦うために、自分の命しか担保に出来るものがなくて」
楠一重:「他人に心配されるっていうのが、どういうことなのか……ずっと分かってない」
楠一重:「ううん、分かろうとしてない」
楠一重:「でもきっとそれじゃダメだって……私は、思うようになった」
キース・ヴァレンタイン:「…。」じっと楠の目を見返す
楠一重:「……心配かけてごめんね」
楠一重:「好きじゃないなんて、言ってごめん」
楠一重:「私はもっと、アンタのこと、大事にするから」
楠一重:「だから……」
楠一重:じわっと片目に涙が滲む
楠一重:「一緒にいても、いい?」
キース・ヴァレンタイン:「………。」バッグから、また何かを取り出す。
キース・ヴァレンタイン:真新しい鍵だ。
楠一重:「?」
楠一重:涙目でキョトンとした表情
キース・ヴァレンタイン:「今までずっとホテル暮らしだったけどな、日本に引っ越すことにした。」
キース・ヴァレンタイン:「第3区画にな。」
楠一重:「!」
キース・ヴァレンタイン:「大事なものはやっぱ手元にあったほうが安心するよな?」
キース・ヴァレンタイン:「俺もヒトエのことを大事にする。」
キース・ヴァレンタイン:「戦いを辞めるなんてことは出来ないけど」
キース・ヴァレンタイン:「傍で戦うくらいはしたい。」
キース・ヴァレンタイン:鍵を楠に握らせる。
キース・ヴァレンタイン:「受け取ってくれ。」
楠一重:「……うん」
楠一重:ぎゅっと、鍵を握り込んで
楠一重:「ちゃんと帰ってきなさい」
楠一重:「私だって、キースの所に帰ってくるから」
キース・ヴァレンタイン:「ああ。」
楠一重:「約束よ」
キース・ヴァレンタイン:にっと笑う。
楠一重:「…………」
楠一重:肩を預けて
楠一重:「…………好き。」
キース・ヴァレンタイン:「俺も。」
百代まりあ:「………………」
楠一重:「ん……?」
百代まりあ:じぃ…………っと。
百代まりあ:二人の様子を、すぐ近くでまじまじ見つめている。
楠一重:「ぎゃわ!?」
百代まりあ:「……あら?」
百代まりあ:「ああ、ごめんなさい」
百代まりあ:「続けて頂戴」
楠一重:しばらく惚気けていたこともあり
楠一重:全然気付かなかったので飛び上がる。
キース・ヴァレンタイン:「……あー、俺も気づかなかった。」
楠一重:「今日!何回目よ!これ!!」
楠一重:「続けられるか!見世物じゃないこのこんこんちき~~!!」
楠一重:顔を真赤にしてほっぺをつねりあげる。
百代まりあ:「そうなの……?」つねられながらがっかりした顔。
キース・ヴァレンタイン:「悪いな。ヒトエといるとどうしてもヒトエばっか見てる。」
楠一重:「アンタもそういう恥ずかしいこと言うな!!」
百代まりあ:「しないの?」
百代まりあ:「キスとか……」
楠一重:「!」
楠一重:「き、すっ……」
楠一重:「……もぎゃーーーーー!!」
楠一重:ぎゅむぎゅむぎゅむぎゅむ
百代まりあ:「いたいわ」
百代まりあ:「一重、いたいわ」
キース・ヴァレンタイン:「おーい、よせって。それ以上やるとトルコアイスみたいになっちまう。」
楠一重:「うるっさい!はんぺんみたいになるまで伸ばしてやる!!」
神楽 和樹:「こら、百代の顔が戻らなくなるからやめろって」
楠一重:「……!」
楠一重:手を離して
楠一重:「あ、アンタも、聞いてたんじゃないでしょうね」
楠一重:現れた神楽さんを指差す。
神楽 和樹:「聞いちゃいねーよ。さっきまで自販機探してたんだからな」
神楽 和樹:ホットドリンクの缶を各々へ手渡して
キース・ヴァレンタイン:「サンキュー。」コーヒー缶を受け取って飲む。
百代まりあ:「大丈夫よ、一重」
百代まりあ:「わたくしも……」
百代まりあ:「ちょっとだけしか聞いていないわ」
百代まりあ:「『暫く会えて無かったから、どこから話せばいいのよ……』」
百代まりあ:「の辺りからだけよ」
楠一重:「全部じゃない!ほぼ全部でしょそれ!!」
楠一重:「んぐっんぐっ……熱っつ!!」
楠一重:のたうち回っている
キース・ヴァレンタイン:「一気に飲むなって……焦りすぎだ。」
楠一重:「うう……」
楠一重:「覚えときなしゃいよ……百代まりあ……」
楠一重:舌をひりひりさせつつ、逆恨みのめつき。
百代まりあ:両手で缶を握り、おしるこを一口飲んで。「あたたかいわ」
百代まりあ:「でもさむいわ」
百代まりあ:冷たい海風に吹かれて、長髪がばさばさと暴れ回っている。
神楽 和樹:「もう日も落ちてるからな……」
神楽 和樹:腕時計を確認。いい時間だろう
神楽 和樹:「ま、内容はともあれ。2人がちゃんと話せたならいいことだ」
キース・ヴァレンタイン:「……ああ。話せてよかったよ。渡したいもんも渡したしな。」
百代まりあ:「帰りましょうか。お仕事も終わったし……」
百代まりあ:「……あっ」
百代まりあ:ぱし、と両手を合わせて。
百代まりあ:「一重とキースは同じ家に帰るのよね」
百代まりあ:「とっても素敵ね!」
神楽 和樹:「油注がないの」
楠一重:「!?」
楠一重:「ば、バラしてんじゃない!」
百代まりあ:「あっ」口を抑えて。
百代まりあ:「ごめんなさいね」
百代まりあ:「今のは内緒だったわ」
百代まりあ:「和樹も内緒にして頂戴ね、」
百代まりあ:「一重とキースが同じ一つ屋根の下に住むだなんて……」
百代まりあ:「絶対に誰にも話してはだめよ」
神楽 和樹:「わかった。わかったから抑えてあげて」
楠一重:「べ、別に一緒の家に戻るからって、その、あれよ」
楠一重:「えっちな事とかするわけじゃないんだからね!!」
楠一重:目つきがぐるぐるしている
キース・ヴァレンタイン:「……別にそれは言う必要ないんじゃないか?」楠に
楠一重:「あっ……」
楠一重:「いや、そういう事を……意識してるんじゃなくて……うう、うぐぅー」
楠一重:「アンタほんとに次あった時覚えてなさいよ!」
楠一重:「百代まりあ!!」
百代まりあ:「? ええ!」
百代まりあ:「またお会いしましょうね」
百代まりあ:「楽しみにしているわ!」
キース・ヴァレンタイン:「……敵わねえなこりゃ」百代の押しに負けたように肩を竦める
キース・ヴァレンタイン:こちらも少々顔が赤い。
楠一重:「うう……くぅ」
楠一重:何も言えず、肩をいからせている。
神楽 和樹:「……とりあえず、二人で帰っとけ。いつまでも体冷やすもんじゃない」
楠一重:「言われなくても、帰る!」
楠一重:のしのし駅の方へ去っていく。
キース・ヴァレンタイン:「そうするよ。これ以上ヒトエを怒らせないためにもな。」
キース・ヴァレンタイン:「……ありがとな、カグラ。あんたの言葉、参考になったよ。」
キース・ヴァレンタイン:「嫁さんと仲良くな。」
神楽 和樹:「何。ただそっちより、ちょっとだけ長く生きてるだけの男だよ。俺は」
百代まりあ:「わたくしはお友達と会ってから帰ろうかしら」
百代まりあ:「同人誌というものに興味が出てきたわ」
百代まりあ:「いつか自分でも出してみたいわね……」
百代まりあ:「太宰先生の『斜陽』の同人誌とか……」
神楽 和樹:「濃いな……というか、一番今回楽しんでなかったか……」
キース・ヴァレンタイン:「間違いない。」苦笑する。
百代まりあ:「ええ、とっても!」にこりと笑い、
百代まりあ:「それでは、ごきげんよう」
百代まりあ:ぺこりと一礼をして、軽やかな足取りで去っていく。
神楽 和樹:「ああ。気をつけるように」
キース・ヴァレンタイン:手を振って、楠の後を追う
神楽 和樹:去ってゆく各々の背を見送り、残っていた缶の中身を呷る
神楽 和樹:「パートナーは大事にな。……言うまでもないか」
神楽 和樹: 
神楽 和樹:日中にあった活気はなく。暗がりの大通りは、規則的に並ぶ円の光に照らされている
神楽 和樹:その中央を歩く。足下から伸びる影。前から、後ろへ
神楽 和樹:歩いて行く。
神楽 和樹:……後ろへ伸びる影が、引き摺り続けてきた何かのように見えた時もあった
神楽 和樹:それでも歩き続けて。いまは──少しだけ軽くなるくらいには、すり減っただろうか
神楽 和樹:足を止める。人の気配がある
神楽 樹:「──おつかれさま」
神楽 和樹:「ああ」
神楽 和樹:歩く。彼女の隣へ立つ
神楽 和樹:ぐい、と。肩を掴んで寄せた
神楽 樹:「……何かあった?」
神楽 樹:いつも軽薄そうな。伴侶の顔を見上げて
神楽 和樹:「寒いからな」
神楽 樹:「そう」
神楽 樹:それ以上、彼女は何も聞かず
神楽 和樹:歩幅を合わせ、歩き出す
神楽 和樹:歩いて行く。……ここから先へ
神楽 和樹:──最期まで。必ず
GM:―――――
GM:全行程終了
GM:おつかれさまでした!
楠一重:お疲れ様でしたー!!
神楽 和樹:おつかれさまでしたー!
楠一重:楽しすぎたな!
百代まりあ:お疲れさまでした~!
百代まりあ:超楽しかった……
神楽 和樹:よかった……本当に……
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